2017年09月22日
ピロリ菌 除菌 体験談 H ピロリ菌除菌のその後
ピロリ菌 除菌体験談を綴っています。
今回は、
ピロリ菌除菌の結果と
ピロリ菌除菌後の体調です。
〇 ピロリ菌除菌 判定検査
長年自分の胃に居続けたピロリ菌。
ピロリ菌除菌薬のアレルギーの不安もありましたが、除菌を決心しました。
◆ 1週間 ピロリ菌除菌の薬を服用
◆ +2か月後 除菌後の判定検査(尿素呼気試験)
◆ +1週間後 検査結果判明
〇 ピロリ菌除菌 検査結果 陰性
ピロリ菌除菌に成功しました
◆ ピロリ菌 尿素呼気検査 結果の見方
尿素呼気試験では、検査薬(13C-尿素)を服用して呼気の尿素量を調べ、ピロリ菌感染の有無を調べます。
ピロリ菌がいると胃の中の尿素を分解して、アンモニアと二酸化炭素を生成します。
二酸化炭素は呼気中に炭酸ガスとして出されます。
◇ ピロリ菌に感染していれば、呼気に二酸化炭素(13CO2)が多く検出されます。
◇ ピロリ菌に感染していなければ、尿素が分解されないため呼気に二酸化炭素(13CO2)は少なくなります。
ピロリ菌除菌の尿素呼気試験の結果の見方は、二酸化炭素の数値で見ます。
ピロリ菌がいるかどうか、陽性と陰性を分ける境の数値は2.5‰(パーミル、千分率)です。
尿素呼気試験の結果は上のような用紙でいただきました。
今回私は2.5‰未満でしたので、陰性
つまり、ピロリ菌除菌に成功したとなります。
〇 ピロリ菌除菌 成功率を上げる
ピロリ菌除菌は胃炎などの症状がある場合、保険適用です。
除菌に失敗すると薬を変えて、ピロリ菌除菌に再挑戦します。
ただ保険適用は2回目まで。
2回除菌に失敗すると3回目は自費になります。
なるべく1回でピロリ菌除菌に成功したいところです。
そこでピロリ菌除菌の成功率を上げる方法があります。
ピロリ菌除菌の薬を飲む前から、ピロリ菌を弱らせておくのです。
有名なのはヨーグルトやマヌカハニーです。
特にマヌカハニーは抗生物質を使用せず、マヌカハニーのみで除菌に成功した方もいるくらい殺菌効果に優れています。
ピロリ菌除菌薬とマヌカハニーを併用すると、ピロリ菌の除菌成功率が上がるという報告もあります。
マヌカハニーは医療分野で研究が進められている、特別な効能のあるはちみつです。
マヌカハニーはピロリ菌にも有効と発表され注目されています。
他にも健康に良い効果があることから、ブームになって以来、品質に差があるものが出回っています。
購入するときはご注意ください。
市販の安価なマヌカハニーは、はちみつとして食べる分にはいいですが、
効能・効果を期待するならMGO値などを見てから買いましょう。
詳しくは 【マヌカハニーとは? 効能・効果 選び方 飲み方】
こちらの記事もご覧ください
品質にこだわったマヌカハニーを選ぶならこちらもお勧めします。
薬ではないので(はちみつですから)気軽に食べられるし、健康にもいいので、日々の生活に美味しく取り入れられます。
〇 ピロリ菌除菌 除菌後の体調
〇 ピロリ菌除菌薬 服用中
心配した強いピロリ菌除菌薬の副作用はありませんでした。
副作用と思われるのは次の2つ。
◆ お腹が少しゆるくなった。
◆ 口の名が変な味がした。
この2つはピロリ菌除菌ではよくある副作用のようです。
肝心の胃の調子ですが、変わったという実感はありませんでした。
もともとピロリ菌に長年感染していたせいで、萎縮性胃炎になっていました。
そのせいで胃がシクシクする感じがよくありました。
ピロリ菌除菌薬の服用中や服用後もその感覚はあったので、
ピロリ菌除菌の検査結果が出るまで、
「本当に除菌できたのかな」と思っていました。
※萎縮性胃炎とは
萎縮性胃炎とは、慢性的な胃炎が長期間続くことによって、胃酸を分泌する胃腺が縮小してしまい、胃の粘膜が薄くなってしまう病気のことです。
