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2020年06月12日

悲報 ヒヨドリの巣がヘビに襲われました

あまりにもショッキングで書きたくなかったのですが、書かずにいるといつまでも頭に残る気がするので、書きます。タイトルの通りです。

一昨日、大雨警報が発令されたため、wifiカメラは取り外していました。
巣に近付くと親鳥が逃げてしまうため撮れませんでしたが、大雨が降りしきる中、親鳥が身を挺して雨からヒナたちを守っていました。

今日の午前中、親鳥さんが留守の間、ほんの数分ですが巣の中を撮らせてもらいました。
4羽のヒナたち、巣から溢れんばかりに大きくなっていて、目も開き、翼も生えそろってモフモフでした。
明日にでも飛び立ちそうな姿でした。

午後4時半過ぎ、工場で仕事が一段落ついたので、風呂と夕食の準備をしようかと母屋に戻って来ると、庭でヒヨドリご夫妻がしきりに鳴いていました。巣の近くで翼をバサバサさせたりもしていました。数年前、ヒナに飛ぶ練習をさせようと同じような行動をしていたのを目にしたことがあったため、巣立ちの練習を促しているのかと思いました。

ビデオカメラを持ってきて撮っていました。
巣は見つけにくい場所にあり、曇りだったことも手伝い暗くてよくわからなかったのですが、映像ではズームで映っていました。ただ、撮っている時はモニタで見ていても全然わかりませんでした。

あまりにも鳴くので、しかも警戒の声だし、巣に近付いてみました。
普段なら親鳥は逃げる距離に近付いても、逃げずに泣き続けていました。
巣の樹のほぼ真下までいき、やっとわかりました。

巣の上に何か映ってるのは見えていましたが、ヒナの背中かと思っていました。
ですが、近付くとヘビだと分かりました。

分かった瞬間、2点が頭を過りました。

1.私はヘビが大の苦手
2.自然の摂理に人間が関与しても良いのだろうか?

2は殆ど1の言い訳です。
ですが、親鳥たちが必死で子育てをしていた姿を見てきました。
この時も、悲痛な叫び声のように泣き叫んでいました。
ヒナたちの愛らしい姿も目に焼き付いています。

親鳥がどうにかするのを期待していました、やはり天敵、鳴いて翼を振るくらいでどうにもできない様子。
意を決して、長い棒を持ち、巻きついたヘビの胴体と樹の間にねじ込みました。
ヘビは顔を棒に向けて噛むようにした後、ヒヨドリの巣から離れ、枝を伝って物置の屋根に。
下から見ると、胴体が大きく膨らんでいるのが視認できました・・・

物置の屋根に暫くいましたが、また枝の方に這い出してきたので、思い切って枝を棒で叩いたところ、ヘビ落下。母屋の方に出てきました。デカいです。アオダイショウでした。叫び声をあげながら大乱闘。

運良く、本当に運良く、置いてあった穴あきブロックの穴に逃げ込み、そこでガチガチに丸まってくれました。ヘビはU字溝に捨てれば上がってこれない、との家訓があります。震えながらブロックごと深いU字溝に持って行き、気休めでフマキラーを浴びせ、ブロックをひっくり返すとU字溝に落ちて、山の方へと逃げ登って行きました。低い所ならば登れるでしょうが、やはりU字溝は登れないようです。

その後、巣を確認してもヒナは見つからず。
みんな食べられてしまったのかと肩を落としましたが、遠く近く、ヒナのピッピッという声が。
声の方を探すと、ヘビが逃げていったのと逆方向のU字溝の中に落ちていました。
親鳥が近くで見守ってはいるものの、まだ飛べない様子。

これは先程動画を確認して分かったことですが、巣が襲われている時、1羽落下していました。
その後、よちよち歩きで動いていて、U字溝に落ちてしまったものと思われます。

自力で登るのは無理。
親鳥が見守っているとはいえ、ネコのように噛んで持ち上げることはできませんから、どうにもできない様子。チョロチョロとはいえ、水が流れているので流される危険もありますし、流されずとも低体温で確実に死んでしまうでしょう。ヘビだけでなく他の動物に襲われる危険もあります。

悩んだ末、ラテックスグローブに軍手を付けて人間の匂いが付かないようにして、手で追って籠に入れ、巣に戻しました。正解かどうかはわかりません。今日来たヘビは、U字溝をかなり先まで行かないと登れないので、もう来ないと思いますが、また来るかもしれないし別の奴が襲うかもしれません。

野鳥のヒナを人の手で育てるのはほぼ不可能とのこと。
落ちたヒナ拾うなキャンペーンのHPに、巣に戻すのはOKとあったので、上記のようにしました。

親鳥、これまで聴いたことのない「クルル!」みたいな声をあげて怒っていましたが、暫くすると虫をくわえて巣に戻ってきていました。心底ほっとしました。ちなみに親鳥、私が長い棒を片手に物置の屋根に移ったヘビと睨み合っていた時には、棒の先に留まってヘビを倒せと大絶叫していました。

ヒナ、巣に戻すと鳴かなくなり心配しましたが、よくしたもので親鳥の声が聴こえるとピッピッと鳴いて知らせていました。U字溝に落ちた時にはずっと鳴いていましたが、巣に戻ってからは親鳥も来て静かなので、今のところ大丈夫だと思います。

生まれて僅か7日。
4羽中3羽の命が失われました。
自然の摂理とはいえ、途方もなく切ないです。
私がヘビを追っ払った時には既に3羽が呑まれていた訳で、気付くのが遅れたのが悔やまれます。

ヘビの存在、ちょっと気にしてはいました。
今年は5月に入っても霜注意報が出ていたくらいに気候が狂っていて、そのせいなのか例年よりも子育てが遅い感じがします。エナガは春前から繁殖に入るそうですが、小型の野鳥は天敵のヘビが活発に動き始める前に子育てを終えるとも。今年はちょっと遅いし、梅雨にも入ってしまったため気にはなっていました。

でも、我が家の敷地に前にヘビが出たのは10年以上前です。
見えないところにいたかもしれませんが、庭にはハクビシンやテンも来ているので、まあヘビは大丈夫だろうとたかをくくっていました。甘かったです。悔やまれます。

明日、ホームセンターでヘビ除け剤を買ってきて撒くようにします。
残った1羽、明日か明後日くらいには飛べると思います。飛んでほしい。
どうにか無事に巣立てるよう祈るばかりです。

以下、午前中に撮ったヒナの姿と、午後のヘビ視認までの繋げた動画です。
視認以降はパニックだったので撮っていません。
動画だとしっかり映っていましたが、ヘビだと視認できたのは最後の真下から撮っている時でした。
1羽のヒナが巣から落ちる様子も映っていました。

https://www.youtube.com/watch?v=AdQrp5xlfWk

タグ:ヒヨドリ
posted by 信濃とっこ at 22:30 | ヒヨドリ
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