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2021年11月23日

「costa」というペットボトル入りのコーヒーを飲んでみた。

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感想(1件)




発売されてから結構時間が経っているので
ご存じの方も多いとは思います。
私もよくスーパーで見かけているので
手にして説明文や成分表は読んでいましたけど、
購入することはありませんでした。

なぜ買わないかというと、
まず第一に販売元がコカ・コーラということだから。

数年前に飲んでみたGEORGIAがものすごく不味く、
こんなものを堂々と販売している会社の商品だから
美味しいはずがない、という思いが強かったから。

第二に、コスタのブランド元がイギリスということだったから。

英国というのは言わずと知れた紅茶の国です。
そんな国でももちろんコーヒー好きはいるでしょう。
ですが、
お隣の国でコーヒー大国と言っても過言ではないフランスでさえ
美味しいコーヒーはなかなか飲めないという話があります。
だとしればイギリスなどはもっともっと期待薄ではないでしょうか。
しかも総じてイギリスというのは
不味い食で有名な国です。

今日たまたまスーパーで74円で売られていたのを見つけ、
つい出来心で購入してしまいました。
そのスーパーは問屋の売れ残りを仕入れて安く売る店なので
コスタももうそこまで落ちたんだな。
今のうちに味わっておかないと消えてしまうんだろうな、と。

カフェラテというのを飲んだんですが、
味はUCCのロング缶そのもの。

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感想(1件)




なつかし〜と思いましたが、けっして美味しいとは思えません。
UCC特有の薄っぺらいロブスタの味が勝っているのです。

ラベルをよく見ると「高級豆51%使用」とあります。
こうあるとなんとなく高級豆をたくさん使っているように感じますが、
要するに残り49%はロブスタ、ということなのでしょう。
ここで「高級豆」と呼ばれているコーヒー豆を100%で飲んでいる私にとって
このカフェラテが馴染めないのはあたり前のことなのです。

そのまま飲むのはツライので、牛乳を足します。
すると何とか飲めるようになりました。

しかしそうすると今度は水っぽさが目立ってきました。
この水っぽさはコンビニコーヒーやマクドナルドのカフェラテ、
果てはスタバやタリーズのカフェラテにも通じる水っぽさ。
普段私が飲んでいるコーヒーがいかにコクに溢れたものであるか
再認識させてもらいました。
ありがとう、コスタ。











2021年06月05日

とあるコーヒー店の店主の記事

とあるコーヒー店の店主がフェイスブックに
コーヒーにまつわることを書いている記事を読んでいた。

その店主は一般向けへの珈琲豆の販売から
コーヒー店向けに焙煎機なども販売しているらしい。
書かれている内容がプロっぽいので
コーヒー豆の焙煎等の参考になればと
読ませてもらっているのだが。

その文章の中で近年巷に増えている自家焙煎カフェへの攻撃が
最近目に余ってきた。
焙煎について何も分かっていないのに
一人前のロースター、バリスタぶってるんじゃねえ。
そんな輩に騙されてうまいうまいと言っている客も
ろくなもんじゃねえ、
意訳するとこんな感じである。

ただこの人、
その毛嫌いしている自家焙煎カフェを開業しようとしている人のところに
焙煎機を納入している。
そのくせあんなところに納めてしまった、騙された、
と後悔している。
ちょっと意味不明な人なのだ。

直近の記事では焙煎の理論について書いているのだが、
自分の理論以外認めない。
自分の理論こそが美味しいコーヒー豆焙煎の絶対の方法なのだ
という姿勢なのである。
この人に言わせれば
近年流行の浅煎りの酸味の強いコーヒーは邪道で
それを真似ていい加減な焙煎の豆を販売している自家焙煎カフェは
詐欺師の集団であるかのようなのである。

私も
ただ流行っているから、売れるからという理由で
適当なものを販売している事業者を好ましくは思わない。
しかし否定することはできない。

昔アサヒスーパードライが販売されて
ビール業界にドライブームが起きたとき、
「美味しんぼ」のなかでドライビールは邪道、
エビスビールこそ真のビールだ、という記述があった。
だがその後もアサヒスーパードライは売れ続け、
30年経った今では確固たるブランドとなっている。

食のニーズは常に変化している。
昔油っぽいからと捨てられて猫またぎと呼ばれていたマグロのトロは
今では高級寿司ネタとして高い値段となっている。
おにぎりにツナ?と気味悪がられたツナマヨは
現在おにぎりの具の人気のトップである。

