アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索

メンズエステサロン
【エルセーヌMEN】

メタボリック対策やヒゲ脱毛など、男の魅力を引き出すエステ体験実施中!
<< 2020年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
最新コメント

2020年11月30日

ハンス・アルプレヒト・ベーテ_1906年7月2日 ~ 2005年3月6日



ベーテはユダヤ系なのでナチス政権下で苦労します。
国を追われイギリスに逃れ、マンチェスター大学で職を得ます。第二次大戦の間はオッペンハイマーの招きでUCB(カリフォルニア大バークレー校)の特別会議に参加します。そこでは核兵器の開発が始められ、ロスアラモス研究所が出来るとベーテは理論部門の監督を務めます。戦後はトルーマン大統領が水素爆弾の開発を断行した流れでベーテは引き続き開発において重要な役割を果たします。





その他、ベーテの業績としては大きく二点があげられると思います。一つは恒星の内部で核融合反応が起きうる指摘をして、重力と釣り合う内側からの力を考えたことです。加速器で実現される様々な現象を説明していく内に超高圧下・超高温下で起こり得る原子核の崩壊状態をベーテは理論立てて説明して新たな知見としました。





また、ベーテのもう一つの業績は量子電磁気学に繋がっていくラムシフトを非相対論的に厳密に突き詰めていって極めて正確な計算をしていったのです。この面でファインマンは弟子にあたります。ベーテは大変な時代を生きた偉大な理論家でした。「原子核反応理論への貢献、特に星の内部におけるエネルギー生成に関する発見」でノーベル賞を受けています。











以上、間違い・ご意見は
次のアドレスまでお願いします。
最近は返信出来ていませんが
全てのメールを読んでいます。
適時返信のうえ改定を致しします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】


2020/11/23_初版投稿
2020/01/21_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月29日

ドイツ関連の物理学者

ゲルマンの血筋は物理に向いている気がするのですが、
ヒットラーの台頭の中で物理学者は苦労します。
白いユダヤ人と呼ばれた人も居ますし、
アメリカ等の国外へ亡命をした人も多いです。
大きな損失でしたね。その後の進展は
科学史上の遺産【マックスプランク研究所など】
に大きく依存しているのでしょう。

ハインリヒ・レンツ_1804年2月12日 ~ 1865年2月10日_ドイツ系ロシア人

マックス・プランク_Max・K・E・L・Planck_1858年4月23日 ~ 1947年10月4日

ヴィルヘルム・C・W・ヴィーン_1864年1月13日 ~ 1928年8月30日

高木 貞治_1875年4月21日 ~ 1960年2月28日_ヒルベルトに師事


アルベルト・アインシュタイン
_Albert Einstein_1879年3月14日 〜 1955年4月18日【後に亡命】

マックス・ボルン_1882年12月11日 ~1970年1月5日【後に亡命】

ハイゼンベルク 1901年12月5日 ~ 1976年2月1日

エドワード・テラー _1908年1月15日 ~ 2003年9月9日【後に亡命】

以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/29_初稿投稿






OJISAN.png



posted by コウジ at 09:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

アイザック・アシモフ_【原稿改定】

以下に8/19時点での原稿を残します。
ご参考として下さい。

リンクのついているもともとの原稿
は改定致します。

【以下は8/24の原稿です】

今回、少し物理から離れます。
ロボット3原則が有名なSF作家です。
今日の世界を見せてあげたいと
個人的に考えてしまいます。

科学が知識を集めるスピードの速さに
アシモフは驚愕していて、
社会が叡智を集結する事を求めていました。
相変わらず分断している世界をどう
見るのでしょうか。

1992年にHIV感染が元でこの世を去ってます。
合掌
posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

2020年11月28日

舞台別のご案内【11/1の原稿】

お陰様で改定が進みデンマークを舞台
として加えたくなりました。以下に草稿を残し
本稿は改定致します。ご承知置き下さいね。

【以下に11/1時点での原稿を残します】

古今東西、様々な科学の議論がなされてきましたが
このホームページでもそろそろ議論の場所を意識したい
と考えました。科学技術が世界共通の財産である、
と言いたいですね。いつまでも。

<国別>

日本東京大学_京都大学_等】
アメリカイェール大_UCB_等】
イギリス【ケンブリッジ大_オックスフォード大_等】
オランダ【ライデン大_デルフト工科大_等】
ドイツ【いつか調査します】
フランス【いつか調査します】

以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/01_初稿投稿





OJISAN.png



posted by コウジ at 09:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

デンマーク関連の物理学者

デンマークでは特に、20世紀の初頭に
コペンハーゲンに集まり量子力学の定式化を進めた
コペンハーゲン学派と呼ばれるメンバーが有名です。
ニールス・ボーアが招聘したボーア研究所が拠点で
そこから革新的な新概念が生まれていきます。


ハンス・エルステッド
_1777年8月14日 ~ 1851年3月9日

ニールス・ボーア
_1885年10月7日 ~ 1962年11月18日

ハイゼンベルク
1901年12月5日 ~ 1976年2月1日(研究者として在籍)

ランダウ
_1908年1月22日 ~ 1968年4月1日(研究者として在籍)

エドワード・テラー
__1908年1月15日 ~ 2003年9月9日(研究者として在籍)





以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/28_記










OJISAN.png


posted by コウジ at 08:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

小出昭一郎_1927年3月25日 ~ 2008年8月30日



小出昭一郎は多くの専門書を残した事
で知られています。東京に生まれ
東京帝大で学びました。第5回
ソルベー会議が開かれた年に生まれています。





教育に時間を捧げた人生だったのでしょうか。
研究成果としては余り伝わっていません。
ただ、金属錯塩の光スペクトルを研究していた
ようです。そこで手掛かりとして錯体について
調べを進めてみます。錯体とは広義には、
「配位結合や水素結合によって形成された分子の総称」(Wikipedia)狭義には、「金属と非金属の原子が結合した構造を持つ化合物」(Wikipedia)

何だか亀の甲羅が沢山出てきます。もう少し
考えてみると、光の吸光や発光に伴い対象物資
内の状態遷移に関する情報が得られ、
電磁気特性や、触媒の効果が理解出来るかと。





具体的に主な錯体としては
アンミン錯体_テトラアンミン銅錯体_[Cu(NH3)4]^2+
シアノ錯体_ヘキサシアニド鉄錯体_[Fe(CN)6]^4-[Fe(CN)6]^3+
ハロゲノ錯体-テトラクロリド鉄錯体_[Fe(CN)6]^4-[FeCl4]-
ヒドロキシ錯体 - アルミン酸_[Al(OH)4]-(または_[Al(OH)4(H2O)2]-
などがあるようです。ただ、当時の日本物理学は
本丸にを攻めきれてはいなかったのですね。

プランクの黒体輻射理論発表から数十年がたち、
他国で議論が交わされていた時代に対して、
小出昭一郎の暮らした敗戦国日本は
戦前・戦後の混乱の中で
情報がどこまで取れていたのでしょうか。
小出昭一郎はそんな中でも量子力学の
理解を進め国内に広めていたのです。
そして、何より後進を育てていたのです。










以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/20_記
2021/01/07_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月27日

B・D・ジョゼフソン_【原稿改定】

以下に8/21時点での原稿を残します。
ご参考として下さい。
リンクのついているもともとの原稿はリンクを改定します。
また、ジョセフソン氏はご存命中なので
記事の内容は改定しません。関連諸氏が利益・不利益を受ける
可能性があるので、これ以上の言及は差し控えます。

ご承知置き下さい。

【以下は8/21時点での原稿です】
今回、存命中の方を初めて紹介します。
大学院時代に興味を持った凝縮系の大家です。

ジョセフソン接合という仕組み
を提唱しました。様々な知見に
繋がっています。

このジョセフソン接合とは
超伝導体の間に常伝導体を挟み、
電子の波動的性質を顕在化させる仕組みです。
そもそも、量子力学的には電子は
波動的性質と粒子的な性質を併せ持ちます。
例えば、
そこにおける波長から設計したのが
SQUIDと呼ばれるデバイスで
高感度の磁気センサーや
量子コンピュータのデバイス候補
として応用されます。

また、彼は科学の枠組みを超えて探求を続けています。曰く、
【東洋の神秘主義が科学的理解と関連するかもしれないという
可能性にも興味を持っている。彼は王立協会創立のモットー
nullius in verba(一切の権威を認めない)
を信条としており、「科学者が全体としてある考え方を否定したとしても、
その考え方が不合理だという証拠にはならない。むしろ、そのような
主張の基盤を慎重に調査し、どれほどの精査に耐えるかを判断すべきだ」
と述べている・出典・Wikipedia】
個人的にはその方向性を支持します。
不可解な現象をオカルトネタで終わらせる積りはないです。














以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/19_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

2020年11月26日

ハイゼンベルク_【原稿改定】

以下に8/19時点での原稿を残します。
ご参考として下さい。

リンクのついているもともとの原稿
は改定致します。は改定致します。

【以下は8/18時点での旧原稿です】





以前、語ったシュレディンガーやディラックと同じ時代の学者です。この時代はアインシュタインやボーズも議論していた時代で、まさに天才達の時代でした。

個人的にオブザーバブルの時間発展を表すやり方は大好きです。洗練されてます。

また、いくつかの思考実験で裏打ちされた不確定性関係は量子力学の現象理解にとって本質的です。















以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/15_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

