コンセントには極性があるというのを聞いたことがある。
昔から、聞いてはいるが、現実的には、気にしなくても問題なかった。
オーディオの世界では、特に極性を合わせた方が良いといわれている。
この件は、
聞いたことはあるが、関係ないんじゃないの?と思っていた。
いままでは
オーディオ関係のブログを書いていることだし、ネタの一つとしてもう少し真剣に考えてみよう!
決まり事
家の配電盤のブレーカーからは、部屋の壁コンセントに電源が供給されている。 安全面や感電防止などの点から電気工事の際には極性に関する約束事があるようだ。 (詳細、理屈はここでは割愛する)
コンセントには通常2つの電極がある。 LIVE側 と NUTRAL側 である。
LIVE側は電圧の高い方 NUTRAL側は電圧の低い方だ。
電極の開口部の長さも微妙に異なる。 LIVE側は電極の長い方 NUTRAL側は電極が短い。
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電圧の高い方 = LIVE = 電極(穴)の短い方
以上のような決まり事があるという事は、例えば電源ケーブルの被覆が一部むき出しになっていた場合、
@むき出しの部分がLIVE側でここに誤って触れてしまった場合は感電!ビリビリ!
➁むき出しの部分がNUTRAL側でここに誤って触れてしまった場合は感電しない確率が高い
という事になる。
2分の1の確率で感電するかしないかだ!
コンセントの極性確認
検電ドライバーでチェックする方法もあるようだ。
今回は、テスターを使って確認してみる。
テスターを使ったコンセントの極性確認
1. テスターのレンジをAC100V以上にする
2. 片手で
黒のテスター棒の金属部を持つ
3.
赤のテスター棒をコンセントの片側に差し込み電圧を測る
4.
赤のテスター棒を先ほどと反対のもう片側に差し込み電圧を測る
5.
電圧の低い方がコンセントの幅の広い方ならば問題なしちなみに、この測定方法で私の家のコンセントの電圧を測ってみると
電圧の高い方 50V前後 最高76Vと言う数値も出てます。
数字をみてしまうとちょっと怖い!
電圧の低い方 数V〜20Vくらい
テスター棒の
金属部を直接手で触るのは、感電しそうな気がしてならないのだが、
気が進まない方、電気にあまり詳しくない方はテスターでの極性チェックはお勧めしません!感電しなくても、操作ミスでテスターを壊す場合もあります。
テーブルタップとコンセントの極性合わせ
オーディオを機器が増えてくるとコンセントの数が足りなくなってくる。
どうしても、電源タップ、テーブルタップを使いコンセントの数を増やす必要が出てくる。
この場合も、コンセントとテーブルタップの極性を合わせておいた方が、より安全に製品の使用が可能となる。
テーブルタップに
「W」や
「N」と書かれている方がNUTRAL側だこれをコンセントのNUTRAL側に接続する。
テーブルタップと各機器の電源プラグの極性合わせ
電気製品にはヒューズのついた製品がある。通常ヒューズはLIVE側にあり(LIVE側にあることを想定して)、過電流が流れた場合はこのヒューズが切れてヒューズ以降の電源回路は遮断される。この時、電気製品内部、筐体も比較的低電圧になるため感電する可能性が低くなる。
コンセントのLIVE側に電気製品の電源プラグNUTRAL側を差し込んだ場合、ヒューズが切れても製品内部は高電圧がかかったままの部分が存在するので感電する可能性が高くなる。
従って、
テーブルタップと各機器の電源プラグの極性も同様に合わせておいた方がよい!しかし、実際に各機器のプラグ側を確認してみると、極性のない(なさそう)ものも多く、極性の判断に悩むものが多い。
割合的には、製品側でプラグの極性のわかるものは半分以下のように思えた。