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ハチマキといいます。 皆様がお薬やサプリメントを適切に使用するあたって、少しでも役立つ情報を提供していきたいと考えています。 気になることがあれば、コメント欄にて気軽に質問ください。私質問に対して勉強し、私なりの回答をさせていただきます。 よろしくお願いします。
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2018年04月24日

α2受容体関連薬

今回はノルアドレナリン遊離を調整する薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。


【ゴロ】


[α2受容体刺激薬]


あいつ激しいイグアナにめっちゃ苦労にじんで、乗ることで抑える。
「あいつ激しい」α2受容体を刺
「(イ)グアナ」グアナベンズ(商:ワイテンス)
「めっちゃ」メチルドパ(商:アルドメット)
「苦労にじんで」クロニジン(商:カタプレス)
「乗ることで抑える」ノルアドレナリンの遊離を抑制

α2刺激薬は、高血圧などの適応がある。

[α2受容体遮断薬]


→α2受容体を遮断することでノルアドレナリンの遊離を促進する。
ミアンセリン(商:テトラミド)→四環系抗うつ薬
セチプチリン(商:テシプール)→四環系抗うつ薬

【備考】
α2受容体刺激薬のメチルドパに関連しれ、「〜ドパ」をまとめました。

メチルドパ>降圧薬
説明は上記の通り

L-ドパ>パーキンソン病治療薬
ドパミンの前駆物質。中枢でドパミンとなって作用する。

カルビドパ>パーキンソン病治療薬
L-ドパが末梢でドパミンに変換されるのを抑制し、L-ドパの中枢移行率を高める。

ドロキシドパ>パーキンソン病治療薬
脳内で、ノルアドレナリンに変換される。

2018年04月22日

骨粗しょう症治療薬

今回は骨粗しょう症治療薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

<エストロゲンとカルシトニンの働く順序>まずはこれを覚える。
@女性ホルモン(エストロゲン)が働く→Aカルシトニンが分泌→Bカルシトニン受容体に作用→C破骨細胞を抑制することで骨吸収を抑える。
一部の薬でこの流れを用いての説明になります。

自分が学生の時にややこしいと感じたのが、骨吸収です。
吸収は「●●から血中に吸収される」ことです。骨吸収は「骨から血中にカルシウムが吸収される」つまり骨のカルシウムは減ることです。

【ゴロなど】


[ビスホスホネート製剤]


ドロンジョさんは細い骨とタイトな服が似合うが、破られたくはない
「ドロンジョさん」語尾:〜ドロン酸 
「細い骨」ビスホスホネート製剤、また細い骨で骨粗しょう症に使うイメージ
「タイトな服が似合う」ヒドロキシアパタイトに高親和
「破られたくない」骨細胞を抑制(し骨吸収抑制)

※ドロンジョはヤッターマンのキャラ。スレンダーでお色気担当、最後は爆発でよく服が破ける。

エチドロン酸(商:ダイドロネル)
パミドロン酸(商:アレディア)
アレンドロン酸(商:ボナロン、フォサマック)
リセドロン酸(商:ベネット、アクトネル)
ミノドロン酸(商:リカルボン、ボノテオ)
ゾレドロン酸(商:ゾメタ)

[選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM)]


紙片(しへん)からストロー調達。乳飲み子のあんたは骨のあご弱いから。
「紙片」:語尾:〜シフェン ※ストローの入っている紙袋をイメージ
「ストロー調達」エストロゲン受容体調整
「乳飲み子のあんた」子宮や乳房にはアンタゴニスト(→乳がん、子宮内膜がん発症のリスク低下)
「骨のあご」骨にはアゴニスト

※調整薬はその成分が多いと、アンタゴニストとして働いてしまいます。つまり、内因性の女性ホルモンが分泌されている未閉経の骨粗しょう症には使えない。
適応は、「閉経後骨粗しょう症」である。

ラロキシフェン(商:エビスタ)
バセドキシフェン(商:ビビアント)

[カルシトニン製剤]


蚊と忍者は、骨のずいには痛みなく
「蚊と忍者」どこかに「カ」が入り、語尾:〜トニン
「骨のずいには痛みなく」骨粗しょう症の疼痛に用いる。
<エストロゲンとカルシトニンの働く順序>のBから働きます。

