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2013年11月30日
実際にはありえない話し方
『〜〜なのじゃ』 という語尾で話す老人はそれほど多くない。
『〜〜ですわ』 という語尾で話すお嬢様も少ないと思う。
『〜〜アルヨ』 という語尾で話す中国人はおそらく存在しないのではないか。
でも、皆さんは、小説や漫画やゲームをやアニメで、こういう話し方をするキャラクターを見たことがあるのではないだろうか。
じゃあ、こういう話し方はどこから出てきたのかという疑問が生じる。
そういう疑問に答えてくれるのが、今日紹介する、
『ヴァーチャル日本語 役割語の謎 (もっと知りたい!日本語) 』 という本である。
この本は、そういう 『〜〜なのじゃ』 式の話し方の起源や歴史を解き明かしてくれる。
ワナビの皆様は、自分の書いている小説の、お嬢様キャラに 『〜〜ですわ』 としゃべらせる前に、この本を一度読んでみてもいいかもしれない。
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2013年11月17日
お嬢さまことば
今日紹介するのは 『お嬢さまことば速修講座』 という本である。
この本は別にネタ本というわけではないようで、むしろロングセラーのマナー本であるらしい。
私が読んでの個人的な感想としては、内容が微妙にイヤミな印象があって、あまり好きではない。
ということはつまり、人に不快感を与えない行動について指南するマナー本としてはどうかとも思われる。
しかし、だ。
小説家になりたいワナビとしてはこの本には別の使い方があるのである。
つまり、小説中に 『お嬢様キャラ』 を登場させるときの参考資料として使えそうなのである。
私のような発想の貧困なワナビとしては、お嬢様キャラを小説中に登場させるといったって、せいぜい
『〜〜ですの』 とか
『ごきげんよう』 とか言わせるくらいしか思いつかない。
しかし『ごきげんよう』はともかく『〜〜ですの』などと言うお嬢様なんてこの日本に存在しているのだろうか。
キャラクターの書き分けができないからって安易にキャラの発言の語尾に頼ってはならない。
お嬢様キャラのお嬢様たる所以は語尾にあらず、それ以外のものにあるのだ。
ではそれ以外って具体的になに? となってしまう。
そういうときにはこの本を読んで勉強するのだ。
それにこの本は、お嬢様言葉の資料本としてだけでなく、微妙に笑える部分もあるので、ネタ本としても非常に楽しめるのでおすすめである。
この本は別にネタ本というわけではないようで、むしろロングセラーのマナー本であるらしい。
私が読んでの個人的な感想としては、内容が微妙にイヤミな印象があって、あまり好きではない。
ということはつまり、人に不快感を与えない行動について指南するマナー本としてはどうかとも思われる。
しかし、だ。
小説家になりたいワナビとしてはこの本には別の使い方があるのである。
つまり、小説中に 『お嬢様キャラ』 を登場させるときの参考資料として使えそうなのである。
私のような発想の貧困なワナビとしては、お嬢様キャラを小説中に登場させるといったって、せいぜい
『〜〜ですの』 とか
『ごきげんよう』 とか言わせるくらいしか思いつかない。
しかし『ごきげんよう』はともかく『〜〜ですの』などと言うお嬢様なんてこの日本に存在しているのだろうか。
キャラクターの書き分けができないからって安易にキャラの発言の語尾に頼ってはならない。
お嬢様キャラのお嬢様たる所以は語尾にあらず、それ以外のものにあるのだ。
ではそれ以外って具体的になに? となってしまう。
そういうときにはこの本を読んで勉強するのだ。
それにこの本は、お嬢様言葉の資料本としてだけでなく、微妙に笑える部分もあるので、ネタ本としても非常に楽しめるのでおすすめである。
お嬢さまことば速修講座 改訂版 (加藤ゑみ子の上質な暮らしシリーズ) [ 加藤 ゑみ子 ] 価格:1,540円 |