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2012年10月29日
MAL氏からの頂きもの其の九
 今回は三者三様なチープ系の葉巻のレビューとなります。
 キューバンファンのデイリーとして見かける事の多いJose La Peidra、あからさまに安すぎるDominican Naked Bundle、そして好評と酷評が混ざって見かけるRoly。
 

JOSE LA PIEDRA CAZADORES──$52 / 25 cigars

 凸凹とした手触りで、ハバナらしい発酵臭が薄くある。



 出だしはスパイスとキャラメル、だろうか? VdS Palmas Naturalに似ていて、開始1cm程で薄くフルーティさも加わる。
 開始1cmにしては濃い目で、さすがハバノス物といった処だろうか。
 強さもありそうだ。
 木質系と思しき喫味が展開し、スパイスはそこそこ感じられる。
 薄いキャラメルの様な、木質の様な、それでいて酸味のあり、スパイスのある、やはりVdS Palmas Naturalに似た印象がある。
 う〜む、どうもいけない。最近似たような味を探す癖がついてないだろうか?
 しかしこのキャラメル感とスパイス、やはりPalmasを思い出すなぁ。強さはこちらの方が上っぽい気がするが。
 レビューを掲載せずに放置していた気がするので後で探しておこう。
 
 そのまま中盤。カジュアルに楽しめる良い葉巻、という印象。
 だが、フィラーが口に入るのが気になる。カットした時も思ったが、割りと細かいフィラーが多い印象。
 残り6.5cm程で獣臭っぽい香り→香水の様な香りに変化。
 この香水っぽい香りが同じ銘柄のCigarilloやPartagasのClubを思い出す。
 しかし、この口にフィラーが入るのはどうにかならんだろうか…。構造的ハズレを引いたか?
 残り5cm。COHIBA LANCEROSの序盤にあったな、という感じの強い香りとカフェオレ系と蜂蜜系の甘さの混ざった喫味へ。
 そして前歯にフィラー。たこ焼きの青のりの如く…。
 前歯を噛みあわせた瞬間ジャリっという音が伝わる(汗
 う〜む、味的には当たりだと思うのだが作りがハズレ過ぎて困る。
 いや、ひょっとしてカットしすぎたのだろうか?
 そのまま、時折水で口をゆすぎながら吸い続けて終了。残り3cm程で香りが濃くなりすぎたのがちと残念。

 安価銘柄ながらハバノスの良い部分をしっかり出しているんじゃないだろうか。
 後は作りさえしっかりしていれば……。


Dominican Naked Bundle Robusto──$15 / 25 cigars

 作りは比較的綺麗だがすべすべではなくあまり特徴も無い。香りもあまり感じない。
 DominicanにありがちなConneticutラッパー物で表面処理はされておらず、葉脈はそのまま、すべすべ感は薄い。



 着火直後はフローラル全開。控えめな酸味と甘味がマスカットの様な印象を与える。
 煙量はしっかりとあり、作りが綺麗でドローもスムーズ。しかし、百合の花粉を口に含んだかの様な苦味もあるのは残念。
 フローラル感は良いのでマスカットの様な喫味がもう少し強いとありがたい。
 2cm吸っても印象は変わらず、フローラル感とマスカット系の喫味が良いものの薄く乗っかってくる渋苦さが邪魔。
 方向性は良いのに邪魔をされているというか、同じブレンドの上位版があるならそちらにしたいと感じる。雑味無しならかなり良いと思う。
 3.5cm程燃え進んだ処で渋苦い部分が薄れて甘みが増す。やはり雑味が抜けると非常に良い。
 5cm程でコクが増し、マスカットとナッツの入り混じった様な喫味になる。
 そして中盤を超えると薄くレザー臭が加わり、更にコクが増して濃口になる。非常に良いが、微妙に戻ってくる渋苦さが邪魔である。
 湯がいた栗の様なホクホクとした柔らかい甘さとフルーティな酸味、濃いフローラル感と良い要素が揃っているだけに渋苦さが本当に邪魔である。何故戻ってきた…。
 そこから濃くなりゆく甘さにビター感が乗って焦がし砂糖の様になる。
 その喫味のまま更に濃くなりつつ残り3cmでエグ味が乗りすぎて終了。