エルカトニン(商:エルシトニン)
サケカルシトニン(商:カルシトラン)

[女性ホルモン製剤]


女性らしく、エステでオール
「女性」女性ホルモン製剤
「エステでオール」エスト〜オール
<エストロゲンとカルシトニンの働く順序>の@から働きます。

エストラジオール(商:エストラーナ)
エストリオール(商:ホーリン、エストリール)

[活性型ビタミンD3製剤]


雨も軽いし、パラソル出さない
「軽いし」成分名に カルシ がある。(サケカルシトニンは違うので注意)
「パラソル出さない」パラトルモン分泌抑制

アルファカルシドール(商:ワンアルファ)
カルシトリオール(商:ロカルトロール)
マキサカルシトール(商:オキサロール)
ファレカルシトール(商:ホーネル、フルスタン)
エルデカルシトール(商:エディロール)

●(パラソルモンのゴロ)服工場がパラソルと傘を出す
「服工場」副甲状腺ホルモン
「パラソル」パラトルモン
「傘を出す」Caを血中に出す。(骨吸収を起こす。)

[ビタミンK2製剤]


「けつを舐めてと」オス犯す形勢(下品なゴロですいません)
「けつ」ビタミンK2製剤
「舐めてと」メナテトレノン(商:グラケー)
※1文字目と2文字目をひっくり返す
「オス犯す」オスオカルシンを介して
「形勢」骨形成を促進

[イプリフラボン製剤]


イプリフラボン(商:オステン)
→エストロゲン様作用を有している。

【備考】


骨粗しょう症治療薬に記載するか悩んだので、備考に書きました。

[抗RANKLモノクローナル抗体]


デノスマブ(商:ランマーク)
<効能または効果>
多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変
<作用機序>
特異的かつ高い親和性でヒトRANKLに結合するヒト型 IgG2 モノクローナル抗体である。 RANKLは膜結合型あるいは可溶型として存在し、骨吸収を司る破骨細胞及びその前駆細胞の表面に発現する受容体である RANKを介して破骨細胞の形成、機能及び生存を調節する必須の蛋白質である。多発性骨 髄腫及び骨転移を有する固形癌の骨病変においては、RANKLによって活性化された破骨細胞が骨破壊の主要な因子である。デノスマブは RANK/RANKL 経路を阻害し、破骨細胞の活性化を抑制することで骨吸収を抑制し、がんによる骨病変の進展を抑制すると考えられる。

2018年04月20日

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)

今回は非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

<作用機序>
シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、プロスタグランジン(PG)産生を抑制する。結果、鎮痛作用や解熱作用を示す。
アスピリンについては「COXのセリン残基をアセチル化して不可逆的に阻害」という機序が問われることがある。

<COXの種類>
COXにはCOX-1COX-2がある。
COX-1は、多くの細胞に広く分布している。胃粘膜や腎臓のCOX-1が阻害されると胃腸障害や腎障害が発現すると言われている。
COX-2は炎症部位に発現し、炎症などの病的状態で作用するプロスタグランジン(PG)の産生に関与している。

[選択的COX-2阻害薬]


姑息にドラクエのメロディセレクト
「姑息に」COX-2を選択的に阻害
「ドラクエ」エトドラク(商:ハイペン、オステラック)
「メロディ」メロキシカム(商:モービック)
「セレクト」セレコキシブ(商:セレコックス)
COX-2を選択性が高いと、非選択性の薬と比較して胃腸障害や腎障害などの副作用が少ない

<副作用>
胃腸障害
→胃粘膜におけるCOX-1阻害によるPG合成抑制が関係する。食直後の投与、プロドラッグやCOX-2阻害薬の使用で胃腸障害が減じる。

腎障害
→浮腫、高血圧が起こる。一般に半減期の長い薬剤にこの傾向が強い。

アスピリン喘息
→アスピリン以外の酸性NSAIDsでも起こりうる。COX-2阻害薬、塩基性NSAIDs、アセトアミノフェンでは影響が少ない。

・(アスピリンなどのサリチル酸系薬)ライ症候群
→水痘やインフルエンザに罹患している小児への投与で起こすことがある。

[NSAIDsプロドラッグ]


