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2021年07月18日

令和3年大相撲名古屋場所14日目

14日めの結びの一番、
横綱白鵬と正代戦のときにそれは起こった。

横綱昇進がかかる大関照ノ富士はすでに全勝で14日めを終えていた。
その照ノ富士が土俵下で見上げる中、
同じく13日まで負け無しで勝ち続けてきた横綱白鵬は
行事の「待ったなし」の声がかかると土俵ギリギリで手を付き構えた。
まるでこの場所で白鵬に対して飛猿がとった奇抜な構えではないか。

マスク越しで声はかき消されるが場内はどよめく。
対戦相手の正代もその空きすぎた距離に戸惑った顔をしているように見える。

お互いすっと立ったものの、その空きすぎている距離故に組み付くことはできず、
白鵬の張り手から取り組みは始まった。

白鵬の張り手と付き押し、それを食い止める正代、という流れで
最終的にはまわしを取った白鵬の浴びせ倒しで決着はつく。

それにしてもなにゆえ白鵬はこのような行いに出たのだろうか。

正代とまともに組み合ったら負けてしまうかもしれないという不安からだろうか。
安定して絶好調である照ノ富士への精神的な揺さぶりであろうか。

全勝同士の千秋楽決戦は9年ぶりだそうだ。
19年前の全勝力士は横綱白鵬と当時まだ大関だった日馬富士。
構図が全く同じである。
横綱の白鵬に日馬富士と同じ伊勢ヶ濱部屋の綱取りのかかった大関。
どのような結果になるのか楽しみである。













posted by 黒豚猫 at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2021年04月30日

大相撲、取り組みが原因で死亡の問題

大相撲の取り組みが原因で死亡者が出た問題。
これはもう真剣に改善をすべき案件である。

数年前の八百長問題以降、
大相撲はガチンコが当然となった。
すると面白いことにケガで休場する力士が増え、
どの力士もどこかに故障箇所を抱えるのが当たり前の状況となった。

「相撲は神事である」「相撲は国技である」
という大前提がある。
この大前提があるせいでなかなか改革できないのが大相撲。
やれ伝統が、やれしきたりが、ということで
内々の問題として処理を進める傾向にある。

そのくせ国際化して相撲を世界に広めたいという矛盾を平気で口にする協会員。
最近仕切りの際に土俵に手を付けと口やかましいのは
国際化してスポーツとしてルールを明確にするという
意思表示の顕著な例であろう。

国際化して相撲を見る人口が増えれば
その分協会に入るお金も大きくなる。
動画の有料化サイトを開設すれば
分配されるお金で相撲部屋の経営も安定するだろう。

国際化するということは、
柔道の例を見ても分かるように、
伝統やしきたりをある程度捨てることである。
日本の柔道関係者は青い道着に抵抗していたが、
最終的には受け入れた。
どう考えても青と白に別れている方が合理的で
パッと見てわかりやすく、国際化に向いているからだ。

大相撲が世界を巡業したり、NHKの国際放送が大相撲を中継しているおかげで
世界中で相撲に関心を寄せる人は増え、
実際に相撲の国際大会も開かれている。

ただそこはやはりスポーツとしての相撲である。
大相撲のようにお互いの呼吸を合わせての立ち会いではなく、
決まった回数の仕切りの後に
両手を土俵につけた状態で構え、
行司に変わるレフェリーの声がけで試合開始をする。
そこにあるのは日本人が共有する「あうんの呼吸」ではなく
世界中の人が共通に理解できる厳密なルールである。

そもそも相撲の伝統やしきたりとは何なのだろうか。

相撲のルーツと言われているものは
神話では建御雷神(タケミカヅチ)VS建御名方神(タケミナカタ)、
人間の間では第11代垂仁天皇のころ、
大和の国の蹴りの名手であった当麻の蹴速と
その人物に対抗するべく出雲より呼び寄せられた野見宿禰
が行った素手で戦う試合である。

しかも当麻の蹴速と野見宿禰の戦いにおいては
相撲というより蹴り合いであって、
最終的には野見宿禰が当麻の蹴速の腰骨を蹴り砕いて絶命させている。
しかしながらこれが相撲のルーツとされ、
野見宿禰・当麻の蹴速の両名は
相撲の神様と崇められている。

