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2018年01月26日

広辞苑にミス多数発覚

改訂された広辞苑のミスが話題になっている。
これも数年前からの製造業の不祥事と通じた流れなのであろう。

劣化的なものが、
ある特定の業種だけに現れるなどということは
考えてみればありえないこと。
劣化するのなら国全体劣化するほうが自然である。

だから広辞苑といえども劣化することは自然なことであり
何も大騒ぎするようなことではない。

ただ日本人にとって広辞苑というものは
言語において支柱といえるものであったことから、
最後の砦まで崩れてしまった感が衝撃だったのだろう。

まあこれで何事に対しても過度に信頼することなく
個々が感性を磨くことになればいいと思う。








posted by 黒豚猫 at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年08月25日

変わらなければ生き残れない 銀行

海外送金、素早く・割安に 横浜銀など、新システム研究開始
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160820/bse1608200500004-n1.htm


店を移転するにあたり
銀行口座を新しく取得するために銀行へ行った時、
行員さんがネットサービスを勧めてきた。

説明を聞きながら
「これって行員減らしのためのサービスだよな。
説明している人の心中は複雑なんじゃないだろうか」
と思ったものだ。

ATMが出てきたおかげで
窓口業務が減り、
それにともなって行員の総数も減らされたはずだ。

次はオンラインが充実したことにより
ATMの必要性も低下することとなる。
現金の出し入れが減るのだから
またまた行員は減らされることとなる。

護送船団方式で、突出したサービスを嫌い、
役所的に安穏としてきた銀行。

ネット銀行が次々誕生したことによって
店舗を構える銀行は
そろそろ市場から消えそうである。

土日祝日に、預金を出すことに手数料を取ることは
納得はできないが仕方がないと諦められるのだが、
入金するにも手数料を取るということには
怒りを感じていた。
そこまでガメツイとは呆れ果てる。

意地でも手数料を支払うものかと
慎重になってきたが、
ネットの銀行ができてくれたおかげで
曜日時間を気にすることなく
預けたり引き出したりできるようになり
たいへん助かっている。

中にはネット銀行のくせに
僅かずつでも手数料で稼ごうという守銭奴じみたネット銀行もある。
店舗維持に費用がかからないのだから
店舗型銀行よりも手数料や便利さが優位になっていなければおかしい。
経営者のガメツサやセンスの無さを感じさせる経営である。

むかしホテルのレストランで働いていた時、
朝食業務からランチまでというシフトだと
銀行に行くことができずに困ったものだ。

昔はコンビニにATMなどなかったし、
どの銀行も9時から15時までしか営業していなかった。
夕方の帰宅時にATMに寄ると
手数料が発生してしまう。

それが30年経った今でもいまだに窓口業務が
9時15時というのだから驚きである。
この世の中が多様性にあふれた時代にあって
頑なに昔のままの営業時間を続けているのだから
これはもう見上げた根性だと表彰したくなる。

シーラカンスのようなこの業種が
ついに淘汰されようとしている。
変化を拒み続ける先に何があるのか。
変化に対応できるものだけが生き残れる。











posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年08月10日

ミスタードーナツ

気軽な食べ物でなくなった?
 ミスドもセブンも苦戦、どうなるドーナツ業界

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000004-wordleaf-bus_all


ミスタードーナツ低迷の理由を
この記事とは別角度で語ってみたい。

ミスタードーナツの人気に火を点いたのは
「原田治」イラストのグッズをオマケにつけてからだろう。
当時はドーナッツよりもあのグッズがほしいという女子が多かった。

女子といっても幅広い。
小学生から30代くらいまでの女が
グッズプレゼント期間には店に列を作っていた。

グッズも原田治のイラストの付いた
弁当箱やカップ、ダイアリーなど
手を変え品を変え次々と出してくるものだから、
そうなると揃えたくなるのが人情である。

当時私はホテル勤めをしていて、
職場では「遅刻するとミスドかマクドナルド」
というのが決まりであった。

だがオマケの期間中は必ずミスドで、
私も何度か買わされて点数カードもしっかりと献上していた。

カードは何円お買い上げで1枚、という具合だったので、
カード欲しさについドーナッツをもう一個、
というケースもあった。

ドーナッツの味もさることながら、
このグッズ戦略こそ
ミスドの成長を支えた原動力と言ってもいい。

だが、グッズが一通りマニアに行き渡ると、
もうそれ以上必要ないのも事実である。
柄が微妙に違うと言っても
弁当箱が3個も4個もあっても邪魔になるだけである。
それで急激にミスド離れがはじまる。