ロキソプロフェン(商:ロキソニン)
スリンダク(商:クリノリル)
ナブメトン(商:レリフェン)
インドメタシンファルネシル(商:インフリー)→インドメタシンのプロドラッグ
アセメタシン(商:ランツジール)→インドメタシンのプロドラッグ
アンピロキシカム(商:フルカム)→ピロキシカムのプロドラッグ
フルルビプロフェンアキセチル(商:ロピオン)

[塩基性NSAIDs]


→解熱作用、鎮痛作用、抗炎症作用を示すが、抗リウマチ作用はない。COX阻害作用はなく、作用機序の詳細は不明。
チアラミド(商:ソランタール)
エピリゾール(商:メブロン)

【備考】


<ライ症候群>
原因は不明であるが,症例の多くはA型もしくはB型インフルエンザまたは水痘の感染に続発するようである。これらの疾病治療中にサリチル酸系薬剤(一般的にアスピリン)を使用した場合,発生リスクが35倍に上昇する。
症状として、制御不能な悪心および嘔吐,そして精神状態の突然の変化が生じる。精神状態の変化は軽度の健忘,脱力,視覚と聴覚の変化,嗜眠から見当識障害および興奮の間欠的発現まで多様である。

参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版 ライ症候群
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/19-%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91/%E4%B9%B3%E5%B9%BC%E5%85%90%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E5%B0%8F%E5%85%90%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E7%96%BE%E6%82%A3/%E3%83%A9%E3%82%A4%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

2018年04月18日

抗リウマチ薬

今回は抗リウマチ薬の免疫抑制薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

【ゴロ】


[免疫抑制薬]


メトトレキサート(商:リウマトレックス)
<作用機序>
好中球遊走の抑制、マクロファージのIL-1産生の抑制、コラゲナーゼ産生を抑制など多様な作用が考えられている。
※コラゲナーゼは軟骨細胞の破壊に関与している。
<副作用>
間質性肺炎(空咳と発熱が特徴)、骨髄障害、肝障害などに注意が必要。

レフルノミド(商:アラバ)
<作用機序>
ジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼ活性を阻害することでピリミジンの生合成を抑制する。
フル飲み会、オロオロげんなり、こっぱみじん
「フル飲み」レフルノミ
「オロオロげんなり」ジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼ活性を阻害
「こっぱみじん」ピリミジンの生合成を抑制


◆タクロリムス(商:プログラフ)
<作用機序>
ヘルパーT細胞内のイムノフィリンのFKBPに結合し、カルシニューリンを阻害する結果、T細胞活性化因子(NF-AT)の核内移行などを抑制し、IL-2やIFN-γの生合成・分泌を抑制

タクロリムスの似た作用機序を示す薬としてシクロスポリン(商:サンディミュン、ネオーラル)がある。
違う点は、「イムノフィリンのシクロフィリン」に結合する。なお、シクロスポリンには間接リウマチの適応はない。

[SH含有化合物]


S-S結合(ジスルフィド結合)をしらみつぶし
「しらみ」語尾:〜シラミン
「S-S結合を〜つぶし」リウマチ因子のS-S結合を開裂させる

ペニシラミン(商:メタルカプターゼ)→SH基が1つ
ブシラミン(商:リマチル)→SH基が2つ

[金製剤]


竜の黄金のリンゴのオーラ
「竜」リウマチ治療薬
「黄金のリンゴ」チオリンゴ酸ナトリウム→最も古い抗リウマチ薬
「おーら」オーラノフィン
※黄金のリンゴは、さまざまな国や民族に伝承される民話や説話の果実

抗リウマチ薬は、生物学的製剤もありますが、私が勉強していた時よりも大きく変化している可能性があるため、現状ではまとめるのは控えます。

2018年04月16日

狭心症治療薬

今回は狭心症治療薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

【ゴロなど】


[硝酸薬]