2020年11月25日

ルイ・ド・ブロイ_【原稿改定】

以下に8/19時点での原稿を残します。
ご参考として下さい。

リンクのついているもともとの原稿
は改定致します。

フランス貴族、公爵の血を引いてます。
独自に優れた仮説を進め、ド・ブロイ波
の考えにたどり着くのです。

そのド・ブロイの考えは初めはなかなか
理解されませんでした。関連して
有名なエピソードがあります。
博士論文の審査過程で教授達が
ド・ブロイの考えを理解出来ず
アインシュタインに意見を求めた所、
ド・ブロイの考えは博士論文よりも
ノーベル賞に値する。と評価してます。

実際に数年後にド・ブロイはノーベル賞
を受賞します。いつの時代も中々、
新しい考えは理解出来されないものですね。






【学術論文を書く時は英語必須です】
















以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/21_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

2020年11月24日

シュレディンガー_【原稿改定】

以下に8/18時点での原稿を残します。
ご参考にして下さい。

リンクのついているもとの原稿
は改定致します。

【以下は旧稿】


猫の例えで有名です。具体的には
量子力学的な現象に連動して
猫を毒殺する仮想実験を議論しました。
議論の帰結としてミクロな現象が
確率的な実在として表現出来る事、
そして空間的に広がる確率波を考えます。

確率波の時間発展は
シュレディンガー方程式と呼ばれ
量子力学の基礎方程式となるのです。
私は大学院時代にそれを使い
超伝導現象を紐解きました。
新しい現象理解に繋がっていったのです。















以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/15_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

2020年11月23日

ポール・ディラック_【原稿改定】

以下に8/17の原稿を残します。ご参考に。

リンクのついているもともとの原稿
は改定致します。



とても謙虚な人でした。ノーベル賞が決まった際には、有名になることを恐れて受賞辞退を考えていたようです。ただ20世紀初頭の天才達がひしめく中でファインマン、ハイゼンベルク、シュレディンガー等と量子力学を確立します。特に、デルタ関数、ブラケット記法は素晴らしい。多大な足跡を残しました。

ブラケット記法とは日本語で「括弧」の記号を使った表記です。その定式化では
カギカッコ<>の形の 「<」 の部分だけを「ブラベクトル」と呼び
カギカッコ<>の形の 「>」 の部分だけを「ケットベクトル」と呼びます。
非常に分かり易い表現でブラの部分が行列に相当して
ケットの部分がベクトル量に相当するイメージです。
作用した結果のブラ・ケットが固有値を持つ場合に固有状態を持つと表現されます。
ここでのベクトルがヒルベルトベクトル(無限次元に対応)であることが
学生時代の私にとって感動的でした。一瞬にして物理量に対応する状態が
記述された気がしました。















以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/15_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

2020年11月22日

熱・統計力学のまとめ【10/10の原稿】

お陰様で原稿も進んでいて
統計力学に関する纏めページ
を改定します。改定前のページを
残しますのでご参考にして下さい。

【以下10/10の原稿です】

熱・統計力学のまとめ

集団的な(カノニカルな)現象を、
発展した力学での視点で
ミクロなモデルを使って考察していったのです。
現代の物性論の礎となっているとも言えます。
ブログでの登場人物を以下に時系列で羅列します。

ブレーズ・パスカル_1623年6月19日 ~ 1662年8月19日
ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ_1736年1月25日 ~ 1813年4月10日
J・C・マクスウェル_1831年6月13日 ~ 1879年11月5日
ルートヴィッヒ・E・ボルツマン_1844年2月20日 〜 1906年9月5日
カメリー・オネス_1853年9月21日 ~ 1926年2月21日
ピーター・デバイ_ 1884年3月24日 ~ 1966年11月2日 そして今後の運営方針
サティエンドラ・ナート・ボース_1894年1月1日 ~ 1974年2月4日
久保亮五_1920年2月15日 ~ 1995年3月31日








以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近は全てに返信できていませんが
メールは全て見ています。
問題個所は適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/10_記





OJISAN.png



【舞台別のご紹介】

posted by コウジ at 18:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

エルンスト・マッハ_【原稿改定】

以下に前回投稿時の原稿を残します。

リンクのついているもともとの原稿
は改定致します。




前回はアインシュタインの弟子の一人、今回はアインシュタインに影響を与えた一人です。

マッハの残した業績はパラダイムシフトなのです。
そもそも、ニュートン以来、空間の概念は
絶対空間しかありませんでした。
背景として神の概念に端を発する世界があります。
宇宙も自然も神の作りたもう物です。

所がマッハの考え方は徹底的に相対的です。
アインシュタインはそこを考え抜き相対論に至ります。
新しい考えを哲学的思考とでも呼べる方法で打ち出し、
明確なメッセージを伝える力は素晴らしい物でした。
晩年のマッハをアインシュタインが表敬訪問しています。

そして、未だに音速をマッハと呼んでいるのは
後世・我々が出来た僅かな恩返し、とも言えるのでは無いでしょうか。



















以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/15_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

アイザック・アシモフ_1920年1月2日 ~ 1992年4月6日



今回、少し物理から離れます。
アシモフはロボット3原則が有名なSF作家です。
正式な研究分野としては生化学者ですが、
作家としての顔が有名ですね。ロシア生まれです。
リニアモーターカーが走る今日の世界を
見せてあげたいと、個人的には考えてしまいます。
もはやロボットも日常的ですよね。
そんな未来をアシモフは予見していました。



【ダイソン・私も使ってます♪】

アシモフは1938年に初めてのSF作品を
雑誌に持ちかけ認められ、
1939年から作家デビューしています。
才能を認めるアメリカっぽいですね。
この年にコロンビア大学を卒業して
大学院に進みます。
所謂、ロボット三原則などを提唱していますが、
時代は第二次大戦に向かう時代でアシモフは
学校を休学したりしています。

科学が知識を集めるスピードの速さに
アシモフは驚愕していて、
社会が叡智を集結する事を求めていました。
相変わらず分断している世界をどう
見るのでしょうか。



そして、意外な結末なのですが、
1992年にHIV感染が元でこの世を去ってます。










以上、間違い・ご意見は
次のアドレスまでお願いします。
最近は返信出来ていませんが
全てのメールを読んでいます。
適時返信のうえ改定を致しします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/08/24_初回投稿
2021/01/21_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月21日

ムツゴロウさん【本名:畑 正憲_1935年4月17日 -生まれ_ご存命中】



2020/11/21現在でご存命中の方で恐縮ですがムツゴロウさんの一面を紹介したいので投稿します。私は少年時代に面白い人生だと思いました。ムツゴロウさんという愛称で知られていますが、中身は九州男児です。大分県でバンカラな時代を過ごします。





その様子はムツゴロウさんの著書である「ムツゴロウの青春期」で読みました。高校時代に今の奥様に出合い結ばれる様子が生き生きと描かれ、同時に東京大学を目指し猛勉強する様子が描かれていました。確か「君等が知っちょるか知らんか(私は)知らんが」という口癖の先生が物理学への魅力を伝えていて、若き日のムツゴロウさんが奮起する筋だったかと。





後で時間を作りムツゴロウの青春期に続く著作の結婚紀、冒険記等も読んでみたいと思いますが、ムツゴロウさんは文筆での人生を選び当時の学研社で活動を始めます。そこに至るまでに色々と考えたと思います。
東大では駒場寮に暮し医学・動物学・等を学びます。物理学科という呼び方ではなく東大はT塁・U類・・・と分けるので対象が無機質の剛体であろうがアメーバであろうが関係ない訳です。そもそも、微視的な視点に立ち見てみたら其々に性質があり、寿命がある訳です。









話戻ってムツゴロウさんですが、
何時か時間をとって調べて書き足します。
彼の人生は喜びと失望に満ちていますので。
そんな中でムツゴロウさん突き進んでいます。
もう少し見続けていたい生き様だと感じます。

ムツゴロウさんには
6億円あると言われていた借金がありましたが、
それも全て返済して現在も王国に携わっています。
リンク:有限会社ムツ牧場






以上、間違い・ご意見は
次のアドレスまでお願いします。
最近は返信出来ていませんが
全てのメールを読んでいます。
適時返信のうえ改定を致しします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】


2020/11/14_初稿投稿
2021/01/21_改稿投稿





OJISAN.png


電磁気学関係のまとめ【10/2投稿の初稿】

電磁気関係を纏めなおします。
新たな原稿へのリンクを貼り付けます。
先ずはご参考にして下さい。

https://fanblogs.jp/nowkouji226/archive/53/0?1604712336


【以下10/2投稿の初稿です】

私のHTMLに対しての理解度は低いです。
ただ、時代別に関連人物を纏めたいですし、
同時に分野別に纏めようとも考えています。
そこで以下、ページ・リンクにチャレンジです。

●電磁気学体系:
アンペール_1775年1月20日 ~ 1836年6月10日_

ヴォルタ_1745年2月18日 ~ 1827年3月5日_
オーム_1789年3月16日 ~ 1854年7月6日_
クーロン__1804年2月12日 ~ 1865年2月10日_
ガウス_1777年4月30日 ~ 1855年2月23日_
H・レンツ_1804年2月12日 ~ 1865年2月10日
フレミング_1849年11月29日 ~ 1945年4月18日
トムソン_1856年12月18日~1940年8月30日
ミリカン_1868年3月22日 ~ 1953年12月19日
マクスウェル_1831年6月13日 ~ 1879年11月5日
ファラデー_1791年9月22日 〜 1867年8月25日
















以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/7_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