それと同時期に売上を伸ばし始めたのが
100円ショップである。
100円ショップを覗くと
ミスドで配られているような弁当箱やカップやダイアリーが
100円で売られている。
原価を知ってしまった客は
ミスドグッズの有り難みを失うことになる。

そこからミスドは模索を始める。

ドーナッツだけでは未来がないと飲茶、
ドーナッツに還ってポン・デ・リング、
クリスピークリームドーナツに対抗して高級路線、
そしてコットンスノーキャンディ。

職場の差し入れにドーナッツは手頃であったが、
近頃では多種多様な食べ物が出てきているし、
雑誌の手土産特集も多くなり
それに関する知識を持った人も増えた。
「ミスドのドーナツじゃ芸がない」ということで
大量購入者が減る。

ドーナッツという食べ物は
油であげるから家庭で作るには面倒だ。
でもたまに食べたくなる。
だから一定の需要はあるが
カロリーが高いから頻度が低い。
だからミスタードーナツは生き残っているし、
後発のドーナッツ屋さんは消えている。
コンビニが苦戦しているのも無理からぬ事である。

ミスタードーナツはこのまま店舗数を減らして
売上を縮小してしまうのか、
それとも新たな商品でヒットを飛ばし
再び拡大していくのか。
なかなか面白い題材である。








posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年05月31日

信じてきた経済的社会構造は 未来でも通用するのだろうか

伊勢志摩でG7が行われて
安倍首相が独善的とも言える「リーマンショック」発言をして
なんだそりゃ?と思っていた時に
NHKで「欲望の資本主義」という
現在の経済状況に疑問符をつける番組が流れていた。

我々は資本主義こそが最良の社会システムとして
採用し、その中で生きているのだが、
それで本当に幸せになれているのだろうか。
経済というものは成長していれば良し、
成長できなければダメ、と思い込んでいるが
それは本当にそうなのだろうか。
今後AIをはじめとするテクノロジーが発展することによって
人間がする仕事がなくなる。
その時人間は何をするのか。

要約すると、
我々が信じてきた経済的社会構造は
未来でも通用するのだろうか、
ということだろう。

経済の成長が鈍化している原因の一つに
富の偏重があるというのはなるほどと思った。
貧乏人に比べて金持ちというのは
お金を遣わない。
お金が出回らなければ経済は落ち込む。

それを聞いていると
なんだか経済だけの話ではないように思えてきた。
似たようなことが宗教にもあった。

キリスト教で言えば
14世紀から起こり始めた宗教改革がそれとそっくり当てはまる。

ローマ教会の力が強大になり、
各国から税としてお金がバチカンに流れた。
それでも足りないとしてレオ10世は
サン・ピエトロ寺院改修のために
手にすれば罪が贖えるとして免罪符(贖宥状)を販売し始めた。
お金さえ払えば罪が許されるというのだ。

そんな馬鹿な話はないとして
ドイツのルターに代表される宗教改革が各地で起き、
プロテスタントというローマ教会に頼らない
新しいキリスト教の流派ができた。

一極で支配されていたキリスト教が
宗教改革によって解放されたのだ。

日本の宗教にも似た事例がある。

元々日本において仏教というのは
貴族のための宗教であった。

蘇我氏が仏教を受け入れ、
仏教を廃しようとした物部氏と対立。
蘇我氏に聖徳太子が加勢して物部氏が滅びる。
その後鎮護国家の思想のもと、
国家と仏教が結びつき、
国家の権力に守られる形で
仏教は貴族の宗教として発展していく。

平安末期に社会が不安定になると
富が集まる寺院に強盗が押し寄せるようになる。
そこで寺院は僧を兵とする武装化を計る。
やがてその僧兵が朝廷にたてをつくようになったり
他宗派を襲撃するようになり社会問題化していく。

そんな貴族のための仏教では未来はないと
比叡山出身の僧侶たちが仏教を庶民に広げる運動を始める。
法然・親鸞・栄西・道元・日蓮などが
仏教を庶民にも解るように教えることにより
現在まで仏教は引き継がれ続けてきた。

