不正採点疑惑: フィギュアスケート日記

2018年02月22日

【平昌五輪】中国人ジャッジが、金博洋（ボーヤン・ジン）の得点をあからさまに加点した上で、金博洋より上位につけていた宇野昌磨、ハビエル・フェルナンデスの得点を不当に少なく抑えていたという疑惑がある件

2018年2月17日（土）に行われた

フィギュアスケート男子シングル
フリープログラムにおいて

中国人のジャッジが、同じ中国の代表選手である
ボーヤン・ジン（金博洋）選手の得点に対して
あからさまに加点して得点を盛った上、

僅差でボーヤン・ジン（金博洋）選手の上位につけていた
宇野昌磨選手、ハビエル・フェルナンデス選手らの得点を

不当に少なく抑えていたのではないかという
疑惑がスペインの地元紙
「ムンド・デポルティーボ」が報じ、

メキシコテレビ局「ウニビジョン」
ドイツの「南ドイツ新聞」でも中国人ジャッジが
自国選手のメダル獲得の為、得点を操作した
疑惑について次々と報じました。

まぁ、ソチ五輪の時だとジャッジの名前、国籍が

無記名で公表されなかったので、こういう
同国人選手を同国人ジャッジがえこひいきしている
みたいなのは詳細が分からなかったわけですが

ソチ五輪後に採点システムが改定されると同時に
ジャッジの名前、国籍も以前のように公開される
システムに戻りましたから、こういうこと
（不正を）やると一目瞭然なんですよね。

そして平昌五輪の男子フリーが終わり
メダルの色が確定した後、採点表を見れば

どの国のジャッジが、どういう評価をしたかは
すぐ分かった事なんですが

フィギュアスケート日本男子応援ブック平昌五輪速報号(DIA Collection)

フィギュアスケート界の採点において

ジャッジが自国の選手に得点を盛る
自国選手のライバルの得点を不当に減点するって
よく見られる光景なので、逆に今回
このように大々的に報じられて問題だと

日本国内でも疑惑を追及されてることが
珍しいんですよね。

（日中間には報道協定があって日本のマスコミが
中国にとって報道されたくない部分

（チベット問題など）を報道するのは事実上、
不可能なのでまず最初に、それには
抵触しないのかなと考えたりもしたんですが、

今回の件は中国の政治とは直接関係なく
あくまで中国人ジャッジ
個人の問題として報じているから
大丈夫なんでしょうね）

まぁ、日本のマスコミが自発的に報道したのではなく
ハビエル・フェルナンデス選手の地元
スペインの後追い報道で、あくまで
海外の報道を紹介するという形なわけですが･･････。

事実を元に書きますが、浅田真央さんの現役時代にも

韓国人ジャッジが浅田真央さんが
実際にジャンプを飛ぶ前から－３と採点するという
不可解な出来事がありました。
（日本テレビ「バンキシャ」で実際の映像が流れました）

浅田真央さんの現役時代は
どの国籍のジャッジがどういう採点をしたのか
採点表上では分からないシステムでしたから
深く追及されませんでしたが

韓国に関しては当時、キムヨナが現役で
キムヨナのライバルと目されていたのが
同年代の浅田真央さんでしたから
色々、お察しでしたね。

浅田真央私のスケート人生

同時に韓国では反日教育が行われ

韓国内の世論調査でも韓国の一番の敵国は
日本であるという認識が浸透しています。

現在、北朝鮮が日本海側に向けて
バンバンとミサイルを撃ち
周辺諸国を恫喝しているのが
国際的な問題になっています。

テロ支援国家として再認定され
国連決議で北朝鮮に経済制裁すると
決定し、実行に移されている段階ですが

韓国の人たちにとって、その北朝鮮より
日本の方が敵国であるという認識なのです。

さらに韓国には「親日罪」なるものが存在し

親日派だと思われてしまうと韓国人全員を
敵に回すと言っても過言ではないそうです。

こういう政治的背景と自国の選手のライバルに
高得点を与えたくないという心理。

自分は親日派ではないとアピールしたい
心情が重なればジャッジが
どういう採点をするのかは
自明の理ですよね。

（まぁ、今回の平昌五輪、男子シングルの中国人ジャッジ
不正採点疑惑に関しては歴史的な背景というより
金博洋（ボーヤン・ジン）選手と得点差の大きい
SP一位の羽生結弦選手には中立的な採点をして

