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2020年07月05日
新型ハリアー実車拝見(Z・レザーパッケージ)こりゃ売れるのも納得!
ホワイトパールの新型ハリアー「Z・レザーパッケージ」
フロントウィンカーは光るエリアも広く、非常に視認性が高く、しばらくの間はひと目で新型ハリアーとわかりますね。
なお、「Z・レザーパッケージ」に関しては、非常に人気で、納期目安はなんと2021年の春頃とのことでした。
フルLEDヘッドランプ、ハイビームを点灯すると2眼に。
反面、巷で話題の「リアウィンカー」はフロントに対し、たしかに目立ちにくい。
思ったよりも高輝度ではないですし、もう少しウィンカーエリアが広くても良かったかなぁと思います。
適切な車間距離を保っていれば問題はないと思われますが、国産車でこの位置のウィンカーの車は数少ないので、懸念される方が多いのは確かに納得です。
ユーザーからの懸念の声も入っているようで、マイナーチェンジで改善される可能性はありそうです(店員の方の談)
ラゲージに関しては質感も十分で、一部「ステンレスプレート」があしらわれていたり、照明にもLEDランプが使用されているなど、価格以上の質感が確保されていると感じました。
ラゲージ内にもかかわらず、ちゃんとJBLのスピーカーグリルに加飾が!
ラゲージボード下には吸音材?が設置されていました。こういうところもしっかりしてますね。
前席には、車名入の「LEDスカッフイルミネーション」が標準装備。
レクサス第3世代では採用されていないので、久々に見て新鮮でした。これぐらいの加飾はあったほうがいいなぁ。
運転席パワーシートスイッチ部分は北米のヴェンザと同等のもので、一般的なレクサス第2世代のものよりは質感がアップしています。
外して塗装するとだいぶクオリティあがりそうです。
スピードメーター内の「インフォメーションディスプレイ」は高解像度版ではありませんが、表示面積が広く視認性に優れます。
ただ、相変わらず同時表示できる情報が少ないので、ガジェット好きの方には物足りないでしょうね〜
助手席から見ると、スピードメーターの針がアクリル?で立体感あるブルーでキレイでした。
デジタル化が進むスピードメーターですが、針はアナログ感があるのも素敵ですね。
前席のインナードアハンドル内には控えめなクリアブルーのイルミネーションが。(ちなみに、リヤにはありません)
必須の装備ではありませんが、雰囲気を出すためにもこういうイルミは嬉しいですね。
センターコンソール前方の隙間からきれいなクリアブルーのイルミはいいですね!昼間でも目立つ仕様です。
運転の邪魔にもなりませんし、夜間のドライブ中、信号待ちなどでシフトノブをふと見ると周辺部に彩りを与えてくれますね。
運転席・助手席の足元にももちろん、クリアブルーのLEDイルミネーションが装備されていました。
新型ハリアーは「豆球」は採用されていないようですね。明るさは控えめなので、より高輝度なものに交換される方もいらっしゃるでしょう。
運転席付近のスイッチ類。
ETCユニットがきれいにビルトインされているのは素晴らしいですね。
スイッチ類の質感(樹脂部分のクオリティ)は「並」というところ。
価格上仕方ありませんが、樹脂部分やスイッチ類のクオリティはレクサスブランドの車種との差が出ています。
法規制に対応した、新ライトスイッチも確認できました。
確かにエンジンオン時には「スイッチOFF/スモール」での固定ができなくなっていますね。
スイッチレバーの質感は今ひとつですね・・・
AピラーにはJBLのツイーターもインストールされていました。
個人的には後付感がありあまり好みではありません。レクサスのマークレビンソンオーディオだとこういう処理はありませんね。
サンバイザーのランプはLEDに換装されていて驚きました。色合いも電球ライクで社外品のような青白さはありません。
フロントのルームランプは当然LEDを採用されていますが、デザインもなかなか洗練されていますね。
レクサスUX、NXにようなタッチスイッチ式ではありませんが、十分な質感を誇っていました。
後席ルームランプもLED化されていますが、レクサス車のような面発光タイプではなく、中央に光源があつまっているタイプでした。しかし、明るさは十分確保されています。スイッチはちょっと安っぽい印象です。
なんといっても新型ハリアーのインテリアで優れているのは「センターアームレスト」などコンソール部分ですね!
価格帯を超えたクオリティと思いますし、ちゃんとドリンクホルダーが横並び、シートヒーター、シートベンチレーションスイッチが使いやすい場所(かつ目立ちにくい場所)にあり、アームレストも使いやすいです。(合皮の質感自体は及第点といったところ)
ドアトリムのクオリティも上々で特にアッパー部分はよくできています。webの画像ではブラック内装の質感が(ちょっとグレーっぽく見えたので)疑問でしたが、合皮の厚みや手触りもよく、すばらしい出来栄えと思います。
また、幾何学模様があしらわれた「パワーウィンドウスイッチパネル」の仕上げの質感も十分です。
レザーパッケージの本革シートの質感も十分でした。
「本革」といっても車種により本革の質感(厚み・表面処理)は微妙に異なっていますが、新型ハリアーの本革はしっかりとした質感を持っていると感じますし、レクサスNXの本革シートと比べても遜色ありません。ただ、レクサスの「セミアニリン本革」や、以前ハリアーに設定されていた「ナッパレザー」のようなより上質な処理をしたシートのようなしっとりとした質感はありません。
また、ステッチの処理や革の合わせ目の処理など細かいところはちょっと雑な印象(個体差あるのかもしれません)
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全体的に事前情報通り、室内外のクオリティは高く、外装のデザインも含め、これが「300万円〜」から準備されている車とは思えません。
レクサスUXやNXを超えるクオリティの部分も見受けられましたので、SUV人気の追い風の中、半年待ち以上の納期は納得です。
しかし、残念だったのは、話題の12.3インチの大型「モニター。
実際運転席に座って操作してみても、後付感が強く、耐久性を重視しているのか「枠」が大きい。センターコンソール部分がすっきりしたスタイリッシュなデザインなのにこのモニターは「別物感」があり、デザインを台無しにしているように感じました。
(追記)コメントいただきましたが、せっかくの12.3インチワイドモニタを選択しても、レクサス車のような「全画面表示」ができないようです。
トヨタ自動車の説明書サイトで確認しても、地図表示の全画面化については記載されていません。
https://toyota.jp/ownersmanual/harrier/
つまり、常にサイド画面が表示されています。(ただし、エアコンや燃費表示など、サイド画面の上方を「全画面」にすることはできるようです)
そのため、例えば高速道路のIC案内図が「割り込み表示」される際も、あくまで「地図画面エリア」が分割されるので、本来の地図表示エリアがさらに小さくなるようです。
理由として推測されるのは、新型ハリアーには8インチディスプレイもラインナップされているため、地図のサイズを共用するために、レクサスのようなワイドサイズ対応できないため、「16:9」ではなく、「4:3」の通常サイズの地図表示しかできないのではないでしょうか?せっかくのワイド画面なのに、ちょっと残念ですね。
大型モニターの「タッチパネル回帰」は、実用的で、使いやすいものとは思いますが、センターコンソールにうまくビルトインすることが難しいですね。
2021年と噂される「レクサスNX」のフルモデルチェンジ時にはこういった部分をどうやって解消するのか楽しみにしたいです。