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2015年12月24日

中国のクリスマス

今日はクリスマス・イブだが、中国ではクリスマス・イブのことを平安夜と呼びクリスマスのことを生誕節と呼ぶ。中国での平安夜はリンゴを送るのが習慣で、これはリンゴのことを萍果(ピングオ)と呼び平和の実という意味があることと、もう一つはアダムとイブの食べた禁断の実がリンゴであったと伝えられることに基づくようだ。

最近ではデパートや飲食店などに日本と同じようにサンタに扮した店員がいたりするが、日本ほどに商業化してはいない。またクリスマスに恋人同士で過ごすという習慣はなかったのだが、最近はクリスマス前後にプロポーズをするのが流行っているらしく、伝統的な七夕やバレンタインデーよりもクリスマスイブに求婚するケースが増えているという。

中国でもキリスト教徒は教会でお祭りをするようだが、それ以外の中国人には特に子供に贈り物をしたりケーキを食べたりといった習慣はない。クリスマスやサンタクロースが中国に入ってきたのは1980年代後半からで、街の中でクリスマスソングが流れるようになったのはかなり最近の事象でありまだまだ中国では新しい祝日である。

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2015年12月22日

春秋航空を初体験

今回の日本帰国は春秋航空の格安便を使ってみました。路線は今年の10月から始まったばかりの長春−大阪線。もともと春秋航空はLCC便で安いのですが、今回は時々春秋航空が出している格安チケットを手に入れました。毎月の9日に販売するサンキュウチケットというもので、なんと999円で片道チケットが手に入ります。実際にはそれに空港使用料金と燃料費代金が加算されるため合計で8299円でしたが、それでもめちゃくちゃ安いです。

ただこの便はいくつか難点があります。まず夜の遅い時間の便だということで、空港に着いた後に身動きが取れないということです。長春を夜の20時50分発で、大阪には次の日の夜中の00時50分着という時間です。真夜中の関西国際空港の第1ターミナルに到着するのですが、関西国際空港では真夜中でも1時間に1便リムジン高速バスが出ていて大阪駅までは行くことができます。大阪駅につくころには真夜中の2時過ぎになりますが、交通機関もなく店も開いてないので朝までネットカフェで暇をつぶすことにしました。あまりお金をかけたくない場合は空港の待合室で朝まで仮眠を取るのもよいでしょう。

春秋航空の便ですが実際に乗ってみると客は半分くらいしか乗っておらず、自分の席の隣2席もあいていたので3席をフラットシートのようにして飛行機内で寝ることができました。機内食や飲み物は有料で缶ジュースやビールやおつまみなどを購入することができます。食事も40元出せば取ることができますが、だれも買っている人はいませんでした。あと少し不満だったのは機内にビデオもテレビ画面もないことで、航路の半分くらいは消灯してしまうので寝ることしかできません。

もし飛行機の中で何かビデオや映像を見たいという場合にはタブレットやパソコンなどを持ち込んで、それにあらかじめインストールしてあるビデオを見ることは可能なようです。一定の高度になるとパソコンは使用できるのですが、ネットはできないのであらかじめ準備しておく必要があります。しかし飛行時間は3時間程度であっという間ですので、やはり寝るのがベストかもしれません。

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タグ:春秋航空

2015年12月21日

火鍋

友人と一緒に火鍋を食べに行ったよ。
火鍋っていうのは日本の水たき鍋とシャブシャブを足したような中国の鍋料理ね。
大きな鍋にいろんな野菜や豆腐やお肉を入れて、ぐつぐつ煮てみんなで食べるととても温まる。
火鍋
今日食べたお店は朝鮮系のお店で少し値段が高いのであまり人は多くなかったけど、その分友達とおしゃべりできてよかったよ。このお店はテレビにも取材されたことがある本格的な朝鮮料理のお店で、味噌を使ったダシが売り。みそ汁を毎日飲めば医者いらずというキャッチフレーズが壁に書いてある。