勝算はNO、最後の結果
「勝算」硝酸
「NO」一酸化窒素(NO)を遊離することで、
「最後」サイクリックGMP(を増加させ)
「結果」管を張する。

副作用として、反射性頻脈、めまい、起立性低血圧に注意

<相互作用>
勃起不全治療薬(語尾:〜フィル)は、ホスホジエステラーゼX阻害作用があり、cGMPの分解を抑制するので、硝酸薬の効果が強められる。

ニトログリセリン(商:バソレータ―)
硝酸イソソルビド(商:ニトロール)
亜硝酸アミル(商:亜硝酸アミル)
ニコランジル(商:シグマート)
にこるん、Key開けちゃうのはNO
ニコランジルは、NO遊離以外にも、Kチャネル開口による血管拡張作用あり。

[β受容体遮断薬]


語尾:〜ロールは基本的にβ遮断薬
(作用機序)β1受容体を遮断→心筋収縮力と心拍数低下→心筋の酸素消費量を減少→労作性狭心症に適している。
労働にバイクお断り
「労働」労作性狭心症で中心用いられるのが
「バイクお断り」β1受容体遮断薬

[Ca拮抗薬]


カルシウム拮抗薬で思い出すべきは、「降圧薬」と「抗不整脈薬」
実費に抵抗する母(かあ)ちゃんにエール
「実費」語尾:〜ジピン
「抵抗する母ちゃん」Caチャネル遮断(拮抗)。
「エール」主にL型(Caチャネル遮断により血管拡張)
※急に血圧を下げると、副作用で頻脈が起きる可能性あり

母ちゃんが事故るあぜ道、ラッパー見るとVIPといじる
「母ちゃん」Caチャネル(遮断)
「事故るあぜ道」ジルアゼム(商:ワソラン)→降圧薬としても用いられる。
「ラッパー見る」ベラパミル(商:ヘルベッサー)
「VIPいじる」ベプリジル(商:ベプリコール)

Ca拮抗薬は、安静時狭心症(冠攣縮性狭心症)に適しているが、心臓への選択性が高い「ジルチアゼム」「ベラパミル」「ベプリジル」などは、労作性狭心症にも適している。

[その他の冠血管拡張薬]


感覚で「あっ出る」焦らせば痔だ漏れるのはめっちゃじじい
「感覚」血管
「あっ出る」アデノシン再取り込み抑制(トリメタジジンは違うので注意)
「焦らせば」ジラセプ(商:コメリアン)
「痔だ漏れる」ジピリダモール(商:ペルサンチンなど)
※〜モールと見ると「サルブタモール」などのβ2刺激薬の仲間と間違いそうなので注意。
「めっちゃじじい」トリメタジジン(商:バスタレルF)

ただし、IFに記載されている作用機序の説明は様々なので、以下にまとめる。
<ジピリダモール、ジラセプ>
冠血管拡張作用:血管壁などへのアデノシンの再取り込み抑制。血中アデノシン濃度があがることで本作用を示す。
血小板凝集抑制作用TXA2の合成阻害による。
※ペルサンチン錠のIFにはプロスタサイクリン(PGI2)の放出促進の記載もある。

<トリメタジジン>
・バスタレルFのIFには、冠血管拡張作用および血小板凝集抑制作用について詳細な機序の説明なし

2018年04月14日

抗不整脈薬(V群、W群)

今回は抗不整脈薬(頻脈性不整脈)のV群とW群について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

鍋警戒 (抗不整脈薬分類のゴロ)
「な」T群はNaチャネル遮断
「べ」U群はβ遮断
「けい」V群はKチャネル遮断(→活動電位持続時間の延長)
「か(い)」W群はCaチャネル遮断

【ゴロなど】


[V群]


三つ編みを刈らんと剃ったろ。キューティクル。
「三つ」V群 
「編みを」アミオダロン(商:アンカロン)→副作用に間質性肺炎あり。
「刈らんと」ニフェカラント(商:シンビット)
「剃ったろ」ソタロール(商:ソタコール)→β遮断作用もある。
※ソタロールは、語尾:〜ロールでβ遮断作用もあるが、分類はV群なので注意。
「キューティクル」副作用のQT延長に注意

[W群]


