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2015年12月03日
冬虫花
スーパーに行くとシイタケ類を売っている棚に「冬虫」とラベルされた黄色くて細いエノキ茸のようなものが目に留まり、冬虫夏草の一種かと思い値段が安かったので買ってみた。あとで調べてみると、冬虫花と呼ばれる冬虫夏草の夏草の部分だけを人工的に栽培したものだと分かった。味はあっさりしたエノキ茸のような味で、みそ汁や鍋や炒め物に気軽に使うことができる。
もともと冬虫夏草は芋虫に寄生した菌類の一種が芋虫の口から伸びて、苗床となった芋虫の体と椎茸の一種がくっついたもので、中国では古くから漢方薬として使用され、天然物は非常に高額な値段で売られている。
ところが最近では芋虫を使わずにこの椎茸を養殖栽培することができるようになり、これが冬虫花と呼ばれているものの正体だ。栄養的には漢方薬で使用されるものと同じ効能があるらしいが、虫の部分のたんぱく質は差し引かれることになる。
食べた後に特に健康になったという実感はなかったが、普通にシイタケの一種として料理に使う分には使いやすい。これも日本ではお目にかからない食材なので、日本で栽培に成功すれば売れるかもしれないと思った。
もともと冬虫夏草は芋虫に寄生した菌類の一種が芋虫の口から伸びて、苗床となった芋虫の体と椎茸の一種がくっついたもので、中国では古くから漢方薬として使用され、天然物は非常に高額な値段で売られている。
ところが最近では芋虫を使わずにこの椎茸を養殖栽培することができるようになり、これが冬虫花と呼ばれているものの正体だ。栄養的には漢方薬で使用されるものと同じ効能があるらしいが、虫の部分のたんぱく質は差し引かれることになる。
食べた後に特に健康になったという実感はなかったが、普通にシイタケの一種として料理に使う分には使いやすい。これも日本ではお目にかからない食材なので、日本で栽培に成功すれば売れるかもしれないと思った。
価格:7,034円 |
2015年12月02日
中国の柚子
中国では冬になると柚子と言う名前の大型のグレープフルーツがスーパーに並ぶ。「柚子」と言う名前なのだが、日本の柚子とは全く異なる果物だ。まず大きさが日本の柚子が小さいミカンくらいなのに対し、中国の柚子は人間の頭くらいある大きな柑橘系果物だ。
日本の柚子はそのまま食べるのではなく、柚子ぽんなど汁を何かにかけて食べることが多い。しかし中国の柚子は大きな実を包丁で切って食べるのだが、中身の味はグレープフルーツそのものである。これが食べごたえがあって一度に一個は食べきれないほどのボリュームなのだ。
しかも中国の柚子は国産で南方で栽培されているので、輸入物のグレープフルーツより安く手に入る。今日購入したものは一個6元ほどだったから日本円で100円程度である。
この柚子の他にも中国ではよく見かけるが、日本ではあまりお目にかからない果物というのがいくつかある。例えばライチは中国では楊貴妃の大好物としてよく知られているが、日本では冷凍物しか手に入らない。またマンゴスチンは日本でも売られていることもあるそうだが、少なくとも自分は中国に来て初めて口にした。中国の柚子もなぜか日本ではほとんどお目にかかることがない。果物は税関などの障壁があり、なかなか輸出入が難しいらしいので、中国に来たら柚子とマンゴスチンは一度は食べてほしい果物である。
日本の柚子はそのまま食べるのではなく、柚子ぽんなど汁を何かにかけて食べることが多い。しかし中国の柚子は大きな実を包丁で切って食べるのだが、中身の味はグレープフルーツそのものである。これが食べごたえがあって一度に一個は食べきれないほどのボリュームなのだ。
