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2013年01月26日
D8 Perla
 前回の記事で後半ちと微妙だったD8 Perlaですが、折角スイス販売部で販売リストに入れてくださったので



 ガッツリまとめて買いました。
 と書くのはこれで二度目。やれやれ、一度飛んだ記事をまた書くのは面倒だなぁ…。
 まぁ、レビュー部分はテキストエディタに事前に書いていたものなんでまだマシなんですが。

 以下レビュー

 取り敢えず到着直後の物から一本適当に吸ってみる事にする。
 ヘッドとボディがちと硬い。



 着火直後はスパイスと共にじんわりと甘みがある。
 5mm程でレーズンとベリー系の間の子の様な酸味と甘味を感じられる様になり、1.5cm程でコクが増してタンニンさが出る。
 濃い。なんというか、CHAMAN版Perlaの中盤の様な印象。
 2.5cm程でシダーの香りが加わり、タンニンなコクと酸味の内側からキャラメルの様な味を感じる様になる。
 そして中盤、じわじわとカフェオレっぽい喫味へと転じる。
 そこからキャラメル&ナッツという喫味になる。
 終盤は特濃で甘さ控えめのキャラメルの様な喫味に薄くココアの様な味が乗り、ハーブ系の香りが加わる。
 残り3cmでナッツとカフェオレの中間のような甘みもじんわりとにじみ出てくる。
 最後の最後まで雑味やバランス崩れも無く、優秀な一本だった。
 強さはPanetelaと同程度か若干軽い。PanetelaはRG32だが5インチの長さがあるので重さが出やすいかもしれない。

 という訳で非常に納得のできる一本でした。

 さて、ついでにおまけで頂いたCHAMAN Chiquitots。



 箱に"EDICTION ESPECIAL"と書かれているのが気になる。
 これは通常のCHAMANなのか、なんぞ特別なCHAMANなのか…。



 味は小さいながらレーズンの様な濃いフルーティさにタンニンさもあり、非常に良くできたフルボディのショートスモーク。
 う〜む、本当にどっちだこれ…。



 さて、紙箱のデザインは気に入っているものの、気密性ゼロ物件の上丈がギリギリすぎるのかヘッドが痛むご様子。
 丁度ラ・パズ・ワイルドシガリロスの空き缶があったので収納。
 うむ、9本ならピッタリ収まる。
 ちなみに、はまきやさんで購入可能なラ・パズ・ワイルドシガリロスは少し大きめなクラブサイズのドライシガーであり、旧ロイヤレス並に優れたTobacco100%。

 という訳で非常に簡潔ですがおまけ分のレビューでした。
 それにしてもまぁ、流石にヒュミ2個、気密性の高い木箱1個、大型タッパー、と最近貯め過ぎの感があり、ちょっと消費を優先しないといかんですね(汗
 それでも気になる銘柄がわんさかあるのが困る処ですが|;-ω⊂)






2013年01月22日
Vegas de Santiago Panetela Extra5本レビュー
 Vegas de Santiagoのスイス販売部から頂いたPanetela Extra(5x40)5種類の比較レビュー。
 OriginalのPanetela Extraはなにげに初めてなので楽しみである。
 HEITAGEは相変わらず重いと思われる。

Don Luis おそらくH2000 Claro

 Claroだと思うが、妙にスベスベしていてConneticutの様な気もする。しかし香り的におそらくClaroと思われる。



 着火直後のスパイスがしっかりしており、甘みのないカラメルの様な風味と酸味が感じられる。
 香は土っぽさやフローラルさ。燃え進むにつれて少しずつナッツっぽさが現れる。
 2.5cm程で味に鉄っぽさが混ざる。ペースが早すぎただろうか?
 そこからかなりゆっくりめに吸い、中盤頃には濃口の、甘みが少なめなキャラメルの様な味を感じる様になる。
 暫しナッツの様な、甘みのないキャラメルの様な味とスパイスが続く。
 そしてナッツ感が強まると共に柔らかい甘みが広がり始めた。
 だがちょっとこう…鉄っぽい感じの味が邪魔だ。
 よろしくない葉が入っていたのか、熟成が足りなかったのか、どっちだろうか?
 よく分からないがDon Luisにしては今ひとつな感強し。
 後半もナッツ系の味にスパイスという塩梅が続くが、あまり変化もなく終了。
 う〜ん、Don Luisにしてはイケてない個体だったなぁ…。
 Perlasが良かっただけにちと残念。

