ネコと贅沢　ボンビーライフ

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福島賠償に新電力も３兆円分共同負担へ　経産省方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161204-00000054-san-bus_all

何回読んでも意味が解らなかった。

なんでしょう、
『うち約３兆円を福島事故以前に事故に備えて積み立てておくべきだった“過去分”として
原発のない沖縄を除いた幅広い消費者に負担を求める。』
っていうのは。

ある日突然過去に泊まったことのある旅館から
「実は最近当旅館で食中毒が出まして、
その賠償をしなければいけないのですが
それ用に蓄えておりませんでしたので賠償金が不足しております。
以前お客様がお泊りになったときの料金には
その分の料金が加算されておりませんでしたから
今からその分をお支払いいただけすでしょうか。
これは担当のお役所が決めたことですので
あしからず。」
みたいな通知を受け取るようなものである。
到底世間一般の常識では認められる話ではない。

仮にこの話を仕方ない、として強引に飲み込んだとしても、
それならそれでまた別の腹立たしさがこみ上げてくる。
それまで上げていた利益に関してはどう扱うのか。

「事故に備えて積み立てておくべきだった」金額というのは
事故以前にはそのままそっくり利益になっていたはずである。
それによって電力会社の社員も役員も、
社債を買っていた人もそれなりの報酬を得ていたはずだ。
特に電力会社は絶対に損をしない料金体系を取っていた。
それはそのままなのだろうか。
だとすればものすごい不公平である。
理不尽といえるレベルである。

経産省というのはどこの利益を守る組織なのだろう。
電力会社の出先機関なのだろうか。
だとすれば経産省に税金を使うべきではない。
経産省は電力会社のカネで運営すべきだし、
経産省には経産省を監督する組織が必要になる。

なんとも馬鹿らしい話である。