2020年11月20日

西島 和彦_1926年10月4日 ~ 2009年2月15日



西島和彦は茨城に生まれました。
東大を卒業後に大阪市立大学で教鞭
をとります。その後イリノイ大学で
教鞭をとります。

そんな経歴の中において、
西島和彦の業績として特筆すべきは
ストレンジネスの提唱でしょう。
素粒子の性質を吟味していく中で
当時は電荷量、バリオンといった値が
知られていたようですが、それに加え
てストレンジネスといったパラメター
を西島和彦は考え、素粒子の性質を
語る礎を固めていったのです。





西島和彦は学生時代に中野董夫、
マーレ・ゲルマンとストレンジネスで法則化
しました。強い相互作用や電磁相互作用
では反応の前後でストレンジネスが
保存されるのです。






西島和彦らが考え出したストレンジネスは
直接観測にかかるものでは無く、
反応の前後で、ストレンジクォークと
反ストレンジクォークの
数を使って定義されます。
そして、ストレンジネスを使った
中野西島ゲルマン・モデルは坂田模型や
SU3モデルへ、クォークモデルと繋がり
素粒子の振る舞いを明らかにしていくのです。






以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/12_初稿投稿
2021/01/21改定投稿





OJISAN.png


力学関連のまとめ【9/26掲載の初稿です】



改定履歴を残します。

その後、投稿が少しずつ進んでいまして
現在の原稿は別項となります。
その旨、ご承知置きの上で
以下を御参考として下さい。

また、登場人物を活躍場所で別途纏めていますので
ご参考にして下さい。

【9/26掲載の初稿です】

作者のHTMLに対しての理解度は低いです。
ただ、時代別に関連人物を纏める必要があると感じていて、
同時に分野別に関連人物を纏めてもよいとも考えています。
そこで以下、ページ・リンクに初挑戦。チャレンジです。

●力学体系の創始者達:

ロバート・フック_1635年7月28日 ~ 1703年3月3日

アイザック・ニュートン
_1642年12月25日 〜 1727年3月20日

●数学・解析力学で整理した人々:

後日追記

●日本において力学を伝えたであろう人達:

山川 健次郎
_1854年9月9日 ~ 1931年6月26日

長岡半太郎
_1865年8月19日 ~ 1950年12月11日

寺田寅彦
_1878年11月28日 ~ 1935年12月31日

石原敦
1881年1月15日 ~ 1947年1月19日

朝永振一郎
_1906年3月31日 ~ 1979年7月8日

湯川秀樹
_1907年1月23日 ~ 1981年9月8日

南部 陽一郎
_1921年1月18日 ~ 2015年7月5日

江崎玲於奈
1925年3月12日 ~ 【ご存命中】





posted by コウジ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

2020年11月19日

メインサイトのTOPを更新しました

著作権が切れていると思われる素敵な写真を見つけ、
メインサイトでTOPに使っていこうと決めました。
第5回ソルベー会議での写真です。

SolvayConf-1927-1-768x556.jpg


【後列左から】アウグスト・ピカール_エミール・アンリオ_ポール・エーレンフェスト_エドアード・ゲルツェン_セオフィー・デ・ドンデ_エルヴィン・シュレディンガー_JE・ヴァーサフェルト_ウルフギャング・パウリ_ウェルナー・ハイゼンベルク_ラルフ・ファウラー_レオン・ブルリアン
【中列左から】ピーター・デバイ_マルティン・クヌーセン_ウィリアム・ローレンス・ブラッグ_ヘンドリック・アンソニー・クラマーズ_ポール・ディラック_アーサー・コンプトン_ルイ・ド・ブロイ_マックス・ボーン_ニールス・ボーア
【前列左から】アービング・ラングミュア_マックス・プランク_マリ・キュリー_ヘンドリック・ローレンツ_アルベルト・アインシュタイン_ポール・ランジュバン_チャールズ・ウジェーヌ・ギイ_CTR=ウィルソン_オーウェン・リチャードソン

以後、リンクは随時更新します。お楽しみに。

以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/19_初版投稿
2021/01/02_改定投稿





OJISAN.png


posted by コウジ at 20:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

トピック_伊藤忠、量子技術の導入支援

今日も日経記事からトピックをお届けします。

伊藤忠商事が日本企業向けに量子コンピューター活用する
支援サービスの導入を始めました。
関連ソフトを開発するアメリカのスタートアップ企業に
数%を出資して協業します。アメリカのIBM提供する
量子コンピューターの計算結果を各企業が持つ既存の
情報処理システムで読み込めるように支援します。





専門技術者が居なくても同コンピューターの活用が可能で
同コンピューターの計算言語体系での計算結果を
既存の処理システムで読み込める訳です。実際には
広く社会で量子コンピューターが使われていく中では
社会インフラとして大事になる部分だと思われます。










以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/19_記





OJISAN.png


お問い合わせの件について_他【2020/11/14の原稿】

その後、投稿が少しずつ進んでいまして
現在の原稿は別項となります。
その旨、ご承知置きの上で
以下を御参考として下さい

お陰様で原稿が少しずつ進んでいます。

「お問い合わせの件について」の原稿も改定しています。
以下に11/14の時点の原稿を残しますのでご参考として下さい。

【以下は11/14の原稿です】

今日までは、ただブログの羅列を重ねてきました。
数年ぶりのブログ作成であって見て頂いている方を
意識していなかった面があると思います。お恥ずかしい。
そこで、更新している私の現状を関心ある読者に伝え
今後の運営について意見を取り入れていく仕組みを
作りたいと考えています。

無論、日々の科学者列伝の更新は可能な限り続け、
内容をより確かな物にしていきたいです。
そして、自身の娘が知識を吸収していくように
顔の見えない皆様も少しずつ知識と想像の枠を
広げていって欲しいと思います。私も知見を増やしたい。
意見をよりしっかりした物にして、現実の生活でも
無理のない範囲で色々な議論を広げたいのです。
斯様な目的を意識して、その為の一つの場
としてこのブログが役に立てば嬉しいのです。

また、分野別の枠組みで網羅されない話は以下に
列記して補いたいと思います。ログ自体はどんどん流れて
どんどん埋もれていく物だと思いますが。

・爵位について

・平賀源内

・トピック_高温超電導

・別サイト立ち上げました


間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/8_記





OJISAN.png



posted by コウジ at 18:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

矢野 健太郎_1912年3月1日 ~ 1993年12月25日



矢野健太郎は私が使っていた教科書の著者でした。
幾何学関係か解析学関係だったかと。
彫刻家の子として生まれ東京帝大で学びます。

矢野健太郎はは小学生時代にアインシュタインが
来日し刺激を受け、帝大の山内恭彦から
物理学の理解には代数幾何学が必要だ
と教えを受けました。物理現象のモデル化
の観点から有用性を感じたのかと。





その後、矢野はカルタン先生の下で学ぶべく
パリ大学へ留学します。そこで纏めた博士
論文は射影接続空間に関する論文でした。
この頃から統一場理論に関心を持ちます。

戦後にはプリンストン高等研究所で
微分幾何学の研究をしていき、同時期に
在席していたアインシュタインと
交流を持ちます。奥様とアインシュタイン
が写った写真は大事に家宝としたそうです。





矢野健太郎の著者は多岐に渡り、受験参考書の定番、
解法のテクニックは矢野健太郎の著作です。
またアイザックアシモフ、ポアンカレ、
アインシュタインの書物を日本に紹介
する際に監修をしたりしました。また、
矢野健太郎はバイオリンが好きでした。





以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/12_初稿投稿
2021/01/21_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月18日

J・J・サクライ_1933年1月31日 ~ 1982年11月1日



Jサクライの日本語表記は桜井純で日本生まれ。
私が使っていていた教科書でカタカナ表記
でしたので個人的にはカタカナ表記も好きです。

JJサクライは新制高校に在学していた
16歳の時期に留学生選抜試験に合格し、
アメリカに渡りました。学問好きの少年
だったのでしょう。その後、ニューヨーク
にある高校を卒業した後に、ハーバードを
主席で卒業しています。





その後、JJサクライはコーネル大の院
で研究を進め、在学中に弱い相互作用の
考えを提唱しています。彼の研究では
弱い相互作用と強い相互作用が出てくるので
少し言及します。そもそも自然界には
4つの力があると言われていて、
ここでの2つは4つの内の2つなのです。

具体的に弱い力は、働く範囲が陽子直径
より小さいのです。また、素粒子や準粒子が
ボゾンを交換して相互作用する中で
弱い力は強い力や電磁学に比べ
数桁小さな力として作用します。





弱い相互作用は標準模型での
全てのフェルミ粒子とヒッグスボソン
に作用します。特にニュートリノは
重力と弱い相互作用のみを使って
相互作用します。弱い相互作用は
束縛状態をもたらしません。これは
重力が天文学的スケールで月と地球
の間の相互作用に関与していたり、
電磁力が原子レベルで互いに力を
与えあったりする束縛状態とは
異なるのです。また、弱い相互作用
とは違い強い核力は原子核の内部で
非常に強い束縛状態を持ちます。
別言すれば、弱い相互作用は
結合エネルギーに関与しません。





JJサクライはこうしたメカニズムを
深く研究しました。そして49歳で
突然、他界してしまいました。合掌。






以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/11_初稿投稿
2021/01/21_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月17日

トピック_スペースX、実用段階へ

2020/11/17の日経新聞からトピックスをお伝えします。
米スペースX社の運用する1号機が
15日に打ち上げに成功しました。

日本人宇宙飛行士の野口さんを乗せて
フロリダ州ケネディ宇宙センターから
飛び立ちました。

登場したロケットの名は「クールドラゴン」です。
このロケットはアメリカの実業家イーロン・マスク氏
が設立したスペースXがアメリカ航空宇宙局(NASA)
の支援を受け開発しました。有人輸送の主体を
NASAから民間に移す試みはオバマ政権から始まっていて
コストのかかるスペースシャトルからソビエト製のソユーズ、
そして今回のクールドラゴンへと続きます。