VdS Original



 着火直後はスパイスと共にフローラル、フルーティな酸味、若干蜂蜜に近い甘味、と良い印象。
 1cm程進んだが、美味い。
 1.5cm程で甘さがカラメル的な物に変わる。
 そこからフルーティな旨味が増し、スパイスは穏やかになった。
 香りはフローラルとハーブの半々だろうか?
 数を吸ったLaguito#3(Panetela)よりグラッシーさに欠けるものの、フルーティさや香りにより強さが有り、味に柔らかさもある。
 VdS Original(Originales)はLaguito#3があれば良いなんぞと考えていたが、このPanetela ExtraもPerlasも良いな。
 中盤の香りはPrisco Azul Senorita並にしっかりしていて良い。
 そして煙の舌触りがマイルドに。
 若干マスカット系の旨味を感じるのは、Cumbres de Puriscal Gold Label Petiteに近い気がする。
 Laguito#1の中盤以降の濃厚さに比べると味的には弱いのかもしれないが、このサイズであれば十分素晴らしい。
 むしろこれくらいの方が吸いやすいだろうか?
 そして残り5cmを切るとタンニンさが出始め、コクが増す。
 そして終盤はキャラメル系の甘みと酸味、ハーブ系の香りが強まり、最後まで雑味無く吸うことが出来た。
 う〜む、後半はVdS Palmas Robustoに近かったんじゃないだろうか。
 意外な程レベルの高い一本だったんじゃないだろうか。
 尺故か、Perlasよりレベルが高かった印象。

CHAMAN



 着火直後から、うむ、甘い。スパイスはきめ細かい。
 香りはフローラルだろうか。酸味があり、グラッシーさも感じる。
 燃え進むと甘みがカラメル的なものに転じて美味い。
 安定した、CHAMANらしさがあり、前回レビューしたPerlasに近い印象。
 中盤頃からタンニンらしさも加わり、徐々にコクを増しながら少しクリーミーな煙になった。
 終盤の甘みはカラメル感が強く、そのまま吸いきって終了。
 うむ、一時本社で買い込んだCHAMAN Panetela Extraらしい出来だった。


HERITAGE



 着火直後のスパイスは意外と控えめだった。だがほんの一瞬だった。
 花の香、ナッツ、木質系、そしてやはり強かったスパイス。
 うむ、予想通り濃い&強い。
 そしてすぐにフルーティな酸味と強烈なスパイス、という味に転じる。
 喫味が濃く、フルーティさやフローラルさも強く感じられるがスパイスがちょっと強すぎる感あり。
 ここなのだ、HERITAGEで困るのは。
 しかし1.5cm程でスパイスが半減し、酸味のある濃口の旨味が締める割合が増えた。
 2cmで強い花の香と何とも云えない甘みへと転じる。
 う〜む、これは素晴らしい。
 そこからしばらくしてレザー臭が加わり出すが一瞬で立ち消え、フローラルな香りとくクリーミーな煙になる。
 そこからほくほくと柔らかい、フルーティな酸味が少し加わったナッツの様な喫味が続く。
 香りは相変わらず濃いフローラルで、残り8cm程になると甘さがカラメルの様なテイストに変化している。
 そして後半、なんとも濃い、甘みのあるブラックコーヒーとコーラの中間とも云うべきか、そんな喫味になった。
 う〜む? なんというか、HERITAGEというよりPUROS MaduroやCHAMAN Maduroを吸っている様な感覚だな、これは。
 いやしかし、その二つより若干レベルは上という感じがあるだろうか。
 ナッツ系、カラメルの様な甘み、酸味、スパイス、と濃口の味が最後まで続いて終了。
 やはりよくできていて美味い。
 が、相変わらず強く、序盤のスパイスも激しい。

D8



 美味い。
 終了。

 というか、あまりに吸いすぎていてなんとも感想を導き出しづらい感あり。
 いつも通りの感じでぼんやり吸いながら途中でコーヒーを入れたり、何かをしながら気がついたら火が消えていてつけ直したり。
 特段雑味もなく、安定した、いつ度通り表情に変化のある一本。
 Panetela(5x32)はバカバカ吸って無くなっていくが、こちらはそれよりペースが遅い。
 同じく強さがあるものの、やはりPanatelaの方が吸いやすい。
 しかし味の濃さではPanetela Extraに軍配が上がり、コクが増した時の柔らかい喫味でも軍配が上がる感有り。
 ショートスモークシガー派としては若干大きすぎる感があるものの、やはりコスパ的に優秀であるのは間違いない。


