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2021年12月16日

付け焼き刃のSDGs

なんだか流行り言葉みたいになって
猫も杓子もお題目のようにSDGsを唱え始めている。

でも詳しく中身を見ていくと
どうもおかしな、首を傾げてしまうものも
多々見受けられる。

私の住む自治体の広報誌に
古紙の回収に関する記述があった。
古紙の中でも雑紙が回収されておらず、
燃えるゴミとして出されるケースが多いから
雑紙は雑紙として集めましょうという。
ただその方法が面倒くさい。

雑紙は封筒に入れて集めるのがおすすめ、
とあるのだが、
その封筒はどこから来るのか。
一般の家庭で大型の封筒などそう受け取る機会はない。
よしんばあったとしても、
住所や名前など個人情報がバッチリ書かれた封筒に
集めて出すバカはいないだろう。

広報誌ではその続きとして
集めた雑紙は封筒を紙紐で中身が出ないようにきつく縛って出しましょう、
となっていた。
その紙ひもはどこから来るのだろう。
捨ててもいい紙ひもが転がっている家庭がどれほどあるのか。
結局紙ひもを買うことになるのなら
それはSDGsに則っていると言えるのだろうか。

また市役所では雑紙用の回収袋を配布しているという。
新たに回収袋を作ることが新たなゴミを生み出していることに
なぜ気づかないのだろうか。

こういったゴミ出しのルールの面倒臭さが
回収の妨げになっていることに気づかない行政。

地方自治体としては中央省庁から言われて
いやいやお付き合いしている部分もあるのかも知れない。
そんなものに巻き込まれている住民。









posted by 黒豚猫 at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活

2021年12月08日

10万円給付問題

面白い展開になってきました、10万円給付問題。

衆議院選挙で公約として10万円給付を声たかだかと唱えてきた公明党。
自民党は公明党と主導権争いに負けて
わけの分からない線引きをして給付することとなった。
そんな政府がグズグズしているうちに
5万円クーポンがやり玉に挙がって地方自治体が突き上げだした。
しかしながら権限を手放したくない中央官庁は
なんとか面目を保とうとクーポンにこだわる。
クーポンなんか手間も時間もお金もかかると
反発する地方自治体。
来年の参議院選挙にために国民にいい顔をしたい与党は
ここで全額現金と方向転換するとブレブレと言われるし、
クーポンに固執するとそっぽを向かれるという
行くも地獄戻るも地獄状態。

まあだいたい中央集権体制というのは
国家が有事のときは有効なのだが、
平時は国民にとってありがたくない制度である。

国が戦争状態ならば金も権限も国に集中したほうが良いが、
平時においては地方の道路の補修に
いちいち国にお伺いを立てるなど馬鹿げた話である。
権限や金は地方に振り分けたほうが国民にとって有益だ。

ただそれでは中央の役人がこれまで築いてきた
甘い汁を吸い続ける仕組みが壊れてしまう。

いろいろな歪みがありつつも
だましだまし行われている日本の政治。
そろそろ限界になりつつあるのでは。










posted by 黒豚猫 at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2021年11月23日

「costa」というペットボトル入りのコーヒーを飲んでみた。

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発売されてから結構時間が経っているので
ご存じの方も多いとは思います。
私もよくスーパーで見かけているので
手にして説明文や成分表は読んでいましたけど、
購入することはありませんでした。

なぜ買わないかというと、
まず第一に販売元がコカ・コーラということだから。

数年前に飲んでみたGEORGIAがものすごく不味く、
こんなものを堂々と販売している会社の商品だから
美味しいはずがない、という思いが強かったから。

第二に、コスタのブランド元がイギリスということだったから。

英国というのは言わずと知れた紅茶の国です。
そんな国でももちろんコーヒー好きはいるでしょう。
ですが、
お隣の国でコーヒー大国と言っても過言ではないフランスでさえ
美味しいコーヒーはなかなか飲めないという話があります。
だとしればイギリスなどはもっともっと期待薄ではないでしょうか。
しかも総じてイギリスというのは
不味い食で有名な国です。