キリスト教の宗教改革も
日本の仏教の庶民化も
言ってみれば構造改革である。
一握りが支配するものを解放することによって
広く一般化できたわけだ。

G7においてドイツフランスのEU諸国は
安倍首相が主張する財政出動より
構造改革をするべきだと主張した。

私も今のグローバル経済を見れば
目先の財政出動をするより
長期的でより抜本的な構造改革を考えるほうが
G7の議題・認識としてふさわしいと思う。

パナマ文書で露呈した税の不平等、
富の偏重、グローバル経済の問題点など
今の資本主義が抱える考え直すべき課題に、
今後起こるであろう新しい産業革命に対して
我々はどう臨むべきなのか、
今はそれを考える分岐点にある。
一国の選挙のためにサミットを利用するなどという狭い視野のリーダーで
この国は迫り来る激動期の荒波を乗り切ることができるのだろうか。







posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

信じてきた経済的構造は 未来でも通用するのだろうか

伊勢志摩でG7が行われて
安倍首相が独善的とも言える「リーマンショック」発言をして
なんだそりゃ?と思っていた時に
NHKで「欲望の資本主義」という
現在の経済状況に疑問符をつける番組が流れていた。

我々は資本主義こそが最良の社会システムとして
採用し、その中で生きているのだが、
それで本当に幸せになれているのだろうか。
経済というものは成長していれば良し、
成長できなければダメ、と思い込んでいるが
それは本当にそうなのだろうか。
今後AIをはじめとするテクノロジーが発展することによって
人間がする仕事がなくなる。
その時人間は何をするのか。

要約すると、
我々が信じてきた経済的社会構造は
未来でも通用するのだろうか、
ということだろう。

経済の成長が鈍化している原因の一つに
富の偏重があるというのはなるほどと思った。
貧乏人に比べて金持ちというのは
お金を遣わない。
お金が出回らなければ経済は落ち込む。

それを聞いていると
なんだか経済だけの話ではないように思えてきた。
似たようなことが宗教にもあった。

キリスト教で言えば
14世紀から起こり始めた宗教改革がそれとそっくり当てはまる。

ローマ教会の力が強大になり、
各国から税としてお金がバチカンに流れた。
それでも足りないとしてレオ10世は
サン・ピエトロ寺院改修のために
手にすれば罪が贖えるとして免罪符(贖宥状)を販売し始めた。
お金さえ払えば罪が許されるというのだ。

そんな馬鹿な話はないとして
ドイツのルターに代表される宗教改革が各地で起き、
プロテスタントというローマ教会に頼らない
新しいキリスト教の流派ができた。

一極で支配されていたキリスト教が
宗教改革によって解放されたのだ。

日本の宗教にも似た事例がある。

元々日本において仏教というのは
貴族のための宗教であった。

蘇我氏が仏教を受け入れ、
仏教を廃しようとした物部氏と対立。
蘇我氏に聖徳太子が加勢して物部氏が滅びる。
その後鎮護国家の思想のもと、
国家と仏教が結びつき、
国家の権力に守られる形で
仏教は貴族の宗教として発展していく。

平安末期に社会が不安定になると
富が集まる寺院に強盗が押し寄せるようになる。
そこで寺院は僧を兵とする武装化を計る。
やがてその僧兵が朝廷にたてをつくようになったり
他宗派を襲撃するようになり社会問題化していく。

そんな貴族のための仏教では未来はないと
比叡山出身の僧侶たちが仏教を庶民に広げる運動を始める。
法然・親鸞・栄西・道元・日蓮などが
仏教を庶民にも解るように教えることにより
現在まで仏教は引き継がれ続けてきた。

キリスト教の宗教改革も
日本の仏教の庶民化も
言ってみれば構造改革である。
一握りが支配するものを解放することによって
広く一般化できたわけだ。

G7においてドイツフランスのEU諸国は
安倍首相が主張する財政出動より
構造改革をするべきだと主張した。

私も今のグローバル経済を見れば
目先の財政出動をするより
長期的でより抜本的な構造改革を考えるほうが
G7の議題・認識としてふさわしいと思う。

パナマ文書で露呈した税の不平等、
富の偏重、グローバル経済の問題点など
今の資本主義が抱える考え直すべき課題に、
今後起こるであろう新しい産業革命に対して
我々はどう臨むべきなのか、
今はそれを考える分岐点にある。
一国の選挙のためにサミットを利用するなどという狭い視野のリーダーで
この国は迫り来る激動期の荒波を乗り切ることができるのだろうか。






posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年05月05日

証券アナリストの予想

「証券アナリスト」たちの予想は、あてになるのか?
言っていることがバラバラのことも

http://biz-journal.jp/2016/05/post_14960.html


本当に将来の株価を見通せるのなら
会社なんかに所属せずにアナリストが自分でお金を動かすはず。
よく詐欺師が「儲かる話がある」と言うけど、
儲かる話を他人になんかしないでしょ。
儲かることが分かっているのなら
借金してでも自分で儲けるはずだもの。
お金なんていうものはあって困るものじゃないんだから
他人に分けようなんて考えるはずがない。

