フィギュアスケート日記

2018年02月18日

【浅田真央さんも感動】ネイサン・チェン選手がショートプログラム17位から、５位に歴史的な怒涛の猛追

平昌冬季五輪は17日、フィギュアスケートの男子シングル・フリースケーティング（FS）が行われ、米国のネイサン・チェン（Nathan Chen）が五輪史上初めて6本の4回転ジャンプで挑戦。緊張感に包まれた16日のショートプログラム（SP）で自滅し、17位に沈むなかで決戦の日を迎えた現在18歳のチェンだったが、フリーでは圧巻の演技で215.08点という高得点をたたき出し、最終的には合計297.35点として5位まで順位を巻き返した。

　昨年一つのプログラムでは史上初となる5本の4回転ジャンプに成功し、その記録を自身で塗り替えたチェンは、SPでの大失敗を受けて前人未到となる6本の4回転ジャンプに挑戦することを決めたと明かし、「ずっと練習してきたけれど、すべて着氷したことは一度もなかった」と語った。

「自分としては、『（今週は）もう何度も転倒しているから、いっそのこと全部出し切って結果を待つ』という感じだった」

　今大会のチェンは、堂々と五輪連覇を果たした羽生にとって最大のライバルになると期待されていたものの、前日のSPでは世界で最も大きな舞台の雰囲気にのまれてしまった。しかし、クリストファー・ゴードン（Christopher Gordon）作曲の『毛沢東のバレエ・ダンサー（Mao's Last Dancer）』に乗せたフリーでは、少なくとも思い切った演技を披露することができた。

「4回転キング」というニックネームの期待に応えたチェンは、「悲惨なショートプログラムとなり、いつもよりかなり低い順位に沈んだことで、結果については完全に気にせずに済んだ。ただ氷の上で楽しむことだけに集中し、肩の荷が軽減されたことが大きな後押しとなった」と語った。

2月16日（金）フィギュアスケート男子シングルSPで

金メダルの有力候補と見られていたアメリカの
ネイサン・チェン選手がジャンプを全て失敗し82.27点
まさかの17位に沈み、メダル獲得の夢は大きく遠のいてしまいました。

演技直後は「何が起こったのか分からない」と呆然自失状態でしたが
アメリカの報道によると、今回の平昌五輪に関しては

放送権を買い取ったアメリカの放送局ＮＢＣが
ネイサン・チェンはフィギュアスケート男子シングルの
金メダル有力候補であると大々的にテレビ出演させたり

ネイサンチェン選手が金メダルを獲得する瞬間を
アメリカがゴールデンタイム（プライムタイム）で
視聴できるよう試合開始時間を異例の現地からにしたり

五輪に合わせて大手企業、コカ・コーラが

ネイサン・チェンのスポンサーに付いたり
ケロッグ・コーンフレイクとネイサン・チェンとの
タイアップ商品が発売されたり

五輪熱、金メダルへの期待が
白熱したことで、ネイサンチェン選手が
プレッシャーを感じ普段、試合をするにあたって

考えなくていいような五輪試合後の
メダルの順位などをショートプログラム前に
考えすぎてしまったことなどで平常心で競技に挑めず、

一本目のジャンプミスの後、
混乱が混乱を呼び、立て直すことができないまま
ショートプログラムを終えてしまったようです。

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しかし、メダル獲得の夢が遠ざかったことで

もう失う物は何もないと開き直り
フリープログラムでは自分の出来る
最高難易度の構成に挑み

一つ、お手付きがあった物の
215.08点という驚異的な得点を叩き出し

ＳＰとフリー合わせて297.35点。ＳＰの17位から
順位を５位まで押し上げ、12人抜きという
歴史的な追い上げを見せました。

五輪の優勝候補、有力候補の一人と見られながら
ＳＰのジャンプが全て失敗に終わったという
ネイサン・チェン選手の境遇は

ソチ五輪での浅田真央さんを彷彿とさせ

日本人視聴者の多くは
「ソチの真央ちゃんのように
フリーで追い上げて入賞して欲しい」

と応援する気持ちになった人が多かったようで
ＹＡＨＯＯ！のネイサン・チェン選手の
記事には応援コメントに万単位の
「いいね」がクリックされ

ネイサン選手ご本人のInstagramにも
多くの応援コメントが寄せられました。

浅田真央私のスケート人生

結果として五輪のメダルには届かなかった物の

優勝して金メダルを獲得した
羽生結弦選手が317.85点

ネイサン・チェン選手が
297.35点ということを
考えると点差は、ほぼ20点。

もし、ネイサンチェン選手がSPのジャンプを
すべてミスしていなかったら順位が
大きく変動していたであろうことは
容易に想像できます。

それにしてもアメリカのNBCが自国の選手を
応援するキャンペーンを大々的に行い
バックアップしていたつもりが
全て裏目に出ていたというのは何とも皮肉ですね。

しかし、今回の経験でネイサン・チェン選手は

大きな経験を得たと思います。

韓国、平昌に到着直後の羽生結弦選手が
「自分はオリンピックを知っている」と
記者会見で答え、大きな

アドバンテージを持っていることを
強く公言していましたが
ネイサン・チェン選手も今回の平昌五輪で
オリンピックを知った訳で、

しかも、世界最強、最高クラスの
四回転ジャンパーであるということも
同時に知らしめました。

ネイサン・チェン選手はもし
平昌五輪で金メダルを取ったら
医者になる為に勉強したいと
話していたそうですが

もし、平昌の次の五輪を目指すとしたら
これほど怖い存在はないでしょう。

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また、ネイサンチェン選手のフリー演技には
日本でテレビ観戦していた浅田真央さんも感動したそうで