今日たまたまスーパーで74円で売られていたのを見つけ、
つい出来心で購入してしまいました。
そのスーパーは問屋の売れ残りを仕入れて安く売る店なので
コスタももうそこまで落ちたんだな。
今のうちに味わっておかないと消えてしまうんだろうな、と。

カフェラテというのを飲んだんですが、
味はUCCのロング缶そのもの。

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なつかし〜と思いましたが、けっして美味しいとは思えません。
UCC特有の薄っぺらいロブスタの味が勝っているのです。

ラベルをよく見ると「高級豆51%使用」とあります。
こうあるとなんとなく高級豆をたくさん使っているように感じますが、
要するに残り49%はロブスタ、ということなのでしょう。
ここで「高級豆」と呼ばれているコーヒー豆を100%で飲んでいる私にとって
このカフェラテが馴染めないのはあたり前のことなのです。

そのまま飲むのはツライので、牛乳を足します。
すると何とか飲めるようになりました。

しかしそうすると今度は水っぽさが目立ってきました。
この水っぽさはコンビニコーヒーやマクドナルドのカフェラテ、
果てはスタバやタリーズのカフェラテにも通じる水っぽさ。
普段私が飲んでいるコーヒーがいかにコクに溢れたものであるか
再認識させてもらいました。
ありがとう、コスタ。











2021年11月02日

じゅりさんの牙が抜けました

DSCF6318.jpg
じゅりちゃんの牙 (1).JPG
じゅりちゃんの牙 (2).JPG

じゅりちゃんの上の右の牙が抜けた。

1年くらい前からビロ〜ンと口からはみ出して見えて
そっと触るとぐらっと動くので
そのうち抜けるんだろうな、とは思ってた。

伸びたように見えるということは
根っこは骨から外れているが、
歯茎によってかろうじてぶら下がっている、
という感じだったわけで
じゅりちゃんとしても気持ち悪いことだっただろう。

もともとじゅりちゃんが我が家に来たとき、
上の左側の牙は半分に折れて欠けていた。
野生の猫にとって獲物のとどめを刺す牙は重要だと推察される。
この牙の片方が折れていてはバランスが悪いだろう。
出会った時のじゅりちゃんがやせ細っていたのは
そのせいもあったのかもしれない。

野生の猫にとっては重要なアイテムである牙だが、
飼い猫にとっては無用の長物だと言えるのではないか。

食料はフレーク状、または粒状に加工されているから
噛みちぎる必要はないし、
生死をかけて戦う敵がいるわけでもない。
たまに気が向かないときにちょっかいを掛けてくる空気の読めない飼い主に
お灸をすえるために噛みつくくらいのことである。

抜けた直後は盛んに口周りを気にしていたじゅりちゃんだが
今は落ち着いたようでぐっすり寝ている。
眠りから覚めたら歯が抜けたことなどすっかり忘れてしまっていることだろう。
こういうとき猫の忘れっぽさは有効である。















posted by 黒豚猫 at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) |

2021年10月20日

構造、見直すべきじゃ?

コロナ禍でも日本人の働き方は変わっていないそうで、
ドイツの2.5倍の労働時間だそうだ。


これ、もっとよく考えたほうがいい案件。
昔から日本人は働くのが大好きな国民、
などと言われてきたけど
それって本当だろうか?

高度経済成長期は確かに働けば働くだけ結果が伴ってきたかもしれない。
しかし今はどうだろう。
長時間働いたからと言って必ずしも給料が多くなるわけではないし、
サービス残業などというタダ働きが横行しているし、
だからといって会社の業績が目に見える形で伸びているわけでもない。

つまり構造的に間違っていることを続けている
ということではないだろうか。

ということは、そんな非効率な労働をさせている経営者は無能、
ということになるし、
そんな産業構造を見直しもせずに
「成長の果実」などというありもしないものを喧伝する政治家は
表面だけ繕って中身のない大馬鹿者と言える。

ドイツが日本に比べて貧しい
などと考える人はいないだろう。
短い時間で結果を出しているのだから
何か日本とは違う構造があるはずだ。

よく海外は物価が高い、という話を聞く。
それも例えばアメリカが、とかの
特定の1カ国だけではない。
先進国と言われる国の物価はおしなべて高い。
それって言い変えれば「先進国に中で日本だけが物価が安い」
ということだろう。

