疾風勁草

おかげさまで体調は全快です
ご心配いただき誠にありがとうございました！

さて、現在青森県ではインターハイが行われている訳ですが、
遠路はるばる皇太子さんが来ています。
※様・殿下と書かないのは敢えてです。
　同じ人間ですから、特別扱いする気はありません。

ちょうど私が通うＰＣ学校は皇太子さんの移動ルート上にあったのですが、
来訪の前にあるお達しが警察さんから
「ベランダに出るな」とのことでした。
６階(７階だったかな？)建てなので、ベランダに立ってしまうと、
我々のような凡人が、
気高き皇太子サマを見下ろす形になり大変無礼極まりない
・・・らしいです　ふ〜ん。
戦前戦中を生きた方には天皇並びに皇族の方々は精神的支柱として、
重要な存在なのかもしれません。
しかし神ではなく人になってからの天皇しか知らぬ世代に育てられた私には
いまいちピンと来ません。
とはいっても、今実際に存在している皇族の方々を、
「じゃあ今日から天皇制度辞めます」って訳にもいかないので、
その点は諦めるとして

せめて変えて頂きたいのは税金の使い方。
来訪したその日以降、
皇太子さんが宿泊しているらしいという噂のホテル周辺の警備、
移動時にはルート上すべてに配置されたおびただしい数の警察官。
明らかに青森県の方ではない方たちも多数おり、
道路もパトカーが何十台も忙しそうに走り回っています。
他県からわざわざ応援を要請したようですが・・・・
膨大な警察官の人件費(周辺ホテルはどこもパンパンらしいです)、
走り回るパトカーの燃料費、皇太子さん周辺を固める役人の人件費、
その他諸々、皇太子さん来訪のために支出された雑費・・
これらの出所は全部、税金な訳ですよね。

平時であっても個人的には無意味に近いと思う皇族の来訪
(インターハイの来賓なら金メダリストとか呼んだ方が絶対に喜ばれる)、
特に今は、日本全体が、特に東北は大変な状況下です。
そんな時だからこそ皇族の方の来訪で、と言う方もいらっしゃるでしょうが、
これだけの経費をかけて、物々しい雰囲気で町中を警察官で固め、
様々な道路網を麻痺させてまで来ていただく価値はあるのか？
今求められる税金の投入先は本当にこういうことなのか？

皇太子さんが過ぎ去ったあと、道路でだらだらとたむろしながら、
談笑していらっしゃる警官の輪をいくつも見ながら登校する時に、
そんなことを考えました。

※皇太子さんは呼ばれたから来ただけで何も悪くありません。
自治体や国の予算執行方針に対する不満です。