2018年01月21日
水不足の南アフリカ
南アフリカのケープタウンが、現在の状況が続けば、ほぼ90日間で水がなくなってしまうのだ。
現地では3年間にわたり干ばつ状態が続いており、ケープタウンは世界初の「枯渇都市」になってしまう可能性もある。
市は人々に節水を呼びかけ、一日あたりの水の使用量に制限を設けているが、54%の市民しかこれを守っていない。市は、シャワーを浴びる時間は2分まで、芝生の水やりや洗車は禁止、トイレは必要な時以外は水を流さないよう求めている。
今回の干ばつは1000年に1回のレベルだといわれている。気象学者らは干ばつの始まりは2015年のエルニーニョ現象と関わりがあると見ている。世界的に気温の上昇が続いているなかで、南アフリカは特に降雨量が減っている地域だ。
市は海水を淡水化するプラントへの投資を始めたが、稼働が始まるのは都市が完全に乾ききってしまった後になりそうだ。(msn)
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