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2018年09月06日
台風の爪痕
台風の爪痕
９月４日（火）に西日本に上陸した台風２１号は、昭和３６年の第２室戸台風の時より
勢力が大きかったらしい。
子供の時なのでよく覚えてはいないが、その時住んでいた場所の土地が低かったせいか
道路が水に浸かっていた覚えがある。
週３回、母が入院しているので車で片道１．５時間程の距離を走るが、国道沿いの
建物の看板や柵などがことごとく歪んでいたり、信号機が斜めを向いていたり、
明かりが点いていない信号機が何台もあった。
斜めを向いている信号機には、少々戸惑ってしまう。歩行者側なのか？車両側なのか？
一瞬、頭が混乱して反応しないのだ。
メインの信号機が点いていない場所には何名かの人が交通整理をおこなっていた。
驚いたのは、ある外食産業の外壁がコンクリートだと思っていたら、コンクリート模様の
布が破れてパタパタと旗めいていたのだ。
建物を安く上げるためにこんなカラクリがあるなんて！
なんだかその店の食べ物まで安物に思えてきた。
実家に寄ってみると屋根瓦が１０枚ほど剝がれて落ちていた。
近所の家では建ってまだ新しいのに、屋根ごとなくなっていた。
実家には普段誰も住んでいないのだが、弟が見に行って連絡が入りわかったことだ。
業者を呼んで直してもらうしかない。
弟が屋根に上って剝がれそうな瓦を取ったそうだ。
落ちると危ないので業者に任せた方が良いとアドバイスした。
屋根の修理をしてもらうのに１０００軒待ちで、約１年かかるそうだと弟がぼそっと
つぶやいた。
もし瓦が飛んで人にでも当たったらと考えると、屋根は瓦でない方が好いなと常々
思ってしまう。
友達からメールが入って、トユと２階の壁の一部が吹っ飛んだそうだ！
風が強いのは怖い！！
私は２階に居たのだが、家が揺れて気持ちが落ち着かず、畳を抱いて怖い！！怖い！！と
言い続けた。
かかってきた電話で友達が１階に居た方がいいよと教えてくれ、すぐに下におりた。
確かに１階の方がマシだった。
台風が過ぎ去った後、やっと気持ちが落ち着いて知らぬ間に深い眠りに落ちていた。
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