2018年03月01日
【オーガニック素材】自然畳について
現在、市場に出ている畳のうち90%近くは化学畳だと言われています。
そもそも1960年代に団地、集合住宅などのコンクリート床にわら床の畳を入れたため、ダニが大量発生するという問題が発生しました。
そして、時代的にも農作業の機械化、減反政策などによって稲わらの減少という背景があり、その後1970年代頃から化学建材畳床が普及してきました。
薬剤処理してある化学畳は、有機リン系殺虫剤が含まれていますので、人の健康に悪い影響を与えます。
ただし、気密性の高いマンションなどには自然畳は適しません。
炭シートをサンドしたり何らかの処理が必要になります。
自然畳では、泥染めした国産イグサを使用します。
自然畳のメリットは、
・耐久性(30〜40年)に優れ、日に焼けるときれいな飴色になります。
・防虫・防ダニ・抗菌処理をしていないため、人体に害を及ぼしません。
・長時間座ってもシビレがきにくいです。
カビ、ダニが出やすいと言われておりますが、室内環境と定期的なお手入れをすることにより解決できます。
畳床は、昔からの稲ワラ床を使います。
現在、化学建材畳床(素材はタタミボード、ポリスチレンフォーム)が主流になっていますが、稲ワラ床には断熱性、弾力性そして保温性、調湿性に優れ日本の気候風土に適しています。
定期的に表替えをしたり、日頃手入れをすることにより、かなり長く使えますし、本来畳は家と同じ寿命を持つと言われています。
本来の畳の良さを見直してみてはいかがでしょうか。
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