 ──以上

 さて、5種類のレビューを行いましたが個人的に驚いたのがOriginalの出来の良さで、今回の比較レビューの中ではこれが一番のヒットだったのかもしれません。
 レギュラー品ではないのでスイスでも本社でもメールオーダー限定になるのが残念。
 D8は美味いんですが、数を吸い過ぎたせいか感想をひねり出しながら吸うのがだんだん困難になってきた印象があります(汗
 Don Luisは個体差かやけに残念な印象が強く、CHAMANは相変わらずしっかりした印象。
 CHAMANのPanetela Extraに関してはコスタリカ本社で50本$73とダントツに安く、若干強めで酸味の強いConneticutラッパー系の葉巻の中では異様にコスパの高い印象があります。
 ヘタなドミニカンとかでは対抗出来んでしょう。
 そしてHERITAGE。
 強さを十二分に堪能したいのなら、Laguito#1を選択するのが良いかと。後半が相当キッツい事になります。
 HERITAGEに関してはPetit Robustがベストという感があります。
 おそらくですが、RG50以上の方がHERITAGEは良さが分かりやすいかもしれません。
 余裕が有るのならImperial Bllend版のEmperador Cortoがよりまとまっていて良いかもしれません。ただ、4x60は疲れます。
 スイスじゃPresidente(7.5x54)やSalomones(7.5x58)、Emperador(6x60)とドデカサイズがありますが、個人的にこれらを試す事は無いでしょう。





 


2013年01月22日
マッケイ氏からのいただき物


 今回はブログ「 地上最小のスモーキング大作戦!」のマッケイ氏より頂いたキューバン4種類のレビューです。
 う〜ん、これはありがたい。
 

●Romeo y Julieta No.2



 Romeoで最もメジャーかもしれない、5x42のチューブ入りシガー。
 嘗てNo.3でRomeoの良さに感心し、直後に試した事がある。当時はNo.3より間延びした印象になってしまい、その後Petite Princessが一番美味いのでは? という結論に至って以来試していない。
 ショートスモーク探求時にPetite Julietaも試しており、こちらはなかなか良かったもののやはりPetite Princessが一番ではないだろうか、という気がしている。
 今回のNo.2はどうだろう。
 フット香がウィスキーっぽいのだが、これは個体差なのだろうか?
 頂いた物を調べてみるとH.Upmann Coronas Majorも同様のフット香な様だ。もう一本のRomeoはそうでもないな。
 過去に香港で購入した葉巻の幾つかも似たようなフット香だった事があるが、個体差なのかリテイラーの管理の問題なのか不明。ハバノスはあまり買わないのでどうもこういう処は疎い。
 チューブから取り出すと割りと大きめな白い斑点がポツポツ目立つ。保存状態が良好なときに現れるプルーム(白かび)だろう。
 店で葉巻を頼むとハケで丁寧に落としてからカットして渡してくれるのだが、あいにくハケは持っていない。
 軽く指で払ってみたが面倒になったのでそのまま着火。

 着火直後はきめ細かいスパイスと共にカフェオレとココアの中間の様な喫味だろうか。
 スタート直後からかなり味が濃い印象。
 そして5mmを超えた辺りからRomeo特有の濃密なドライフルーツ系の酸味が加わる。
 アーシーさもあり、香りは濃密なシダー系。
 3cm程で甘みが出始め、ナッツ系だろうか? 少し味が変化した印象がある。
 そこからコクのあるナッツ系の喫味が中心になる。
 そして中盤を超えると濃密なキャラメル系の喫味に転じる。
 徐々に酸味が増し、残り6cm程でタンニンさを感じられる様になる。
 残り4cm程で香りにハーブさも加わる。
 ひたすら濃い。蜂蜜の様な甘さも良い。
 非常に美味いが、なんというか体力的に疲れて終了。
 気がついたら結構ヤニクラ状態になっていた。

 記憶の中のNo.2より濃く、保存状態の良さかもしれないが非常に濃密な喫味だった。
 カット直後の吸い込みでは感じたウィスキーっぽい香りも着火後は全く気にならず、キューバ葉の個体差によって生じるものかは不明のまま。
 何にせよ味の邪魔になることなく楽しめたので問題なし。
 

