2018年01月08日

アイデアの科学1 〜アイデアを考え伝えるのは難しい

今の世の中、色々なタイミングでアイデアを求められます。

企業にいてサービスや新商品を考える仕事をしているときだけでなく、

家族に旅行を提案したり、欲しいものを妻や夫に話をするのにも

色々なアイデアが必要になります。

よく言われるのは

なんとなく頭の中でイメージは、あるのだけど相手に伝えられない。

浮かんだアイデアを具体的に説明しようとすると消えてしまう。

アイデアが形になったけど相手を説得できる感じがない…

そんな経験はないでしょうか?

とにかく頭の中でイメージしたアイデアを表現したり、

伝えたりすることは難しいのです。

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アイデアを出す仕事の人は少なからず書店に行って

アイデア発想法や企画の作り方のような本を

探したかもしれません。

本屋さんにはアイデアを作り

それを相手に説明するテクニックを解説した本が複数あります。

しかしそれらの本の多くは企画で活躍する成功者の方が

経験則を中心にまとめられたものです。

そこから多くのことは学べますが

私たちがそのまま真似をして出来るものかどうか

どうも違和感を覚えている。

「違うんだ、こんな難しいことをさせないでくれ」と

私は書店の中心で何度も叫びそうになりました。

そして話のどれもが言われてみると確かにそうなんだけど、

なんか科学的な根拠が不足していて

「なぜそうなるのか」がわからなく

「本当かな〜」と半信半疑で進めなくてはいけないこともある。

どうも違和感をずっと覚えていました。

ポーポー・ポロダクションは心理学の知見を使い

色々なものを作ったり、企業の商品、サービスを改善したり、

アドバイスをしてきました。

様々な場所で多くの人がアイデアについて困っている現場に

立ち会ってきました。

たとえばカーデザイナーを志す学生たちは、

頭の中にとても斬新でおもしろい車のアイデアを持っていましたが

だがそれをうまく表現する方法を知らずに苦しんでいました。

なんか面白いことを考えるなと思いましたが

その思いはけしてまとまることはなかったのです。

またある開発メーカーでは素晴らしい商品の企画ができても、

その素晴らしさをうまく社内で説明できずに困っていました。

彼らは優秀で頭がとても良い。

でもこれでは社内で説得できないだろうなという現場を見てきました。

仮に社内でうまく説明できても

肝心の利用者には伝わらないなということもよくあります。

こうした現場をたくさん見て、

私はアイデアを

脳科学と心理学の科学的な視点で

「作る」こと、

より良いものとして「魅せる」こと、

そして相手にうまく「伝える」こと

を目的としてまとめる本が必要と考えました。

思考のメカニズムにそってアイデアを生み出し、

目的に応じて人を動かす心理テクニックをまとめています。

アイデアを作る初心者でも簡単に理解できるように

専門的な話はできるだけかみ砕いて解説しました。

また中級者、上級者の方が読んでも

新しい発見や深い知見が得られるような

テクニックも多く集めています。

わかりやすくて簡単に読め、

でも読み終わってみると深い知識と使える技が得られている

そんな本を書きたいと思いました。

たとえば「この見せ方が良い」というところで止めずに

「どうしてこの見せ方が良いのか」というところまで

出来るだけ踏み込んで書こうとしています。

また成功者の方法を検証し、一般的に定説とされていることの根拠を探し、

脳科学と心理学を結びました。

仮説を立てて立証していくなどの作業をおこないました。

そして根拠があるもの、もしくは類似効果から同一の効果があると

強く推測できるものをまとめて一冊の本にしました。

個人差があるものもあり、すべての人が納得して

強い効果がでるものばかりではありませんが、

この知識を知っていると知っていないでは

アイデア作りに大きな差がでると思います。

デザインの感性的なものを科学的に紐解こうとした

ロングセラー書籍『デザインの科学』に次ぐ

「アイデア」を科学的に論理的にまとめた本です。

SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書から

1月16日発売予定です。

ぜひ見てください。

ありそうでなかった本

あなたのアイデア作りを見違えるようにする本です。

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障害があると恋心が高まる「ロミオとジュリエット効果」

好きな相手と

「もうあの男と会ってはいけない」

なんて両親に言われると

ちょっと余計に「会いたい」という心理が働きます。

恋愛関係にある男女は

いくつかの障害がある方が、

障害がないときよりも結びつきが

強固なものになると言われています。

これをロミオとジュリエット効果といいます。


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『ロミオとジュリエット』は

シェイクスピアの戯曲のひとつ。

14世紀のイタリアで

モンタギュー家とキャピュレット家が

抗争を繰り広げる中で、

両家のひとり息子ロミオと

一人娘ジュリエットが恋に落ち、

障害を乗り越えて結ばれるという内容です。

好きだが障害で別れなくてはいけない

という不協和(不快感)が生じる場合、

それを解消しようという

強い恋愛感情を持とうとする

心理効果が働いてしまうのです。

両親の反対などの障害は心理では

変えられないので、

乗り越えるために恋愛感情の方が高まってしまう。

そして障害を乗り越えようとする力を

恋愛の深さと錯覚してしまうという心理なのです。

心理学者のドリスコールとリペッツは

140組の恋人同士を対象に

恋愛の満足度に関する調査をおこないました。

その結果、双方の親などがふたりの関係に対して

反対をしているほど、お互いの恋愛満足度は

高いという傾向がみられたのです。

その結果から恋愛は困難な状況があればあるほど

燃え上がるということを明らかにしました。

禁止されるという意味では

禁止されるものをしたくなってしまう

カリギュラ効果という心理効果の要素も

あると思います。


このロミオとジュリエット効果の

おそろしいところは

数ある困難や障害を乗り越えた後

結ばれたふたりが

一年と半年程度の後

ハッと「これって、愛情じゃないかも」と

気づいてしまうことです。

大恋愛で結ばれたふたりが

案外簡単にわかれてしまうのは

こんな「気づき」があるからかもしれません。

こわい

こわい

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ポーポー・ポロダクションという遊び心ある企画を考える仕事をしています/色彩心理/心理学/行動経済学/キャラクターデザイン/企業の問題を心理学を用いて解決する心理学研究者/よく地下鉄のドアに挟まれる/代表書籍「マンガでわかる色のおもしろ心理学」「デザインを科学する」「マンガでわかるゲーム理論」「マンガでわかる行動経済学」「パンダ先生の心理学図鑑」
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