働く20代、30代の妊活 不妊治療から妊娠、出産まで

「妊活」という言葉は、結婚してから耳にすることが格段に増えます。

頑張っているけどなかなか子供ができない、という方だったり、仕事や趣味、夫婦の時間を楽しんでから子供をゆっくり作りたい、ということで、妊活を後回しにしてしまった方もいると思います。


妊活期間は、人によって異なります。
更に、妊娠のタイミングは排卵時期によるため、タイミングは1か月に1回です。１年のチャンスは12回です。
女性は生まれた時から卵子が減っていきます。
始めるタイミングによって、そのチャンスはどんどん失われていきます。

ここでは、「妊活とは、いつ、何を、どのくらい行っていけばいいのか」という点について、お話していきます。


自分はどの段階にいて、具体的に何から始めていけばいいのか、というのを理解したうえで、行動に移すことができればいいなと思っています。

以下に、「妊活」というものを体系別にまとめましたので、ご覧ください。



これは時期別に簡単にまとめた、行動リストになります。
時間を有効活用するため、妊活を始める年齢によって、ステップが違います。

まず、最初の段階は「セルフケア」となります。ここでの目標は、「自分を知ること」です。
具体的には以下を行うことになります。


　�@自分の持病の治療（→健康診断）
・不妊治療→妊娠、にあたり、それ以外の病気を抱えていることはリスクになります。もし、健康診断などであらかじめ指摘されているものがあれば、優先的に治してください。
また、別のページでも紹介しますがBMIが高い人も低い人（18.5未満）の人も注意です。
　�A排卵日の特定（→基礎体温計測）
・基礎体温をつけて、自分の生理周期や排卵日を特定します。基礎体温については、別のページで詳しく紹介したいと思いますが、まずは、基礎体温計を準備し、毎朝測ることから始めましょう。ここで生理不順（無月経）排卵日の乱れを確認することが後々の通院でも役に立ちます。
　　　

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　�B健康状態の維持（→栄養状態チェック）
・いくら治療を始めても、毎日偏った栄養の生活をしていると、子供を授かるための栄養が足りないと効果が半減します。最大の効果を発揮するためにも健康状態への気遣いは必要となります。
・「あすけん」「FiNC」「カロリーママ」等のアプリを併用するのも、自分の栄養状態の確認に役立ちます。

この段階で、排卵日の前3日、後1日をめがけて、夫婦で「仲良し日」を作ることが最初のステップとなります。







ここで3か月〜半年にわたり成果がでなければ、次の段階は病院での受診です。本当に不妊なのか？というチェックをしていきます。女性ではなく男性が原因である確率も約半分ありますので、必ず、夫婦での受診をお勧めします。

ここからは病院の指導の下、タイミング法、体内受精（男性の精子を、女性の体内に直接注入する方法）を3回〜5回にわたり行っていくことになります。（受精率は2割程度とのこと）

それでも叶わなかった場合には、体外受精（年齢によって確率にばらつきあり、一桁〜3割程度）、に移っていくことになります。移行のタイミングは、病院の指導にもよりますが大体5回程度行った後になります。




以上が、妊活の簡単な流れとなります。

筆者は20代の半ばで結婚しましたが、�@やりかけの仕事を中断したくなかった、�A夫婦での時間をもっと楽しみたかった、�B海外旅行に行きたかった・・・などの理由で、
いつかできたらいいなくらいに思っており、30歳を過ぎたときに病院で自分たちでは妊娠が難しいことをしって、体外受精で子供を授かりました。

その時に調査した知識、体験した内容をみなさんと共有することで、少しでも子供を授かる方が増えてくれると幸いです。