●H.Upmann Coronas Major



 着火直後はスパイスが激しく、味も濃口でナッツ系の喫味の様だ。
 そこから更に濃さが増し(まだ序盤やがな…)アーシーさや木質系の香りを感じられる様になる。
 後半濃くなりすぎるのではないかという懸念を感じるものの、非常に美味い。
 2cm程でスパイスはおさまり、煙の舌触りがクリーミーになる。
 そして思い出すDon Luis H2000 Oscuro Canionazo。
 だが中盤のシダー系の香りの強さなどは、やはりキューバン特有の物に感じる。
 コスタリカのプリスカルの葉もなかなか良いのだが、香りの複雑さでキューバの葉に勝るのは難しいかもしれない。
 だが中盤以降の味の流れもDon Luis H2000 Oscuro Canionazoを彷彿とさせるものがある。
 そっちはRG52なので太さは全然違うのであるが。
 そしてDon Luis H2000 Oscuro Short Corona(4x42)が似てるかというと、それはどうだろうかという気もする。
 後半はどっしりとした印象でアーシーさや甘みの無いココアの様な喫味。
 そのまま濃密な喫味を愉しみつつ終了。終盤の3cmくらいの処から旨塩系というのだろうか? また別の味が一つ加わって非常に印象的だった。

 さて、Vegas de SantiagoのDon Luis H2000 Oscuroに濃さやアーシーさなど味の流れ的に彷彿とさせるものがあるのは、やはりVdS工場によるH.Upmann工場で25年間も葉巻の製造に携わっていたDon Luis Santana Lamas氏へのリスペクトだったのだろうか。
 氏がアドバイザーとして参加しなければVdSシガーがコスタリカのトップセールになる事も無かったのかもしれない。
 スモコレで頂いたTatuaje Noellasにご満悦だった当時VdS本社のRudyから届いたOscuro Canionazoに衝撃を受けたが、その時H.Upmannを試していればまた違った印象を受けたかもしれない。
 が、やはりシダー系の香りはDon Luis H2000 Oscuroに不足している感あり。終盤の旨塩系もDon Luisでは感じられない。
 Nearly Cubanと云われればそうなのかもしれないが、やはりプリスカルとキューバでは土の質なのか異なってしまうのだろう。
 それにしても随分頑張っていると思うが。
 メールオーダーでH2000 OscuroのCanionazoかCorona辺りで試してみたくなったが6インチの葉巻を消費する時間的余裕があまり無いのが残念。
 と、何のレビューか判らなくなりそうなのでこの辺で終了。


●Punch Coronations



 着火直後は強烈なスパイスと共にフルーティな酸味。極めて濃厚。
 香りはフローラルで蜜っぽい甘みもある。
 3cm程でウッディな喫味も感じられるようになり、スパイスも落ち着いただろうか。
 濃厚で雑味は無い。
 そのまま中盤まで燻らせたが、割りと強い。
 トップキューバンで確認した処H.UpmannがライトでRomeoとPunchがミディアム、というカテゴリーになっている。
 これミディアムか…。いや、H.Upmannはあれライトなのか?
 中盤からはコクが強まり、甘さにカラメルっぽいビターさが加わる。
 残り5cm程で若干ハーブっぽい香りも感じられる様になった。
 後半にはタンニン系の渋みの混ざった酸味と蜂蜜の様な甘みが感じられ、最後まで愉しめ……と思ったが残り3cm程で終了。
 少々ヤニクラが過ぎた。なかなか強い一本だった。

Jose L. Piedra Petit Cazadores

 ハバノスブランドのプレミアムシガーでは最も安いと思われる、リーズナブルショートスモークシガー。
 気になっていたので併せて試せるのはとてもありがたい。



 吸い安さは4種でピカイチだったが、味はまとまりが感じられなかった。
 これはかなりしっかり手元熟成をして吸う葉巻だろうか?
 前半は若干味が薄く、後半はハバナらしい強さが有り、ポロポロと小さな灰が落ちるのが特徴といった感有り。
 悪くは無いが、もしRuedaで400円の葉巻を買うなら? と考えるとMarca Fina Coronita PanamaMarca Fina Panatela Nicaragua辺りを優先するかと(Nicaraguaはフィラーでひどい目に遭ったが味は素晴らしかった)。
 やっぱりハバノスならショートスモークもちゃんとしたロングフィラーが良さげなご様子。
 絶対にハバノスしか吸いたくない、という人のリーズナブルシガーとしては十分有りだと思うが、南米各国やフィリピンなど選択肢の広さを考えると個人的には入ってこない感有り。
 こんな機会がなければ試す事も無かったかもしれないので感謝。