日本は企業が従業員に払う給料を出し惜しみ
内部留保を膨らませることに躍起になっているから
消費者が安いもの安いものを求め、
売上が伸びない企業は危機感からますます内部留保に精を出す。

この単純なデフレのスパイラルから
何十年も抜け出せずにいる間抜けな国なのだ。















posted by 黒豚猫 at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2021年09月08日

みずほ銀行ATMまた障害

みずほ銀行のATMがまた障害を起こしている。
今年になって7回目だそうだ。
経営統合して以来ではない、
今年になって7回目、である。

しょっちゅう問題を起こしているといえば三菱もそうだが、
こういうニュースを聞くと
つくづく大企業っていいなぁ、と思う。
だって中小企業がこうしょっちゅう問題を起こしていたら
間違いなく倒産している。
これだけ顧客に迷惑をかけていても潰れないんだから
企業というのはできる限り大きくしたほうがいい。

昔のダイエーやJALもけっこうメチャクチャなことをしていたにもかかわらず
いざ経営が行き詰まってもう現行の経営陣ではどうすることもできない
という事態に陥っても政府がなんとかしてくれる。
国が潰させない、面倒を見てくれるのだから
なんとも羨ましい限りである。

大企業が倒産するとなると失業者が大量に出るし、
関連企業が連鎖倒産するし、
と国としては放っておけない事態になるのは分かる。
だが経営者はそれまで好き勝手している場合もあり、
その尻拭いを税金で行うというのは不公平感満載だ。

以前の障害が発覚した際に
みずほ銀行は金融庁に対して
原因は分からないという内容の説明を提出したらしい。
これだけ時間があって、大の大人が、それも大企業が
原因を突き止められないというのが不思議でならないのだが
まあそうだとして、
原因が分からないということは
今後も同じような障害が発生するということでしょう。
企業内にテロリストでもいるのだろうか。












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posted by 黒豚猫 at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2021年08月08日

みにくかった東京五輪

オリンピック最終日である。

さまざまな意見が飛び交ったオリンピック。
まあ実に運営側の醜さが溢れた大会であった。

競技で選手たちが結果を出すと
こういった意見が出始めた。

「オリンピック開催反対の人が
選手を称えるのはどうかと思う。
あなた達はその選手たちの活躍する場を奪おうとしていたのだ。」
鈴木宗男を始めとして右系の考えの人達の意見だ。

オリンピックを開催するかどうかの問題と
選手たちの頑張りは別物である。
それを一緒にして攻撃するのは卑怯な手口だ。

日本は過去最高のメダル数だったわけだが、
それはそうだろうとも思う。

コロナで世界中で外出できない状態が続き、
世界中の選手たちは思うような準備ができなかった。
しかも一年押した今年、開催できるかすら直前までわからなかった。

それに日本の猛暑である。
気温も湿度も高いなどという気候は
通常競技優位の欧米やアフリカの選手にとってはハンデと言ってもいい。

IOC、JOC、政治家など様々な暗部が露呈した今回のオリンピック。
逆に開催されてよかったのかもしれない。













2021年07月18日

令和3年大相撲名古屋場所14日目

14日めの結びの一番、
横綱白鵬と正代戦のときにそれは起こった。

横綱昇進がかかる大関照ノ富士はすでに全勝で14日めを終えていた。
その照ノ富士が土俵下で見上げる中、
同じく13日まで負け無しで勝ち続けてきた横綱白鵬は
行事の「待ったなし」の声がかかると土俵ギリギリで手を付き構えた。
まるでこの場所で白鵬に対して飛猿がとった奇抜な構えではないか。