味に正解などはない。
支持する人がいればそれはその人にとっての正解で、
ただその支持する人が多いか少ないか、ということである。

記事を書いているコーヒー店の店主は
おそらく長年その仕事に携わっており、
それでやってこれた自負があって正しい正しくないを決めているのだろう。
いい加減な店を見る機会もあり、それを許せなく思う気持ちもあるのだろう。












2021年02月01日

ベトナムエバーグリーンを焙煎

ベトナムエバーグリーン.JPG

ベトナムエバーグリーンを焙煎した。

生豆の特徴として
大きさは比較的揃っていて大きすぎず小さすぎず。
色は中南米産の豆のように青みがかっている。

欠点豆は少なく5%以下。
見た目で明らかに欠点豆とわかるものはない。

焙煎はゆっくりと火が入る印象。
15分過ぎまでは焼けた豆と焼けてない豆が混在して色むらがあるが
焼きすすめると色が揃ってくる。

ハゼ音は比較的大きく、
2ハゼも長く続く。

香りはとても好ましいコーヒーの香り。
これは燻った感じが少なく香ばしいという意味。

300g焙煎して出来上がりが237g。

このように欠点豆を取り除いて、焙煎して水分を抜いて、
ということをした結果、
5kg3030円で購入した豆は焙煎し終わった段階で
1kgあたり755円になった。
(送料・代引き手数料・水光熱費を除く)

1日おいてからエスプレッソを淹れてみる。

ベトナムというと知る人ぞ知るコーヒー大国。
生産量はブラジルに次いで世界第2位である。
世界第2位は意外かもしれないが、
それもそのはず、その生産されているほとんどがロブスタ種である。

ロブスタ種はアラビカとは違い
大味で苦味が強く、香りもいまいち。
しかしながら病気に強く、収穫量も多い。
低地での栽培も可能で虫にも負けないたくましさがある。

そんなロブスタ種ばかりを育てているベトナムのアラビカは
一体どのような仕上がりなのだろうかと不安はあった。

まず淹れた状態はクレマが厚い。

もちろん焙煎したてだからということもあるのだが、
他のアラビカと比べても厚みのあるのがわかる。
品種がカティモール種というもので
交配の親の親がロブスタなのでクレマができやすいのだろう。

さて、牛乳を加えてラテにして飲んでみる。

まずまずバランスが良い。
苦すぎることもなく、酸味が強いわけでもない。
甘味もさほどなく、いわゆる可もなく不可もなし。
単品でも十分飲むに値する出来なので
これであの価格はお手頃だろう。

ただ後口に渋み・エグみがあり
これはアジア産のコーヒー特有のものである。
エイジングして1年2年寝かせると良くなるかもしれないが、
ブレンドしてしまえば気にならないだろう。











2020年12月11日

7年焙煎して

なんだかんだで
コーヒー豆を自家焙煎して
7年が経過した。
それで認識したことを書いてみる。

これまで値段の高い豆から安い豆まで
いろんな生豆を購入して焙煎した。
(高いとは言っても1kg2000円もするような
バカ高いものは買えないし、
安いといってもクズ豆ばかりの品には手は出さない)

それで分かったことだが、
高い豆というのはたしかにクセがなくバランスはいいのだが、
それだけに突出している個性がなくつまらない。
クセがないからブレンドしても意味がない。
焙煎度合いを変えても分かりにくい。

サードコーヒーなどと名前を付けて
ブームっぽいものを作り上げようと必死なコーヒー業界。
カップオブエクセレンスだのスペシャリティコーヒーだのと
値段を釣り上げて高いコーヒーを売りつけようとしているが
それらの商品は押しなべて欠点の少ない調和のとれた
面白みのないコーヒーばかり。

だからブレンドして面白いのは
5kg3000円4000円程度のクラス。
単独で飲むにはクセが強く感じられるが
ブレンドすることによって気分にあった味わいが楽しめる。

ブラジルとコロンビアは私には合わない。
ブラジルは鉛筆の芯みたいな味がするし、
コロンビアは麦茶っぽくて馴染めない。

アジア系はニュークロップだと土臭くて
いまいち美味しくないのだが、
1年くらい寝かせてエイジングすると
見違えるように飲みやすくなる。
特にマンデリン系やインド産のもの。

