【平昌五輪】フィギュアスケート団体戦で宇野昌磨がＳＰ100点越え！　ペアの須崎海羽、木原龍一組も『Yuri on ICE』の曲で世界中の「ユーリ」ファンが絶賛！: フィギュアスケート日記

2018年02月09日

【平昌五輪】フィギュアスケート団体戦で宇野昌磨がＳＰ100点越え！　ペアの須崎海羽、木原龍一組も『Yuri on ICE』の曲で世界中の「ユーリ」ファンが絶賛！

anan (アンアン)2018/02/14[思考の整理術]

2月9日から平昌五輪がついに開幕しましたね。

日本は注目のフィギュア団体戦で
男子シングルショートプログラムに
宇野昌磨選手（トヨタ自動車）が出場しました。

先に滑走する男子シングルの有力選手、
アメリカのネイサン・チェン選手が
まさかのミスを連発して今季
自身の最低点となる80.61点。

ソチ五輪、銀メダリスト
カナダのパトリック・チャン選手も
81.66点と精彩を欠き、

国のドーピング問題の関係で

個人資格出場となった
ロシアのミハイル・コリヤダ選手も
74.36点と普段のコリヤダ選手からは
考えられないような低い得点で

ここまでトップ選手にミスが出るということは
慣れない午前中の試合に対応しきれていない。
五輪の試合という大舞台に緊張している。

あと恐らく、リンクの氷の状態が良くない可能性が
高いのではないかと思うのですが

そんな中でもイスラエルのベテラン、
オレクシイ・ビチェンコ選手は88.49点を出し

ベテラン選手として貫禄を見せてくれました。

最終滑走の宇野昌磨選手の滑りがどうなるか
心配されましたが、冒頭のジャンプこそ
着氷時にバランスを崩し、片手をついてしまうという
場面も見られましたが最低限の失点に抑え、

アントニオ・ヴィヴァルディの
四季、協奏曲第4番「冬」を見事に演じ切り
冒頭のお手付き以外はノーミスで
圧巻の演技を見せてくれました。

得点も103.25点を叩き出し
2位のオレクシイ・ビチェンコ選手を
大きく引き離して、堂々の
団体戦、男子シングルＳＰ１位でした。

Trace on Ice (双葉社スーパームック)

団体戦男子の順位

1位宇野昌磨　日本 103.25
2位オレクシイ・ビチェンコイスラエル 88.49
PB
3位パトリック・チャンカナダ 81.66
4位ネイサン・チェン米国　 80.61
5位マッテオ・リッツォイタリア　 77.77
6位チャ・ジュンファン韓国　77.70
7位閻涵中国　 77.10
8位ミハイル・コリヤダ個人資格（ロシア） 74.36
9位パウル・フェンツドイツ 66.32
10位シャフィク・ベセギエフランス 61.06

という結果になった訳ですが
演技後のインタビューで宇野昌磨選手は
五輪よりも「全日本の方が緊張した」
とか前の選手が、ことごとく
ミスをしていたのは気付いていたので

自分もミスをしてしまうんじゃないかという
不安な気持ちもあったが
落ち着いて演技をすることができた。

自分としては今シーズンののＳＰで
よく失敗していた４回転トウループ＋３回転トウループの
コンビネーションジャンプを成功できたのが良かった。

などと淡々と答えていて、いい意味で宇野昌磨選手の
マイペースさが発揮される形となりましたね。

また記者から、今回の好演技と団体ＳＰ１位という結果は

男子シングルに向けて良い弾みになるのでは？という質問にも

「団体戦と個人戦はまったく別物で
今回はたまたま上手くいっただけで
（次の個人戦、男子シングルには）
繋がる物は無かったと思います」

という感じであくまで冷静に自己分析品しながら
マイペースさを崩さない宇野昌磨選手が
とても頼もしかったです。

第4滑走　自分を好きになって…　完成!!フリープログラム

その後に行われた団体戦、ペアで
須崎海羽、木原龍一組（木下グループ）が

人気アニメ「ユーリ!!!」の曲
『Yuri on ICE』に乗せて演技を披露し
自己ベストを更新する見事なパフォーマンスで
５７．４２点を出してくれました。

これにより団体戦は
男子ＳＰ、１位の結果とペア７位を合わせて
イスラエルと同率の３位という結果になり

日本は５位以内なら進める団体戦フリーに
出場するのに大きく前進しました。

またアイスダンスの
村元哉中、クリス・リード組は

先日の四大陸選手権で
アジア人初のメダリストに輝いた実績があり

ソチ五輪の時よりも高い
成績が残せるのではないかと
期待されています。

個人的にも長年、日本のアイスダンス
第一人者として故障やケガで苦しみながらも
頑張ってきたクリス・リード選手が
五輪の舞台で会心の演技ができるよう祈っています。