バイデン氏は15日のツイッターで「全ての米国人と日本人と共に
宇宙飛行士の成功を祈る」とコメントしています。





以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/17_初回投稿
2022/03/18‗改訂投稿





OJISAN.png



ハリー・ナイキスト_1889年2月7日 ~ 1976年4月4日



ナイキストはスウェーデンに生まれました。
1907年に家族がアメリカ合衆国に移り住み
その後、帰化しています。

その時点でナイキストはハイスクール修了
くらいでしょうか。アメリカの名門イェール大学
を卒業した後に1917年からAT&T研究所で研究します。
後にベル研究所で研究します。





ベル研究所でナイキストは熱雑音や
FB増幅器の安定性を研究しますが、
特筆すべきは離散化された信号の
サンプリングに関する物でしょう。

そのナイキストが提唱した周波数は
ナイキスト周波数と呼ばれ
信号処理の世界では基礎的な
理念となっています。実用的には
2の8乗である256から2.56倍の
サンプリング周波数を使い計測する事
でナイキスト周波数を保証しています。





また、彼の考案したナイキスト線図は
極座標を使い対象系の安定性を議論します。
ナイキスト線図も系の安定性を考える為に
現代の信号処理の世界で使われていて
市販のアナライザーに機能として
搭載されています。





以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/10_初稿投稿
2021/01/21_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月16日

トピックス エクソソーム実用化へ

今朝の日経新聞記事より科学関連の情報を
お届けします。細胞間に宅配網があり、
ガン治療に活用が期待されています。





配送を担う物質はエクソソームという
直径百ナノメートルの微小カプセルです。
血液に乗ってがん細胞に向かい、
到達すると運搬物を取り出します。
血液中で変質する物質の運搬に有効です。
SF作品のミクロの決死隊みたいですね。
ウィルスに体がやられた際に仲間の応援が届くんです。
例えば、がん細胞に対して対抗物質を届けるのです。
卵巣がんに対して動物実験で成果を収めています。





1980年代にエクソソームは細胞の
老廃物を運ぶゴミ袋みたいな物だと
思われてきましたが、2000年代になると
細胞同士の情報伝達に不可欠な物質を
運搬していると知られてきたようです。





東京医科大学のグループは牛乳が含むエクソソームで研究をしています。
入手が容易な牛乳がもつエクソソームで抗がん作用のある
核酸医薬を詰める実験に成功しています。

以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/16_記





OJISAN.png


ヴィルヘルム・C・W・ヴィーン_1864年1月13日 ~ 1928年8月30日



その名を正確に記すとヴィルヘルム・カール・
ヴェルナー・オットー・フリッツ・フランツ・ヴィーン
:Wilhelm Carl Werner Otto Fritz Franz Wien
熱力学における黒体放射の研究で有名です。





ヴィーンは東プロイセンで農夫の子
として生まれ、ベルリン大学でヘルツ
の元で学位を取ります。そこでの
学位論文は光の回析特性でした。

レントゲンの後任としてヴュルツブルク大学
で教鞭をとっています。
またヴィーンはドイツ物理学会で会長
を努めていて、前任はゾンマーフェルト
でした。





さて、ここまでヴィーンの記載を
調べていて断片的な印象を持ちました。
人柄が伝わらないのです。考えてたら
時代背景が大きいと思えてきました。
ヴィーンはドイツで生まれ
ドイツで亡くなっています。
その時代のヨーロッパは大戦を経ていて
特にドイツはユダヤ人を迫害し、
何人ものユダヤ人物理学者が
反ドイツの体制で活動していました。

ヴィーンはソルベーユ会議に出ていて
物理学会に関わっていたでしょうが、
政治絡みの考えは独自のものとなって
いたと考えます。修業を兼ねて他国へ
留学したり協同研究をしたりする
現代とは異なった環境にあったのです。





ヴィーンの法則はプランクの法則の極限
として考える事が出来ます。この法則は
反応を起こす物質の温度と放出される
電磁波の波長を関連付けますが、
対象物質の内部構造迄、踏み込んだ議論
が成された形跡はありません。現象の
不完全な定式化であって独自の理論です。





私の理解不足もありますが、
マッハとボルツマンの考え方の差異
が思い起こされます。ヴィーンもまた
伝統的な枠組みの中で葛藤していたの
でしょうか。いつかまた考えてみたい
と思えてきました。

それにつけても、
ヴィーンの法則は我々に新しい知見を
もたらしていて、物質内部での反応に対し
変化を定量的議論の枠組みに乗せて
次なる議論の礎を作っています。
確かな一歩でした。







以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/09_初回投稿
2021/01/21_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月15日

トピック_小柴昌俊【小柴昌俊_1926年9月19日 ~ 2020年11月12日】【11/13原稿】

以下、11/12の原稿を残します。ご参考にして下さい。
リンク付き本稿は改定します。

【以下は11/12の原稿です】


本日の報道を受け、初稿をあげます。
先ず、お悔やみ申し上げます。
日本の物理学の新しい分野を切り開いた先人でした。
12日の夜に老衰の為、都内の病院でお亡くなりになりました。
享年94歳の大往生です。

小柴昌明は物質の基本元素を構成する素粒子の1つニュートリノ
を観測にかける事に成功しました。その結果をもとに今では
ニュートリノ天文学という新しい分野を確立しました。
ニュートリーノは星の進化過程で発生します。





東京大学宇宙線研究所に所属しているの梶田隆章は
小柴昌俊の弟子にあたりますが、
ニュートリーノに質量がある事を示しノーベル賞を受けています。
また、戸塚洋二も小柴昌俊の弟子にあたります。






小柴昌は俊岐阜県飛驒市にある鉱山地下、1000メートルに
3000トンの水を使った、巨大装置、カミオカンデを建設し、
天体からのニュートリノを観測しました。その装置では
ニュートリーノが飛来する方向、観測した時刻、
エネルギー分布を明確に検出します。
小柴昌俊はそうした結果を使いニュートリーノ物理学を進めたのです。
大きな仕事を成し遂げた後、静かな眠りに落ちたのですね。
大きなお悔やみを申し上げます。合掌。






以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】
2020/11/12_初稿投稿
2021/01/21_改定投稿





OJISAN.png


posted by コウジ at 08:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

高木 貞治_1875年4月21日 ~ 1960年2月28日



今回、日本人数学者をご紹介します。
高木貞治と書いて名前を「ていじ」と読みます。

高木貞治は岐阜に生まれ現在の京都大学を卒業した後に
東京大学に進みます。現在の学校制度と異なるようで、
今時の言い方をしたら
京大で学位をとって東大でマスターをとった感じでしょうか。





その後、高木貞治はドイツへ留学してヒルベルトの教えを受けます。
現代の代数幾何学の原型を体系立てていったのでしょう。
そもそも、個人的に高木貞治の名を知ったのは
ムツゴロウさんの著作でした。たしか「ムツゴロウの青春期」。
その中で彼が高校時代に地元の先生に紹介された本が
高木貞治の「解析概論」でした。
バンカラな青春時代を過ごしたムツゴロウは
東大の物理学科に進み、最後はどうぶつ王国を作ります。
話戻って解析概論ですが、岩波文庫から出ていた
その本を私も買って、夢中で読んだ思い出があります。





なお、2011年の時点で日本国内における著作権の
保護期間満了に伴いネットで著作が公開され始めています。
【Wikisourceや青空文庫を見てみて下さい】






以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/08_初回投稿
2021/01/21_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月14日

お問い合わせの件について_他【2020/11/8の原稿】

お陰様で原稿が少しずつ進んでいます。

「お問い合わせの件について」の原稿も改定しています。
以下に11/8の時点の原稿を残しますのでご参考として下さい。

【以下は11/8の原稿です】

今日までは、ただブログの羅列を重ねてきました。
数年ぶりのブログ作成であって見て頂いている方を
意識していなかった面があると思います。お恥ずかしい。
そこで、更新している私の現状を関心ある読者に伝え
今後の運営について意見を取り入れていく仕組みを
作りたいと考えています。

無論、日々の科学者列伝の更新は可能な限り続け、
内容をより確かな物にしていきたいです。
そして、自身の娘が知識を吸収していくように
顔の見えない皆様も少しずつ知識と想像の枠を
広げていって欲しいと思います。私も知見を増やしたい。
意見をよりしっかりした物にして、現実の生活でも
無理のない範囲で色々な議論を広げたいのです。
斯様な目的を意識して、その為の一つの場
としてこのブログが役に立てば嬉しいのです。

また、分野別の枠組みで網羅されない話は以下に
列記して補いたいと思います。ログ自体はどんどん流れて
どんどん埋もれていく物だと思いますが。

・爵位について

・平賀源内

・トピック_高温超電導

・別サイト立ち上げました


間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/8_記





OJISAN.png



posted by コウジ at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

アーサー・コンプトン_1892年9月10日 ~ 1962年3月15日





コンプトンは波動の粒子性を示した実績と
マンハッタン計画で指導的役割を
果たしたことで知られています。





コンプトンは1919年に英国の
キャンデビッシュ研究所に留学し、そこで
ガンマ線の散乱・吸収を研究します。
そこで「波動のコンプトン効果」を発見するのです。
この考えは今では量子力学の基幹をなしていますが、
大まかには以下の理解をしていれば良いと思います。
つまり、「微視的に物事を考え始めた時に
粒子性と波動性が同時に具現化する」
ということです。