その後宮中では結構な頻度で相撲が行われたが、
詳しい資料は残っていない。
が、立合いは現在とは違い、
土俵に手はつけず立ったまま取り組みを始めた。

こう歴史を見てくると、何が伝統なのかしきたりなのか分からなくなる。

そこで今回の事故である。
あえて事故というが、このような不幸は防がなければいけない。
ついでと言ってはならないかもしれないが、
現在の故障者多数の状況も変えなければいけない。

せっかく大関横綱に昇格してもケガで降格、廃業が立て続けでは
大相撲に未来はない。

令和3年夏場所6日目、
若隆景の取り組みの後テレビ解説の尾車親方はこう話した。
「若者同士の、注文も何もない、気持ちの良い取り組み」

尾車さんの言いたいことも分かるが、
昨今の大型外国人力士に炎鵬や石浦や宇良や翠富士に
小細工せずに真正面から取り組めというのか?
巨漢に対して小兵力士が創意工夫を凝らして勝負するのも
相撲の面白さではないのか?

尾車さんの理想は古い好角家の理想なのだろう。
だがそんな理想に付き合っていたら
怪我人ばかりで相撲を取る人がいなくなってしまう。
相撲のとり方を状況に合わせて変えるのは当然だ。
それと同時に相撲を取り巻く設備も時代に沿った改革は必要だ。

土俵周りの砂かぶり席。
間近で相撲が見られる特等席であるが、
200キロも塊が飛んでくる可能性がある。
中型の冷蔵庫が100キロ程度であることを考えると
恐ろしいことである。
よく今まで事故が起きていないというのが不思議なくらいだ。
それは土俵際で力士たちがお客さんに怪我をさせてはいけないと
無理な体勢になっているからだということは容易に推測できる。

土俵と席までの間をもう少し広げたり、
低くてクッション性のあるフェンスを設置したり
工夫の仕方はあると思う。
テレビ中継されているから女性などは足元が隠せるほうが良いと思う。

また、親方衆の意識も改革されないと怪我は減らない。
いまだに立ち会いは頭からドーンと当たっていくことが美化されている。
投げ合いの際も自分から手をつかず土俵に頭から突っ込め、
などという指導もされているようだ。

日本国内で通用する、内々の国技としての、神事としての相撲なら
「潔い」を主眼に据えて分かる人だけに向けていればいい。
だがそれでは相撲を取る人も見る人も減っていくだけだ。
それでも構わない、というなら
マイナーなまま消える覚悟を決めていただきたい。
このままのどっちつかずではいられない、
分岐点に来ていることは間違えないだろう。












posted by 黒豚猫 at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2019年03月24日

大相撲平成31年大阪場所

逸ノ城が快進撃である。
14日目までで1敗、
全勝の横綱白鵬をただ一人追っている。

今場所の逸ノ城の勝てている要因としては
「まわしを取る」ことにこだわらなくなったことである。

対戦相手は立ち合いからぶつかってまわしを取るという
これまでの逸ノ城のイメージがあるため
まわしを取られる前にもう一押ししようとする。
後ろに下がり始めると脆いのが逸ノ城の弱点である。

ところが今場所はその弱点狙いをうまく逆手にとって、
もう一押ししようと少し離れたところを
上から頭を押さえつけるようにして引き落としを決めている。
(叩き込みとか突き落としとかの決まり手になっているが
 状態としてはすべて同じような形から決まっている)
この戦い方は身長差のある小さめの力士に対しては有効だ。

この戦法だと立ち合いすぐに勝負がついてしまうため
なんとなく取り組みに対する必死さが見られないように感じられるが
それは致し方のないこと。
(相撲中継の何日目かの解説だった鏡山親方は苦言を呈していたが、
 それは逸ノ城に対するステレオタイプの偏った見方である。
 親方はこの勝ち方でここまで勝ち続けている現状をどう見て
 どのような感想を抱いているのだろうか。
 それともあの発言は、湊部屋の一門離脱に対する
 私的な意見から発生したものなのだろうか。)

とにかく逸ノ城が優勝に絡んでいることは
とても喜ばしいことである。
彼は彼なりに危機感を抱いて相撲と向き合ってきていることは
一介の相撲ファンである私にも分かる。







 
posted by 黒豚猫 at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2018年05月27日

平成30年大相撲夏場所

けが人の続出が目立つ最近の大相撲。
今場所も番付上位では横綱稀勢の里・大関高安が欠場。

それでも土俵上は活気に満ちてはいた。

なんといっても今場所の主役は栃ノ心。
優勝は逃したものの闘志あふれる相撲っぷりは
すでに大関の風格に満ちていた。

優勝を争った鶴竜との取り組みでは
焦ってまわしが1枚しか取れず、
それが原因で力がうまく出しきれずに敗れてしまった。

そういった余裕の無さはまだあるにせよ
白鵬も破っての13勝2敗という結果は立派だ。
この調子で行けば大関としてふさわしい、
この先に横綱も狙える存在となることだろう。