 ──以上

 さて、マッケイ氏に頂いたい葉巻をひと通り試してみた訳ですが、上手くいっているかはともかくとして非キューバンのハバノスブランドがそれなりに真似しようと頑張っていたんじゃないかという感想を抱きました。
 RomeoとPunchは。RomeoならOriginal、Reserva Real、Habana Reserva、と三種でにじり寄ろうと頑張っている感があり、Punchは香りと甘みのミネラル感、タンニンさ及ばないものの味の流れは結構頑張って再現している印象(Bolosでの感想ですが)。
 H.Upmannはまぁ、完全な別人28号です。むしろDon Luis H2000 Oscuroの一部のビトラとの味の類似性に驚きました。
 というか、H.UpmannはCoronas Juniorの空チューブが何本か自宅にあるんですがレビューを書きたいと思う程の物が無く、Puritosも今ひとつなまま見かける事がなくなったので特にありがたい機会でした。
 今回のレビューの中で最も個人的にヒットしたのがH.Upmannだったんじゃないかと。
 これは是非Half Coronaも試してみたい|*ω*)
 Punchはもうちょっと短い処ならより楽しめたかもしれません。というか、Petit Punchという素晴らしいサイズがあったものの既に廃盤。
 Ruedaに残っているMargaritasが気になるものの、1本1000円ですかい…。う〜む。
 Romeoはキューバンの中では一番気に入っている銘柄だと思いますが、自分的にはやはりPetite Princessが一番良いんじゃないかなぁ、という感があります。まぁ、ごく個人的な好みの問題ですが。
 代表的な処だとやはりChurchillやShort Churchillなんでしょう。
 そういえば、アルミ缶5入りのJulieta(4 2/3 x 32)という気になるサイズがハバノスからリリースされていますね。
 Purosexpressで5缶$140.33と高いですが、どうなんでしょうねぇ、これは。






2013年01月09日
ショートスモーク探求──Vegas de Santiago Perlas 2
 さてさて、前回の記事に続いて連続でアップしますよ。
 本社でPerlaのオーダーの相談をした時はトータル8本分のレビューを書く事になるとは思いもよりませんでした。
 という訳で、今回はスイス販売部に頂いたPerlaがメインです。

●D8 Perla


 見た目良し、手触り良し、表面香良し、ラベルデザイン良し、と良い感じの一本。
 今の処本当に一本しか無い貴重なD8の4x40。


 そうこのサイズ!|*ω*) 写真で見ても素晴らしい……|*ω*)ウェッヘッヘッ

 着火直後の激しいスパイスを抜けると、軽くベリー系の酸味を感じる。
 鼻腔を抜ける香りにフローラルさは感じるが、スパイスも強烈である。
 ベリー系の酸味と甘味、スパイスが続き、時折フローラルさが濃くなる瞬間がある。
 そして1.5cm程でスパイスが落ち着き始める。
 2.5cm程過ぎるとカラメルとカフェオレの中間の様な喫味と濃いフローラルな香りへ。
 中盤に差し掛かるとベリー系の喫味に戻る。

 そして後半は香りを愉しむ側面が強くなる印象。
 それほど味は濃くならない。もうちょっとこう…コクが増したりフルーティさが増したり、終盤でココア系〜アーシー系の喫味に転じるとか、こう、いつものD8程の変化が無いというか…。
 結局そのまま吸いきって終了。

 う〜む、D8の良さは味わえたが、後半はちょっと期待はずれの感有り。
 明らかにRueda売りのShort Corona程ではなかった。
 Short Coronaがしっかりしているので、今回のPerlasは個体差かイレギュラービトラ特有の調整不足なのかもしれない。
 嘗てイレギュラービトラだったPanetelaやPanetela Extraが調整されていく様に、今後も作られるなら進化するという形だろうか?

●HERITAGE Perla

 Vegas de SantiagoハイクラスでD8と対をなす、それでいて最も強い一本。
 ゴツゴツとした手触りの、Oscuroに近い濃いラッパー。
 少し厚めのラッパーだが燃焼バランスの良さは数種類のビトラで経験済み。




 着火直後のスパイスが本当に強い。序盤からニコチンの強烈さも感じられる。
 序盤からしっかり味があるが、やはりスパイスの強さの方が大きく表現しがたい。
 とにかくゆっくり吸おうと考えた矢先に既にヤニクラの前兆が訪れる。
 う〜む、これは大変だぞ…。
 香りはアーシーさが主体で、酸味を伴う濃厚なフレーバー。
 しかし、1.5cm程でスパイスが落ち着き、濃口のカフェオレ+アーシー+じんわりとした甘みに変わる。
 2cm程で濃いフローラルな香りがすっと通り抜け、そこから更に変質してシダー系に転じる。
 味はアーシー+ブラックコーヒーにフローラルな酸味が少々、という感じだろうか。
 そして中盤頃になるとかなりクリーミーな印象に。ナッツの様な甘みも混ざり初めて非常に良い。
 HERITAGEの場合この部分をどれだけ満喫できるかが肝じゃないだろうか?
 これまでLaguito#1、Panetela Extra、Short Robustoを試したが、今の処Short Robustoがベストな感有り。
 さて、中盤を越えると焦がし砂糖の様な甘みがじんわりと拡がる様になる。
 香りにはハーブも加わり始める。
 そこからまったり感が増し、残り4cm程で濃いカフェオレ系とナッツの濃口でコクのある喫味へ。
 うむ、美味い。
 そのまま残り2cmまで吸って終了。