自家焙煎に慣れてしまうと
それまで普通に飲んでいた缶コーヒーや
コンビニのコーヒーが飲めなくなる。

缶コーヒーは豆の質の悪さが顕著に分かる。
日本最大手のコーヒー会社の商品は
めっちゃロブスタ使ってるじゃん、
ていうことが分かり飲んでいると気持ち悪くなる。

コンビニのコーヒーはカフェラテしか飲まないのだが、
豆の使用量が少なかったり
コンデンスミルクを混ぜるなどミルクに細工していたり、
まあそういうのを「企業努力」というのだろうが
普段自分で作るものより数段味わいが落ちる。
それでも缶コーヒーよりはずいぶんマシではある。

ざっとの記録ではあるが、
私はひと月にコーヒー生豆を1kg消費する。
購入している豆が5kg4000円平均くらいだから
1年で消費する豆の金額は大体1万円。
1日当たり約28円。
ラテにする牛乳代や焙煎にかかるガス代を考えても
1日100円足らずで満足感の高いカフェラテを
思う存分楽しめる。
缶コーヒーやコンビニのコーヒーよりずいぶんお得に
ハイクラスのカフェラテが飲めるのだ。

エスプレッソマシンは相変わらずデバイスタイルの
Brunopasso TH-W020 を使用している。
一時期販売中止という情報が流れたが、
復刻モデルとして Brunopasso TH-W030

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が発売され、よかったと胸をなでおろした。

エスプレッソマニアの中には
何十万もする高級機種でないと本物のエスプレッソとは言わない、
などという人がいる。

私はエスプレッソマシンは自動車に似ていると思っている。

自動車だって何千万円もする高級車から
100万円以下で買える軽自動車もある。
だが目的地に運んでくれる道具という意味では同じである。
内装や外観、乗り心地や運転のしやすさなどに差はあるものの
目的地に大差のない時間内で到着できれば問題ないのである。

















2020年07月12日

お勧めがゲイシャって

Tverは本当に助かる。
ネット環境さえあればどんな僻地にいても
主要なテレビ番組はだいたい見ることができる。

私が中学高校生のころはそんな便利なものはないから
それまでキー局エリアに住んでいたから余計に
テレビ局の少ない地方に引っ越しさせられて
なんだか世間から取り残された気分にさせられたものだ。

まあそんな話は余談だが、
昨夜そのTverである番組を見ていたら
有名なバリスタが芸能人にコーヒーの飲み方をレクチャーしていた。

バリスタがあるコーヒー店に赴き、
芸能人に勧めるコーヒー豆をその店で選ぶのだが、
その内容のつまらなさにガッカリさせられて
思わず番組を閉じてしまった。

勧めるコーヒー豆として最終的に悩んで長くしゃくをとっていたのが
その店のオリジナルブレンドとエスメラルダ「ゲイシャ」の2種。
もうこの時点で営業臭がプンプンで吐き気がする。
それで最終的に選んだのがエスメラルダ「ゲイシャ」。
オエッ!


私はそういう場面でエスメラルダ「ゲイシャ」を選択する人を
信用していない。

その店でゲイシャは1kg4万円だそうで、
それだけで人はありがたがって「きっと美味しいに違いない」
と思いこんでしまうだろう。
仮にとても不味く感じたとしても
「世界的に評価されているし、値段も高いのだから
悪いのは自分の舌であって豆のはずがない」と感じるはずである。

今回のゲイシャとかコピルアックとか
付加価値のついている値段の高いものは
素人丸出しのテレビ局ディレクターは大好きかもしれないが、
視聴者は飽き飽きしている。
メディアに媚びを売る職人はもはや職人ではなく
商売人である。
商売人はどれだけ売れるかが大事であって、
顧客がどれだけ満足したかは問題ではない。

だから私はこういう番組でゲイシャを勧めるバリスタは信用しない。












2019年12月07日

LITHONのホームロースターに関する記事



前記事を書いたあとに見つけたのだが
なるほどこれはよくできている。
楽天で2万円くらいで販売されている。

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感想(0件)





ポップコーンの機械から着想を得たそうだが、
マイコン搭載で熱風が出て冷却やチャフの始末まで考えられているところに
この会社の本気度が分かる。

調べてみるとこの会社、
最近のヒット商品に「焼きペヤングメーカー」というのがある。

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あ、これドンキで見た。
ペヤングを焼くためだけに作られた商品。