 なんというか、非常に良い演奏のコンサートなのに隣の席の子供がちょっとウザい的な、一味邪魔な物さえ無ければカナリ良い葉巻ではないだろうか?
 そして、喫味的にLa flor de la IsabelaのDon Juan Urquijoを思い出す。
 というかDJUならこの不満を解消してくれるに違いないと随分と昔に吸いまくった葉巻を思い出してしまった。
 なかなか仕事をしてくれないIsabelaが2倍近い価格で販売するManilaCigarsに丸投げして以来買う事はなくなったが、久々に吸いたい処。
 昔は黒紙箱のHalf Coronas50本が送料込み$80くらいだった気がするが、今となっては……。
 いや、あれが安すぎたのだろうなぁ、きっと(  ̄- ̄)トオイメ

 と、全く関係ない処に思考が飛んでしまう一本であった。


ROLY CAZADORES (nat.) ──$26 / 25 cigars


 ゴツゴツしていて他の葉巻よりウェッティな印象。濃いレザー系の香りとフットからは濃厚なフルーティな香り。



 フローラル、フルーティ、スパイス控えめ。スパイスは相当きめ細かい。
 序盤に雑味は無く、味はしっかりしている。
 フット側の燃焼香に若干のアンモニア系揮発臭が混ざっているのが気になるものの、喫味はクリーミーでに良い。マスカットの様な甘みも良いんじゃないだろうか。
 前半はまったりと変化がなく、穏やかな印象が強い。さて後半どうなるだろうか?

 中盤、若干酸味が強まり、味が濃くなった印象。
 別の喫味に転じる事は無いが、フローラル感やフルーティな喫味がどんどん強まっていく感がある。
 そして残り8cm程で更に濃くなり、レーズンの様な喫味になった。
 気がつくと前半に感じたフット周辺の燃焼香に混ざるアンモニア系の揮発臭が消えていた。
 元々薄いものではあったが、 半年くらい置けば完全に無くせる程度のものじゃないだろうか。加湿保存が足りなくて発生したのかもしれない。

 後半もフローラルで酸味のある味が続く。着火直後に比べるとかなり濃くなっているが、基本的な喫味は変わっていない印象。マスカット&レーズン+控えめなスパイス。
 同じ味が続きすぎているせいか、良い筈なのに少々飽きてきた感がある。

 そして残り6cm程でレザー系の香りが混ざり始める。
 スパイスも増して旨さが増した感あり。
 残り5cmでハーブ系の喫味も混ざりだし、そのまま残り3cmまで吸って喫了。

 雑味も無く悪くない、というか割りと良い出来だと思うものの前半〜後半までの変化の無さが微妙に気になる処。
 リングを外す辺りからが本当に美味かった、という印象があるのはAGに似ているかもしれない。
 しかし、AGのChurchillより若干燃焼速度が長い気がした。

 という事でNo.4(5.5x45)くらいの方が自分に合っていたかもしれない。


 ──以上

 また吸うなら? と訊かれたらPiedraならPetite Cazadres、RolyならNo.4、とそれぞれ別のビトラ。Dom Naked Bundleは雑味が抜けないなら特段吸いたいビトラも特に思いつかない、という感じです。
 味で順位をつけるならPiedra、Roly、Dom略、といった処。
 Piedoraはボロボロと口に入るフィラーが無ければもっと評価できたでしょうね。
 Rolyは25本$26にしては良く出来た葉巻だと思いますが、良い味も一本調子で続くと場合によっては飽きます。
 Robusto辺りで濃く短くか、No.4でサイズ全体を下げると印象はもっと良くなったかもしれません。
 まぁ、No.4以下のサイズが無いのが個人的に残念な処ではありますが…。

 




2012年10月28日
MAL氏からの頂きもの其の八
 今回はなんとLa Gloria Cubana Medaille d'Or No.3。

 MAL氏がPurossExpressで偶然見つけたらしい製造中止のビトラをレビュー用に頂いた。
 6.8x28という特異なビトラで、何処のショップを見ても売り切れ。掘り出し物で出てこない限り販売される事は無いんじゃないだろうか。
 興味があったものの箱買いを避けているウチに製造中止となった為、体験する機会はないと思っていた。
 それだけに本当に有難い…。

 ラッパーは程よい発酵臭で、フットの匂いは細すぎる為か判らず。
 ヘッドの先端をフラットにカットしてドローを確かめた処、若干タイトだが吸うのに苦労はない。
 むしろこの細さと長さにも関わらずロングフィラーでこのドロー。十分である。