 相変わらず美味いが、この美味さを味わう為にはヤニクラで行動不能を覚悟する必要があるという…。
 いやぁ、Perlaになっても変わらぬ強さ。
 そして銘柄の中ではShort Robustoの次に良い印象。
 Corona辺りはひょっとしたら吸いやすいのかもしれないが、D8をメインに据えてしまうとなかなか買う機会は無い。 

 
●Don Luis H2000 Claro Perla

 一体、Cafe con Lecheとどう違うのだろうか?
 なんぞと疑問に思い、ヒュミの中のPerlas Lafe con Recheと比較。

 若干色が薄い。若干スベスベ感が勝る。

 なるほど(  ̄- ̄)トオイメ



 着火直後のスパイスとともにナッツ系の甘みにフローラルな香り。
 甘みが強く柔らかいフレーバーにスパイス。う〜む、Cafe con Lecheより甘い感有り。
 2cm程燃え進んだが…本当に甘いなこれ。
 スパイスは着火直後よりおとなしくなり、中盤に向かうにつれてコクが増す。
 そして中盤は柔らかいカフェオレ系の味に強いフローラルな香りが混ざり、相変わらずしっかりとした甘みがある。
 そして、強いフローラルさは徐々に後退し、カフェオレの喫味が濃くなりはじめる。
 残り4cmくらいになると圧倒的にカフェオレ系の、しかも割りと濃い口の喫味になる。
 甘みは若干引いただろうか。
 煙はやけにクリーミーで、舌を刺す様なスパイスの刺激はほぼ無い。
 そして濃さは更に増し、しかしコルタドール(エスプレッソに少しミルクを入れた物)やブラックになる訳ではなく、あくまで濃いカフェオレのままの喫味が続く。
 そのまま残り2cmまで吸って終了。
 う〜む、ちょっと新鮮な驚きを感じるレベルで甘みの強い個体だった。
 Claroとはこんなだったろうか?


●Don Luis H2000 Cafe con Leche Perla

 最後にClaroとの比較用に殆んど残っていないCafe con Leche版Perlaをレビューする。



 着火直後はきめ細かいスパイス。薄いカフェオレ系のベースに酸味、甘味もある。
 1cm程燃え進むと酸味が強くなる。
 名前からすると真逆になるが、Claroよりは甘みが少ない印象。
 中盤まで濃いフルーティな酸味とナッツの混合の様な喫味。スパイスはClaroよりおとなしいが、加湿時間の長さによるものだろう。
 そして中盤を超えると濃いカフェオレ系の喫味にガラッと変わる。
 味は濃いが、Claro程のクリーミーさは感じられない。
 比較すると若干ざらついているという感じだろうか。
 そこからコクが増し、味は濃くなるものの微妙にまとまりがない。
 個体差はあるだろうが、Claroの方が良くできている印象のまま終了。


──以上


 さて、これでVegas de SantiagoのPerlaレビューが終了です。
 VdS Originales Maduro、CHAMAN Maduro、PUROS Maduro、Don Luis Conneticut、Don Luis H2000 Oscuro、とやろうと思えば更に5本分出来る余地がVdSにはあるんですが、おそらくそこまではせんでしょう。
 Don Luis H2000 OscuroのPerlaは何れオーダーするかもしれませんが。

 それにしても、D8 Perlaは期待値が高すぎたのか後半に少し不満が残りました。
 前半〜中盤のクォリティが高く、後半も全く悪くはないんですよね。本来の流れとズレていますが。
 今回の1本を確かめ多分にはShort Coronaの方が断然良いでしょう。
 PanetelaやPanetela ExtraもPerlaよりは安定しています。
 しかし、VdSの出来立ての新ビトラなんぞたいがいそんな感じで、嘗てはPanetelaやPanetela Extraもバラつきがありました。
 今はカナリ安定してきていますが。
 そしてここで、

 D8 Perla販売開始|ノ*ω*)ノ

 しかも10本$33とは良心的な。
 50本なら$140で1本$2.8!

