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2017年04月07日
原始的生活の動画
今日ご紹介したいのは『Primitive Technology』というYouTube動画チャンネルと、その公式ブログである。
動画チャンネルへのリンクはこちら で
ブログへのリンクはこっち である。
これはどういう動画であるかというと、オーストラリアのクイーンズランド州北部で、原始生活を実践してみる男性を撮影したものである。
これが見てみるとすごく面白い。
まず大き目の石を小さな石でぶっかいて、さらにそれを平たい石で研いで、石斧を作る。
それから木とかを石斧でへし折って、支柱にして、植物の茎の皮でそれらを縛り付け、小屋ぐみをつくる。
さらに、そのへんの枯れ葉を、木の枝を割いてまっすぐにしたものに刺して並べ、それを何本も重ねて屋根を葺く。
河原の粘土で瓦を焼いてみたり、野生の?イモを育ててみたり、
投げ槍を作ってみたり、
最終的には炉と炭を自作しての製鉄にまで至る。
という非常に興味深く楽しい動画がある。
異世界トリップ系なろう小説などでも、現地世界へトリップしてすぐ人里へたどり着き、すぐに文明的な生活へと移る主人公もいるが、そうでないパターンをたどると、わりと森の中で何日か生活するという場合もあったりするのである。
それで、そういう場合は主人公は、飲み水の確保からはじめて、寝床の確保に食料の確保にと色々するわけであるが、そのような描写をする場合に、この動画は非常に参考になるだろうと思う。
個人的な所感としては、トリップ先の森の中で長々と原始生活をするようなパターンのなろう小説作品は、最近は減ってきたようにも思われる。
思うにこれは、異世界にトリップするという状況だけでも、主人公にとってわりにストレスフルな出来事であろうかと考えられるのに、いきなり知らない人たちのど真ん中へトリップさせるというのは中々に厳しいものがあろうかという作者の配慮であろうか。
あるいは、いわゆるなろう小説的『中世ヨーロッパ()』風の異世界を念頭に置いたときに、面積から言えば、都市や町や村などよりは、人里離れた森などのほうが圧倒的に広いのであるから、当然、トリップする先も森や原野などであるほうが確立的に蓋然性があるということであるかもしれない。
つまり、素直に考えたら森やら原野やらに落ちるのが自然だよねーということである。
けれども、そういう展開の作品が少なくなったのは、つまり結局のところ、ストーリーの展開というものは他の人(もしくはそれ相当の知的存在)とのかかわりによって生ずるのであろうから、原野にトリップした主人公が必死こいて水や食料を確保してサバイバルするとかいうような原始生活の描写は、ぶっちゃけて言えば冗長でストーリー展開上の無駄であるという認識ができてきたからではあるまいか。
と、そう言ってしまえば、今回の記事が無意味になってしまうので少し悲しいところではあるが、まあ古き良きなろう小説的な原始生活展開も、書きようによっては輝きを持たせることもできるかもしれない。
個人的にはそういうの好きである。
というわけで一番最初の動画をひとつ貼っておくが、できればこの
『Primitive Technology:All』という再生リスト から全部の動画を視聴していただきたい。
それだけの価値はあると信ずる。
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