2万円でコーヒーロースターが手に入るのなら
と考える人は多いのではないだろうか。
実際クラウドファンディングで1300%超えなわけだから
多くの人が手軽に自家焙煎できる機会(機械)を待ち望んでいた事がわかる。

ただ私は欲しいかと聞かれたら「いらない」と答える。

理由1
焙煎度合いが「中煎り」と「深煎り」の2種類しかない

私のコーヒーの飲み方はカフェラテであるから
基本的に煎る度合いは深煎りよりもっと煎らなければならない。

理由2
焙煎方法が熱風式

前記事でも書いたが、熱風式は豆の個性を殺す煎り方なので
ブレンドの妙を楽しみたい人には向いていない。

理由3
チャフの取り除き方法が微妙

この機械がチャフの除去にまで気を配っている点は
高く評価すべきである。
おそらく熱風を利用してチャフを舞い上げて
機械上部にあるチャフコンテナに集めるのだろう。
だがこの方式だとすべてのチャフは舞い上がらずに
例えばルワンダ産の豆のような煎るとアブラギッシュになる豆だと
にじみ出る油脂が糊となってチャフが豆にまとわりつくことが想像できる。
また、例えばモカシダモG4のようなむちゃくちゃチャフが出る豆の場合
チャフコンテナに収まりきらず再びロースト部に戻る恐れがある。

理由4
焙煎できる量が少ない

ライソン社のHPによると
このホームロースターで1回で焙煎できる量は40〜60g。
私は1度に5ショットエスプレッソを落とすのだが
1ショット15g豆を使用するので合計75g必要。

理由5
豆はすべて同じではない

農産物であるコーヒー豆は産地や品種や収穫年や収穫方法処理方法によって
大きさや水分量が大きく異る。
大きさや水分量が違えば当然焙煎の仕方も変えなくてはならない。
火の大きさ、焼く時間を見極めながら焙煎しなければ
美味しいコーヒーには仕上がらないのだ。

とはいうもののホームロースターを作ろうという発想
そしてこの値段でこの性能まで仕上げて売り出したことは素晴らしい。
こういった意気込みのある会社はぜひ大きく発展してもらいたい。
この調子で本格的なコーヒーグラインダーや本格的なエスプレッソマシンにも
挑戦してくれたらと強く願う。










タグ:自家焙煎

最近目立つコーヒーロースター開業に思う

最近やたらとコーヒーロースターの新店が目につく。

セブンイレブンがきっかけとなってコンビニコーヒーが売れ出して
ブルーボトルというこれまでのスタバ的ではないコーヒーが日本に上陸し、
コーヒーに注目が集まるようになった。
その上でコーヒーのサードウェーブなる言葉を耳にするようになり、
一般人でも特別なコーヒーの銘柄に興味を持つ様になった。

そうなると当然そこに商機を見出す人が出てくるわけだ。

コーヒーが盛り上がれば従事する人も増えるわけで、
にわかに湧き上がったコーヒーブームのさなかにかどうか分からないが、
押し寄せる客に気分を良くして自分の腕に自信を深めた人も多いことだろう。
熱が冷めないうちに独立してやろう、と思うのも無理からぬ事である。

ただその中で「本物」はどれくらいいるのか。

最近見たのは「煎りたて」を飲ませることを売りにする店。
私は自分で煎ったコーヒーは1〜2日は寝かせてから飲むようにしている。
なぜなら煎った直後は煙臭く、コーヒーの味を邪魔するからだ。
ところがその店のコーヒーを飲んだリポーターの感想は
「クセがなく飲みやすい」
ナルホド、その店の方針がわかった。

煎りたてにも関わらずクセがないというのには2つ理由がある。
一つはクセのない豆を使用しているということ。
もう一つはクセを殺す焙煎方法をしているからだ。

私の経験上でいえば高い値段で取引される
シングルオリジンで市場で評判のいい豆はたいがいクセがない。
クセのない豆というのはつまり
品評会で入賞したりして肩書は立派なお金の取れる豆だが
味的には飛び抜けた特徴のない
可もなく不可もない小さくまとまった面白みのない豆だ。

クセを殺す焙煎方法とはつまり熱風式のことだ。
ドラムの中に熱風を送り込むことによって豆にムラなく火を入れることができる。
一度に大量の豆を処理することができるので大手メーカーがこれを採用している。
クセを出す必要がないから逆に言えば技術を必要としない。