 着火直後はウッディ且つスパイシーで、シダーの香りと若干のキャラメルの様な甘み有り。
 若干薄い感もあるが、長さを考えれば当然の事だろう。
 スパイスの強さはDon Luis H2000 Laguito#3並であり、2cm以上燃え進むまでスパイスは強め。
 強さは同銘柄のPuritosよりあり、香り、旨みも格段に上の印象。
 徐々にキャラメル系の味が強まり、鼻腔を抜ける香りはアーシー且つフルーティ。
 強さがあるのでこの細身がありがたい。
 そして残り11cm程でナッツ系の味に転じる。
 ドライシガーであるPuritosも十分旨いのだが、変化や味の深みでは及ばないのがハッキリ分かる。
 残り8cmになってもフローラル&シダーにキャラメル感、更にコクも増してまったりと旨い。
 吸い口が黒ずんでしまったので3mm程リカット。
 いきなりドローがスムーズになって驚く。開始時は浅く切りすぎだったか…。
 かなり強いが旨みも強く、素晴らしい喫味である。
 残り6cm、ちょっとクラッときている。やはり強かった様だ。
 そのまま2cmまで吸って終了。
 素晴らしい喫煙時間だった。

 ──以上

 MAL氏に感謝。
 なかなか素晴らしい一本でした|*ω*)b

 しかし、もう製造されていないのが非常に残念な処。
 La Gloria Cubanaと云えばPurosExpressがシガリロ祭りだった時代にPuritos50Packsを購入して楽しんでいましたが、あれもなくなった様で本当に残念です。
 RomeoのPuritosと併せて非常に優れたショートスモークだったんですが…。
 現在RGが大きめの個体しか販売されてない様子。細長い個体はウケが悪かったんですかねぇ。

 全く関係ありませんが、以前cocで仕入れたMontecristoのPuritosはそれほど響きませんでした。
 少々バラつきが激しく、悪くはないんですがClubでいいやと思ってしまい終了。
 う〜む……。


 先日試す機会がありましたが、適度な酸味と甘い香りが葉巻を引き立て、非常に良い印象でした。
 食後のショートスモークに最適の一本かもしれません。


 甘くて美味いんですが、油断するとぐでんぐでんになる素晴らしいポートワイン。


2012年10月25日
MAL氏からの頂きもの其の七
 今食後に火を付けたCHEVERE Half Coronaが最後の一本なので急遽書いておきます。

 


 L.Lynn Cigarsからは早々に消えてしまい、現在は購入手段が不明(汗
 ホンジュラスのフィラーとバインダーをブラジルのラッパーで巻いたアイルランド製ドライシガーでサイズは4.13x37。
 ヘンリーウィンターマンスのハーフコロナが4x34でそれをほんの少し大きくした様な一本。

 味は上記ヘンリー(略 をフルーティ且つ甘みのある味に変えた様な風情で、ドライシガーとしてのクォリティは高い印象。
 L.LynnにSenoritaかClubサイズが存在していれば買い占めたかもしれません。
 と思ったらありますね、Cigarilloが。
 まぁ、Lynnではないので日本から買えるか全く不明ですが…。
 Wild Cigarilloタイプもある処をみると、やはりオランダの影響が強いファクトリーが作ってるんでしょうね。
 全ビトラにNaturalとMaduroも用意されているらしく気になる処ですが、現在L.lynnではFiguradoサイズのみ取り扱いがあります。
 それもシガーリストではなくWhat'sNewのコーナーのみ。
 L.Lynnは安く面白い葉巻を取り揃えてくれてるんですが、一つ買って次に見てみるとなくなっているという事がちょくちょくあるんでどうなることやら(汗


 という訳で残り1cm程で喫了。取り急ぎの紹介でした。

 そういえば、最近紹介していないRuedaも品数が増えておりますね。

 MARCA FINA / PANATELA LARGA [HONDURAS]

 MARCA FINA / SLIM PANATELA [DOMINICAN]


 MARCA FINA / PANATELA [NICARAGUA]

 Joyas de Panama

 ALEJANDRO LOPEZ

 Marca FinaのPanatela類が出揃ってるのが良い感じですねぇ|*ω*)




 こんなものまで送料無料かAmazon…


 やはり旨いです

2012年10月16日
Antonio Gimenez他2本
 はまきやさんよりAntonio Gimenez Half Coronaと比較用Tabacalera Half Coronaが到着。
 折角なのでその2本と手持ちの1898を併せて適当に比較レビューをしてみる事に。
 

       左 Tabacalera Half Corona 中央 Antonio Gimenez Half Corona 右 Independencia 1898 Half Corona