メディアに出てくる各社のアナリストの話って
だいたい均すと
「今は経済状況は悪いが、後半持ち直す。」
証券会社としてはこれがベストだよね。
経済の悪い今は株価が安い。
だから株券の買いどきだよ、って言っているわけだから。
持ち直すかどうかの確率は2分の1。
たとえ予測が外れても言い訳はいくらでもできる。

会社に所属している限りは
会社の利益を考えるのが当たり前だから、
自分の考えより会社にとって良いことを言うのも当然。
彼らを責めることはできないけど
まあだからこそ彼らの予想は当たらなくて当然。

短期間で株で儲けようとするのは無理がある。
株なんか情報戦だから
よほど各方面に網を張っていなければ
おいしい話には行き当たらない。
情報の網を張るには個人じゃ限度があるから
結局は博打になって負けてしまう。

やはり株を持つのなら、
長い目で見て将来伸びそうなところを買うべきだ。
短期間で伸びるところというのは
落ちる時も一気な場合が多い。
短期的に儲けようとすると、
欲が出て売りどきを逃してしまう。

何事も一朝一夕にできるわけではないのだから
ちょちょっと株で儲けようなどというのは
虫のいい話なのだ。
だからアナリストの話などというものは
参考にするだけで信用してはいけない。
だからアナリストの予想を「あて」にしてはいけないし、
いろんな考え方を聞くことができるという面で
「言っていることがバラバラ」で構わない。






posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年04月09日

日本企業は劣化したのではなく、もともといい加減だった?

日本企業は劣化したのではなく、もともといい加減だった
http://diamond.jp/articles/-/89146


そうは言っても
各企業とも創業時にはそれなりのパワーがあったはずだ。

明治維新において
例えば三菱の岩崎弥太郎などは
それこそ最下層の暮らしからえげつないパワーで這い上がり
ガッチリと政府に食い込んでのし上がっていった。
三井にしたって「あさが来た」でも分かるように
維新によってそれまでの徳川の世での蓄積を
チャラにされそうな危機を乗り越えて大きくなったのだから
才覚・嗅覚を総動員して
なおかつ努力したことだろう。

第二次大戦後の高度経済成長期を支えたのも
戦争を乗り越えた人たちだから
それこそ一度死んだ気になって励んだだろうし、
戦争で死に別れた人たちに
恥ずかしくないような生き方をしてきたのだと思う。

だから日本の企業が「もともと」いい加減だったということはなく、
経済大国と言われだしてから
みるみるうちにいい加減になっていったのだろう。

「驕れる者は久しからず」「盛者必衰の理を表す」
これは普遍的なことであって、
世界史を見てもその通りであることがよく分かる。
かつて繁栄を誇ったイギリスは
どんどん存在が薄れていっている。
だから日本という経済大国が没落していくことも
自然の流れなのかもしれない。

反面それでは何の進歩もないと
嘆きたくもなる。
何のために我々は情報を共有し、
何のために学んでいるのか。

いい加減になっていったのは
やはり団塊世代が原因だと私は考える。
昨日に引き続き団塊世代批判で申し訳ないが、
やはり彼らがトップに立ってからは
陰り方度合いが増したように見える。

もちろん経済というのはある意味生き物だから
世界情勢などによって好不調があって然るべきで
その点に関して責める気持ちはないのだが、
せめて彼らには謙虚になってほしいものだ。
自分たちの世代が没落のきっかけだったことを
ちゃんと直視して自覚して欲しい。

もちろんすべての団塊世代がそうだと言うつもりはないが、
数字として結果が出ていることなので
傾向として受け止めていただきたい。




posted by 黒豚猫 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年04月06日

シャープってスゲーかも

シャープ・鴻海調印
 創業者・早川徳次氏の記念館設立へ
 本社移転時めどに

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160404-00000504-san-bus_all


私も最初にこれを読んだ時には
「シャープという会社は何を考えているんだ?
こんなことをしている場合か?
このために鴻海の傘下に入ったのか?」
と首を傾げた。

だが時間が経って考えてみると
ひょっとしてこれこそ
「目の付け所がシャープ」なのかもしれないと
思えるようになってきた。

会社が危機の時に
普通なら作ったところで直接的な利益につながらない
創業者の記念館を作ろう!などという発想すら
浮かばないものである。

こんな時期に社内ですら批判を浴びそうな提案を
銀行が受け入れるはずはない。
「あんたたち、今の自分達の立場を分かっているの?
そんなことする前にやることがあるでしょ。」
と一蹴されるのがオチである。