母ちゃんが事故るあぜ道、ラッパー見るとVIPといじる
「母ちゃん」Caチャネル(遮断→上のゴロでW群)
「事故るあぜ道」ジルチアゼム(商:ワソラン)→降圧薬としても用いられる。
「ラッパー見る」ベラパミル(商:ヘルベッサー)
「VIPいじる」ベプリジル(商:ベプリコール)

W群の作用機序は、Caチャネル遮断作用である。U群のβブロッカ―はβ受容体遮断→Caチャネルの流れを抑制するので、そこからの作用機序は同様である。

以下に抗不整脈薬をまとめる。
【抗不整脈薬まとめ】
ここからは、簡潔に覚えるための個人的なまとめで、学問的には異なる可能性があります。
◆U群とW群は似ている。
Caの流れを抑制→自動能、刺激伝導速度を低下
Kの流れを抑制→活動電位持続時間を延長し、有効不応期を延長

◆Ta群とV群は似ている。
Kの流れを抑制→活動電位持続時間を延長し、有効不応期を延長
・副作用としてQT延長に注意

2018年04月12日

抗不整脈薬(T群、U群)

今回は抗不整脈薬(頻脈性不整脈)のT群とU群について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

鍋警戒 (抗不整脈薬分類のゴロ)
「な」T群は主にNaチャネル遮断
「べ」U群はβ遮断
「けい」V群は主にKチャネル遮断
「か(い)」W群はCaチャネル遮断

●I群abc分類と作用の覚え方
Iaaはエと読み、延長(活動電位持続時間を)の「」と結びつける。
※なお、活動電位持続時間延長作用は、Kチャネル遮断作用と考えられている。
Ibbrief(短い)と結びつけ、活動電位持続時間を短くする。
Ic:活動電位時間に影響なし


【ゴロなど】


[T群a]


ひとえに、黄色ニンジンとアジをピラミッドにプロ買いに
「ひとえに」Ia群 ※ひとえの意味「ただただ、他には心を向けず」
「黄色ニンジン」キニジン(商:硫酸キニジン)
「アジ」アジマリン(商:アジマリン)
「ピラミド」ジソピラミド(商:リスモダン、ノルペース)
「プロ買いに」プロカインアミド(商:アミサリン)

※Ta群の副作用として、QT延長に気をつける。

[I群b]


市場で、メキシコ人は隣人にリード
「市場で」Ib
「メキシコ人」メキシレチン(商:メキシチール)→糖尿病性神経障害でも用いられる。
「隣人」アプリンジン(商:アスペノン)
「リード」リドカイン(商:キシロカイン)

[I群c]


愛しているからプロパン(ガス)買いに移動する
「愛している」Ic群 ※本当は「イチシー」だけど「アイシー」読み
「プロパン」プロパフェノン(商:プロノン)
「買いに移動」語尾:〜カイニド

フレカイニド(商:タンボコール)
ピルジカイニド(商:サンリズム)

[U群]


U群の薬は、上にも書いていますがβ遮断。β遮断薬といえば「語尾:〜ロール」
活動電位持続時間を延長し、不応期を延長する。

不整脈の薬は学生時代苦手だったので、勉強し直しました。
参考:「抗不整脈薬の分類、作用機序と使用上の原則と留意点」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/32/3/32_428/_pdf

<β遮断薬の不整脈に対する作用機序>
β刺激で、アデニル酸シクラーゼ活性化し、cAMP産生、プロテインキナーゼAの活性化を経て、Caチャネルの開口を促す。Caチャネルの開口は洞結節等の生理的自動能や病的心筋での異常自動能を亢進する。さらに、Caチャネル開口で細胞内Ca濃度が上がるとKチャネルが開く、その結果、活動電位持続時間の短縮すなわち不応期を短縮し、不整脈を起こさせる。
β遮断薬は、上記のような機序を抑え、抗不整脈作用をもたらす。

2018年04月10日

心不全治療薬(強心薬以外の薬)

今回は心不全治療薬で用いる強心薬以外の薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

薬の説明に入る前に、以下の3つを覚えてください
生命予後のため、モデルはこう捨てろ!
「モデルは捨てろ」(生命予後のためには)心筋リモデリングはない方がいい
※心筋リモデリングが起きると、どんどん心臓の機能が低下していき、心不全の予後が悪くなる。
「こう捨てろ」アルドステロンの働きを抑える(と、心筋リモデリングを抑制)
※アンギオテンシンUはアルドステロンを分泌することもここで思い出してください。

