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2015年12月12日

第3回東北アジア比較法学会

本日は中国の吉林省で開催された第3回東北アジア比較法学会に参加してきた。この学会は3年に一度大会が開かれ、日本・韓国・モンゴル・ロシアから数名の学者や法律関係者が招待され公演をする。私がこの学会に参加するのは第二回大会から2回目である。場所は国家検察官学院吉林分校で、建物だけは大学並みに施設が充実して立派で新しくて美しいがあまり使用されている形跡がない会議にはもってこいの場所であった。

今回日本からは北海道大学の尾崎一郎教授と北海道大学名誉教授で明治大学教授の鈴木賢教授が招待講演者であった。尾崎一郎教授は法廷での外国人の扱いや翻訳の問題を発表しておられた。また鈴木賢教授は流ちょうな中国語で性転換をした人の婚姻や、性転換をした人に生まれた子供の認知の問題などについて発表された。

今回の比較法学会から見えてきたのは、以前の日本を近代化の手本としてその法律を学ぶといったスタイルの発表が全くなくなったことである。さらに以前は多かった日本との法律の比較そのものがあまり発表されていなかった。これは日本の国際的地位の低下や経済力の低下、また日中関係の緊張状態により需要そのものが減少していることもあるだろう。また中国の近代化がすでに日本を凌駕しつつあり、日本がすでにモデルたりえなくなってしまったことが関係している。

その代わりにロシアやモンゴルとの貿易や知的財産権を巡る実務的な問題の解決方法についての議論が増加していた。これも現在法廷や法律関係者の間で需要の大きいトピックであり、中国東北地方でのロシアやモンゴルとの貿易量の拡大が関係しているのであろう。また台湾と中国の間では専門に部会が開かれて主に知的所有権について論じられ、確実に中台の関係が密接になっていることが見て取れた。

タグ:中国 法律
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