人生ラクラク

　　一本の電話が鳴る。

「トイレが詰まったから、今来て」

と、氏名、住所を聞いて、急いで現地に向かう。

しかし、詰まりはなかった。

「ちょっと話したかっただけ」

と言われ、当社既定の書類に印をついてもらい

キャンセル料をもらった。

「これだけでいいの。あと１万あげるから..............」

と言い、あらゆるところを触ってきた。

「申し訳ありませんが、当社は、売春業は営んでおりませんので、

これで、失礼いたします。」

と答え、その場を去った。

未遂でよかった。事件に巻き込まれるところであった。

しかし、変わった趣味のお客様であった。

私は、もう来月で３０代ラスト。

売れない年なのに。

世の中は、不思議なことだらけだ。

　　　　　　桑原　由美子

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人生らくらく　自作雑貨
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　　ちょこちょこと受注が入り、

まる、２日寝ていない。

頭がもうろうとして、思考回路が低下。

神経細胞がプチプチと切れそう。

　数字でにらめっこはやめよう。

売り上げを伸ばすため、背伸びばかりしていた。

自分の足元を見つめなおし、業務内容を考え直そう。

　誰が何と言おうと、これからは、マイペースで生きる！

　　　　　　桑原　由美子
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　今朝、顧問営業に出て、しっかり稼ごうという勢いで家兼事務所を飛び出す。

一軒家にお住いの、専業主婦に怒鳴られた。
「ちょっと、こっちは、くそ忙しいのに、くんじゃね〜。
こっちは、専業主婦で忙しいの。あんたみたいに、
家庭を放り出して、好き勝手気ままに生きている、自由業と違うらあ〜」
強烈、きついお言葉でがっくり。

　一度家庭に入ってしまえば、再就職もなく、しかも、年齢オーバー。

地元意識が強く、県外出身者は落とされる。
　前職の履歴を見て言われるのが、
「ここは、工業都市。商業でしか使えないなら地元戻れば」

　アルバイトは、保育園に入園させなければならない。
空きがあるところに入れられるので、遠方になる場合もある。
十分な教育が行き届かないところが多い。
どっちをとっても、かなりコストがかかる。

　だから、自営でこの仕事を立ち上げた。

前職の経験と資格を生かしたかった。

他人から見れば、店舗なしの自由業は遊んでいるように見えるのだろうか？
　いろんなことを考えさせられるなあ〜。

　　　　　　桑原　由美子
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　自作雑貨も商品数が少なければ

飽きがきてしまう。

もう少し、多くの商品を取り入れないと

輸入雑貨を研究して、

自分でまた、作ってみようかな？

　　　　桑原　由美子
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