しかも中国の柚子は国産で南方で栽培されているので、輸入物のグレープフルーツより安く手に入る。今日購入したものは一個6元ほどだったから日本円で100円程度である。
この柚子の他にも中国ではよく見かけるが、日本ではあまりお目にかからない果物というのがいくつかある。例えばライチは中国では楊貴妃の大好物としてよく知られているが、日本では冷凍物しか手に入らない。またマンゴスチンは日本でも売られていることもあるそうだが、少なくとも自分は中国に来て初めて口にした。中国の柚子もなぜか日本ではほとんどお目にかかることがない。果物は税関などの障壁があり、なかなか輸出入が難しいらしいので、中国に来たら柚子とマンゴスチンは一度は食べてほしい果物である。
珍味特撰 ゆず型珍味(黄) (5.5 x 5.2cm) 中国製 和食器 料亭 旅館 居酒屋 飲食店 業務用 陶器 価格:399円 |
タグ:中国の果物
2015年12月01日
羋月伝
日本でも放送された『宮廷の諍い女〜後宮甄嬛傳』の主人公を演じた孫儷(ソン・リー)が再び主役を演じる「羋月伝」の放送が始まった。最初の漢字が見慣れない字だが、羊の鳴き声を表す漢字で中国語では「ミー」と読む。中国古代の楚の国の王様の苗字がこの羊に角が生えたような字だったらしい。孫儷(ソン・リー)は目鼻立ちがくっきりしていて中国美人の典型といった面立ちだ。一昔前にサントリーのウーロン茶のCMにも出ていたというから、日本人にはなじみの深い中国人女優かもしれない。
主人公は戦国時代の楚王の娘で、『楚辞』で有名な詩人の屈原と同じ時代の人物というから非常に古い話である。王女なのだが母親があまり身分が高くなかったり皇后にいじめられたりで、不幸な少女時代を送るが次第に宮廷で権力闘争を生き残り秦の始皇帝の先祖になるという人物。
女性が主人公の宮廷大奥の権力闘争物が続いているが、女性同士の権力争いと言うのは陰湿ないじめがあって見ていて非常にいたたまれなくなる。范冰冰の『武則天』とか孫儷(ソン・リー)自身の『宮廷の諍い女〜後宮甄嬛傳』と同じようなストーリーやエピソードが多くなり、やや飽きてきた感じも否めない。
第一話から第三話は身分の低い母親が王の寵愛を受けて妬まれ、王が戦争に出陣している間に皇后により宮廷を追い出され貧乏な酒飲み暴力男に監禁されるという悲惨なお話しだ。今回の主人公はたいへん古い時代の人物でしかもマイナーな人物なので歴史的な文献はほとんど残ってないから、内容はほとんどが史実ではなくて作り話である。もう少し史実に基づいた歴史ドラマを作ってほしいものだ。
下は孫儷(ソン・リー)の前作『宮廷の諍い女〜後宮甄嬛傳』だ。
主人公は戦国時代の楚王の娘で、『楚辞』で有名な詩人の屈原と同じ時代の人物というから非常に古い話である。王女なのだが母親があまり身分が高くなかったり皇后にいじめられたりで、不幸な少女時代を送るが次第に宮廷で権力闘争を生き残り秦の始皇帝の先祖になるという人物。
女性が主人公の宮廷大奥の権力闘争物が続いているが、女性同士の権力争いと言うのは陰湿ないじめがあって見ていて非常にいたたまれなくなる。范冰冰の『武則天』とか孫儷(ソン・リー)自身の『宮廷の諍い女〜後宮甄嬛傳』と同じようなストーリーやエピソードが多くなり、やや飽きてきた感じも否めない。
第一話から第三話は身分の低い母親が王の寵愛を受けて妬まれ、王が戦争に出陣している間に皇后により宮廷を追い出され貧乏な酒飲み暴力男に監禁されるという悲惨なお話しだ。今回の主人公はたいへん古い時代の人物でしかもマイナーな人物なので歴史的な文献はほとんど残ってないから、内容はほとんどが史実ではなくて作り話である。もう少し史実に基づいた歴史ドラマを作ってほしいものだ。
下は孫儷(ソン・リー)の前作『宮廷の諍い女〜後宮甄嬛傳』だ。
価格:29,160円 |