もう一人の今場所の主役は新三役の遠藤だったが、
右腕を負傷してしまって欠場、負け越してしまった。

報道では御嶽海戦で負傷したと伝えられているが、
私はその前日の逸ノ城戦だと見ている。
あの逸ノ城の体を投げきるのは相当の無理があったはずだ。

遠藤は怪我を押して途中出場してきたわけだが、
それは立派な心がけだとは思うが、
無理してケガを長引かせては元も子もない。

実際にほぼ同時期に大関まで駆け上った照の富士が
今場所十両で1勝もできず、関取でなくなってしまう羽目になっている。

遠藤は左足首のケガを出場しながら治してきたから
体の管理には自信があるのかもしれないが。

その遠藤に敗れた逸ノ城だが、
今場所の序盤は実に調子よく見え、
ひょっとしたら主役に踊り出るのでは?
と期待してしまったが、
遠藤に敗れてから調子を崩してしまった。

なんとか勝ち越しはしたものの、
土俵際で粘ることなく敗れてしまう回数が多かった。
ただ白鵬戦は見事であった。
あのような取り組みができるはずなのだから
なんとも見ていて歯がゆい存在である。

今場所よかった力士は輝(かがやき)かな。
恵まれた体格を活かせるようになってきた。
今後大化けするかもしれない。

今私のお気に入りは
錦木と十両の明瀬山。

錦木は地味なんだけれどなんとなく可愛らしくて
目が離せない。

明瀬山はそのたるんだフォルムが
浮世絵の力士みたいでノスタルジックな気分になる。








posted by 黒豚猫 at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2018年01月29日

大相撲平成30年初場所

最近の大相撲はいろいろありすぎて書く気にならないのだが、
それでも書きたいことはあるのでそれを書くことにする。

まずは喜ぶべきだろう栃ノ心の優勝。

怪我をして大きく番付を下げ、
その後不屈の闘志で再入幕を果たした時には
それだけで「奇跡」と言われていた。

その栃ノ心が優勝までしてしまった。
素晴らしい。

先場所の安美錦の復活勝ち越しと言い
たとえ一度挫けても
たとえベテランと言われる年齢になったとしても
再び立ち上がることができると証明してみせてくれた。

こういった明るい話題の裏で
残念だったのは照ノ富士の十両陥落である。

あっという間に大関まで駆け上った照ノ富士であったが、
その後は膝を故障して常にカド番の場所が続いた。
これまで何とかカド番をしのいできたのは
そrはそれで立派なことであったが、
ついに大関の地位を失い、
今場所は1勝もできないまま十両転落が決まってしまった。
今場所の照ノ富士はただ土俵に上るだけ、
白星を相手に提供するだけの存在でしかなかった。

照ノ富士にとって必要だったのは
長期欠場を覚悟して膝をしっかりと治す勇気だった。

相撲的な素質は十分だし、
怪我さえなければ横綱も狙える逸材なのだから
早い段階で決断していれば再起も可能だったことだろう。

照ノ富士とは対照的に
大爆発の予兆を見せたのが逸ノ城。
いよいよ怪物が覚醒し始めた。

彼は「雌伏」というものが解っている。

これまでなかなか結果が出ないうちは
もちろん焦りもあったことだろうが、
それでも諦めることなくコツコツ努力を重ねてきた。
歩みは鈍いかもしれないが、
先輩モンゴル横綱から着実に相撲技術を盗み
たんなる「でくのぼう」から脱却した。

三役復帰する来場所に
どんな大暴れをしてくれるか今から楽しみである。







posted by 黒豚猫 at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2016年09月26日

平成28年大相撲秋場所千秋楽

豪栄道優勝の原動力は
「危機感」だったのだと思う。

大関昇進後にはカド番に次ぐカド番で、
昇進は早計だったのでは、
という声が豪栄道の周囲には多かったことだろう。
私は今でもそう思っているが。

今場所は初日から優勝候補に挙げられていた稀勢の里が破れ、
2横綱とも序盤から星を落としていた。
豪栄道同様カド番続きの照ノ富士も調子が悪い。
そして絶対的な壁である白鵬も休場している。
上位陣の周りがこうなので
なんとなく気が楽になったのではないだろうか。

