フィギュアスケート日記

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1/28（日）18:57〜20:54　テレビ朝日の

「しくじり先生　俺みたいになるな!!　2時間スペシャル」
に出演して、しくじり先生として
授業をするということで見ました。

番組では村主章枝さんの経歴。
ソルトレイクシティオリンピック5位
トリノオリンピック4位
2002-2003シーズンで全日本選手権優勝など

全盛期の成績から同年代のライバルで
トリノオリンピック
女子シングル金メダリストの
荒川静香さんと現役時代は
しのぎを削っていたという話。


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次世代スケーターの台頭とベテランスケーターとして
現役生活を続けていく中で

若い頃と違って年齢が衰えて来ると
体力が回復しにくくなる。

全盛期と同じトレーニングを行っていると
ピークを試合に持っていけないなど
ご自身の経験を赤裸々に語ってくれました。

選手本人は自分でしっかり管理しているつもりでも
専門の知識があるトレーナーさんや栄養士さんが
ついていないと十分な栄養が補給できなかったり
適切な休養を取って身体を休めることが難しいんですよね。


2018年1月18日、連載している毎日新聞
「中塩美悠の青いバラ」で

練習の後は自炊する気力もなく
食生活がおろそかになっていた。

自分では「しぼっている」というつもりで
やっていたけど客観的に見れば
明らかに栄養が取れていなかった。

そのために全日本選手権当日は
身体に力が入らず、満足な演技が出来なかった。
という趣旨のことを語られていましたが

現役選手は日々の練習に打ち込むあまり
自分を客観的に見るということが
難しい傾向があるんですよね。
（ケース・バイ・ケースですが）


浅田真央私のスケート人生


というトップ選手には専門の栄養士や
トレーナーがついていたことからも
重要性がわかると思います。

特に村主章枝さんのような五輪メダルに
あと一歩で手が届くという所まで
上り詰めた選手にとっては

なかなか引退という選択を選ぶのは
難しかったのだと思います。

村主章枝さんは現役時代、
スポンサーがつかなくなってからは
無収入生活となり地獄だったと語られていましたが
８年間、お金に苦労した時代があったからこそ

今はお金のありがたみが分かる。と話されていましたし
村主章枝さんの妹で元フィギュアスケーター
現在は解説者としても活躍している



「有終の美を飾って終われる選手なんて、ほんの一握り。
それ以外の選手はみんな志半ばで辞めていく。
その時点では志半ばかもしれないけど、その思いがあるから次に進んでいける」

というセリフは確かにそうだなぁと･･････。
村主章枝さんの中では恐らく

同期のライバルだった荒川静香さんが
バンクーバー五輪で金メダルを取って
引退したのを目の当たりにしたのもあって
「五輪メダルを取るまでは･･････」

という思いが強く残ってしまったのだと思うのですが
全盛期に好成績を残せた選手であればあるほど
目指す高みが厳しいせいで
有終の美を飾るというのが難しくなってしまうんですよね･････。


かつて一枠しかなかった日本女子シングルの枠が
増えたのは間違いなく、村主さんの功績です。

まぁ「しくじり先生　俺みたいになるな!!　2時間スペシャル」を
見るまでは私も村主章枝さんはもっと早く
引退した方が良かったのでは？
と思っていた方だったのですが

番組を見た後だと、村主章枝さんご本人が納得しているなら
それでいいんだろうなぁと思います。

村主章枝さんの憧れだった振付師ローリー・ニコルさんに
声をかけてもらったり一緒に仕事ができて
現在のコーチ業に経験が生かされているなら
無駄だと思えた時間もきっと無駄ではなかったのでしょうね。


村主章枝写真集『月光』 [ 村主 章枝 ]