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2018年03月29日

【キッチンプランのポイント】作業動線から使いやすいキッチンを考える

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使いやすいキッチンの配置には、作業動線の考え方が大切です。
キッチン設計では、特に動線計画と収納計画が作業のしやすさに影響をあたえます。

インテリア雑誌、女性誌などでもよくキッチン特集が組まれていますが、大抵はデザイン性や最新設備の紹介というのが殆どではないかと感じます。

今回は、主婦感覚視点でキッチンの作業スペースの考えかたの一例をご紹介します。
短時間で効率良くお料理が出来、またそのプロセスが楽しいことが大切ですね。


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まずは、作業スペースを考える際に、お料理をするときのシミュレーションをしてみます。

まずは上の写真を参考にAスペースですが、パントリーや冷蔵庫などから食材を取りだして、ひとまず置くスペースが必要ですね。
パントリー(食品庫)、冷蔵庫を配する場所は、このスペースに近いほうが使いやすいですね。
また、水切りかごが置けるくらいのスペースとして最低60pは欲しいです。

写真では作業が右流れ(A→D)になっていますので、右利きのかたに適した配置です。(左利きのかたは逆の配置になります。)
そして、食器洗い機をビルトインするのでしたら、このAスペースの下に配すると使い勝手が良いと思います。

Bスペースは、シンク部分です。一般的には80p程度です。

Cスペースは、まな板を置くスペースで90p位が丁度良いです。
シンクで鍋に水を入れコンロに置く、ゆでた野菜のゆで汁をシンクに流す、などの作業が多いですので効率性を考慮します。

Dスペースは、コンロ部分ですが大きいお鍋を頻繁に使うお宅では一般的な60pのサイズ以上は必要になってきます。
しかし、この寸法をあまり広くとると他の作業スペースが狭くなってしまいますのでバランスが大切です。
料理途中に、調味料などを仮に置くスペース(コンロ右スペース)もあると良いですね。

場所にゆとりがある場合、配膳スペースをキッチンに並行して設置すると作業性が増します。
また、家電が収納できる棚を配膳スペースに設置します。
(家電の量によって、コンセントの数と位置の確保をします。)

配膳台の高さは、下ごしらえを考えると(硬いお野菜を切るなどはキッチンCスペースよりも低めの配膳台が使い勝手が良いです)、75p〜78p(160p身長のかた)がお勧めです。
(ちなみにキッチンの高さは、身長÷2+5pで160pのかたに適した高さは85pとなります。)

場所が確保できない場合、スライド式のテーブルを配膳の際に出して使っても良いですね。

この配膳スペースは、必ず初期プランから考慮するべきです。

このAからDのスペースをどのように割り付け、プランするかで日々のキッチン作業のしやすさに影響を与えますので、キッチンのデザインよりもスペース割りを先に考慮します。

一般的なキッチンの作業は、冷蔵庫又はパントリー→準備台→ シンク → 調理台 → コンロ → 配膳台、そして食卓へという流れです。
右利きのかたは、これらの作業が右流れでできると良いですね。
利き腕側に回るように、キッチンを配置すると良いです。
左利きのかたは、逆の考えかたで左流れが適します。

ただし好みは人により違いますので、キッチンプランを決める前には、右流れか左流れが使い勝手が良いのか、ショールームなどで実際に確認することをお勧めします。
その作業流れに合わせて、冷蔵庫、シンク、コンロ等各台の配置を決めていきます。

作業寸法についてですが、冷蔵庫、シンク、熱源を結ぶ三角形をワークトライアングルと言い、その総和は、3,600o〜6,000oが使い勝手が良いとされています。
さらに食器棚・配膳台をもう1つの要素に取り入れ、ワークスクエアと考えた方が良いという提案があります。
日本料理では、お料理を食器に盛りつけるという作業はとても重要です。

作業するときに大人1人が必要な幅は60cm(肩幅寸法)です。
ワークトライアングルやワークスクエアの1辺は120cmが必要です。
冷蔵庫とシンクとの距離は120〜210cm、シンクとコンロとは120〜180cm、コンロと冷蔵庫とは120〜270cmが標準とされます。
その範囲でキッチンを配置しますと、その合計は3.6mまでが適当だと言えます。