変な力が抜けたおかげで
自然と体が前に出るようになって
彼本来の相撲が取れるようになったのだろう。

豪栄道の悪い癖である首投げや引き落としも時折見られたが
ノッているときというものは違うもので
それが良い結果をもたらすこともあった。

彼が活躍するときの原動力は危機感だ。
大関昇進のときも万年関脇という危機感が
彼を大関に押し上げることになった。

だからといって相撲が進化しているかと言えば
それには疑問がある。
危機感に頼ることなく、
安定して力を見せることができるか、
次の場所はその真価が問われることとなろう。

今場所で特に光っていたのは
遠藤と御嶽海だった。

遠藤は復活したと見ていいだろう。
腰がよく落ちていて、一方的に押し込まれることがない。

これまでは取組後の表情も冴えないものであったが、
今場所は納得のいっている良い表情が多く見られた。

怪我によってちょっと足踏みして
同世代の照ノ富士に先を越されてしまったが、
最終的には照ノ富士を超えることができると
私は考えている。

御嶽海はいいなぁ。
上位と当たってもまったく力負けしていなかった。
とにかく相撲センスがいい。
どんな相手にも対応している。
今後もっと伸びるであろう注目株だ。




タグ:大相撲
posted by 黒豚猫 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2016年09月15日

平成28年大相撲秋場所4日目

稀勢の里、ん〜。
初日の土俵前の様子を見ていて
嫌な予感がした。

体が固くなっているのが分かるし、
時間いっぱいの時の塩の取り方も
普段とは違ったちょっと荒っぽさがあった。

毎度毎度この人は期待されると
それがプレッシャーとなって普段通りの力が発揮できなくなる。

とくに今場所は
常に稀勢の里の壁となっていた白鵬が休場している。
そういった好条件がかえって強いプレッシャーとなってしまったのだろう。

初日の相手がアンラッキーではあった。
初日稀勢の里を倒した隠岐の海は勢いに乗って
その後2横綱2大関を破る大活躍である。
それだけ調子の良い相手といきなり当たってしまった。

だがそれは関係ない。
どんなに調子の良い相手であろうと
それを跳ね返すのが横綱である。

横綱2人も序盤で黒星を喫しているので
まだまだ優勝の可能性はあるが、
仮に優勝出来たところで横綱はどうなのだろう。
角界としては横綱にしたいのだろうが
無理やり大関にしてその後低迷している
豪栄道の二の舞いになってしまうのではないか。
それは稀勢の里にとっても不幸なことに思える。

御嶽海はやっぱりいい。
昨日は負けてしまったが巧さが目立っている。

正代は上位陣との対戦に苦戦している。
それでもふてぶてしさは相変わらずなので
経験を積めばもっともっと勝てるようになるだろう。

あと今場所どうしても注目してしまうのは
九重部屋の力士たちである。
九重部屋の力士は立ち会いにグズグズするのが多いのだが、
千代の国だけは清々しく潔いので好感が持てる。






posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2016年07月28日

寛大な基準、反対!

綱とり、V逸でも=大相撲横審―稀勢の里に寛大な基準? 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160725-00000135-jij-spo


寛大な基準?
ダメだね。優勝無しで横綱にしちゃ。

もちろん稀勢の里には横綱になってほしい。
やはり日本出身力士の横綱がいないと寂しい。
だが、だからといって基準を曲げて良いわけではない。

小錦が横綱になれなかった時は
ちょっとした社会問題化した。
外国人差別になっているのではないか。

それがあったために後の曙や武蔵丸は
比較的すんなりと横綱に昇進できた。

角界に未だ残るしこりのような双羽黒問題。
優勝経験がないにもかかわらず、
スター欲しさのために見た目の良い若手大柄力士を
無理矢理に横綱にしてしまった。
そのプレッシャーに負けたのか突如廃業してしまった双羽黒。

これはその後の角界腐敗発覚の発端ともいえる事件であった。

そういった経緯があっての横綱昇進基準である。
いくら成績がそこそこ良くとも、
いくら日本出身横綱が長いこと誕生していないとしても
ルールはルールである。
国際化を目指している相撲協会なのだから
日本人のための「なあなあな体質」では
外国人には理解されない。
ちゃんとしたルールに基づいた上での昇進でなければ
横綱は横綱として尊敬されることはない。