具体的に量子力学では不確定関係という枠組みで
物事を考えますので2つの値が同時に
確定しなかったりします。
例えば位置と運動量を同時に確定しません。
また、時間とエネルギーを同時に確定しません。
但し、時間×エネルギーや位置×運動量といった値を
物理量として確定出来るのです。
これは作用と呼ばれる物理量です。

以上は量子力学を理解した人々には納得出来ても
一般の人々には中々説明がし辛い部分です。
誤解無く伝わっているかいつも不安になります。
そんな意識改革をコンプトンが進めていたのですね。
ガンマ線に粒子性が見受けられたのです。





また、コンプトンはマンハッタン計画を進めた
主要メンバーでもあります。そもそも原子爆弾は
原子炉の製造から計画しなければいけません。
そこでウランをプルトニウムに変換して、
プルトニウムとウランの混合物から
プルトニウムを分離するプロセスが必要です。
コンプトンはこのプロセスをSEとして設計して
プロジェクトが進んでいく現場で働きました。

また、原子爆弾を兵器として使用するには
敵国で使用時出来るだけ早くに最大限の攻撃力を
発揮しないといけませんが、
損場兵器を設計する方法についても
コンプトンは設計をしていきました。
なお同計画はオッペンハイマーの設計もあり、
フェルミやローレンスとの議論も経ています。
全米の知能を集め計画を進めていたのです。

そしてコンプトンの業績はノーベル賞を初めとする
蒼々たる栄誉で称えられています。
それと同時に、マンハッタン計画の主導者として
計画自体の是非を論じる際に何度も
その名があがります。
もともとは、
コンプトンはもともと星の好きな少年でした。
そんな所からガンマ線の究明に話が進みましたが、
彼の名はガンマ線検出の為の
NASAの衛星に残されています。












【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
この頃は全て返信できていませんが
頂いたメールは全て見ています。
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】
2020/11/07_初稿投稿
2020/12/29_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月13日

小柴昌俊_1926年9月19日 ~ 2020年11月12日



物理学の新しい分野を切り開いた先人でした。2020/11/12の夜に老衰の為、都内の病院でお亡くなりになりました。享年94歳の大往生です。

小柴昌俊は物質の基本元素を構成する素粒子の1つニュートリノを観測にかける事に成功しました。その結果をもとに今ではニュートリノ天文学という新しい分野を確立しました。ニュートリーノは星の進化過程で発生します。驚いたのですが、ニュートリーノを観測にかけたのは、小柴昌俊が東京大学を定年退官する一月前の観測でした。強運を指摘された小柴氏は「運はだれにでも等しく降り注ぐが、捕まえる準備をしているのか、していないのかで差がつく」(のですよ)、と反論しました。





東京大学宇宙線研究所に所属しているの梶田隆章は小柴昌俊の弟子にあたりますが、ニュートリーノに質量がある事を示しノーベル賞を受けています。また、戸塚洋二も小柴昌俊の弟子にあたります。朝永振一郎から可愛がられた若かりし時代を経て梶田隆章教授、戸塚洋二教授を育てたのです。






小柴昌俊は俊岐阜県飛驒市にある鉱山地下、1000メートルに3000トンの水を使った、巨大装置、カミオカンデを建設し、天体からのニュートリノを観測しました。その装置ではニュートリーノが飛来する方向、観測した時刻、エネルギー分布を明確に検出します。実際に観測をしました。カミオカンデの主目的はニュートリーノではありませんでしたが、ニュートリーノも観測したい、という2段作戦で成功を得たのです。小柴昌俊はそうした結果を使いニュートリーノ物理学を進めたのです。何より彼は大変な努力家でした。そんな男が大きな仕事を成し遂げた後、静かな眠りに落ちたのですね。大きなお悔やみを申し上げます。合掌。








【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/12_初稿投稿
2021/02/05_改定投稿





OJISAN.png


コリン・マクローリン_1698年2月 ~ 1746年6月14日



マクローリンの名を耳にするのは
数学の中ではないでしょうか。
物理学者というよりも数学者ですが
一昔前の物理学と数学は境目があいまいでした。

マクローリンは特に彼の名にちなんだ展開で有名です。
その内容は「0を中心としたテイラー展開」であって、
とても特別な場合なのですが
その有益性は非常に大きいのです。
その有益性は単純な私達では思い付かなかったでしょう。

込み入った話をすると、マクローリンが定式化した
数学的な定式化は「任意の関数の級数への分解」です。
任意の関数が持つ変化膣を、
1次成分の寄与、2次成分の寄与、3時成分の寄与、、、
と分けて表現していくのです。





マクローリンは英スコットランドに生まれました。
ニュートンと仕事をする中で彼の信頼を得て、
大学への推薦状を書いてもらう程でした。

マクローリン自身もニュートンの考えに惚れ込んでいて、
その紹介を目的として出版活動をしていました。
こうした仕事を通じてスコットランド啓蒙運動
に勤しんだ【いそしんだ】のです。









多くの人は高校時代以降に数学を使わなくなるでしょうが、
実生活の中で数学の世界はとても役に立っています。
特に、今回ご紹介しているマクローリンの考えは
一般関数の級数展開といった考えにつながり、
その考えはひいてはデジタル回路における近似処理
に繋がるのです。スマホの中とかの回路での処理原理です。
一般の人は意識しませんが恩恵を受けています。

理工学系の過程に進む初学者は以上の点を少し意識して下さい。
一見関係ないように思える数学の世界も、その概念を
土台として現代の応用技術が成り立っているのです。
無意味乾燥に思える講義の内容が
貴方の人生で思わぬ成果を生む場合があります。











【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/06_初稿投稿
2021/01/19_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月12日

トピック_量子計算機実用化の波





今回は11/11の日経新聞記載の情報です。
現代の情報だと考えて下さい。





量子コンピュータが企業活動の現場で
使われ始めてきました。事例として
キューピーでは惣菜工事の生産ライン
で最適なシフトを組む為に量子コンピュータ
を活用しています。今まで数百人のスタッフに
最適な勤務シフトを与えるのは大変な作業でした。
120種以上ある惣菜の品目に対して技量の
バラツキを考慮してシフトを与え現場に割り振ります。

キューピーでは現場を熟知した管理者が
30分以上かけてシフト配置をしていましたが
量子コンピュータを活用して一秒でシフト配置
を終える事が出来ています。導入メリットとして
時間短縮だけでなく不適切な配置に対する
ミスがなくなってきているという
利点も出ています。

現在、量子コンピュータはカナダのDウェーブ社
が先行して実用化していて、最適化問題に強い
メリットを享受しています。キューピーの事例
でも従来型コンピュータでは一日かかっても
最適拍位置が出来なかったのです。





また、日本郵便は配送ルートの最適化に量子コンピューターを使い
同僚の荷物に対して埼玉県での運搬量を8%減らせることを確認しました。
全国に展開すれば100億円規模のコストダウンにつながる見通しです。
デンソーはDウェーブの量子コンピューターでの制御により
無人搬送ロボットの稼働率を80%から95%まで向上させられるとしています。












以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/12_記





OJISAN.png



マレー・ゲルマン_1929年9月15日 ~ 2019年5月24日



ゲルマンは米ニューヨーク生まれの理論家です。
素粒子論の世界でノーベル賞を受けています。
ゲルマンの名を本来はゲル-マンと書きますが、
【Gell-Mannと書きますが、】
本稿ではゲルマンとします。

ゲルマンはイェール大で学士号を受け、
MITで博士号を受けました。その後、
プリンストン高等研究所、コロンビア大、
シカゴ大、カリフォルニア工科大で
研究を続けます。サンタフェ研究所の
設立者の一人でもあります。





ゲルマンの研究実績としてはクォークの提唱
が大きかったですね。加速器の開発後には
様々な粒子が未整理のまま次々と発見され、
それらの関係と性質は未解決のまま
問題が蓄積されていきます。
それらを整理・理解する手段がクォーク
だと言えるでしょうか。





ゲルマンの理解体系では対象性が使われて
いて、ストレンジネス・カラーといった
概念で素粒子が理解されていきます。
秩序ある奥深い理論だと思います。





さて、ゲルマンの業績として素粒子の
分類に関する側面を取り上げてきましたが、
ゲルマンの研究での真骨頂は粒子の反応
に関しての研究ではないでしょうか。
関連してR・P・ファインマンという
論敵がいました。

あくまで伝えられている内容なのですが、
ゲルマンとファイン・マンの論争は
まるで子供の喧嘩みたいにも思えます。
激怒したファイン・マンが、
貴様の名前綴りからハイフォン消すぞ!
【Gell-Mann改めGellmannとするぞ!の意】
と怒鳴りつけたら、ゲルマンが
お前の名前をハイフォン付きで書いてやる!
【Feynman改めFeyn-Manとしてやる!の意】
と言い返す有り様だったようです。
アメリカ人の感覚なのでしょうか。
西部劇の勢いなのでしょうか。
ただ少し理解出来るかも、と思ったのは
互いの家を侮辱していたのてすよね。
瞬間的に家祖を汚す発想は、頭の切れる
天才同士の喧嘩だったのでしょう。

そんなゲルマンとファイン・マンは
それぞれに素晴らしい業績を残しました。












【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/05_初稿投稿
2021/01/19_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月11日