●Antonio Gimenez Half Corona

 薄い発酵臭のある表面香と土とカフェオレが混ざった様なフット香。
 2008年から見ている者の印象として、ここ一年ちょっとくらい出荷時の湿度調整を変えている印象を受ける。
 フット付近の弾力がしっかりしていて固くなく、ウェッティである。
 以前のフィリピン式とも云うべきやたら開けづらい薄いビニール包装から南米系の葉巻に使われているすっと収納するタイプの若干厚みがあるビニールに変えたからだろうか?
 タバカレラの方は相変わらず旧式だが、TabaqueriaはSlim Panatelaを除いて南米式に変わっている様子。

 着火直後から序盤はカフェオレ系にきめ細かいスパイス。柔らかい酸味もあり、序盤から割りとしっかりしている。
 VdSと比較してしまうと薄い印象になるが、VdS程の重さも無いので楽に吸える。
 2cm程でタンニン的な渋みがわずかに混ざり、ナッツ系の甘みも混ざり始める。スパイスはそのまま。
 中盤を超えると松脂っぽい香りが加わり、コクが増す。
 タンニンさが若干増し、アーシーさも加わる。
 ナッツや栗の様な甘みもあり、やはり後半が良い印象。
 そのまま終了。
 ショートスモークとしては良いが、少しヒュミ保存した方がより良くなるだろう。
 
 ちなみに、Antonio Gimenezで最も良い喫煙体験だったのが2008年頃のRobustoで、手元熟成したそれは後半に金時芋の様なホクホクとした甘みがあった。
 それ以降は小さな葉巻に拘りだしたので購入せず、今はビンテージのTorpedoがあるものの、当時のRobustoと比べるとキャラが弱い印象。
 Torpedoと云えばVegas de Santiagoでも何度か買ったが、RobustoやToroに比べて穏やかに感じる個体が多い気がする。ビトラ的な特徴だろうか。

●Tabacalera Half Corona

 表面香はほぼ分からず、リングの印刷や糊の匂いの方が強く、フット香は微かにフローラル且つフルーティな印象。

 着火直後に青臭さが通りぬけ、一瞬で消える。
 ツツジの蜜の様な甘みとコーヒーと土の中間の様な柔らかいビターさを感じる。
 香りはフローラル寄りでスパイスはきめ細かい。
 1cm程でしっかりとしたアーシーさになり、香りはフローラルさが強くなる。スパイスは少し落ち着いただろうか。
 酸味が加わり、更にフローラル感が強まる。久々に吸ったがこんな葉巻だったろうか?
 中盤になるとコクとビター感が増し、甘みはカラメルの様になる。
 悪くないのだが残り4.5cm程で青臭さとエグ味が混ざってくる。
 燃え進むにつれ味が凝縮されて干しぶどうの様な旨みが現れるものの、やはりエグ味が少々邪魔である。
 その後も干しぶどう+カラメルの旨みにきめ細かいスパイスをエグ味が邪魔する展開が続いて終了。

 個体差があるので一概には云えないが、出荷時の仕上がりぐあいでTabaqueria de FilipinasがLa flor de la Isabela社を抜いた印象。
 それがビニール包装の差異なのかは不明。
 昔はTabacaleraもAntonio Gimenezや1898も同じような硬さで届いたが、今はAntonio Gimenezも1898も到着時にウェッティである。

 さて、TabacaleraのIsabela社にはDon Juan UrquijoにもHalf Coronaがあり、こちらの方が到着時の仕上がりが良い。
 現在ファクトリー公式委託先のmanilacigars(高い!)がTabacalera.comに進化中。
 昔ファクトリーが直売りしてくれたTabacaleraのCigarilloやライト系銘柄AlhambraのCigarilloも取り扱い予定。
 しかし、いつまで経っても販売が開始されない…。
 立派なサイトを作ったのだしさっさと開いてくれんもんかと(汗
 と、また話がずれてしまったがTabacaleraの青臭さやエグ味はヒュミ保存で普通に取れる程度の代物。
 熟成好きには一ヶ月でハイレベルに仕上げる人も居る。

●Independencia 1898 Half Corona

 ヒュミ常備品。表面香は微かな土っぽさとしいたけ的な印象。フット香は薄くて分かりづらい。
 到着時はAGと同じくウェッティであったが、Classic Humidor(Tabaqueria de Filipinasで買える)で数ヶ月保存の為フットの弾力を保ちつつ若干水分が抜けている。
 到着時のフット香は今回のAntonio Gimenezとあまり大差が無かった印象。