・心臓に入る前の負荷を軽減(静脈関連)→前負荷の軽減
・心臓から出た後の負荷を軽減(動脈関連)→後負荷の軽減

【ゴロなど】


[ACE阻害薬]


エースの不快な襟(えり)
「エース」ACE阻害薬の中でも
「不快」(心臓の)負荷を軽減
「え」ナラプリル(商:レニベース)
「り」シノプリル(商:ロンゲス、ゼストリル)

ACE阻害薬のゴロは、アンギオテンシン関連薬にまとめています。
ACE阻害薬はアンギオテンシンUを作らなくする。よってアルドステロンの働きを抑え、心筋リモデリングを抑制

[アンギオテンシンU(AT1)受容体遮断薬]


アタック行けない、エース交換で
「アタック行けない」AT1受容体遮断
「エースと交換」ACE阻害薬が適さない心不全に用いる
「(こう)かんで」カンデサルタン(商:ブロプレス)

AT1受容体遮断薬のゴロは、アンギオテンシン関連薬にまとめています。
AT1受容体遮断薬はアンギオテンシンUの働きを抑える。よってアルドステロンの働きを抑え、心筋リモデリングを抑制。

※ACE阻害薬、AT1受容体遮断薬はどちらも「血管収縮抑制→後負荷軽減」「体液量減少→前負荷軽減」作用がある。

[利尿薬]


利尿薬には、心性浮腫(うっ血性心不全)の適応を有するものがある。その中でも、K保持性利尿薬の一つスピロノラクトンは、抗アルドステロン作用を有しており、生命予後を改善

[α・β遮断薬]


負荷を軽くする方法あるべ
「負荷を軽くする」負荷を軽減する
「軽く」カルベジロール(商:アーチスト)
「あるべ」αβ遮断薬

β1受容体遮断:新機能低下させるが、カルベジロールは心不全の適応あり、要注意。レニン分泌を抑制するので、結果アルドステロンの働きを抑え、心筋リモデリングを抑制。
α1受容体遮断:後負荷軽減

[心房性ナトリウム利尿ペプチド]


ルーペ律儀に、具合シックか
「ルーペ律儀に」カルペリチド(商:ハンプ)
「具合シックか」グアニル酸シクラーゼ性化(→細胞内cGMP濃度が上昇し、血管拡張や利尿作用を示す。→前負荷、後負荷軽減)

強心薬ではアデニル酸シクラーゼでしたが、ここではグアニル酸シクラーゼ活性化です。注意してください。

[硝酸薬]


グアニル酸シクラーゼ活性化→細胞内cGMP濃度が上昇→動脈・静脈を拡張→前負荷、後負荷軽減

ニトログリセリン(商:バソレーター)
硝酸イソソルビド(商:ニトロール)

強心薬ではアデニル酸シクラーゼでしたが、ここではグアニル酸シクラーゼ活性化です。注意してください。

2018年04月08日

心不全治療薬(細胞内cAMP増やす薬)

今回は心不全治療薬で用いる強心薬の強心配糖体について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
強心薬は、主に心筋細胞内の「Ca2+濃度」もしくは「cAMP濃度」を上げる薬に分かれます。今回は「細胞内cAMP濃度」を上げる薬です。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

薬の説明に入る前に、以下の2つを覚えてください
アデニル酸シクラーゼは、cAMPを作る
ホスホジエステラーゼは、cAMPを分解する。

【ゴロなど】


[β1受容体刺激薬]


<作用機序>
心筋のβ1受容体刺激→Gsタンパクを活性化→アデニル酸シクラーゼ活性化→cAMP濃度上昇心筋収縮力増強作用

ドパミン(商:イノバン、カコージン、カタボン)→αもβも刺激
イソプレナリン(商:プロタノール)→β1、β2を刺激
アドレナリン(商:ボスミン、エピペン)→β>α
ノルアドレナリン(商:ノルアドリナリン)→α>β
ドカルパミン(商:タナドーパ)→ドパミンのプロドラッグ
ドブタミン(商:ドブトレックス)→比較的にβ1に作用
デノパミン(商:カルグート)→β1選択性