タレは自分でセルフ方式で醤油やゴマダレやポン酢やなどなどを混ぜて作れるからお好みの味で。
今日はお肉は中国人が好きな骨付きの牛肉だったけど、羊肉のスライスでジンギスカン鍋風もおいしいよ。

冬はやっぱりなべ物に限るね。

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タグ:火鍋

2015年12月20日

中韓自由貿易協定

本日より中韓自由貿易協定が有効になり、同時に中国・オーストラリア間の自由貿易協定も有効となる。どちらかというと中韓自由貿易協定が圧倒的にオーストラリアとの協定より輸出入量を伸ばすだろう。これにより韓国からの化粧品や電気製品がこれまでより中国市場に出回ることになりそうだ。

習近平政権になってからは露骨に日本への敵対感情を煽るテレビ番組やドキュメンタリーなどの宣伝が増えたため、中国市場では日本製品に代わって韓国製品や韓国料理店が増加する傾向にある。ことに化粧品や電気製品などの分野で韓国の進出が目立つ。また硫黄などの肥料などに使用される化学製品も、これまでの日本製品に代えて価格の安い韓国製品が入って来るという。


中国はすでにかなりの数の国家と自由貿易協定を結んでおり、アジアではパキスタン・ASEAN・シンガポール・台湾・香港などと自由貿易協定を結んでいる。胡錦濤政権時には日本とも日中韓自由貿易協定という話があったのだが、習近平政権は日本を冷遇する政策を取っているので日本は外される形で韓国との自由貿易協定が優先して結ばれた。これは習近平の掲げる「一帯一路シルクロード計画」の一部であり、アジアインフラ投資銀行に続き露骨に日本とアメリカを除外する形で経済貿易関係が強化されていくのであろう。

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2015年12月17日

黄石公の伝説

 黄石公というのは劉備の軍師であった張良に「太公望兵書」という兵法の書を授けたとされる伝説上の人物である。張良の伝説では、橋の上で会った老人に落とした靴を拾って来いといわれ拾ったところ5日後に橋で会おうといわれた。そこで五日後に行くと老人がすでに待っており来るのが遅いと言われ、また5日後に会おうと言われた。そこで5日後に朝早く行くと再び老人が待っており、来るのが遅いといわれ5日後に会うことになった。今度は張良は夜の暗いうちから出かけて待っていると、後から老人が来て兵法の書をさずけ「将来は王者の軍師になるだろう」と予言したという。

 ここまでは良く知られた話だが、曲陽という河北省保定市にある町では黄石公に関してさらに詳しい伝説が伝えられている。黄石公は安徽省の黄山に捨てられた孤児だったため黄公と呼ばれるようになった。彼には二冊の著作があり、一つは張良に与えた「太公望兵書」であり、もう一つは「彫刻天書」という彫刻の本であった。「彫刻天書」のほうは曲陽の宋天昊と楊芸源という名の二人の彫刻師に与えた。それで曲陽はいまでも白大理石の彫刻で有名な町となっているという伝説だ。

 これらの伝説が正しいとすると黄石公の活動範囲はかなり広いことになる。まず黄石公が活動の中心としていたのが安徽省の黄山だ。そして張良に出会ったのは江蘇省徐州市の下邳である。そして彫刻の街として知られるのが河北省の保定市である。徐州と黄山はまだ距離的に往来が可能な範囲に見えるが、河北の保定となるとかなり離れているのがやや嘘くさい。だが曲陽の二人の弟子の名前が秦末漢初という古い時代なのにはっきりとしているなど妙に詳細な点もある。はたしてどこまでが伝説で、どこまでが真実なのか気になるところである。