そういう肩書だけの豆をそういう簡便な方法で焙煎して売りさばこうとしている
なんともなめた店だなぁ、と私には思えてしまう。
値段も味も容易に想像できる。

その店のオープン記念のサービスが
「コピ・ルアック1杯通常1500円を500円で」というものらしいが
これもなかなか商魂たくましい。
コピ・ルアックはコーヒー好きはご存知であろうが
ジャコウネコの糞から採取したコーヒー豆である。
ジャコウネコの香りがついて希少価値もあり話題にしやすい。
だからといって一般客が購入するかといえば難しい商品だ。
そういった売れ残りが予想できるものをサービス品にして
それも500円は取るから赤字にはならない。
なんともイヤラシサばかりが目に付く店である。

新規オープンのコーヒーロースターがこんな店ばかりではないと思うが
それにしてもコーヒーロースターはなめたところが多すぎる。

私がコーヒーの自家焙煎を始めた理由の一つは
市販の焙煎豆が不当に高いと感じたからだ。
嗜好品とは言えないくらい生活に密着した飲み物であるにも関わらず
その価格の仕組みは世の中に知られていない。

よく聞くであろうグアテマラSHBを例に取ると
この豆は安いサイトの生豆で5kg3000円程度である。
1kg600円。その半分が欠点豆だとして(実際には1/3程度だが大袈裟に言う)
1kg1200円。100g120円だ。
ロースターなら50kgとかの単位でしいれるだろうから
もっと値段は下がるはずである。
それが製品になると100g500円とか600円になる。
もちろんハンドピックの手間とかローストする経費はかかる。

ハンドピックした欠点豆の写真を載せたポスターで
「わたし達はこのような豆を丁寧に取り除いています」
とわざわざアピールする店がある。
知らない客はそれを見て「なんて良心的な店なんだろう」と感激したりする。
価格の仕組みを知らないから。

ローストしてより美味しくなるのなら高くても金を支払う価値はあるのだろうが
熱風式の機械にただぶち込むだけでせっかくの豆の個性を殺されたら
何を飲んでも同じになってしまう。

そんなロースターが増えることに意味があるのだろうか。
そんなものは買いたくないし飲みたくない。















2019年04月29日

家庭用コーヒー豆焙煎機のクラウドファンディング




久々にコーヒー関連の記事を書く。

ダイヤモンドオンラインに
あるメーカーがクラウドファンディングを利用して
家庭用のコーヒー豆焙煎機の開発を行った、
という記事が出ていた。
クラウドファンディングで寄付を募ったら
あっという間に目標金額をクリアーしたそうである。
それだけ自家焙煎に関心を寄せる人や
焙煎機を望むユーザーがいるということだ。

今までにも家庭用の焙煎機はあった。
ただそれほど普及しなかったのは
値段がやたらと高かったり、
見た目がちゃっちい感じだったりと
一般的なコーヒーのマニアの心には響かない装置だったからであろう。

私もそうだが、一般的なマニアは
市販のものとは違うおいしいコーヒーを、そこそこの値段で、
自分メイドの配合なんかを楽しみたいと思っているのである。

コーヒーは奥が深い。
知れば知るほど奥が深くなっていく。
この国のこの産地をこの焙煎で飲んでみたい。
この産地のものとあの産地のものをこういった配合で合わせたら
どんな味になるのだろう。
そういった細かいことをあれこれ想像して、
そして実際にやってみたくなるのがマニアである。

ただそれを焙煎業者の焙煎済みの豆でやってみようとすると
ものすごい値段になってしまう。
2019年2月1日号のブルータス「おいしいコーヒーの教科書」によると
シングルオリジンの焙煎済み豆は安くても100g700円、
平均するとだいたい1000円くらいである。
高い。
生豆なら1000円出せばそこそこの豆が1kg買える。
100gなんてあっという間になくなってしまう。
シングルで飲んだりブレンドしたりいろいろ楽しむなら
せめて1kgくらいないと。
焙煎業者から1kg買うとなると1万円、
だったら焙煎機を買って自分好みの焼き加減を、と思うのが人情だろう。