胃の粘膜の萎縮が見られる場合、将来的にがんが発症する可能性が高くなるといわれています。
私の場合、人間ドックで胃のバリウム検査を受けた時に、胃の上部がレリーフ状になっていて、
胃が萎縮していることが分かりました。
毎年受ける人間ドックで萎縮の範囲が広がっており、ピロリ菌除菌をするに至りました。
萎縮性胃炎の原因の多くは、ピロリ菌の感染によるものですが、
ピロリ菌に感染していても、誰もが萎縮性胃炎になるわけではありません。
生活習慣やストレスなども影響するといわれています。
〇 ピロリ菌除菌薬 服用後
ピロリ菌除菌薬を服用してから数カ月経過。
まだ胃の調子がすごくいいというところまでは至っていません。
長年の萎縮性胃炎はピロリ菌除菌をして、悪化する心配は少なくなりましたが、
急に治るわけでもないようです。
ピロリ菌の除菌で、胃を荒らす原因を無くすことはできましたが、
胃炎を治しているわけではないので。
長年の胃炎で萎縮するに至った胃は完全には治らないようです。
以前人間ドックでは、
「ピロリ菌を除菌すれば、胃の調子も2〜3年かけて徐々に良くなっていくよ。」
と言われたので、数年単位で良くなっていくことを期待しています。
〇 ピロリ菌除菌薬 服用後の副作用
ピロリ菌除菌の「除菌後に出る副作用」と言われているものがあります。
逆流性食道炎
※逆流性食道炎とは
胃酸が頻繁に食道へ逆流して食道の粘膜に炎症をひき起こす病気です。
症状は主に胸やけや口の中まで酸っぱい水が上がる感じ、呑酸(どんさん)です。
前にかがんだ時や横になった時、食べすぎた後に強くなるのが特徴です。
ピロリに感染すると、胃の粘膜に炎症が起こり、胃液の分泌が少なくなります。
そのため、ピロリ菌に感染している人には、胸焼けなどの逆流性食道炎はあまり起こりません。
しかし、ピロリ菌を除菌すると、胃の炎症が治り、胃液の分泌も増加します。
ピロリ菌の除菌後、一時的に食道の動きをコントロールしている神経の働きが乱れる事も報告されています。
その結果、ピロリ菌を除菌した半年後くらいに逆流性食道炎が起こりやすいと言われています。
ピロリ菌除菌後の副作用として逆流性食道炎になる確率は5%程度とされています。
逆流性食道炎になった場合は、胃酸を抑える薬などで治療することになります。
〇 ピロリ菌除菌薬 服用後の副作用 自分の体験
今回の自分の体験はピロリ菌除菌の副作用か、元々の萎縮性胃炎のせいか分かりません。
体験の一つとして載せておきます。
とある事情でほぼ通常の食事を控えなくてはいけない日がありました。
ヨーグルトなど食べていたので、そんなに空腹は感じていませんでした。
その日の就寝中、胸から背中にかけて苦しくて起きてしまいました。
翌朝から胃が痛かったので、夜中の苦しさは胃のせいだったのかと思いました。
以前から空腹時に胃の痛みがありました。
薬はあまり飲まないようにしていたので、
普段はとりあえず牛乳を飲んだりして和らげていました。
医師に聞いたところ、
「ピロリ菌除菌後に起こりやすい症状」
と言われましたので、
ピロリ菌除菌をしたことで、症状が強く出たのだと思います。
通常だと胃酸を抑える薬「ガスター10」などを処方されます。
私の場合、アレルギー体質を考慮して
別の胃の粘膜を保護する薬を処方していただきました。
胃カメラ検査の後に出されることが多い薬です。
「アルロイドG内用液」
冷暗所保管 ドロッとした薬です。
美味しくは・・・ありません
〇 ピロリ菌除菌 成功後の注意?
ピロリ菌除菌に成功した方の多くは
胃の調子が良くなります。
それまでのピロリ菌感染で、あまり胃自体が傷ついていなかった場合は
回復が早くなります。
胃が元気になるので、食事がおいしい
栄養の吸収が良くなって、元気が出た
口臭も無くなった
などです。
食欲が出る方も多いようですが健康のためにほどほどに。
胃の検査も継続して受けましょう。