マスク越しで声はかき消されるが場内はどよめく。
対戦相手の正代もその空きすぎた距離に戸惑った顔をしているように見える。

お互いすっと立ったものの、その空きすぎている距離故に組み付くことはできず、
白鵬の張り手から取り組みは始まった。

白鵬の張り手と付き押し、それを食い止める正代、という流れで
最終的にはまわしを取った白鵬の浴びせ倒しで決着はつく。

それにしてもなにゆえ白鵬はこのような行いに出たのだろうか。

正代とまともに組み合ったら負けてしまうかもしれないという不安からだろうか。
安定して絶好調である照ノ富士への精神的な揺さぶりであろうか。

全勝同士の千秋楽決戦は9年ぶりだそうだ。
19年前の全勝力士は横綱白鵬と当時まだ大関だった日馬富士。
構図が全く同じである。
横綱の白鵬に日馬富士と同じ伊勢ヶ濱部屋の綱取りのかかった大関。
どのような結果になるのか楽しみである。













posted by 黒豚猫 at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲

2021年06月05日

とあるコーヒー店の店主の記事

とあるコーヒー店の店主がフェイスブックに
コーヒーにまつわることを書いている記事を読んでいた。

その店主は一般向けへの珈琲豆の販売から
コーヒー店向けに焙煎機なども販売しているらしい。
書かれている内容がプロっぽいので
コーヒー豆の焙煎等の参考になればと
読ませてもらっているのだが。

その文章の中で近年巷に増えている自家焙煎カフェへの攻撃が
最近目に余ってきた。
焙煎について何も分かっていないのに
一人前のロースター、バリスタぶってるんじゃねえ。
そんな輩に騙されてうまいうまいと言っている客も
ろくなもんじゃねえ、
意訳するとこんな感じである。

ただこの人、
その毛嫌いしている自家焙煎カフェを開業しようとしている人のところに
焙煎機を納入している。
そのくせあんなところに納めてしまった、騙された、
と後悔している。
ちょっと意味不明な人なのだ。

直近の記事では焙煎の理論について書いているのだが、
自分の理論以外認めない。
自分の理論こそが美味しいコーヒー豆焙煎の絶対の方法なのだ
という姿勢なのである。
この人に言わせれば
近年流行の浅煎りの酸味の強いコーヒーは邪道で
それを真似ていい加減な焙煎の豆を販売している自家焙煎カフェは
詐欺師の集団であるかのようなのである。

私も
ただ流行っているから、売れるからという理由で
適当なものを販売している事業者を好ましくは思わない。
しかし否定することはできない。

昔アサヒスーパードライが販売されて
ビール業界にドライブームが起きたとき、
「美味しんぼ」のなかでドライビールは邪道、
エビスビールこそ真のビールだ、という記述があった。
だがその後もアサヒスーパードライは売れ続け、
30年経った今では確固たるブランドとなっている。

食のニーズは常に変化している。
昔油っぽいからと捨てられて猫またぎと呼ばれていたマグロのトロは
今では高級寿司ネタとして高い値段となっている。
おにぎりにツナ?と気味悪がられたツナマヨは
現在おにぎりの具の人気のトップである。

味に正解などはない。
支持する人がいればそれはその人にとっての正解で、
ただその支持する人が多いか少ないか、ということである。

記事を書いているコーヒー店の店主は
おそらく長年その仕事に携わっており、
それでやってこれた自負があって正しい正しくないを決めているのだろう。
いい加減な店を見る機会もあり、それを許せなく思う気持ちもあるのだろう。












2021年04月30日

大相撲、取り組みが原因で死亡の問題

大相撲の取り組みが原因で死亡者が出た問題。
これはもう真剣に改善をすべき案件である。

数年前の八百長問題以降、
大相撲はガチンコが当然となった。
すると面白いことにケガで休場する力士が増え、
どの力士もどこかに故障箇所を抱えるのが当たり前の状況となった。

「相撲は神事である」「相撲は国技である」
という大前提がある。
この大前提があるせいでなかなか改革できないのが大相撲。
やれ伝統が、やれしきたりが、ということで
内々の問題として処理を進める傾向にある。

そのくせ国際化して相撲を世界に広めたいという矛盾を平気で口にする協会員。
最近仕切りの際に土俵に手を付けと口やかましいのは
国際化してスポーツとしてルールを明確にするという
意思表示の顕著な例であろう。

国際化して相撲を見る人口が増えれば
その分協会に入るお金も大きくなる。
動画の有料化サイトを開設すれば
分配されるお金で相撲部屋の経営も安定するだろう。

国際化するということは、
柔道の例を見ても分かるように、
伝統やしきたりをある程度捨てることである。
日本の柔道関係者は青い道着に抵抗していたが、
最終的には受け入れた。
どう考えても青と白に別れている方が合理的で
パッと見てわかりやすく、国際化に向いているからだ。