※ドブタミンやデノパミンは、心筋収縮に関する効能・効果のみであるが、非選択性では気管支ぜんそくなどの効能もある(様々な所に作用してしまうというデメリット)。

ドブタミンとデノパミンのゴロは、交感神経興奮薬のページにまとめています。

[アデニル酸シクラーゼ直接活性化薬]


あれ?シックか?直接診断したろ
「あれ?シックか?直接」直接アデニル酸シクラーゼ性化
「診断したろ」コルホルシンダロパート(商:アデール)
→直接アデニル酸シクラーゼを直接活性化するのでβ遮断薬投与下でも使用可

[ホスホジエステラーゼV阻害薬]


ホスト3人がヒモでビンタは理論的
「ホスト3人」ホスホジエステラーゼV阻害し、cAMPの分解を抑制)
※本当はゴロで、阻害か活性かを明らかにしたいですが、無理でした。なので、一番上に記載した2つのことをしっかり覚えてください。
「ヒモでビンタ」ピモベンダン(商:アカルディ)
「理論」語尾:〜リノン

オルプリノン(商:コアテック)
ミルリノン(商:ミルリーラ)

[非選択的ホスホジエステラーゼ阻害薬]


不倫はホストも選択できず
「不倫」語尾:〜フィリン
「ホストも選択できす」非選択ホスホジエステラーゼ(阻害)

ジプロフィリン(商:ジプロフィリン)
プロキシフィリン(商:モノフィリン)
アミノフィリン(商:ネオフィリン)
※〜フィリン系(キサンチン誘導体)の薬は気管支喘息などでも用いられます。上の3つの薬も気管支喘息の適応もあります。

[cAMP誘導体]


ぼくら弟子、キャンプで変身
「ぼくら弟子」ブクラデシン(商:アクトシン)
「キャンプ(CAMP)で変身」細胞内でcAMPに変わって強心作用を示す。

2018年04月06日

心不全治療薬(細胞内Caを増やす薬)

今回は心不全治療薬で用いる強心薬の強心配糖体について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
強心薬は、主に心筋細胞内の「Ca2+濃度」もしくは「cAMP濃度」を上げる薬に分かれます。強心配糖体は、「Ca2+濃度」を上げる薬です。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

【ゴロ】


[強心配糖体]


教師の事後、中出しはPTAお断り。でも陰口が伝わる時間は遅い。
(下ネタですいません)
「教師」強心薬(心筋収縮力の増大)
「事後」ジゴキシン、メチルジゴキシン(デスラノシドは例外)
※(PTAがお断りするような教師はデス)でデスラノシドを覚えようかな・・
「中(Na-K)出しはPTAお断り」Na+,K+−ATPase阻害(し、細胞内Na濃度が上がる。そのNaとCaを交換することで、細胞内Ca濃度が上がる。)
※間接的にCaが上がり、ややこしいため注意
「陰口が伝わる時間」陰性変伝導作用、陰性変時作用
陰性変伝導作用→興奮伝導速度遅延作用
陰性変時作用→心拍性減少作用
ジギタリス製剤は、頻脈性心房細動を合併した心不全に適していると言われています。(私は、これらの陰性作用により頻脈性心房細動を合併した心不全に適していると思っていますが、根拠は見つけられていません。)

<副作用>
心室性不整脈、視覚異常

<相互作用>
チアジド系利尿薬やループ利尿薬などの低K血症を起こす薬カルシウム製剤との併用で、ジギタリス製剤の作用が増強し、副作用を起こしやすくなる。

ジゴキシン(商:ジゴシン)
メチルジゴキシン(商:ラニラピッド)
デスラノシド(商:ジギラノゲン)

【備考】
ジギタリス製剤の副作用の視覚障害ですが、ゴッホもジギタリス製剤の副作用である視覚障害の1つ「黄視症」が出ていたため、ゴッホの絵は黄色が多いのではないかとの説もあるようです。