誤解しないでほしいのだが、
焙煎業者の豆がそれなりに高額なのは理解できる。
けっして単にディスっているわけではない。
焙煎の技術は一朝一夕に身につくものではないし、
ハンドピックの大変さや欠点豆によってロスが出ることも知っている。
ただそういった苦労も楽しめるのがマニアなのである。

それにイメージする焙煎度合いというものは
微妙に個人個人で違うものである。

昔レストランのサービス係をしていた時に料理人から言われたことがあるのだが、
ステーキの焼き加減の微妙なところは何ともしがたい。
料理人がミディアムだといえばその焼き加減はミディアムなのだ、と。

それと同じで
フレンチローストほどではないにしても
フルシティーローストよりもうちょっと焼いたものが欲しいんだよなぁ〜、
と思ってもその微妙さはなかなか焙煎業者には伝わらない。
だから自分の裁量でドンピシャな焼き加減を目指してみたくなる。

マニアは知識はある。
焙煎には直火式、熱風式、半熱風式があることを知っている。
だからただ単に豆が焼けていれば満足、というわけにはいかない。
それがこれまで焙煎機が普及しなかったもう一つの理由だろう。

そういった諸々を乗り越えての期待が
このクラウドファンディングに集まっているのだろう。

クラウドファンディングのページを見ていたら
コーヒーグラインダーの寄付募集もあった。
こちらも早々に寄付金が集まったようである。
やはり現状のコーヒー環境に満足できない人は多いようである。








2016年10月25日

エスプレッソフィルターバスケットB

ちなみにバリスタチャンピオンシップで使用される
エスプレッソマシンはシモネリ社のものなので、
VSTのフィルターはシモネリに使えるわけで、
そうなるとラ・パボーニもランチリオも58ミリだから
そのあたりのフィルターは
デバイスタイルでも使えるということになるのかもしれない。

ランチリオのフィルターは数ミリ低いので
コーヒーパウダーが詰められる限度は15gだ。
それ以上詰めようと思えば詰められるのだが、
いざセットしてお湯を通すと溢れてきてしまう。

デバイスタイルのフィルターには18g、
ランチリオのフィルターに15g詰めて落としていたのだが、
ある時ランチリオのフィルターで落としていた時
フィルターホルダーのわきから溢れてきた。

粉が多すぎたのか?
タンピングが強すぎたのか?弱かったのか?
セットの仕方が悪かったのか?
それとも設置部分が破損してしまったのだろうか?

様々な可能性を考えてやり方を変えてみたのだが
相変わらず漏れてくる。

あるときハッと気づいた。
そういうときのエスプレッソは
クレマが厚くできている。
そして主要の豆が東ティモール産で豆が焼き立てすぎの時に
この現象が発生するのだ。

東ティモール産のコーヒー豆は
ロブスタの木にアラビカ種を接ぎ木して栽培されると聞く。
そうなると収穫されるコーヒー豆はロブスタの影響を受け
ロブスタの特徴が出てくることが考えられる。

そして焼きたてということは
豆が内包する炭酸ガスが抜けきっていない。

つまり炭酸ガスが多すぎて
粉がお湯を吸うとガスが出てフィルター内の圧が上がり
耐えきれなくなって溢れてくるのだ。





タグ:自家焙煎

2016年10月23日

エスプレッソフィルターバスケットA

見たところデバイスタイルもランチリオも
フィルターの目の大きさ、密度、穴の精巧さなどの
違いはないように思える。

フィルターの厚みはランチリオのものは数ミリ低い。
おそらくダブルのエスプレッソを淹れるためのフィルターなのだが
メーカーによって違うようだ。
当然詰められるコーヒーの粉の量も変わるはずだ。 

実際にホルダーにはめようとすると
020のホルダーにランチリオのフィルターバスケットははまらない。
ホルダーの内側を削って内径を広げようかと考えたが、
試しに010のホルダーにはめてみたらなんとか入った。
58ミリといっても多少の差があって、
その差はけっこう大事なのが分かった。

バリスタチャンピオンシップでは
共通のフィルターとしてVSTのものが使われている。

VST 20g フィルターバスケット (業務用エスプレッソマシン用フィルターバスケット)

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だとすればエスプレッソマシンを作っている各メーカーも
これに合わせてフィルターやホルダーを作ってくてたら良いのに。
そうすればフィルターもホルダーも
粉を詰めて均すタンパーも
使いまわしすることができて消費者にとってメリットが大きいのに。

タグ:自家焙煎
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