2017年12月25日
【映画】ハクソー・リッジ これまでとは別の角度で感動する戦争映画
ハクソー・リッジ
【予告】
【あらすじ】
第2次世界大戦中、デズモンドは人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻と父の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可されるが。
【感想】
☆4.5
戦争映画で一番のお気に入りは『プライベート・ライアン』
まず珍しいと思ったのは主人公のデスモンドが衛生兵であること。
これまでの作品と比べて、衛生兵の視点での作品は素直に面白かった。
戦争映画の盛り上がりのポイントとして、一つは戦友の死がある思う。
だが、まぁデスモンドがとにかく救いまくる(笑)
部隊が撤退した後も、単身究明にあたるという強心臓っぷり。
これが実話だというのだから、びっくりする。
物語は大きく前後半に分かれている。
前半訓練キャンプで軍法会議にかけられるまで、
後半は戦地である沖縄、ハクソー・リッジでの戦い。
ちなみにハクソー・リッジとは"弓鋸”の意らしい。
構図としては『フルメタル・ジャケット』に近いものがある。
『フルメタル・ジャケット』もそうだが、前半だけでも1本の作品のレベルの物語になっている。
大学の講義ではハートマン軍曹の射殺までを題材に見せられたりもした。
結局は戦地に行けるんでしょ。と思うながらも、前半パートも見応えがある。
デスモンドの信念の強さには只々驚かされるばかりだった。
銃に触れることすらしないので、当然同期からは煙たがられ暴行も受ける。
それでも、デスモンドの信念が揺らぐことはなく軍法会議の末、
銃を携帯することなく、最前線に駆り出される。
後半の戦争描写の迫力も抜群で良かったです。
そして次々と敵を倒していく活躍劇ではなく、
一切敵を殺さずに戦地を駆け回る様は新鮮でとてもよかったですね。
絶望的な状況であれだけの命を救ったという事実が凄いですね。
敵兵を沢山倒すことだけが英雄でないと実感させられました。
【総評】
感動できる系の戦争映画ですね。
銃弾の雨の中をデスモンドが負傷兵の元を駆け回るという映像に新鮮味のあります。
前半、後半とそれぞれに見応えがある。
後半の戦争シーンは息をのむ迫力がある。
沖縄戦の映画は珍しい?と思います。
戦争映画なので、多少のグロ描写はありますが、感動の方が上回る。
視聴は下記サイトから
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