石原純(あつし・じゅん)_1881年1月15日 ~ 1947年1月19日【8/12の原稿】




古い原稿を改定しました。
【以下8/12の原稿を残します。ご参考に。】

先ずは日本の物理学史の中から一人、ご紹介します。
同性同名の方が現存されますが、これは昔の人の記事です。

山川健次郎、長岡半太郎、朝永振一郎、と続く黎明期の中、異色の人生を歩みました。アインシュタイン来日時には通訳を務め、西田幾多郎に不確定関係を伝えたパイオニアです。日本物理学界に多大な貢献を残しつつ、女性関係で帝大を去ります。そもそもこの人、伊藤左千夫の弟子なので斉藤茂吉に説得されたりしていますが、一向だにしませんでした。アララギの発刊に携わったメンバーではありましたが、この事件でアララギ脱会に至ります。と、ここまではwikipedia等に載っている情報。

私的な思い出としては、大学の恩師が彼を評価していて、味のある講義をしてくれた時間です。日本の科学の為に多大な功績を残しながらも学会と距離をおき、交通事故による不慮の最後を遂げた人生を詩的に語っていました。

2020/8/12記載










以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/8_記





OJISAN.png


posted by コウジ at 04:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 原稿改定

ロバート・ボイル_1627年1月25日 ~ 1691年12月31日



その名は正確には
サー・ロバート・ボイル: Sir Robert Boyle_
英国アイルランド生まれの物理学者です。
初代コーク伯爵リチャード・ボイルと
キャサリンの間に7番目の男子として生まれ
現地の家庭に里子に出されます。
その結果、ボイルはアイルランド語を
理解し、通訳レベルまで習得しました。

ボイルはフランス人の家庭教師と
海外旅行をしていて、1641年冬には
イタリアのフィレンツェで過ごし、
ガリレオ・ガリレイの教えを受けます。
ガリレオは1642年に亡くなりますが、
まさに晩年、ガリレオと接したのですね。
今の日本人なら中学生でしょうか。
多感な時期に良い刺激を受けた事でしょう。





1644年に大陸の長旅を終えるとボイルは
多くの時間を科学に使い、後の王立協会
に繋がる集まりであるロンドン理学協会、
別名、不可視の学院とも呼ばれた集まりに
参加するようになります。先代が亡くなって
いましたので、ボイルはアイルランドでの
立場もあったのですが、ロンドンで頻繁に
会合が開かれた事情もあり彼は最終的には
オックスフォードに移り住みます。
実験器具が入手し辛いといった切実な
側面もあったようです。









その後、フックを助手としてボイルは空気
ポンプを制作して圧力の研究を始めます。
やがてはその研究は体積との関係を示す、
ボイルの法則に繋がります。
ただ1660年迄に
体積は圧力に反比例すると明言していて、
書物での記録はあるようですが、
温度や分子量との関連を含め、
現象の定式化には至らなかったようです。
実際の定式化はヘンリー・パワーによって
1661年になされているようです。

最後に、ボイルは錬金術の伝統を受継いで
いましたが、近代的な視点を持ち「元素」を想定して、
混合物と化合物を明確に区別した点で秀でています。
ボイルが明確にしたパラダイムシフト
は非常に大きな業績だと言えるのではないでしょうか。











【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/04_初稿投稿
2021/01/19_改定投稿






OJISAN.png


2020年11月10日

フィリップ・W・アンダーソン_1923年12月13日 ~ 2020年3月29日



物性研究で有名なアンダーソン博士をご紹介します。
所属研究機関としてはハーバード大で学びベル研・
ケンブリッジ大・プリンストン大学で勤務しました。
米国や英国の綺羅星が並んでいますね。
素晴らしい研究人生です。





アンダーソンの研究で思い出すのは
アンダーソン局在です。
無秩序系における電子の基本的な性格で、
物性論の基礎になっています。
その理論では電子が局在した状態は
非局在の状態と明らかに異なり
エネルギー的に区別されます。
更に、長さ・時間のスケールを
変換する理論をスケーリング理論として展開して
理論を発展させたのです。
こういった業績を評価され、アンダーソンは
ノーベル物理学賞を受賞しています。





そしてアンダーソンは 東京大学から名誉博士号
を贈られています。その記念として
物性研で記念植樹されていたようですが、
赤坂・防衛省の近くでしょうか。柏でしょうか。
何時か見に行きたいと思います。

最後に、アンダーソンの
残した言葉を一つご紹介します。

”More is different”

アンダーソンは多様性の中から
秩序を拾い出していました。











【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/03_初稿投稿
2021/01/19_改定投稿






OJISAN.png


2020年11月09日

アーネスト・オーランド・ローレンス_1901年8月8日 ~ 1958年8月27日



ローレンスは優れた実験家で
今でも頻繁に応用されている
サイクロトロンを発明した事
で広く知られています。





ローレンスがイェール大学で
博士号をとった時には光電効果に
関する研究をしていたようです。
その後、
恩師だったスワン先生がイェール大学
を去るタイミングでカリフォルニア大
に移ります。ローレンスは実験家
として大変、有望視されていました。

サイクロトロンを使った実験で、
ローレンスがその装置を活用
した応用例が人工放射性元素でした。
ローレンスと彼の率いる
バークレー国立研究所は
自然界に存在する元素だけでなく、
不安定な元素を作り出したのです。

強い磁場を使い帯電しているイオンを
ビーム状に出す事が出来るので
ローレンスの作ったサイクロトロンは
イオンが反応する状態を作れるのです。
例えば特定金属にイオンビームを
当て続ける事が出来る訳です。

こうした装置の開発を通じて
ローレンスは人類に新しい知見を
もたらしたのです。







【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/10/31_初回原稿
2021/01/19_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月08日

お問い合わせの件について_を改定しました。【11/1時点での原稿です】

このブログの構造を改善します。
今迄はログの動き中心でどんどん流れていく仕組みでしたが、
以下方針を明言し、改善します。

<方針>
1.議論が行われた場所別に、
  全ての偉人を閲覧者が辿れる様にする。

2.閲覧者の関心に応じて
  TOPの以下4分野から辿れる様にする。
  【力学・電磁気学・統計力学・量子力学】

3.以上の枠組みから漏れた記事は改定した
  「お問い合わせの件_その他」で補う

【以下、11/1時点の原稿を残します】

今日までは、ただブログの羅列を重ねてきました。
数年ぶりのブログ作成であって見て頂いている方を
意識していなかった面があると思います。お恥ずかしい。
そこで、更新している私の現状を関心ある読者に伝え
今後の運営について意見を取り入れていく仕組みを
作りたいと考えています。

無論、日々の科学者列伝の更新は可能な限り続け、
内容をより確かな物にしていきたいです。
そして、自身の娘が知識を吸収していくように
顔の見えない皆様も少しずつ知識と想像の枠を
広げていって欲しいと思います。私も知見を増やしたい。
意見をよりしっかりした物にして、現実の生活でも
無理のない範囲で色々な議論を広げたいのです。
斯様な目的を意識して、その為の一つの場
としてこのブログが役に立てば嬉しいのです。



【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/1_初稿投稿
2021/01/13_改定投稿





OJISAN.png



posted by コウジ at 10:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

エドウィン・パウエル・ハッブル_1889年11月20日 ~ 1953年9月28日



ハッブルは近代を代表する天文学者で、
膨張宇宙論を特徴づける
ハッブルの法則等が有名です。
そんな大天文学者ですが、
高校時代は陸上でイリノイ州の
記録を更新したりしていました。
そんな少年時代は後の人生と全く違いますね。
そして、大学時代はボクシングでならし、
とあるプロモーターから世界チャンピオンとの
一戦を持ちかけられたほどの強さでした。
これまた意外ですね。





ハッブルの業績で大きいのは
赤方偏移の発見でしょう。
1929年にセファイド変光星の観測から
明るさと変光周期の関係を観測していく事で
赤方偏移の考え方を導きました。





ハッブルが考えていた宇宙論では、
無論のこと直接の実験は出来ません。
使える理論も検証の為に理論が
必要となる学問体系でした。
そこでハッブルのもたらした赤方偏移は
宇宙理論に明快な方向性を与え、
次なる考えにつながっていくのです。
赤方偏移の考えから
膨張宇宙論の考えが裏付けられて、ひいては
ビックバーン理論へとつながっていったのです。







【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/08_初稿投稿
2021/01/19_改定投稿





OJISAN.png



2020年11月07日

東京大学関連のまとめ

今回は東京大学関連の物理学者を纏めます。
我が国に物理学が伝わる礎となった
大事な時代を支え、今なお学び続けています。
2004年までは同大学の物理学分野での
被引用回数は世界1位だったそうです。
【その後はマックスプランク研究所】
そんな人々を私なりの理解の中でご紹介します。

なお、当ブログの趣旨でご存命の方は
意識して掲載しないようにしています。
ご承知置き下さい。
数学者は含めていません。


山川 健次郎_1854年9月9日 ~ 1931年6月26日


長岡半太郎_1865年8月19日 ~ 1950年12月11日


寺田 寅彦_1878年11月28日 ~ 1935年12月31日


久保 亮五_1920年2月15日 ~ 1995年3月31日


南部 陽一郎_1921年1月18日 ~ 2015年7月5日


江崎玲於奈 1925年3月12日 ~ 【ご存命中】


小柴 昌俊_1926年9月19日 ~ 【ご存命中】

梶田 隆章_1959年3月9日 ~ 【ご存命中】




【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/7_記





OJISAN.png




posted by コウジ at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

ウィラード・ギブズ_1839年2月11日 ~ 1903年4月28日





その名は正しくはジョサイア・ウィラード・ギブズ_Josiah Willard Gibbsです。
米国コネチカット州に生まれイェール大学で博士号をとります。
その博士号はアメリカ大学における最初の工学博士だったそうで、
米国における物理学の先駆者だったのですね。





