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2017年09月12日

日本人のコンテクストの高さにあきれた話

以前、あるサイトで、協力者を募っていたので、応募した。

そのとき、わたしはわたしを「ペトロニウス」と表現して、メールを送った。

そしたら、「ペトロニウスって何ですか」という返事が来た。

わたしはペトロニウスの由来を丁寧に説明してたメールを書いた。

そしたら、「どうして本名を書かないのか」と返事が来た。

どうやら「ペトロニウスって何ですか」というのは「本名を名乗れ」という意味らしい。

わたしは海外で17年ほど生活したが、こんな会話をしているようでは、国際的には通用しない。

本名を名乗って欲しかったら、本名を教えろとメールすれば良いのだ。

直接に要求を言わずに、聞き手に理解させようという態度は、話し手に責任はなく、聞き手に責任があるという態度だ。

要するに、仲間であれば、理解してくれるだろうと期待して話すのだ。

この態度は、閉鎖された社会では通用するが、国際的には通用しない。

思った通り、そのプロフェクトは失敗した。関わらなくてよかったと思う。

実際の日本語の会話においては、多くの辞書に書かれていない意味が使われる。

そのひどい例が「難しい」だ。

辞書に何て書いていようと「難しい」はhardではなくimpossibleなのだ。

仲間かどうかを区別する社会や閉鎖社会では「ぶぶ漬け食べていき」が「はよ帰れ」であってもよい。

しかし、この会話は国際的には通用しない。

わたしの京都人の友人は、いっしょに食事に行くとき、「今日はうどんでもええよ」という。

しかし、その意味は「わたしはうどんが食べたい」なのだ。

コンテクストつまり文脈を理解していなければ、意思疎通ができないのが日本語なのだ。

外国人が日本語を勉強するとき、会話が難しい理由の多くは日本語のコンテクスト依存にある。

「金閣寺へはどうやって行ったらいいですか」

この日本語は正しい。

しかし、この日本語は日本人的ではない。

むしろ「すみません。金閣寺へ行きたいんですが、、、」と聞き手に自己の意図を想像させようとするのが、日本人として日本語として自然である。

もし、日本の国外で「すみません。金閣寺へ行きたいんですが、、、」と言ったら、相手は「そうですか」「なるほど」と答える可能性が高い。

もし、この記事の読者の皆さんも、気に入らないヤツと話すときは、「そうですか」「なるほど」「がんばってね」と相づちを入れれば、話し手はイライラしてくるだろう。

                           おしまい。
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前の記事で、勧誘の断り方として「それは個人情報です」と答えるのが効果的だと書いた。その後も勧誘の電話があると「それは個人情報です」と答え、「そう思いませんか」「〜ですよね」と言われたら、「それに対するわたしの意見も、わたしの頭や心の中の問題なので、個人情報です」と答えたら効果的だった。



















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ペトロニウス
事故と遭難の臨死体験から甦った、メンタルケア心理士、上級心理カウンセラー、行動心理士、キャリアカウンセラー、日本語教育能力試験合格、文学博士、法学修士です。 「三行日記」をはじめてから救われました。これは宗教じゃなく、「引き寄せ」、「思考は現実化する」を最も簡単確実に実現する方法です。しかも、副作用は無いです。
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