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地震保険が値上げされる理由

地震保険
御存知の通り自然災害によって壊れた家屋・家財道具を保証する保険のことです。

この地震保険の保険料ですが2014年4月をめどに政府・損害保険各社が値上げする方針を固めたそうです。

では何故保険料を値上げする事態になったのでしょうか。
この理由は非常に単純ですね。

答えは東日本大震災と将来起きるであろう巨大地震です。

地震保険では災害により家屋などが壊れた場合、建物上限5千万円、家財上限1千万円で補償されます。
皆さんご存知の通り、昨年起きた東日本大震災に伴う激しい揺れや大津波などにより多くの建物が損壊しました。

あれほどの大きな災害になると保険金の支払額も莫大なものになります。

企業向けの地震保険については民間保険ですが、一般家屋向けの地震保険においては政府と損保会社が共同で補償するという公的な保険です。

地震保険は、保険料を積み立てた準備金と呼ばれるところから保険金を支払う仕組みになっていますが、東日本大震災による保険金支払いで2・3兆円の準備金から約1兆円が支出されました。

昨今議論されている南海トラフのような大地震が起きれば準備金が枯渇し破綻します。
東日本大震災を期に地震保険に入った人も多く、震災前と比べて1割ほど増えたそうです。

さらに保険料だけでなく「損害区分」も見直されます。
損害区分とは家屋の損壊度によって支払う保険料を区分するもので

   「全損」⇒契約した保険金の全額
  「半損」⇒50%
  「一部損」⇒5%

となっています。

今回の震災では実に全体の7割が「一部損」という判定を受けておりそれに関しては批判もありました。悪く行ってしまえば政府と損保会社が保険金を出し渋ったわけですね。

これを値上げとともに見直し「一部損」よりも多く保険金が出る新しい区分を設けるという方向で検討がなされていくそうです。

保険料は当然ながら家屋の構造や住んでいる地域によって変わってきますが東京都の家屋の例をとってみると、保険金1千万円の地震保険に入っている場合年間約1万7千円となります。

今回の値上げでは15%〜30%の値上げとなる見込みであるため、仮に15%値上げされた場合は1万7千円から3千円アップして2万円となります。
当初は15%の値上げとなる見込みでしたが国の南海トラフ地震の被害想定が大きくなったため15%よりも高くなる可能性が高くなりました。
この例で言うと少なくとも2万円は超えると思っていて良いと思います。

保険加入件数は2012年の3月時点で1400万件だそうですが皆さんは加入していますか?

いつ起きるかもわからない地震に対してお金を払うのは嫌だなと思う人もいると思いますが、私個人としては年間2万円で補償されるなら安い方ではないかと思います。

ただ、やはり問題なのは損害区分判定。
前例を見ると全損か半損か一部損かの判定はとても厳しくなかなか全損で全額支払われることはなく正直運任せにも思えます。

値上げは仕方ないことだと思いますが、補償に対する保証もしっかり確保して欲しいです。


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