 おお…|*ω*)

 「レビュー用の個体に納得がいかなかったんで再検証したいんだけどオーダー出来無いものだろうか?」とメールしましたが、早い対応に感謝します|*ω*)b

 そしてHERITAGEはやはり、長期の手元保存が必要な感じですね。
 1年以上加湿保存してちょっと穏やかになった処で吸えれば一番良い感じなんじゃないかと思います。

 Don LuisのClaroは意外な程良く出来ていました。
 Don Luisなんで本社でも注文できると思いますが、なんとなくスイス販売部扱いの方が室が高いんじゃないかとか、そんな根拠のない想像をしてしまうくらい良い出来でした。
 しかしまぁ、RuedaのShort Coronaでも良い感じだったんで、Don LuisのClaroそのものの良さなんでしょう。






2013年01月09日
ショートスモーク探求──Vegas de Santiago Perlas
 年が変わって2013年。政権が変わってだんだんドルの値段が上がってきた今日この頃。
 まぁ、2008年頃に比べたら全然安いんですが、個人輸入におけるドル安ヒャッハーとも云うべき安価さは徐々に薄れていくかもしれませんね。
 その分ちゃんと景気が回復すれば良いんですが、…どうなんですかねぇ。

 さて、新年一発目はVegas de SantiagoのPerlaのレビューです。
 コスタリカの本社に相談して作って頂きました。
 1本$2で、10本以上でメールでオーダーすれば受け付けてもらえるかと。
 


●CHAMAN Perla

 コネチカットラッパーのスベスベした質感。花と干し草という塩梅の甘いフット香。
 8mmパンチにしようか迷ったものの、フットの丸みを残しつつフラットカットで試してみる事にする。



 着火直後は安定の強いスパイス。
 酸味と、鼻腔を抜けるフローラルな香りにも強いスパイス。ちと鼻が痛い。
 1cm程で若干スパイスは落ち着いたものの、パンチが強い。
 そして2cm程でコクが増し、旨みが強くなる。これは良いんじゃないだろうか。
 中盤を超えるとカラメル系のビターな甘みに転じ、タンニンさも感じれる様になる。 
 それにしても、小さいながらなかなかパワフルだ。
 後半はタンニン系の喫味に微妙にハーブ感が混ざり、スパイスは抑えられた印象。
 コクは強く、甘みは前半より少ない。
 残り3cm程で甘みを控えたレーズンの様な喫味になり、そのまま残り1.5cmまで燻らせて終了。
 
 到着直後に何も考えずに手にとった割に雑味もなく非常に良い喫煙時間だった。
 これはヒュミるとどう化けるんだろう?



●VdS Originales Perla

 CHAMANより若干ラッパーの色が薄い感有り。
 スベスベとした感触が良い。
 OriginalesはとにかくLaguito#3がよくできているのでこれは8mmパンチで試してみることにする。



 着火直後は強いスパイスと共にじわっとカラメル系の甘み。
 スパイス、干し草系、酸味、甘味、と良い感じである。
 1cm程の印象としては、着火直後からあるカラメル系の甘みが干し草系、酸味、と絡まって非常に良い。
 1.5cmでコクが増す。かなり良い感触。
 しかし、ちょっと後半が心配になってきた。小さい切り口から凝縮させすぎるとヤニ溜まりやくどさが出るかもしれない。
 少し様子を見てリカットも検討しよう。
 そして2cm程でスパイスが落ち着き、煙が滑らかに。
 干し草とキャラメル、という塩梅だろうか。酸味はCHAMANに比べると随分弱くなった感有り。
 個体によっては近さを感じることがあるものの、ニカラグアラッパーとコネチカットラッパーの差は大きい様だ。

 そしてこれもCHAMANに劣らず強い。VdSの全ての葉巻に云える事だが、基本強いしハイクラスのD8も強く同じくハイクラスのHERITAGEは本当に強い。
 が、コスタリカの葉巻が全部強いかというとIsthmus社やCordillera社はそうでもないので強い葉巻が苦手でも楽しめる。
 双方個人ユーザーのメールには返事を下さらんがIsthmus社の葉巻はRuedaが扱ってくれているので助かる今日この頃。

 さて、中盤になると干し草系の喫味が全体を覆う様になり、そこに僅かな酸味と植物の蜜の様なあまみがじんわりと加わる。
 そのままその味が続き、後半から終盤にかけてカラメル系の喫味が戻ってきた。
 そこから徐々にビターさが強まり、残り1.5cmまで吸って終了。
 カットの直径が小さすぎたのではないかという懸念も外れ、最後まで好印象で終わった。
 到着翌日の割に何ら雑味もなく、良く出来た一本だった。



