疾風勁草

南相馬の牛さんから放射性セシウムが検出されちゃいましたね
こうなると気がかりなのが、
待ってましたとばかりに書きたてる新聞！雑誌！！
まるで非常事態であるかのように騒ぎ立てるテレビ！！
そして、それに煽られ、
『福島産の牛肉なんて買えないわ〜』と
さも、それが当たり前のように思いこまされる人たち。。。

風評被害に負けるな！福島牛！！

そもそも今回の件は、福島県相馬市のある農場のある牛さんが、
という話です。
何も相馬市すべての農場が、ましてや福島県産の牛肉すべてが、
ましてやましてや福島県産の食べ物飲み物全部汚染されてる
という話では全然全くありません

マスコミの不安煽りセンセーショナル報道にいちいち惑われていてはいけませんね。
例えば今回であれば、

2300Bq(ベクレル)　と　0.03mSv(ミリシーベルト)

どっちが不安になりますか？？
おそらく前者の方がなんだか危険そうなイメージだと思います。
しかし、実際にこれは同じ意味です。

今回問題になってる牛さんは、
１キロあたり2300ベクレルのセシウムに汚染されているとの報道でした。
ひとえにセシウムといっても原子量によって137だの134だの種類がある訳ですが、
原子炉から漏れるセシウムの中で一番量が多いと思われるセシウム137で計算します。
前回の放射線デマの記事同様、実効線量係数に当てはめて、
ベクレルを生体に対する影響の度合いを示すシーベルト単位に変換します。
肉は吸引ではなく、当然経口摂取するものだと思うので、
セシウム137の経口接種の係数で計算します。その値は1.3×10^-5
従って、
2300×(1.3×10^-5)＝29.9×10^-3
　　　　　　　　　　　　＝0.0299mSv　
以上、2300ベクレルのセシウム137汚染を受けた牛肉を食べることと、
0.03mSvの被曝をすることは同じ意味です。

いつもは大抵、ベクレルとセシウムを並べて報道する傾向があるマスコミさんが、
どうして今回はシーベルト単位ではなく、徹底してベクレル単位で報道しているのか？
私はその点に疑問を投げかけずにはいられません。
0.03mSvは前回記事参照の通り、歯のレントゲン一回にも劣る値です。
更に言うなら、これは１キロ食べた場合の話です。
よほどの大食いでも普通１キロは食べられませんよね。
食べたのが200gだとしたら0.006mSvです。
これはもはや１回や２回食べた程度では０に近い値だと思います。
これが怖い方は胸部レントゲン(0.1〜0.3前後)などは撮らないことをおすすめします。
ちなみに原発事故前の安全基準、年間1mSvに達するためには、
年間33.3キロ食べる必要があり、現在の20mSvを超えるには、
666キロ、0.7トン食べなきゃいけないのです(苦笑)

今回の件が『たいしたことじゃない』と言いたいのではありません。
農家さんにもちゃんとしてもらわないと困ります〓
でも、今回の一件で重大な影響が出る訳ではないということ、
今後気を付けて頂ければ、福島産のものを敬遠する必要はないこと、
強く訴えて今日のまとめと致します。