ご自身の公式Instagramで羽生結弦選手、宇野昌磨選手の
金メダル、銀メダル獲得を祝福するとともに

ネイサン・チェン選手の演技に感動したと
メッセージを送っていました。
浅田真央さんは他の選手に対して
公式Instagramで感想を述べることは少なく

長年親交のあった長洲未来選手が
五輪で伊藤みどりさん、浅田真央さんに次ぐ
トリプルアクセルを飛んだ女子選手として

歴史に名が刻まれた際には
公式Instagramで長洲未来選手に祝福のメッセージと
色鉛筆での手描きイラストをアップしていましたが

さほど交流が無かったであろう
ネイサン・チェン選手へのメッセージは

異例中の異例と言えると思われます。

ソチ五輪の時に自らもSPでジャンプが全て
失敗してしまうという、まさしく
平昌五輪のネイサン・チェン選手と
同じ状況に陥った経験がある浅田真央さんは

ネイサン・チェン選手の身に起こったことを
他人事だとは思えなかったんでしょうね･･････。

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今回の五輪で３位になり、念願の五輪メダルを獲得した
スペインのハビエル・フェルナンデス選手は

平昌五輪でスペイン初のフィギュアスケート
男子シングルのメダリストになったことで

スペインのマリアーノ・ラホイ・ブレイ首相や
ユレン・ロペレギ監督（スペインのサッカーチーム監督）
元スペイン代表イケル・カシージャスなどから

続々と祝福の声が届いているそうなので
本当に良かったと思います。

ハビエル・フェルナンデス選手は試合後
カナダ、トロントで同じ、ブライアン・オーサーから
指導を受けている兄弟弟子の羽生結弦選手に
「これで現役生活を終えるだろう」と話したそうですが

それを聞いた羽生結弦選手は思わず
涙を流してハビエル・フェルナンデス選手とハグしていましたが
こういう光景を見ると勝ち負けを超えた
友情や人柄が感じられて温かい気持ちになりますよね。

もっとも同じ場所にいた宇野昌磨選手は

ハビエル・フェルナンデス選手に
羽生結弦選手と共にハグされながら

「なんでユヅ君は泣いてるんだろう？」
「ハビエル選手が現役生活、もう長くないからかな？」

みたいな感じで、英語が
分からない宇野昌磨選手は
羽生選手やハビエル・フェルナンデス選手が
泣いてる理由が、よく分かってなかったそうで

どこまで行っても、宇野昌磨選手は
宇野昌磨選手だったという
オチまでついていたのですが･･････（苦笑）

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また、メダルには届かなかったものの
４位になった中国のボーヤン・ジン（金博洋）選手や

23位になったハン・ヤン（閻涵）選手などは
すでに次の五輪を目指すと公言しました。

ボーヤン・ジン選手は試合後に
自分がフィギュアスケートを続ける為に
母親が粗末な食事を食べていた事もあるという趣旨の話を
インタビューで語っていたそうで

確か、中国の場合はスポーツ省という組織があって
中国代表選手は中国の公務員のような形だったと思うので
現在はそこまで厳しい状態では無いと思うのですが

金銭的に困窮しているフィギュア選手の話を聞くと
クラウドファウンディングなどで
活動資金を募ったりできないものかと思ってしまいますね。

ノルウェーの女子フィギュア選手、
アンネ・リネ・ヤシェム（Anne Line Gjersem）選手が

2016年の9月にTwitterを通じてクリック投票制の
活動資金獲得に協力を呼び掛けた時

多くの日本人フィギュアスケートファンが
RTし、結果的にアンネ・リネ・ヤシェム選手が
活動資金を獲得できたということがありました。

ああいう風にファンが選手に協力して
気軽に活動資金を得る
手助けができれば良いんですが･･････。

フィギュアスケートMemorial 平昌オリンピック特別号

宇野昌磨選手はマスコミに
「次の目標は一ヶ月後の世界選手権」

と話すにとどめていましたが、

長年、宇野昌磨選手を指導している
山田真知子コーチは
「まだ具体的に話したことは無いけど
内心は４年後の五輪を見据えているでしょう」

ということを述べられていたので
4年後の五輪出場を目指す可能性は
高いのではないかと思われます。

また、宇野昌磨選手は現在の所属が

地元である愛知県の世界的企業
トヨタ自動車ですから
サポート面で安心ですよね。

多くの選手が陥るスポンサーがつかなくて
資金難という事態は避けられます。
同じく愛知県出身で宇野昌磨選手と同じ
中京大学出身でトヨタ自動車所属だった

小塚崇彦さんは競技人生が短いと言われる
フィギュア選手の中では比較的、長く
現役生活を送ってくれましたし

世間では選手の競技成績が悪くてスポンサー契約を
打ち切られるなんて話もあるそうですが、
五輪銀メダルという実績があって、トヨタ所属なら
そういう心配はしなくて良いと思われます。

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羽生結弦選手はじん帯損傷している
右足が、まだ完治していない為

世界選手権に出場できるかは
分からないと話しています。

羽生選手に関しては、痛み止めを服用しないと
練習できな買ったくらいですから
くれぐれも無理はしないようにしてほしいですね。

世界選手権に出場する選手には
特にオリンピックで力を
出し切れなかったという選手には
存分に力を発揮してほしいですね。

タグ：伊藤みどりネイサン・チェン平昌五輪平昌冬季五輪羽生結弦宇野昌磨ハビエル・フェルナンデスアンネ・リネ・ヤシェムボーヤン・ジン（金博洋）ハン・ヤン（閻涵）山田真知子トヨタ自動車浅田真央長洲未来

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