せっかっくここまで大相撲人気が盛り返してきたのだ。
一度決めたことは厳格に守ってこそ
信用される大相撲になるはずである。





posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2016年07月25日

大相撲名古屋場所千秋楽

稀勢の里、残念。
ここまで追い風が吹きまくっても取れない横綱の地位。

千秋楽の土俵下で取り組みを待つときに
またまばたきが増えていた。
張り詰めた糸がプッツリと切れて元に戻ってしまったらしい。

白鵬戦ももらったような勝ちだったし
また一からやり直し。
それでも確実に横綱との差は縮まっているのだから
気持ちを切らさず秋場所に向かって欲しい。

日馬富士は執念の優勝であった。

右肘が悪いのだろうか、
今日の取り組みでも立ち会いすぐに左手でまわしを取りに行った。
ところが何度もその手は食わない白鵬。
まわしを取らせなかった。

それでも日馬富士は諦めない。
まわしを両手でがっちり掴み、
低い姿勢で腰を白鵬から離し、白鵬にまわしを握らせない。

おそらく右手の状態を考えると長期戦は不利と判断したのだろう。
すぐに左手を差し替えて投げを打つ。
それによって白鵬のバランスを崩してそのまま土俵を割らせた。
日馬富士の気迫勝ちである。
モチベーションの違いが勝敗を分けた。
もはやそれくらい白鵬という横綱は別格ではなくなった。

照ノ富士はギリギリでカド番脱出。
土俵際の粘りは戻ってきているようだ。
ただ、それゆえに足には負担がかかるのだろう。
土俵際まで押し込まれないような勝ち方を見つけていかなければ
今後も故障に悩まされてしまう。

御嶽海は5勝止まりであったが、
今場所は収穫の多い場所になったことだろう。
この力士に必要なのは経験である。
来場所が楽しみだ。

平幕で興味深かったのが北播磨だ。
やっと入幕を果たした苦労人であるが、
その容姿が昔の力士みたいでついつい応援したくなる。
あの細い体でよく番付を登ってきたものだ。

遠藤はあの状態でよく3勝もしたと思う。
遠藤が休場するとガッカリする人が多いから
義務感から出場しているのかもしれないが、
負け続ける姿を見たいわけではない。
やはり勇気を出して怪我を完治するよう治療に専念したほうが
今後のことを考えても良い。

今大相撲は十両も面白いから
見る方も大変である。
宇良、石浦、阿夢露、里山
小兵ながら良い力士たちである。







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2016年07月23日

名古屋場所13日目

まず初めに、正代が、いい。
見た目と違って細かいテクニックも持っている。

13日目の照ノ富士戦なんかでも
立ち会いで照ノ富士の左手がまわしを取りに来たところを
腰をすっとひねって取らせないようにしている。

まわしが取れなかった照ノ富士が慌てたところを
正代はぐっと押して押し出しの勝ち。

彼は飄々としているので威圧的ではないし、
発言も自虐的なものが多いのだが、
実はその分だけ自分の力に自信があるのだろう。

三役以上と当たっても気持ちで負けていないから
いつも通りの相撲がとれている。
大関になる日も近いのではないだろうか。

御嶽海は横綱・大関戦となると
少し萎縮しているように見えた。
まあ初めての対戦ばかりだから仕方がない。
慣れていつも通りの力が出せれば
十分通用する力士のはずである。

問題の稀勢の里。
日馬富士戦では仕切りの段階で
またまばたきが多くなっていた。
やはりプレッシャーに弱い。

それがそのまま相撲にも現れて
慌てずじっくり取れば勝てたものを
焦ってまわしを取り直しにいったところを
日馬富士が見逃さずに踏み出し、押し込まれてしまった。

白鵬が3敗したことがかえってプレッシャーになってしまったのだろうか。
ここまでツキが味方して横綱昇進へのお膳立てしてくれたということで
それが「これで昇進できなかったら何を言われるかわからない」
とばかりに重圧になってしまった。

この負けで稀勢の里が開き直ることができて
きょうの白鵬戦で力を出し切って勝つことができれば
精神的にも強くなったといえて
正真正銘の横綱になることができるだろう。
今日の白鵬戦は稀勢の里にとって
一世一代の大一番である。




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