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2013年05月20日
メーカー側から見たクックパッド
クックパッドのメーカーに対するマーケティング支援ということで前回はビジネス誌の掲載記事を
紹介いたしました。

今回はメーカー側から見たクックパッドという視点で同じビジネス誌の掲載記事を
紹介いたします。


以下、PRESIDENT 2011.8.1 より

なぜ、若い主婦はクックパッドを見てミツカン酢を買うのか

1990年代に入ってから「さしすせそ(砂糖・塩・酢・しょう油、味噌)と呼ばれる基礎調味料の需要
は減少傾向にある。
家庭用酢の分野で約8割のシェアを誇るミツカンにとっても、これは深刻な事態だった。

「原因は、核家族化が進み調理の文化が若い世代に受け継がれにくくなったこと。
結果、20〜30代の調理スキルが落ち、酢を使いこなせなくなってきた。

昔は『一汁三菜』が常識でしたが、最近では小鉢がはじかれて主菜のみという献立が増えてい
ますよね。
お酢のメニューは副菜が多いので、たいへん影響を受けます。
魚から肉中心の食生活に変わってきたことも大きい要素です。(ミツカンMD本部MD企画部・前田哲也さん)

こうした厳しい環境のなか、同社が2009年2月に満を持して発売したのが「やさしいお酢」である。

これは酢独特の鼻にツンとくる香りを抑え甘みを加えた調味酢で、野菜や魚介類にそのままかけても食材の味を崩すことなく簡単に酢の物ができ、肉料理にも使える。
この商品特性をユーザー、とくに酢離れが著しい20〜30代に広く訴求するために、同社はテレビCMを中心としたマス広告だけでなく、従来とは異なる販促を仕掛けた。
その結果、「やさしいお酢」は基礎調味料では異例の大ヒットを記録。

一部略

同社の戦略のひとつが、月間ページビュー4億9000万件を誇るレシピ検索サイト「クックパッド」との提携企画だ。
若い主婦へ訴求するには、クックパッドが最良のパートナーであると考えた。

同サイトは30代女性の3人に1人が利用するといわれる巨大プラットフォーム。
登録者はレシピの投稿や検索、評価ができ、有料会員(月額294円)になれば支持数の多いものが上位に表示されるようになる。

ミツカンは「やさしいお酢」の発売に合わせ、「お酢嫌い克服キャンペーン」と銘打ってクックパッドの登録者からレシピを募った。

「キャンペーン名から、あえて社名や商品名を外しました。
ユーザーの関心はおいしい料理をつくることで、ミツカンの酢を使うことではありませんからね。
結局、200〜300のレシピ案が集まればよしとされるところに、1000以上の応募があって大成功。
今後の商品開発の参考にもなりました」(前田さん)

レシピがひとたび人気上位にランクされれば、放っておいても需要は増えていく。
ミツカンはさらにコンテストの入賞メニューを折り込みチラシ、新聞広告などに掲載して波及効果
をねらった。

「メニューの提案はミツカンが主語(発信元)ではないほうが受け入れられやすい。
口コミをコントロールしようと思ってもダメなんです。
自社サイトでもレシピを紹介するコーナーがありますが、有名ブロガーや料理研究家に協力して
いただいたほうがページビューは伸びます」(ミツカンMD本部企画部・加藤美侑さん)

メーカー色を薄めた販促は、予想外の広がりを見せることがある。
同社が昨夏、クックパッドと行なった「スゴだれ」企画では、料理研究家とともに酢を使ったタレ(酢、みりん、塩、ごま油 )を考案し、そのタレを用いた具体的なメニューを定期的にサイト上で発表した。

「クックパッドのトップページにある『旬のキーワード』で、スゴだれが12日間連続で1位の快挙。
タレがおいしかったのはもちろんですが、短くてインパクトのあるネーミングがよかったんでしょう。
掲載するメニューすべてに『スゴだれでつくる〇〇』とキーワードを入れこんだ効果も大きかった」
(前田さん)

スゴだれの名を浸透させ、副次的に需要を喚起する。
この遠回し戦法≠ェ効き、その後、ユーザー自らがスゴだれを使ったレシピを投稿するまでに
発展した。

以下略


以上ですが、ミツカンというメーカー側から見たクックパッドというものを知ることでネットの活用というものについて考えさせられる部分があるように思いましたので長くなりましたが引用させていただきました。

メーカーにとって売り上げは大事なことですが、その売り上げを上げるために必要な支援策とは
消費者とつながれるキッカケづくりメーカー側から見た求められるべきネット戦略と言えるのではないでしょうか。