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2018年02月08日
最近の心理変化(当選率の話)
心理学の世界で言われているこ
いわゆる教科書に載っているものが
時代と共に
変化してしまっているものがいくつもあります。
例えば
当選率に対する中毒性の話です。
心理学の世界では
10個のうち1個当たりがあるようなものは
中毒性を生みやすいと
されています。
もちろん対価が大きければ
その個数が減っても機能します。
同じように
10回ギャンブルに行って
1回勝つような状況で
ヤミツキ性を作ると言われています。
部分強化の心理と言われるものです。
ところが最近の心理変化として
10回に1回では熱中しないことがわかっています。
これは人の損をしたくないと考える損失回避性が高まっていることと
無縁ではないでしょう。
もちろん対価にもよります。
高額な宝くじなどは
100回に1回とか200回に1回でも充分に機能しますが
一般的には
10回に1回と言われていたものが
6、7回に1回に変化していると思われます。
みんな損をしたくないのです。
こうした心理の変化を掴んでいくことが
これからの消費活動や
エンターテイメントの世界でも求められていくと
思われます。
例えば
ガリガリ君の当たりは
昔に比べて下がっている感覚がします。
当選率は企業秘密らしいので
仮に景気や材料費高騰で
20本に1本の当たりが出ていたところ
33本に1本の当たりが出るようにしている
という変化は
実は消費者心理と逆のことをしてしまっているのです。
この「当たり」を魅力的に伝えるなら
この今こそ
当選率を上げてほしい
私は
ガリガリ君を
もっと
食べたーい
という心の声を置いておいても
当たりくじの機能を有効に使うためには
そうした施策も必要かもしれません。
ちなみに
私はメロンパン味にハマっていました。
まあ
景品法という
やっかいな法律があり
当選率は上げられない
裏事情もあるのですが
諸行無常