2007年08月31日
雲の高さとは・
雲の高さとは・
有視界飛行では、雲に入ってはいけませんね・・
出発空港から目的地まで、雲の高さと量は、必ず調べて飛びます
では、普通雲の高さとは、雲の下(雲体の高さ)をいいますが・・・
では、どこから雲の一番下までの高さなのでしょう・・
(1) 地表面から雲低までの距離をいいます
(2) 海面から雲底までの距離をいいます
(3) 地表面からブロークン(曇り)以上の雲層の雲底までの距離
(4) 海面から雲底までの距離から標高を差し引いたもの
さあ! 1.2.3.4のどれに○をつけますか
これは実際に自家用操縦士学科試験に出ている問題です
■山の高さをあらわすのには、海面(シーレベル)からの高さを標高といいまね。
でも雲の高さを標高のように表したり、タワーなどから伝えられたらどうでしょう
まず、標高を確認して高さを計算しなければなりませんね・・
それは、面倒だし、危険≪間違いや勘違い≫なことですね
例えば、滑走路の標高が2000FTある空港のトラフィックパターンは3000FT位ですね
雲の高さ1500FTといわれたら、どうでしょう。
これでは、滑走路より下の地面の中に雲があることになりますね。
地表面からの苦悶の雲底を「行ってもらえば、着陸できるか通過できるかがすぐ
わかりますね。
標高に関係なく地表面から雲底を言うから分かりやすいのです。
解答は・・・(1)になります
2・航空用語では、海面から雲底の距離を言ういいかたはありません
ただ、勿論、海の上にある雲の高さは海面からの距離になりますが、それも
あくまで、地表面からの距離の意味ですね・・
4・海面から雲底までの距離から標高を差し引いたものなんて面倒ないいかたも
ありません。
では3はどうでしょうか、
地表面からブロークン以上の雲層の雲底までの距離 これは、計器飛行方式
で、最低気象条件をあらわすときに、シーリングをあらわす言葉で使います
通常そうでなくてもシーリングと言う言葉は一般的につかわれますが、
気象の用語では多少のニアンスの違いがありますので、注意下さい
略号例 METAR
雹(ひょう)= GR
霧雪= SG 氷唱= IC 氷あられ、雪あられ= GS
煙霧= HZ 煙= FU 霧= FG 雷電 = TS 砂 = SA
VCFG = 飛行場内にはないが、その周辺に霧が観測された
VC = 天気現象の付帯条件の強度、周辺現象をあらわすもので、
飛行場の境界から約8キロ以内の現象をあらわします
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