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タグ:黄石公

2015年12月16日

幸せを呼ぶコウモリ

日本ではコウモリというと気持ちの悪い動物という感じを持たれる人が多いと思うが、中国ではコウモリは縁起の良い幸福を呼ぶ動物と見られているのだ。どうしてコウモリが縁起が良い動物なのかしばらくわからなかったのだが、最近テレビ番組を見ていてようやく理由がわかった。

それはコウモリを漢字で書くと「蝙蝠」となるが、これを中国語読みすると「ビエンフー」となり幸福がよって来るという意味になるためだ。日本人にはいまいちわからないかもしれないので、日本人向けにさらに解説すると「蝙蝠」の漢字の左側の虫偏を別の偏に置き変えると「偏福」となる。つまり「蝙蝠」を音読みにするとヘンフクとなり、福が偏在するという漢字と同音になるため縁起が良いのである。

中国ではコウモリは縁起の良い動物としてしばしば図柄や彫刻に登場する。カラフルに描かれることもあるので、てっきりモリハナエのようなチョウチョの図柄かと思うと実は描かれているのはコウモリだったというようなこともある。
コウモリ

ちなみにアメリカのコミックでおなじみのダークヒーローのバットマンは中国語では「蝙蝠侠」という。仁侠の侠の字は中国では困った人を助ける強いスーパーヒーローの意味がある。同様にスパイダーマンは「蜘蛛侠」と漢字では表される。バットマンを「コウモリ男」と呼んだのでは日本人の感覚からはさっぱりかっこよくないが、中国ではなんでも漢字化してしまうのでバットマンは「蝙蝠侠」であり、イメージ的には縁起の良いおめでたいキャラクターなのだ。

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タグ:コウモリ

2015年12月15日

セオドア・ホワイトと中国

今日の中国中央テレビのドキュメンタリーチャンネル「大後方」で取り上げられていたのは、戦時中に中国でタイム誌の記者となったセオドア・ホワイト(中国名:白修徳)であった。セオドア・ホワイトはハーバード大学を首席で卒業し、フェアバンクに師事して中国史を専攻した。卒業後に戦時下の重慶を訪れ、タイム誌の中国特派員として戦時記者となる。
セオドア・ホワイト
1944年には共産党の支配する延安に出向き、ルーズベルトの特使として延安を訪れたハーレーが国共間の調停に奔走する様子を報道している。ハーレーは国共の連合政府を成立させる方向で国共間を往復したが、蒋介石は連合政府には同意しなかった。しかしハーレーの調停で日本降伏後の1945年には毛沢東を重慶に呼んで国共の停戦を呼びかけた双十協定が結ばれている。

セオドア・ホワイトは戦後に中国から帰国して『Thunder Out of China』というベストセラーとなった戦時下の中国を克明に描いた作品を発表している。この中でもセオドア・ホワイトは国民党の腐敗ぶりに比べて、共産党支配下の延安が楽天的で積極的な雰囲気を作り出していたと共産党寄りの描写を描いている。

2015年12月14日

スティルウェルと中国

今日の中国中央テレビのドキュメンタリーチャンネルの番組「大後方」で取り上げられていたのはアメリカから中国に派遣された軍参謀のスティルウェル将軍であった。スティルウェルと中国とのかかわりは古く、1911年の辛亥革命前後にも一度派遣されている。1920年には中国語を学び再び中国に派遣され情報活動を行い、日本のシベリア出兵などの情報を探っている。また1926年から1929年までは再び中国に派遣され、日本と張作霖の関係などについて報告を行っている。つまり、一貫して中国での情報活動に当たっていたことが第二次世界大戦中に再度中国に派遣された理由であった。
スティルウェル
スティルウェルは1935年から1939年に蒋介石の参謀長として再び中国にもどるが、蒋介石とはたびたび作戦上の意見が合わずに衝突し二人の関係は険悪な状態であった。さらにスティルウェルはアグネス・スメドレーからの影響で共産党軍への共感を抱いており、共産党軍へ物資の配分などを行っていた。米国にもたびたび蒋介石の無能を訴えたため1944年にはルーズベルトが蒋介石にスティルウェルに作戦の実権を手渡すよう迫り、これに対し蒋介石はスティルウェルの解任を要求。結局はルーズベルトが譲歩してスティルウェルを解任した。