その後、ギブスは修行時代として、パリ、ベルリン、ハイデルベルクで
一年ずつ滞在します。今の感覚では想像出来ないのですが、
彼の人生で地元を離れたのはこの三年間だけだったそうです。





ギブスの業績として大きいものは物理学への統計の導入でしょう。個々の粒子の個別の性質は別として、体系の集団が持つ性質を統計的にまとめあげていく事でその性質が熱力学的な特性につながっていくのです。その考えをまとめた論文を読んだマクスウェルは大変感動をして、その思いを伝えるために石膏模型を作ったと言われています。そして、その抽象的な模型をギブスへ送ったのですが、模型は今でもイェール大学で大切に保管されているそうです。

数理的手法を物理学に取り入れたギブスですが、その立場(スタンス)を表現している言葉をご紹介します。
A mathematician may say anything he pleases,
but a physicist must be at least partially sane.
【(私の訳)
数学者は望むがままに物事を言えますが、
物理学者は何とかして、しゃっきりと
物事を伝えなくてはいけないですよ。】
数学者と物理学者は視点を変えていかねばいけないと。

最後に、戸田先生の教科書【岩波書店から出ていた熱・統計力学の本】
でギブスの人柄を伝えるエピソードが載っていたのでご紹介します。
(小さな物語の始まりです)
ギブスは結婚をしないで父の残した家に妹夫婦と共に住んでいました。
その家は彼の研究室から近い場所、道を渡ったところにあって、
ギブスは午前の講義を終えた後に、食事の為に家に戻っていました。
お昼を食べた後にギブスは研究室に帰ってそこで過ごし、
夕方五時頃に散歩をしながら帰宅するという静かな暮らし
を送っていました。何年も。何年も。
そして、
ギブスは妹の家事を手伝い、一緒に料理もしました。
特に、不均一系の研究をしていたギブスは
サラダを混ぜる仕事がとても得意だったそうです。
うまく作業できた時には大層、ご機嫌になれたでしょう。
そんな静かで温かい生活を重ねていました。







【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/10/31_初稿投稿
2021/01/18_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月06日

京都大学関連の物理学者

個人的には京都大学内の
湯川記念館で議論をした事が思い出です。
国立大学でありながら自由闊達な学風があり、
学生寮である吉田寮にはびっくりした思い出があります。
まるで漫画のツルモク独身寮みたいな雰囲気でした。
しかも本を片手に木に登っていく女学生が居たんです。
数千円で泊まれた近隣の安宿も
「味があったね」って気がしてしまいました。今でも
そんな雰囲気を残している大学なんでしょうね。


朝永 振一郎
_1906年3月31日 ~ 1979年7月8日

湯川秀樹
_1907年1月23日 ~ 1981年9月8日

広重 徹
_1928年8月28日 ~ 1975年1月7日

小林誠_1944年4月7日 ~ ご存命中

赤ア 勇_1929年1月30日 ~ ご存命中




【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/6_記





OJISAN.png



posted by コウジ at 14:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学紹介

D・J・ボーム_1917年12月20日 ~ 1992年10月27日



正確にはその名は、
デヴィッド・ジョーゼフ・ボーム_
David Joseph Bohm、
ヘブライ語表記ではדייוויד ג'וֹזף בוֹהם, דוד יוֹסף בוֹהם。
ハンガリー系‎‎ユダヤ人の父と
リトアニア系ユダヤ人の母の間に生まれ、
UCBバークレー校でオッペンハイマー
の教えを受けます。

学生時代に周りの影響で思想的に影響を受け
異なった社会モデルを持つ急進的な主義
の考えをボームは抱きます。後には
その為にFBIにマークされたりします。





第2次世界対戦の時にはボームは
師オッペンハイマーに従い
マンハッタン計画に参加します。
その計画は
陽子と重陽子の衝突研究を進め、
濃縮ウランを作り原爆を製造
する計画で実行に移されました。





戦後、ボームはプリンストン大学で
アインシュタインと共に働いていましたが、
いわゆるマッカーシズムにあい、
プリンストン大学を追われます。
社会主義者としての過去の活動を
当局に問題視されたのです。

アインシュタインはボームに彼の助手
として大学に残る事を勧めますが、
願い叶わず、ボームはブラジルの
サンパウロ大学に移りました。

研究者としてボームは幾多の成果を
残しています。
先ず量子力学の解釈の面で
ボーム解釈。EPRパラドックスの提唱。
そして電磁気学でのAB効果です。
それぞれの分野の考えに
今も残る影響を与えています。







【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/10/31_初稿投稿
2021/01/18_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月05日

オットー・シュテルン_1888年2月17日 ~ 1969年8月17日



シュテルンはドイツ生まれの物理学者でナチスに追われアメリカへ移ります。
シュテルンは先ず、ポーランドのプラハ大学でアインシュタインに会い、共にチューリッヒ工科大学に移ります。
気の合う議論相手だったのでしょうか。

シュテルンはドイツ本国で当時の感心事であった原子線の研究をします。
連続して特定の粒子を放出する事で粒子の性質を明らかにしていくのです。
結果としてゲルラッハと共に歴史的な実験を成し遂げました。

戦争に伴い、ナチスにハンブルグ大学の地位を追われた
シュテルンはアインシュタインと共に1933年アメリカに亡命します。この時は
戦後、ナチ政権下で教授を続けたゲルラッハと対照的ですね。

最終的にはUCB(カリフォルニア大学バークレー校)で
名誉教授を務めます。81歳の生涯でした。

以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/10/31_初版投稿
2021/01/18_改定投稿





OJISAN.png


ヴァルター・ゲルラッハ_1889年8月1日 ~ 1979年8月10日



ゲルラッハはシュテルンと共に
行った実験で有名です。
シュテルンは関連人が主体で
実験内容が伝え難かったりするので
先ずはゲルラッハと
実験内容について語りたいと思います。





その実験はゼーマンとローレンツ
による実験と通じる部分があります。
古典的な考えだけでは説明出来ない
量子力学的な状態の縮退を考慮する
必要があるという結論に繋がります。

具体的にゲルラッハとシュテルン
が行った実験では、磁場での
スピンが分離されています。
加熱された銀粒子がビーム状に
放射されている時にビーム経路
に対して垂直に地場をかけます。

壁に当てたビームの輝点
を見てみた時に古典論では
輝点は一つです。所が、
ゲルラッハとシュテルンの実験
では「縮退の解けた」2点が
はっきりと見てとれたのです。





量子力学的な考えに従うと、
電子はスピンを持ち、磁場に対して
同じ方向のスピンと
逆の方向のスピンが存在します。
だから、
磁場に対する軌跡が異なるのです。





この実験はゲルラッハが実現したようですが
シュテルンが亡命していた事情と、
政治絡みの判断、が相まって
当初はゲルラッハの名は表に出ませんでした。

さて、話を現代に近づけると、
2012年に日本で半導体内部で
同じ原理を使い同じ結果を得てます。
アイディアの種は
色々な所にありますね。

強磁性体や外部磁場を用いずに電子のスピンを揃えることに世界で初めて成功_2012年12月

https://www.ntt.co.jp/journal/1212/files/jn201212058.pdf



【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/10/31_初稿投稿
2021/01/18_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月04日

アンリ・ポアンカレ_1854年4月29日 ~ 1912年7月17日



その名を書下すと、
ジュール=アンリ・ポアンカレ:
Jules-Henri Poincaré。
多様体における考察である
ポアンカレ予想で、
よく知られています。





ポアンカレは数学、物理学、天文学
で名を残していますか、その
数学的立場には賛否両論があります。
一般の見方をしたら分からない程度の
賛否両論のでしょうね。





ポアンカレは第一回ソルベーユ会議
にも出席していて、マリ・キューリとの
写真は色々な所で紹介されています。
どんな話をしていたのか興味深いですね。





他、ポアンカレの業績としては
位相幾何学の分野でのトポロジー
はの概念形成などもあります。
ヒルベルト形式主義よりも直感に
重きを置くスタイルは、いかにも
数学者らしい、とも思えますが、
特定の人からみたら
意味不明に思えたりするのでしょう。

また、とある数学的な発見時に、
思考過程を詳細に残し、思考プロセス
での心理学的側面の研究に影響を
残したとも言われています。





また、以下の著作は何時か時間が出来たら読んでみたいと考えているポアンカレの著作です。個人的な課題ですね。

・事実の選択・偶然_寺田寅彦 訳_岩波書店
・科学と仮説_湯川秀樹・井上健編_中央公論
・科学の価値_田辺元 訳_一穂社


【舞台別のご紹介】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/10/31_初版投稿
2021/01/18_改定投稿

OJISAN.png


2020年11月03日

トピック 室温超電動 米ロチェスター大 高圧下【改定前原稿】

勤務先へ向かう途中で新聞記事に反応して初稿をあげました。
帰宅後に「リンクをつけた原稿」を改訂版として別途あげておきます。

【以下、初回投稿11/2の原稿です】

科学史の観点からトピックスをお伝えします。
米ロチェスター大学のグループが室温超電導
を実現しました。10月にネイチャーに発表
したらしいです。突然ですね。私も
今朝の新聞読んで知って、びっくりしてます。
267万気圧という条件下でレーザーを使い
摂氏15℃での超電導状態を実現しています。

対象試料のサイズが数十マイクロメートル
の大きさだと言う事も気になります。
圧力条件も実用化の大きな壁でしょう。
とは言え、超電導状態の解明に向けた
大きな一歩と言える気がします。