また最近のキッチンのワークトップの高さは85cmが主流になっていますが、85cmは155〜160cmのかた向けに考えられています。(身長÷2+5p=ワークトップ高さ)
過去のキッチン設計の際コンロと配膳台の高さは、この身長から割り出した高さ寸法から10p低めに設定することが多いです。

システムキッチンのビルトイン式コンロは、殆どコンロ面とワークトップとが同じ高さになってます。
しかし、五徳の分だけ高い鍋を乗せる高さがワークトップよりも高いのです。
そこでワークトップと五徳上の高さを合わせるために、ワークトップよりもコンロ面を五徳の高さ分(5p)を下げると作業台とコンロとの間の鍋の移動が楽になります。
(最近では、段差式を取り入れているシステムキッチンメーカーもあります。)

深い鍋を頻繁に使う場合には、コンロ面は低い方がよく、ワークトップよりもコンロ面を10〜15cm低くする方が良いです。

参考までに、独立型のパントリー(食品庫)の収納棚寸法ですが、下から50p程度は開けて、高さ30cm〜40cm間隔に棚板を天井まで取り付けます。
奥行は浅いほうが使い勝手がよく、15cmと30cm前後の2種類があると便利です。
一目で見渡せるパントリーがあると便利ですね。


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食器洗い機は、重曹洗浄モード付きのタイプがエコロジーで経済的でお勧めです。

最近、オブジェのようなキッチン、そもそも手料理をすることを想定していないキッチンなども見かけることがありますが、何か本質からずれている気がします。

キッチンは、住まいの中でとても大切な場所です。
家族の健康のためにも極力手をかけたお料理ができるキッチンであってほしいですね。
特に母親として、子供に出来ることの重要な部分です。

安全な食材(極力地元野菜など、旬のもの)を選び、家族の健康のために手間をかけて愛情を込めて、お料理することの大切さと素晴らしさを是非キッチンプランを通して見直してほしいですね。

2018年03月22日

【キッチンプランのポイント】自然光を取り入れる

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キッチンの環境照明で最も重要なのは、自然光です。
できれば朝日が東窓から差し込むようにプランできると良いですね。

プライバシーを確保しなくてはいけない状態でない限り、窓掛けはしないで光を最大限に取り込みます。
一日の始まりはキッチンからですので、朝日をいかに取り込むかが大切です。
そして、朝日と窓から見える朝の景色までも気持ちよくプランしたいですね。

大きく窓を取れない場合、天窓やハイサイド窓などを検討し極力自然光を取り入れる空間設計をします。
また高い位置の窓や縦長の窓は光を多く取り入れることができますので、収納棚壁位置も確保しながらと同時に計画することがポイントです。

そして自然光が足りない得られない時は、人工照明で補います。

一日の様々な時間帯の自然光の明るさに合わせ、手軽に照明をコントロールできるタイプが良いですね。
キッチンはお料理を作る場ですので、明るく照度を十分に確保しなくてはいけません。

全体照明は影を作らないように工夫し、ワークトップ(蛍光ランプ)の他、レンジやシンク、配膳台を効率的に照らす照明を組合わせます。(タスク照明としてダウンライト、スポットライトなど)

キッチンを快適な空間にするために、自然光の取り入れ方、照明との組合わせに徹底的にこだわりシミュレーションしてプランすると良いです。
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「デザインのある暮らし」「健康で快適な住空間」のご提案。 素材、形、色彩、光、そしてエコロジーの5つのテーマからご提案し、お客様のライフスタイルに合ったオリジナリティのある上質な住空間を創ることにこだわります。 住まいは、家族の生活を包み込む大切なステージです。 どのように暮らしたいのか、というお客様一人一人のこだわりを大切に、健康で快適な住まいをご提案します。 美空間デザインでは、自然素材を極力取り入れた、人と環境にやさしい住まいづくりのご提案をしております。 また自然素材は新建材とは違い、年月を経るごとに深い味わいを増し、上質なインテリア空間となります。 上質な空間を構成するのは良質なモノ。 良質なモノとは、本物であるということです。 そして、健康と環境面の問題を考慮し、癒しの住空間を創ることをお約束いたします。
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