 着火直後からレーズン系の酸味と甘味。前2本に比べてスパイスが少なめ。
 1cm程でキャラメルっぽさやナッツっぽさを感じられる様になる。
 香りにはハーブっぽい印象もあり、2008年から約4年程で随分キャラクターが強くなった印象を受ける。
 デイリー確定した頃のナッツ&植物の蜜的な甘さが主体のまったりとした葉巻とは別物になりつつあるが、悪い変化ではない。
 酸味は三種類の中で最も強く、スマトラやジャワの葉の特徴がよく出ている。
 中盤は酸味とナッツが主体で、やはりスパイスは他の2本より控えめ。
 後半は枯葉系の味が混ざり、枯葉、ナッツ、酸味、スパイス、で終了。
 加湿保存から時間が経っているだけあって終始安定した印象だった。

 ……まぁ、吸う頻度が一番高い葉巻なので正直感想をひねり出すのが難しい今日この頃(汗

──以上

 やはり到着直後では雑味がある印象ですが、共に加保存で解決できる程度のもの。
 Tabaqueriaユーザーの方々には1898よりAntonio Gimenezの方が味、クォリティ(バラツキの有無等)で勝るというコメントを頂きます。
 昔のAntonio Gimenezは到着から1〜4週間程アンモニア系の揮発臭があり、育成要素が非常に強かった印象なんですが随分変わった様です。
 やはりセロファン包装だけでなくファクトリーでの熟成期間が変わったんでしょう。
 ヘビーユーザーの方々は自分も含めて今後も個人輸入で仕入れる事でしょうが、ファクトリーのファンとしては日本でもメジャーなリーズナブルシガーになって頂きたい処。




 ↑
 ペティ・コロナからハーフ・コロナに修正いただいた様です。



 さて、今回は注文時に桔梗という貴重な煙草を分けて頂きました。



 花の香が強い銘柄で、小粋より良いですね、これ…。
 79年に製造中止なので相当前の代物の筈なんですが、全く遜色ない印象です。
 昔はもっとニコチンが強かったんでしょうかね。
 大変希少な物らしいので、ご希望の方は注文がてらはまきやさんに問い合わせてみてください。
 

2012年10月07日
秋山産業、動く──Antonio Gimenez 国内販売開始
 はまきやさんのブログで知りましたが、

 


 


 ハーフコロナですからっ|*ω*)つビシッ

 …ではなく、秋山産業からAntonio Gimenezが国内販売開始となりました。
 さてさて、どうなることやら。





 




 取り敢えずHalf Coronas、Corona、Robustoの三種類のみですが、いやぁ、驚きました。

2012年10月06日
Cubiche三種類
 MAL氏から提供(Senorita&Fumas)による比較レビュー第二弾。
 Miura Cigars製のCubicheです。



 上二本がMAL氏提供のFumas(7x44)とSenorita(4x30)、一番下が手持ちのCigarillo(3x24)。

Cubiche Cigarillos──50本 $19.50

 3x24の極小ハンドメイド。
 表面香は殆ど感じられず(ヒュミると感じられる様になる)。手触りと香りはLa Flor de la IsabelaのTabacalera Cigarillos(かなりご無沙汰だなぁ…)に近い感有り。
 軽く湾曲した個体が多く、形のバラつきは激しい。
 入れ物の木箱のクオリティは低く、ビニール包装を剥がすと蓋が浮く。保存箱としての実用性は皆無であった。

 着火直後はマイルド。そこからココア系のニカラグアンテイストになるが、燃え進むにつれてドミニカンっぽい酸味も出始める。
 植物の蜜の様な甘みもあり、薄く松脂の様な香りを感じる瞬間もある。
 後半はカフェオレ系の甘みがあり、カラメルの様な苦味や若干の酸味を感じる。

 到着直後は雑味もあったが少しヒュミルだけでコンディションは良くなった。
 短い時間でプレミアムの喫味が楽しめ、VdSのChiquititos程強く無いので楽である。
 50本$19.50と安価な点も良い。

 その後、加湿し過ぎると味がぼやけてラッパーが解けやすくなる事が判明(汗
 少々湿度が低い方が良い模様。

Cubiche Senoritas──50本 $24.80

 4x30のPuritosサイズ。
 表面香はレザー系。ラッパーはEMS(English Market Standard)だそうだが、品種はなんだろうか? やけに手触りが良い。
 EMSは19世紀に形成されたマイルド寄りのラッパーのジャンルらしく、主にConneticutやCameroonの一部が該当するらしい。
 手触り的にはConneticutだが、こんな激しいレザー臭がしただろうか?
 吸口はCigarillosと同じくカットの必要なし。