●PUROS Ediction Especial Perla

 コスタリカ葉100%の葉巻で初めて吸ったVdSのロングフィラーでもある。
 スイス支部でLaguito#3(VdS Chiquititosも同時購入)を購入し、その後本社で箱入りのLaguito#3やLaguito#1のまとめ買いなんぞをしていたものの、Don Luisにハマってから全く買う機会がなく、時折サンプルで頂いて試すのみとなっていた。
 さて、このPerlasはどうだろうか?
 一点気になったことだが、包装ビニールに手書きでConneticutと書いてある。しかし、これはコネチカットだろうか?
 確かにスベスベとしていてCHAMANのラッパーと色も近いが、コネチカットなのかコスタリカ育ちのコネチカットラッパーなのかよくわからない。
 そもそもコスタリカ以外のラッパーならPUROSでは無いんじゃないだろうか。なんぞと思いつつと8mmパンチ。VdSでは上手くいったが今回も8mmで大丈夫だろうか?



 着火直後は激しいスパイスと共に干し草系&酸味がどっと押し寄せる。
 そこに少しずつ木質系の喫味が加わり、1cm程でスパイスが落ち着き始めた。
 先の二つより一回り素朴な印象で、薄く、栗のような甘みも感じられる。
 そこから栗かナッツの様な喫味が大きくなり、干し草系の喫味が少し後ろに下がる。
 中盤になるとカラメルっぽい甘みも薄く加わり始める。
 そしてタンニン系の渋みも感じられる様になる。
 後半はタンニン系の渋みと酸味、甘み、控えめなスパイスが中心となり、コクはかなり強い。
 そして残り3cmで柔らかい干し草系の味が全面に出る。タンニンさも若干感じられるだろうか。コクがあってなんとも素朴な喫味。
 そして残り2.5cm程で苦味がでてしまい終了。
 凝縮した喫味が楽しめたのは良かったが、終盤は8mmパンチでは厳しかった様子。



●Don Luis Maduro Perlas

 おそらくVegas de Santiagoの葉巻で最も喫煙回数の多いであろうDon Luisの、今回はMaduroである。
 このPeruvian Capa Maduro darkはYahoo! Mail Groupのセールでしか見かけない特殊仕様で、ペルー産だろうか?
 H2000よりボコボコしており、手触りは若干だがレザーの様な印象である。



 着火直後はきめ細かいスパイスと、アーシーな喫味。
 5mm程で濃厚なカフェオレテイストの喫味に同じくフローラルな香りを感じる。
 ラッパーの油分が多い為か、片燃えしやすそうな印象。
 1.5cm程でキャラメルとカフェオレの中間の様な味が濃厚に広がり、ココアの様なほろ苦さも感じラルようになる。
 しかし、そこから片燃えが始まり、吹き戻してバランスを整えるのに苦労した。
 ラッパーに厚みがあって油分も多いためか、フィラーやバインダーに比べてラッパーの燃焼速度が遅すぎる。
 中盤からは甘みのないココアとアーシーな展開。
 この辺りはH2000 Oscuroに近いだろうか。
 そして後半、エスプレッソの様な濃い苦味と黒砂糖の様な甘み。
 この甘みはPeruvian特有のものだろうか?
 そのまま濃厚な味が続いて、残り2cmくらいの処で終了。

 雑味も無く味は良いんだが、ラッパーの燃えにくさが難点。


──以上

  Don LuisのMaduroは若干片燃えに苦戦したものの、味は良いですね。
 しかし、H2000シリーズの燃焼バランスを考えるとちと微妙な印象。同じく濃口に、柔らかさこそMaduroに劣るもののOscuroがありますので。
 そして、PUROSは今の処このビトラが一番美味い様子。
 レビュー後にフラットカットと再び8mmパンチと両方で試しましたが、どちらで着火しても良い出来です。
 Laguito#1やLaguito#3、Panetela Extraあたりは試しているんですが、柔らかさや甘みはPerlaがピカイチでした。
 PUROSは太くて短めのビトラが良いのかもしれませんね。
 そして、CHAMANとOriginalesはどちらも安定しています。CHAMANはコスパ秀逸のPanetela ExtraがありますんでPerlaを再びオーダーするか微妙なラインですが。
 Originalesはスイスの方でも販売していますが、これはしっかりしています。
 同様にPUROSやCHAMANもしっかりしているので甲乙つけがたい処ですが…。
 当初の予定ではランキング形式でやろうと考えていたんですが、買いたい順で考えた時にCHAMAN、PUROS、Originalesはほぼ同着という印象。
 先述の通りCHAMANはコスパ的に微妙な処もありますが、それを除くと……いや、着火直後からの味の濃さではPanetela Extraを超えるので有りかもしれません。
 Don Luis Maduroはラッパーの燃焼バランスが良ければオッケーだったんですけどねぇ…。













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