大相撲が世界を巡業したり、NHKの国際放送が大相撲を中継しているおかげで
世界中で相撲に関心を寄せる人は増え、
実際に相撲の国際大会も開かれている。

ただそこはやはりスポーツとしての相撲である。
大相撲のようにお互いの呼吸を合わせての立ち会いではなく、
決まった回数の仕切りの後に
両手を土俵につけた状態で構え、
行司に変わるレフェリーの声がけで試合開始をする。
そこにあるのは日本人が共有する「あうんの呼吸」ではなく
世界中の人が共通に理解できる厳密なルールである。

そもそも相撲の伝統やしきたりとは何なのだろうか。

相撲のルーツと言われているものは
神話では建御雷神(タケミカヅチ)VS建御名方神(タケミナカタ)、
人間の間では第11代垂仁天皇のころ、
大和の国の蹴りの名手であった当麻の蹴速と
その人物に対抗するべく出雲より呼び寄せられた野見宿禰
が行った素手で戦う試合である。

しかも当麻の蹴速と野見宿禰の戦いにおいては
相撲というより蹴り合いであって、
最終的には野見宿禰が当麻の蹴速の腰骨を蹴り砕いて絶命させている。
しかしながらこれが相撲のルーツとされ、
野見宿禰・当麻の蹴速の両名は
相撲の神様と崇められている。

その後宮中では結構な頻度で相撲が行われたが、
詳しい資料は残っていない。
が、立合いは現在とは違い、
土俵に手はつけず立ったまま取り組みを始めた。

こう歴史を見てくると、何が伝統なのかしきたりなのか分からなくなる。

そこで今回の事故である。
あえて事故というが、このような不幸は防がなければいけない。
ついでと言ってはならないかもしれないが、
現在の故障者多数の状況も変えなければいけない。

せっかく大関横綱に昇格してもケガで降格、廃業が立て続けでは
大相撲に未来はない。

令和3年夏場所6日目、
若隆景の取り組みの後テレビ解説の尾車親方はこう話した。
「若者同士の、注文も何もない、気持ちの良い取り組み」

尾車さんの言いたいことも分かるが、
昨今の大型外国人力士に炎鵬や石浦や宇良や翠富士に
小細工せずに真正面から取り組めというのか?
巨漢に対して小兵力士が創意工夫を凝らして勝負するのも
相撲の面白さではないのか?

尾車さんの理想は古い好角家の理想なのだろう。
だがそんな理想に付き合っていたら
怪我人ばかりで相撲を取る人がいなくなってしまう。
相撲のとり方を状況に合わせて変えるのは当然だ。
それと同時に相撲を取り巻く設備も時代に沿った改革は必要だ。

土俵周りの砂かぶり席。
間近で相撲が見られる特等席であるが、
200キロも塊が飛んでくる可能性がある。
中型の冷蔵庫が100キロ程度であることを考えると
恐ろしいことである。
よく今まで事故が起きていないというのが不思議なくらいだ。
それは土俵際で力士たちがお客さんに怪我をさせてはいけないと
無理な体勢になっているからだということは容易に推測できる。

土俵と席までの間をもう少し広げたり、
低くてクッション性のあるフェンスを設置したり
工夫の仕方はあると思う。
テレビ中継されているから女性などは足元が隠せるほうが良いと思う。

また、親方衆の意識も改革されないと怪我は減らない。
いまだに立ち会いは頭からドーンと当たっていくことが美化されている。
投げ合いの際も自分から手をつかず土俵に頭から突っ込め、
などという指導もされているようだ。

日本国内で通用する、内々の国技としての、神事としての相撲なら
「潔い」を主眼に据えて分かる人だけに向けていればいい。
だがそれでは相撲を取る人も見る人も減っていくだけだ。
それでも構わない、というなら
マイナーなまま消える覚悟を決めていただきたい。
このままのどっちつかずではいられない、
分岐点に来ていることは間違えないだろう。












posted by 黒豚猫 at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 大相撲
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