 着火直後の印象は若干若い、だろうか。
 が、すぐにドミニカンの様な酸味とニカラグアンのココアとアーシーさが混在した様な喫味が混ざり合う。
 スパイスは控えめの印象。
 やはり若干青臭さがあり、少し熟成が必要な感あり。
 1cm程でカフェオレ系の甘みが始まる。この辺りはなんというか典型的なMiura Cigarsっぽい印象。
 そこからコクが増し、適度な酸味とスパイス。う〜む、Cigarillosと比べると随分パンチが強い。
 中盤のフルーティな酸味にコクのある風情はRomeo y Julieta Reserva Real Minutos Petitesにも通じるものがあるんじゃないだろうか?
 強さと濃さでは劣るものの、むしろ吸いやすい。
 味の変化はReserva Realに及ばないが、吸いやすく後半のコクもしっかりしている。
 安価な割に細かい葉が口に入る事もなく(吸口をすぼめてそこだけ葉の密度を低めに処理している?)終盤はキャラメルの様な喫味も味わえる。
 残り2cmで雑味がぐっと強まり終了。
 序盤に感じた青臭さを含め、この辺りはL.Lynn Premium Nicaraguanの様に熟成させれば消えると考えられる。
 
 安価でカジュアルに吸えて満足度も高い良い1本じゃないだろうか。
 若干熟成要素が強めな感はあるものの、ヒュミって1〜2ヶ月後に消費していく事を考えれば1898 Half Coronas等と同じく優秀なショートスモークになるかもしれない。
 懸念があるとすれば、L.Lynn Cigarsのラインナップはある日突然消えて二度と入って来ない可能性が高い事(汗
 あの店は面白い銘柄が多いものの、メジャー銘柄と違って極めて安定しない商品が多い。
 買って到着した時にはリストから消えている物さえある始末。
 出来れば長く扱って欲しい一本であった。

Cubiche Fumas──25本 $19.20

 7x44のCoronas Largosタイプ。
 表面香はSenoritas程顕著なレザーではない。まるでSenoritasとは別の銘柄の様だ。
 フットの香りは甘いチョコレートっぽい印象。
 同じ銘柄の筈だが、Cigarillos、Senoritas、Fumasとそれぞれ印象の違いが激しい。
 ↓
 ビニールを剥いで5日程ヒュミ保存してみた処、レザー系の表面香が顕著になり、フット香はココア系+松脂系に変わった。

 着火直後はマイルドでスパイスはあるが薄い。
 シダーの香りにココア系だろうか。甘みも感じられる。
 ライトだが薄過ぎでも無い。
 1cmを過ぎるとココア系+スパイスのみとなった。
 そこからコクのあるココア系の喫味が続く。
 中盤になると薄い松脂の様な香りと酸味が加わる。
 そして残り9cm。ココア系と甘いカフェオレ系の喫味に変わった。
 スパイスは非常にきめ細かく、ハーブ系の喫味も混ざる。
 ゆっくりと燃え進むが、この辺りはしっかり美味い。
 Miura Cigars特有の典型的なニカラグアンというか、何かこれに近い葉巻を吸った様な…。
 コクも増し続け、残り6cmくらいで「あ、これBenchmadeだわ」と思い出す。
 比較すると前半はマイルドすぎるが、Benchmade Robustoと印象が被る。
 しかし、そこからレザー臭が加わってどっと強くなった。
 だがココア感やカフェオレ的な甘みは変わらず。濃くて美味い。
 終盤、ハーブ系の喫味が強まり、はちみつの様な甘さが出る。
 残り3cm程でハーブの苦味が強くなりすぎて終了。


 ──以上

 このレビューを書いてから少し時間が経っておりますが、相変わらずこれのCigarilloをやっています。
 Cigarilloはばらつきが激しい感があるものの、安価なショートスモークとしては悪くない印象です。
 しかし、三種類で比較すると圧倒的にSenoritaが勝つ印象。
 コスパが良すぎですね、あれは。


 全く別件ですが、以前レビューしたRomeo y Julieta Habana Reserva Amoresが普通に吸いやすくなっておりました。
 やはり長期でヒュミると強さは緩和される様です。







↑変な形ですが効き目はそこそこありました


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