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2020年02月17日
ATR42-600
北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)のATR製ターボプロップ機ATR42-600型機の初号機(登録記号JA11HC)が2月16日、拠点とする札幌の丘珠空港へ到着した。
HACは丘珠を拠点とする日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社。ATR42は3機あるサーブ340B型機(1クラス36席)の後継機で3機導入を計画しており、座席数は1クラス48席となる。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製PW127Mを2基搭載し、コックピットはエアバスA380型機の技術を取り入れたグラスコックピットになっている。
初号機には、北海道の大自然をイメージした特別塗装を施した。機体の左右で異なるデザインを採用し、左側は6カ所の就航地を雪の結晶で表現。右側には北海道の特産品であるサケや利尻昆布、ホタテ、キタムラサキウニを描いた。北海道根室出身のデザイナーで、ライトパブリシティ(中央区銀座)の鈴木奈々瀬さんがデザインしたもので、乗降用ドア付近には、赤いキタキツネが描かれている。
HACは機体の整備をJALグループで鹿児島空港を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)に委託しており、サーブに続いてATR42もJACが整備する。JACもATR42を導入しており、座席数や基本的な機内仕様は同じになったが、JACが特注したストレッチャー設置機能は装備していない。
初号機は、2019年12月18日に仏トゥールーズで受領。同日午後0時45分にトゥールーズを出発し、ギリシャのイラクリオン国際空港と、エジプトのフルガダ国際空港、オマーンのマスカット国際空港、インドのナグプール国際空港、タイのバンコク・ドンムアン国際空港、台湾の台北・松山空港を経由して、同月22日午後6時45分に鹿児島へ到着した。その後は鹿児島でパイロットの訓練などが行われ、機長4人と副操縦士4人がATRのライセンスを取得している。
4月12日からの運航スケジュールは、札幌(丘珠)−函館線に1日2往復、釧路線に1日1往復投入する。初便は札幌発釧路行きJL2863便で、丘珠空港を午前10時45分に出発し、午前11時30分に到着する。函館行きは札幌発函館行きJL2749便が最初の投入便となる見通し。両路線へ就航後は、休日やゴールデンウイーク、夏休みなどに三沢線と利尻線にも投入する見込みで、利尻線は4月19日、三沢線は同月29日に初便を予定している。
通常デザインとなる2号機(JA12HC)は2020年9月に受領し、同年10月の就航を予定。最後の3号機(JA13HC)は2021年春の導入になる見通し。
HACは丘珠を拠点とする日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社。ATR42は3機あるサーブ340B型機(1クラス36席)の後継機で3機導入を計画しており、座席数は1クラス48席となる。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製PW127Mを2基搭載し、コックピットはエアバスA380型機の技術を取り入れたグラスコックピットになっている。
初号機には、北海道の大自然をイメージした特別塗装を施した。機体の左右で異なるデザインを採用し、左側は6カ所の就航地を雪の結晶で表現。右側には北海道の特産品であるサケや利尻昆布、ホタテ、キタムラサキウニを描いた。北海道根室出身のデザイナーで、ライトパブリシティ(中央区銀座)の鈴木奈々瀬さんがデザインしたもので、乗降用ドア付近には、赤いキタキツネが描かれている。
HACは機体の整備をJALグループで鹿児島空港を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)に委託しており、サーブに続いてATR42もJACが整備する。JACもATR42を導入しており、座席数や基本的な機内仕様は同じになったが、JACが特注したストレッチャー設置機能は装備していない。
初号機は、2019年12月18日に仏トゥールーズで受領。同日午後0時45分にトゥールーズを出発し、ギリシャのイラクリオン国際空港と、エジプトのフルガダ国際空港、オマーンのマスカット国際空港、インドのナグプール国際空港、タイのバンコク・ドンムアン国際空港、台湾の台北・松山空港を経由して、同月22日午後6時45分に鹿児島へ到着した。その後は鹿児島でパイロットの訓練などが行われ、機長4人と副操縦士4人がATRのライセンスを取得している。
4月12日からの運航スケジュールは、札幌(丘珠)−函館線に1日2往復、釧路線に1日1往復投入する。初便は札幌発釧路行きJL2863便で、丘珠空港を午前10時45分に出発し、午前11時30分に到着する。函館行きは札幌発函館行きJL2749便が最初の投入便となる見通し。両路線へ就航後は、休日やゴールデンウイーク、夏休みなどに三沢線と利尻線にも投入する見込みで、利尻線は4月19日、三沢線は同月29日に初便を予定している。
通常デザインとなる2号機(JA12HC)は2020年9月に受領し、同年10月の就航を予定。最後の3号機(JA13HC)は2021年春の導入になる見通し。
(Aviation Wire)
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2020年01月19日
2019年12月21日
FDA、神戸-高知線の運航開始
FDA、神戸-高知線の運航開始
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は20日、神戸空港で高知便の運航を始めた。毎日、朝と晩に計2往復する。神戸と四国の都市を結ぶ路線の就航は、2006年の開港以来初めて。
関西、大阪(伊丹)、神戸空港のあり方を官民で話し合う関西3空港懇談会は今年5月、1日60便に限ってきた神戸空港の発着枠を80便まで拡大。増えた発着枠を活用し、10月からFDAは長野・松本便、島根・出雲便を運航している。高知便も加わり、発着枠のうち72便分が埋まった。
神戸発が午前7時5分と午後6時20分、高知発が午前8時40分と午後7時55分。運賃は45日前までに予約する最安タイプで6500円(来年2月までの就航記念価格は「よさこい」にちなんで4351円)。
この日午前9時すぎ、神戸空港では消防車が放水アーチで高知からの到着便を出迎え、旅客らに記念品が配られた。式典でFDAの桑野洋一郎・神戸空港支店長は「日帰りしやすいダイヤになっているので、観光とビジネスの両方でご利用ください」と呼び掛けた。
FDAは、76人、84人乗りの小型機で採算性を確保しながら、地方都市間を結ぶ路線を展開。神戸発着では東北や新潟と結ぶ新たな路線も検討している。(神戸新聞NEXT)