ボーヤン・ジン選手と僅差でSP二位、三位だった
スペインのハビエル・フェルナンデス選手と
宇野昌磨選手の得点を不当に
低く採点したとされていますから

単純に自国の選手にメダルを
取らせたかったという感じに見えますね）

ただ、これは韓国だから、中国だからという話ではなく

過去に敵対していた歴史がある国の選手
にジャッジが点数をつける場合
自然と評価が厳しくなる傾向があるんですよね。

例えばロシア人のジャッジがアメリカの選手を
採点すると得点の出方が厳しくなる傾向があります。

そしてロシア人ジャッジはロシアの選手には
得点を盛る傾向があります。

逆にアメリカ人のジャッジはロシアの選手に対して
厳しい採点評価をして、自国アメリカの選手には
得点を盛る傾向があります。

今回の平昌五輪でもアメリカ人ジャッジは
アメリカの選手に甘い採点をしていますから

平昌冬季オリンピック報道写真集

中国人ジャッジだけ報道されるのは

素人目にも分かりやすい、
あからさまな不正採点疑惑だったことや
４位になった金博洋（ボーヤン・ジン）選手の
得点操作がもっと上手くいっていれば

ハビエル・フェルナンデス選手の
銅メダルは無かったかもしれないという
スペインの危機感により、
疑惑が大きく報じられたこと。

羽生結弦選手が66年ぶりの男子フィギュアスケート

オリンピック二連覇達成を成し遂げて
同競技への注目が高まっている時に
分かりやすい疑惑があったから注目された。
って所でしょうね。

（もっともフィギュアスケートの採点で
自国選手を優遇するジャッジの不正を防ぐために
一番高い得点は切り捨てるシステムが採用されてますし、

自国のライバル選手の得点を
不当に下げるような採点に関しても
一番下の得点は切り捨てるシステムですから

今回、中国人ジャッジが採点操作していたとしても
得点に直接の影響は出ていないのですが･･････。）

フィギュアスケートLife Extra 平昌オリンピック2018 (扶桑社ムック)

不正採点疑惑の渦中にいる

中国人ジャッジのチェン・ウェイグアン氏に関しては
一年間のジャッジ資格停止になるようですが

このチェン・ウェイグアン氏、以前から
自国の中国選手には得点を盛るジャッジとして
海外メディアに名前を上げられたこともある
その筋では有名な常連だったそうですから

そういう方が一年の資格停止で公正なジャッジを
心がけるようになるのかというと疑問が残ります。

また、中国は本質的にはロシアや北朝鮮のように

上に権力が集中していて、下の者が上からの指示に
さからえないような構造もあります。

ロシアで国家ぐるみのドーピング疑惑が持ち上がり
平昌五輪では一時、ロシア選手は
出場できない可能性までありました。

（ロシアの場合、コーチや上層部が選手に対して
ドーピングを強要し、ドーピングしないなら
ロシア代表として選ばないと通達されたという話もありますし

ドーピング検査の結果をロシアが国ぐるみで
隠ぺいしたという疑惑がありますから、根が深いんですよね･･････）

こういう風に国の上層部が不正を指示すれば

下部の者は従うしかないという構造もあり
こうなると本人の意思では、どうしようもないですから

個人的には同国の選手を同国のジャッジが採点するのは
極力、避けるべきでサッカーのように
中立国のジャッジを呼んで判定してもらうとか

フィギュアスケートの場合は欧州選手権の時は
欧州以外からジャッジを呼び
四大陸選手権の時は欧州からジャッジを呼ぶ。

グランプリシリーズも出場選手の
国以外のジャッジを呼ぶ

出場選手の隣国のジャッジだと
歴史的、政治感情的に中立的な
ジャッジが出来ない場合があるので
極力、遠方国のジャッジを呼ぶ。

世界選手権の場合は参加国が多いですから
フリーに進出した選手の上位国から
ジャッジは選ばないようにすれば

こういうあからさまな得点操作は
かなり防げるのではないかと思われます。

Sportiva 平昌五輪特集号【表紙】羽生結弦 (集英社ムック)[本/雑誌] (単行本・ムック) / 集英社

ただ、フィギュアスケートって、日本国内では大人気競技ですが

日本以外の国ではマイナー競技で
チケットも売れないんですよね･･････。

あれだけキムヨナに熱狂していた
韓国ですら、平昌五輪の客席は空席が目立ちました。

結局、韓国ではフィギュアスケート人気が
定着したという訳では無く
あくまでキムヨナ現役時代だけの
一時的な人気だったようですね。

平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルは

羽生結弦、宇野昌磨、田中刑事が出場し

特に羽生結弦選手の人気が高かった為
日本や中国から観客が詰めかけたようですが
その平昌五輪で、アイスダンスやペアの座席は
空席が目立ちましたし

スポンサーもつかない場合、わざわざ遠方から
ジャッジを呼ぶ余裕も無いでしょうし
そういう事情があるから

出場選手に帯同しているコーチが
ジャッジとして採点する。
ますます、同国選手ひいき採点の疑惑が高まる。
そういう負のスパイラルから抜け出せないんですよね･･････。

フィギュアスケートマガジン 2017-2018 オリンピック男子特集号[ピンナップ付き] (B.B.MOOK1405)

ジャッジである前に

一人の人間、一人の国民であるわけで
世界的には日本のようにスポーツに対して
公正、中立を強く求める国民性の方がまれなんですよね。

サッカーなら興行として大成功してますから
遠方国からジャッジを呼ぶのもさほど
苦にならないのでしょうが、

世界的にはマイナースポーツ扱いの
フィギュアスケートだと
色々難しいのが現実なんですよね･･････。

ただ、今回の中国人ジャッジ不正採点疑惑が

国際的に大きく報じられた直後にあった
フィギュアスケート女子シングルの
ショートプログラムではジャッジ側も

あからさまな採点をすると
自分もやり玉に挙げられると
感じたのか、不可解に感じる
判定はぐっと減りましたから

定期的に不正疑惑のあるジャッジを
大きく報道することでジャッジ側に
中立な判定をさせることを促すのが

可能になるようですから、マスコミには
頑張ってほしいと思ったりしました。

諦めない力　フィギュアスケートから教えられたこと [ 佐藤信夫 ]

それと金博洋（ボーヤン・ジン）選手は

世界的にもトップクラスのジャンパーで
技術的にも素晴らしい選手です。

今回こういう、中国人ジャッジの不正採点疑惑によって
名前が出るのは本当に不本意です。

選手や祖国に対してイメージを下げる結果になるのは
最初から、分かっているのですから
不正採点と思われるような行為は
つつしんで、えりを正して欲しいですよね。

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