こうした事実の積み重ねはカメリーオネス
の実験から始まりました。
絶対零度近くでの抵抗値損失は
再現性の高い事実で、その後、
アメリカでバーディン、クーパー、
シュリーファによるBCS理論が
提唱され現在に至ります。





以上、間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/2 _記





OJISAN.png


ピーター・ゼーマン_1865年5月25日 ~ 1943年10月9日



ゼーマンはローレンツと同じ時代の理論家で
ローレンツと同時にノーベル賞を受賞してます。
当然、アインシュタインとも交流をもちます。





ゼーマンにとって幸運だったのは
ローレンツとカメリー・オンネスに師事した
事です。稀代の理論家と実験家の指導のもと、
ゼーマンは素晴らしい環境で育ちます。





そんなゼーマン等が出した結果が
ゼーマン効果です。具体的には
磁場中に置かれたナトリウム原子の
スペクトルを観察した時に、
それが分裂していたのです。






ローレンツとゼーマンによって
成された説明はナトリウム原子の
内部構造についてのものでした。
細かくは原子内部の電子が電荷
を持ち、磁場中では今で言う
縮退状態からの開放と
スピンの性質から、
放射特性が変化するのです。

更には、その電荷の物理量が
別に理論を進めていたJ.J.トムソン
のそれと近しい値をとった事で
ローレンツとゼーマンの理論は
説得力をもちました。結果、
ノーベル賞が贈られます。





また、ノーベル賞受賞後に
ゼーマンはアムステルダムで
研究所を運営し、そこで電磁光学
の研究を進めています。特に、
移動する媒質の中での光の伝播
に関しても研究していますが、
それは相対論の形成に有益
でローレンツやアインシュタイン
も評価していたと言われています。

ローレンツとゼーマンの素晴らしい
点はナトリウム原子の構造を
解明した手法にあったと思います。
実験結果の積み重ね、仮設の設定、
そして全てを使った理論構築の
モデルはその後に多くの学者が
活用可能な手法だったかと。
その後に他の原子も次々と性格が
明らかにされていきます。





以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近は全て返信出来てませんが
適時、返信・改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/10/31_初版投稿
2021/01/18_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月02日

トピック 室温超電動 米ロチェスター大 高圧下

科学史の観点からトピックスをお伝えします。
米ロチェスター大学のグループが室温超電導
を実現しました。10月中頃にネイチャーに発表
したらしいです。突然ですね。私も
今朝の新聞読んで知って、びっくりしてます。
一般人はびっくり。

267万気圧という条件下でレーザーを使い
摂氏15℃での超電導状態を実現しています。

対象試料のサイズが数十マイクロメートル
の大きさだと言う事も気になります。
圧力条件も実用化の大きな壁でしょう。
とは言え、超電導状態の解明に向けた
大きな一歩と言える気がします。

こうした事実の積み重ねはカメリー・オネス
の実験から始まりました。
絶対零度近くでの抵抗値損失は
再現性の高い事実で、その後、

アメリカで

ジョン・バーディーン

レオン・クーパー

ロバート・シュリーファー

によるBCS理論が提唱され現在に至ります。

私の研究時代にはイットリウムの系(YBCOの系)や
ランタンの系(RSCOの系)の酸化物で高温を模索していました。
別途、青山大学の先生が別種金属で高い転移温度を実現してます。
また、最近では東北大をはじめとするグループが「揺らぎ」
の考えを使って高圧下でより常温に近い現象発現を目指しています。

ほぼ室温超伝導を示す高圧下ランタン水素






以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/3_改定





OJISAN.png


ポール・ランジュヴァン_1872年1月23日 ~ 1946年12月19日



ランジュバンは双子のパラドックス
で有名ですね。その矛盾の指摘は、
初めアインシュタインが指摘した
2つの慣性系での時間差から始まる
話ですが、ランジュバンが双子の例え
に置き換えて分かりやすくしました。
そんな時代の人です。無論、
ソルベー会議等に参加しています。





研究者としてはキャヴェンディッシュ研究所でジョゼフ・ジョン・トムソンのもとで学んだ後にソルボンヌ大のピエール・キュリーの下て、学位を得ました。磁性の研究をする一方で水晶振動子を開発して超音波を発生させるメカを実用化しました。





また、マリ・キューリとの恋仲も知られていたようです。ゴシップネタで恐縮ですが。そして、何年か後には二人の孫同士が結婚してます。





また、ランジュヴァンはソナーの発明でも知られています。潜水艦の関係者なら多大な恩恵を受けている訳ですね。











以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/10/31_初版投稿
2021/01/18_改定投稿





OJISAN.png


2020年11月01日

アメリカ人物理学者のまとめ

最後の大戦後に物理の中心はイギリスからアメリカに移ったと思えます。
国が力を集めて予算を注ぎ、科学を支援する時代が続いているのです。
初期にはキブスのほのぼのした古き良きアメリカを彷彿させる時代も
ありますが、マンハッタン計画を初めとする破滅的な部分も看過出来ません。
何はともあれ、今も時代は進んでいます。
理性的な方向付けが必要ではないでしょうか。
亡命後にアメリカに帰化した学者を含めて以下列記します。


トーマス・A・エジソン
_1847年2月11日 ~ 1931年10月18日

アルベルト・アインシュタイン
_Albert Einstein_1879年3月14日 〜 1955年4月18日

J・R・オッペンハイマー
_1904年4月22日 ~ 1967年2月18日

ジョン・バーディーン
_1908年5月23日 ~ 1991年1月30日

R・P・ファインマン
_Richard Phillips Feynman_ 1918年5月11日 〜1988年2月15日

アイザック・アシモフ
_1920年1月2日 ~ 1992年4月6日

レオン・クーパー
_1930年2月28日 ~(ご存命中)

ロバート・シュリーファー
_1931年5月31日 ~ 2019年7月27日

パウエル・ハッブル__宇宙論(11/8投稿予定)
ウィラード・ギブス _統計力学 (11/7投稿予定)
ハリー・ナイキスト_自律制御理論 (11/17投稿予定)
マーレ・ゲルマン_素粒子論 (11/18投稿予定)



以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】


2020/11/1_記



posted by コウジ at 19:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

お問い合わせの件について_他

今日までは、ただブログの羅列を重ねてきました。
数年ぶりのブログ作成であって見て頂いている方を
意識していなかった面があると思います。お恥ずかしい。
そこで、更新している私の現状を関心ある読者に伝え
今後の運営について意見を取り入れていく仕組みを
作りたいと考えています。

無論、日々の科学者列伝の更新は可能な限り続け、
内容をより確かな物にしていきたいです。
そして、自身の娘が知識を吸収していくように顔の見えない皆様も少しずつ知識と想像の枠を広げていって欲しいと思います。私も知見を増やしたい。意見をよりしっかりした物にして、現実の生活でも無理のない範囲で色々な議論を広げたいのです。斯様な目的を意識して、その為の一つの場としてこのブログが役に立てば嬉しいのです。

また、分野別の枠組みで網羅されない話は以下に列記して補いたいと思います。ログ自体はどんどん流れて
どんどん埋もれていく物だと思いますが。

・爵位について

・平賀源内

・トピック_高温超電導

・別サイト立ち上げました

・トピック_量子計算機実用化の波
・トピック_小柴昌俊
・トピックス エクソソーム実用化へ
・トピック_スペースX実用段階へ

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/19_初稿投稿
2021/01/18_改定投稿





OJISAN.png



posted by コウジ at 08:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

舞台別のご案内

古今東西、様々な科学の議論がなされてきました。舞台別に話を整理します。
科学技術が世界共通の財産である、
と言いたいですね。いつまでも。

<国別>

アメリカイェール大_UCB_等】
イギリス
【ケンブリッジ大_オックスフォード大_等】
イタリア
【ボローニャ大学、パドヴァ大学、等】
オーストリア_
オランダライデン大_デルフト工科大_等】
ドイツ【プランク研究所_等】
デンマーク【コペンハーゲン大学・ボーア研究所_等】
日本東京大学_京都大学_等】
フランス【ソルボンヌ大学、等】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

【舞台別のご紹介】

2020/11/01_初稿投稿
2021/01/10_改定投稿

纏めサイトTOPへ】
19世紀生まれの偉人達のまとめへ】





OJISAN.png



posted by コウジ at 07:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学史

N・L・S・カルノー_1796年6月1日 ~ 1832年8月24日



その名は正確にはニコラ・レオナール・サディ・カルノー
: Nicolas Léonard Sadi Carnot。
理論的な熱機関カルノーサイクルから考え続けました。





カルノーの関心は蒸気機関にありました。
当時の産業界は蒸気機関を
理論的に説明出来ていなかったのです。

ニュートン力学で出てくる力の他にその力を加え続けた距離を考えて仕事量の概念を作ります。重い荷物を「数cm引きずる」のと「数km引きずる」のでは大きな差があり感覚的に理解出来ます。





例えば、物体を動かす力と動いたときに発生する摩擦熱の間には関係があり、それらを結びつけるのにカルノーは仕事量の概念を使いました。他、比熱、熱容量、といった概念が出来て様々な現象が繋がっていったのです。

ただ残念な事に、
非常に短い人生を送っていて
36歳の時に病死してしまいます。
カルノーが評価を受けたのは死後でした。
クライペロン・トムソン卿が評価し、
その後にマッハが評価をしています。













以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2020/11/01_初回投稿
2021/01/17_改定投稿

【舞台別のご紹介】





OJISAN.png