だったら何でも言うことを聞いてくれそうな
鴻海さんにお願いしよーっと、てな感じで
官民ファンドの産業革新機構からの出資を断って
ひょいひょいっと鴻海の傘下に
さほど躊躇うことなく入ったように見える。
記念館を作ってくれるなら喜んで、とばかりに。

常人ならばとらない行動を
強い意思を持って遂行する、
これこそパイオニア精神ではないだろうか。
役に立つとか立たないとか、
そういう問題ではなく、
今必要だと感じるからそれを為す、
これこそ研究者魂ではないだろうか。





posted by 黒豚猫 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年03月25日

おててつないで皆こけて

三井物産、初の赤字=2600億円の資源減損−16年3月期予想
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201603/2016032300619

三菱商事、初の連結赤字=資源安響き1000億円規模―16年3月期予想
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160324-00000044-jij-bus_all


住友商事、名門総合商社の陥った危機
…巨額減損ラッシュで2年連続赤字か、伊藤忠の独り勝ち

http://biz-journal.jp/2016/02/post_13841.html


なんなんだろうね、この横並び感。
みんなで同じようなものに手を出して
同じように損を出しているんだから。

この感じ、
そのまま幼稚園とか小学校にスライドできる。
お楽しみ会の劇はみんなが桃太郎でみんながシンデレラ、
運動会の徒競走ではみんなで手を繋いでゴール。

調子が良ければみんなで同じように儲けることができるが、
コケるときにはみんなでいっしょだから
被害が大きい。

こういうのを見ていると、
こういった組織の中にいると
人っていうのは育たないだろうなぁ、と思う。
何か新しいアイデアを考えても
そんなの前例がないからダメだって潰されるんでしょ。
他の同業社が手を出してないから危ないって却下されるんでしょ。
そうしたら誰も新しいアイデアなんか考えなくなる。

赤信号皆で渡れば怖くないとばかりに
みんなで足並み揃えいれば
株主からの批判もいくぶん和らぐのだろう。
こうやって先代たちが積み上げてきた遺産を
どんどん喰い潰して先細りし続けるんだろうなぁ。

日本の経済が浮上しないのを
経済政策の失敗とか消費税の増税とか
海外企業の台頭なんかの外側のせいにしているけど
実は企業の内側が軟弱だからという面もあるんじゃないかな。

それにしても日本人というのは
足並みをそろえるのが好きだよなぁ。
新しい商業施設ができると
混むのが分かっていながら行くもんね。
自分で行きたくていったくせに
混み過ぎで何も見れなかった、
なんてツイッターに書き込みしているんだから
世話がない。

どんな困難が待っているか分かっていても
足並みを乱すよりは揃えている方が
安心だということなのだろう。

足並みを気にするような企業が、人が
大きく伸びることなんか起こりえるわけがないのだが。




posted by 黒豚猫 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2016年03月16日

日食、破産を申請

ウエッジウッドやピーターラビット、ペニンシュラなどの
海外ブランド食品を取り扱っていた各種食料品卸の日食、
事業を停止し破産を申請

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160315-00010001-teikokudb-ind


日食と言ってもピンと来ない人も多いだろうが、
ショートブレッドのウォーカーなら分かる人も多いだろう。

ウォーカー アソートショートブレッド #1231 160g

新品価格
¥734から
(2016/3/15 18:19時点)




こういった海外のお菓子やジャム、ワイン、紅茶などの
有名ブランドを扱っていた会社だ。

レストランで働いていて、
ワインなどの裏のラベルでたまに見かける会社名なので
そこそこ馴染みがあるだけに
破産というのには驚いてしまった。

記事を読むと
今どきっぽい破産理由だなと思う。

売上自体は決して悪くないのだが、
規模を拡大するための資金
在庫とか開業費とかで借りまくらなければならず、
資金繰りが苦しくなってきたところで
輸入業者としては大打撃の円安がやって来た。
業績を少しでも良く見せようと細工してそれがバレてしまい、
信用をなくしてジ・エンド。

事業の拡大の仕方は旧来型。
もうこういった拡大のしかたは通用しないのかもしれない。

おそらくこの会社の人々は真っ当に一所懸命
仕事をしてきたのだと思う。
会社を大きくする方法としては
これまでの常識から逸脱するものではなかったはずだ。
だが破綻してしまった。

ちょうどこの記事を読む前に
これと逆の思考で働いている人の記事を読んでいた。

「過疎の町のパン屋」が実践する、利潤を追わない経営哲学
〜ポスト資本主義、人口減少社会の最前線から

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48102



借金をせず、身の丈に合わない設備投資はしない
できるだけ身軽にして行う経営。

もちろん単純に比較できることではないが、
この両極端の経営哲学は
非常に興味深いものであった。


田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

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