2015年10月21日
西安の思い出(1)大雁塔
西安には三年前にやはり仕事で二回ほど訪れたが、これまで訪れた中国の都市の中では一番魅力的な都市だった。というのも日本の京都と同じく各地に唐代の遺跡などがあり、歴史ロマンを感じさせるからだ。日本人にとっても遣唐使の阿倍仲麻呂や真言宗の空海などが留学した都市として馴染みの深い場所である。残念ながら仕事の日程上ゆっくり観光する時間はなく、幾つかの観光スポットをたまたま通りかかった程度だったがそれでも十分に古都の魅力を味わえた。
泊まったホテルのすぐ近くにあったのが玄奘三蔵法師のために建てられたという大雁塔である。三蔵法師といえば西遊記で有名だが、西遊記は日本でも中国でも何度もテレビドラマ化された今も人気のある冒険物語だ。マンガのドラゴンボールも主人公が孫悟空という名前であることからわかるように、初期のころは西遊記から取られたネタが多かった。
大雁塔の周囲は広い公園となっており、夏場の夜には噴水のショーや夜店が出てたくさんの観光客が訪れる。
西遊記のテレビドラマといえば日本なら日本テレビで1978年に放映され、夏目雅子が三蔵法師で堺正章が孫悟空を演じたものが名作だ。中国なら中央テレビで1986年に放映され、汪粤が三蔵法師を六小齢童が孫悟空を演じたものが評判が高い。ことに中国版の孫悟空を演じた六小齢童という人は伝統芸能の一族出身で、曽祖父の代から代々舞台で孫悟空を演じてきたという人物だ。日中の西遊記のドラマを比べてみるのも面白いだろう。
こちらは日本版西遊記。
こちらは中国版西遊記。
大雁塔のすぐそばに大唐芙蓉園という大きな池を中心とした公園があるが、こちらは入場料がいるためかさほど観光客は多くはない。この公園の建物は全て最近になって建築されたもので、唐代の遺跡の上にあるとはいえ景色が映画のセットのような人工的な不自然さを感じさせるのがいまいち人気のない原因だろう。その南にある曲江池遺跡のほうは無料で入れるので市民の散歩コースとなっている。
泊まったホテルのすぐ近くにあったのが玄奘三蔵法師のために建てられたという大雁塔である。三蔵法師といえば西遊記で有名だが、西遊記は日本でも中国でも何度もテレビドラマ化された今も人気のある冒険物語だ。マンガのドラゴンボールも主人公が孫悟空という名前であることからわかるように、初期のころは西遊記から取られたネタが多かった。
大雁塔の周囲は広い公園となっており、夏場の夜には噴水のショーや夜店が出てたくさんの観光客が訪れる。
西遊記のテレビドラマといえば日本なら日本テレビで1978年に放映され、夏目雅子が三蔵法師で堺正章が孫悟空を演じたものが名作だ。中国なら中央テレビで1986年に放映され、汪粤が三蔵法師を六小齢童が孫悟空を演じたものが評判が高い。ことに中国版の孫悟空を演じた六小齢童という人は伝統芸能の一族出身で、曽祖父の代から代々舞台で孫悟空を演じてきたという人物だ。日中の西遊記のドラマを比べてみるのも面白いだろう。
こちらは日本版西遊記。
価格:13,880円 |
こちらは中国版西遊記。
価格:1,550円 |
大雁塔のすぐそばに大唐芙蓉園という大きな池を中心とした公園があるが、こちらは入場料がいるためかさほど観光客は多くはない。この公園の建物は全て最近になって建築されたもので、唐代の遺跡の上にあるとはいえ景色が映画のセットのような人工的な不自然さを感じさせるのがいまいち人気のない原因だろう。その南にある曲江池遺跡のほうは無料で入れるので市民の散歩コースとなっている。
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