スティルウェルの作戦で有名なのは中国ビルマ遠征軍の結成で、1943年からインドやビルマから中国人を率いて日本軍と戦闘した。この中国ビルマ遠征軍を率いていた中国側の孫立人将軍は、後に蒋介石からクーデターの容疑を掛けられて軟禁されるがこれも孫立人とスティルウェル背後にいた米軍との密接な関係を危惧してのことであった。

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2015年12月13日

中国内陸部のB−29基地

今日の中国テレビのドキュメンタリーチャンネルの番組「大後方」では中国内陸部に建設されたB-29の基地が取り上げられていた。太平洋戦争末期におけるB-29の日本空襲のための基地として、中国内陸の重慶・成都・昆明などに巨大な滑走路が建造された。飛行機はインド経由で飛来し、長い航続距離を利用して日本本土まで爆撃した。

中国では中学生の子供たちや子供を背負った婦女までが滑走路建築に動員され、お碗一杯の臭い飯と大根に塩を欠けたおかずだけで働かさせられた。B-29は大型の航空機だったため滑走路も大変に長く、滑走路の舗装に用いるローダーも人力で押していたため、下り坂などでローダーが暴走して人がひかれてしまう事故が発生したという。

米軍陸軍航空隊21連隊の延べ1000機以上のB−29が日本を空襲し、1944年6月には成都から飛び立ったB-29が八幡製鉄所などを爆撃した。ただ中国内陸からの爆撃は燃料を大量に消費し燃料を確保することが困難なため、後にはグアムやサイパンなどの太平洋側からの爆撃が多くなる。日本側はレーダーがあまり整備されていなかったことや高高度を高速で飛ぶB-29を迎撃するのが困難であったことなどがあり、B-29の空襲で本土のインフラは壊滅状態になった。

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2015年12月12日

第3回東北アジア比較法学会

本日は中国の吉林省で開催された第3回東北アジア比較法学会に参加してきた。この学会は3年に一度大会が開かれ、日本・韓国・モンゴル・ロシアから数名の学者や法律関係者が招待され公演をする。私がこの学会に参加するのは第二回大会から2回目である。場所は国家検察官学院吉林分校で、建物だけは大学並みに施設が充実して立派で新しくて美しいがあまり使用されている形跡がない会議にはもってこいの場所であった。

今回日本からは北海道大学の尾崎一郎教授と北海道大学名誉教授で明治大学教授の鈴木賢教授が招待講演者であった。尾崎一郎教授は法廷での外国人の扱いや翻訳の問題を発表しておられた。また鈴木賢教授は流ちょうな中国語で性転換をした人の婚姻や、性転換をした人に生まれた子供の認知の問題などについて発表された。

今回の比較法学会から見えてきたのは、以前の日本を近代化の手本としてその法律を学ぶといったスタイルの発表が全くなくなったことである。さらに以前は多かった日本との法律の比較そのものがあまり発表されていなかった。これは日本の国際的地位の低下や経済力の低下、また日中関係の緊張状態により需要そのものが減少していることもあるだろう。また中国の近代化がすでに日本を凌駕しつつあり、日本がすでにモデルたりえなくなってしまったことが関係している。

その代わりにロシアやモンゴルとの貿易や知的財産権を巡る実務的な問題の解決方法についての議論が増加していた。これも現在法廷や法律関係者の間で需要の大きいトピックであり、中国東北地方でのロシアやモンゴルとの貿易量の拡大が関係しているのであろう。また台湾と中国の間では専門に部会が開かれて主に知的所有権について論じられ、確実に中台の関係が密接になっていることが見て取れた。

タグ:中国 法律
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