＊宇津木式肌断食・湯シャン実践＆断捨離的モノ選び＊

【肌断食をすると避けられない乾燥】



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宇津木式を始めた当日から出現した乾燥。



私もけっこう悩まされました。
その対策と、ワセリンとは何か、どう選んだかを
ご紹介したいと思います。








人によってはこの乾燥を耐え切れず、

「やっぱり保湿しないとダメだ」

と思い、
やめてしまう人も多いかもしれません。




過度な我慢は良くありませんが、
そもそもなぜこんなにも乾燥するのか、考えてみてください。




基礎化粧品による過度な保湿で
肌の保湿機能が一時的に失われているだけだとしたら、

また保湿を始めてしまうことは、

状況をさらに悪化させる
状態の悪い肌を人工物で覆い隠す

ことになるかもしれません。



とはいえ、乾燥は非常につらいもので、触り心地も見た目も悪く、
化粧ノリも悪くなってしまいます。
まずは自分の皮脂を守ることを考え、
お湯洗顔の温度を低くする、時間を短くする
などの対策をとることが大事です。


それでもだめなら、ワセリンを使うことを考えてみてください。
私は宇津木式でも進められているワセリン使って、何とかこの時期を乗り切りました。











【そもそもワセリンとは】






ワセリンとは、石油から生成される炭化水素化合物、
いわばロウのようなものです。

石油と聞くと悪いような感じがしますが、
精製されており実際の石油そのものとは性質が大きく異なります。


化学的に非常に安定しており、
基本的に

皮膚の細胞に何の影響も与えない
皮膚からも影響を与えられない

ただ覆う役目だけを果たすことのできるものです。




実際に重度の熱傷（やけど）の治療の際に、
治療のためにやけど面に直接塗るのはワセリンです。


やけどの面は皮膚が失われた、非常に無防備な状態で、
外部から異物が入りやすく、
また同時に水分などが簡単に蒸発してしまう、
とても危険な状態です。


何かで覆って、外からの侵入や水分の蒸発を防がなければなりません。

そして覆うものは、
やけど面を痛めない・その上で蒸発の防止機能は十分に果たす
ものでなければなりません。



その覆うものとして実際に使われているのがワセリンです。
そのくらい、組織に影響を与えずに、水分の蒸発を防ぐことのできるものなわけです。

それと小学校の授業で、
葉の裏にワセリンを塗る実験があったのを覚えている方もいるかもしれませんが、
あれは葉の蒸散（水の蒸発）を防ぐために塗るものでしたよね。
葉の組織に影響を与えず、蒸散を防ぐためだけの物質として、ワセリンが選ばれています。



このように、皮膚の乾燥にワセリンを塗るということには
非常に合理的な理由があると考えます。


ワセリンを塗ることは、
肌に害を与えることなく
自分の肌から出る水分をとどめる
ことにつながります。










【どのワセリンを選ぶか】



ワセリンには黄色ワセリンと白色ワセリンがありますが、


より不純物の少ない白色ワセリンを使う方が良いと思います。
（やけどの治療に用いられるのも白色の方です。）


精製していないものは不純物が混じっており、
それらがどの人にどんな影響を及ぼすかは予測がつきません。
せっかくの、肌に影響を与えないという特性が十分に発揮できないかもしれません。




白色ワセリンにも種類があり、

日本薬局方白色ワセリン＜プロペト＜サンホワイト白色ワセリン

の順に純度が高くなるようです。
この順にお値段が高くなります。



大量に使うわけではないし、せっかくなので、
私はサンホワイトの白色ワセリンにしました。
デザインも他のものより良いような。

サンホワイト P1

これを綿棒で米粒程度とって、
乾燥している部位にだけ指でうすーく伸ばすようにしました。

塗ると塗らないでは全然違って、
次の日自然な水分が少し肌に残っているようでした。




通常の基礎化粧品のように、塗ったらすごく触り心地が違う！
とかいう類のものではありません。

むしろ、一日でそんなに劇的に変わるものには、
感触を良くするための物質が入っていると考える方が自然です。




一日一日肌が元の機能を取り戻すのを支えるようなイメージです。

どうしても乾燥する時にだけせっせと塗って、
何とか乾燥期を切り抜けました。





乾燥に悩んでいる方、すぐ前のケアに戻るのではなく、
ワセリンで対処して少し待ってみてはいかがでしょうか。


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サンホワイト P1

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