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2018年08月25日
新型LEXUS ES300h 国内展示決定! 価格も決定か?
ESだけではなく、新型「UX」の日程も公表されていますが、「ES」に関しては一足速い公開となります。
日程は以下のとおりで、現在は東京エリアのみ公開。
NXやRXのときのように全国主要都市でのお披露目もあると思われます。
当方も全会場でチェックしてくる予定ですので、遠方でご覧になれない方の参考になればと思います。
ESの展示仕様が判明次第レポートしたいと思います。
[追記]「UX」の展示が9月23日(日)〜9月24日(月・祝)に変更されています。
また、その後の六本木ヒルズでの展示も10月1日(月)〜10月8日(月・祝)に変更されています。
さて、「ES300h」に関してはすでに車両本体価格、主要メーカーオプションが決定したとの情報をいただきました。
今回は「暫定版」として、車両本体価格について情報共有させていただきます。
■ES300h ”標準”
予定価格・・・5,800,000円 (8%税込)
<コメント>
予想は、「550万前後」でしたが、だいぶ外れてしまいました(汗
2012年以降のレクサス(いわゆる第2世代レクサス)では、各車”標準”グレードは廉価版的なイメージが強く、大多数の方が”F SPORT”や”version.L、(一部車種では”IPackage”)を選択されていたようですが、「ES300h」に関しては”標準”グレードでも従来のレクサス車での”IPackage”的な装備が織り込まれていることから、”標準”グレードに好みのメーカーオプションを装備、というのは良いと思います。
3眼フルLEDヘッドランプもMOPとして装備可能ですし、注目のスイングバルブショックアブソーバーやアクティブコーナリングアシストも標準装備。
同じレクサスでは「IS300h version.L」とほぼ同価格となります。
また、「GS300h "I Package" 」が6,560,000円ですので、ESは「約76万円」安い計算です。
トヨタブランドの「新型クラウン 2.5LHV ”G”」が5,621,400円ですので、これより「約18万円」高い計算です。クラウンは更に値引きがあるのでコストパフォーマンス比べると分が悪そうですが、乗り心地・静粛性などはぜひ比較してみたいところです。
■ES300h ”F SPORT”
予定価格・・・6,290,000円 (8%税込)
<コメント>
こちらはほぼ想定通りの価格帯でした。適正価格と言えます。
減衰力可変サスペンション「AVS」が装着される唯一のグレードとなります。
従来のレクサス車と異なり、本革シートへのアップグレードがなく、「L-tex」シートのみとなることには注意。ただし、ISやRCで採用されているような本革に近い質感の「L-tex」を採用しているようです。(NXやCTとは異なる模様)
同じレクサスでは高出力3.5LNAエンジンを搭載する、「IS350 ”F SPORT”」とほぼ同価格となります。
また、「GS300h ”F SPORT”」が6,993,000円ですので、ESは約「70万円」安い計算です。
トヨタブランドの「新型クラウン 2.5LHV ”G”」が5,799,600円ですので、これより「約50万円」高い計算です。
■ES300h ”version.L"
予定価格・・・6,980,000円 (8%税込)
<コメント>
こちらもほぼ想定通りの価格でした。現在のレクサスヒエラルキーではここしかない価格帯。
駆動方式が「FF」セダンとしては高価な印象ですが、装備を考慮すると価格アップ幅は妥当と思われます。
注目の「デジタルアウターミラー」の設定や「乗り心地がよく、静粛性が相当高く、4座ともゆったり」というかつてのレクサス像を受け継いただとも言える、”version.L”の人気が高くなりそうです。
「セミアニリン本革」を備える唯一のグレードで、後席居住性を強化。マッサージ機能はないものの、新型LSと比べても遜色ない居住性・快適性・静粛性を確保している模様。
同じレクサスでは「GS300h ”version.L”」の7,171,000円より「約19万円」安い計算ですが、後席居住性はESに軍配が上がりそうです。
トヨタブランドでは直接比較できる同系統の車種が同価格帯には存在せず、「新型クラウン 3.5L"マルチステージハイブリッド"ー"G Executive"」が7,187,400円ですので、これより「約20.7万円」安い計算です。
なお、新型カムリ ”Gレザーパッケージ”が4,260,600円ですので、これよりなんと「約270万円」高い計算となりますが・・・もちろん装備差はあるもののプラットフォーム、パワートレーンがほぼ同一ということもあり、各メディアやSNS等では賛否両論ありそうです。
なお、注目のデジタルアウターミラーは、「20万円+税」の216,000円とのこと。
これに見合う価値があるかは実車確認が必要になります。電子ドアミラーのデバイスは次第に価格も下がり、性能も向上していく過渡期の機能と思いますが、話題になることは間違いありません。
Audi・メルセデスも近々電子ドアミラー(デジタルアウターミラー)を備える次世代電動車を発表する予定とのことですが、実際にユーザーの手元に届く車両としてはES300h”version.L”のデジタルアウターミラー装着車が一番速いと想定されます。
それにしても、約1週間後の展示が待ち遠しいですね!
ボディカラーは「ホワイト」の予感がします・・・・
レクサス2018年 年次改良の概要をチェック!(NX・IS・GS)
いわゆる「2019年モデル」となりますが、今回は主にセキュティ・先進装備の微細なアップデートとなります。
「50周年記念特別仕様車」も同時に発表されましたが、特別仕様車に関しては次回以降記事にまとめてレポートさせていただきたいと思います。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/lexus/23823433.html
以下、各モデルごとの年次改良概要です。
(少々厳しい書き方をしている箇所もありますが、ご容赦ください)
■NX(NX300h/NX300)
NXは全グレード「11,000円」の値上げとなっています。
値上げ分は、セキュリティ関係費用と推測。(本来は10,800円だが・・・200円は端数処理か?)
改良点は以下の通り。
・ヘルプネット (D-Call Net対応) /
・セキュリティ機能強化(セルフパワーサイレン標準化)
・ITS connect設定 (メーカーオプション)
[コメント]
ほぼ、昨年のマイナーチェンジとほぼ変わりありません。
未だ納期待ちが4ヶ月におよぶ人気車種ですが、このクラスの装備的にはすでに完成されているとも言えます。ただ、「ITS connect」は一部大都市以外はそもそも機能しませんし、セキュリティ機能の強化は嬉しいところですが、これぐらいは値上げせずに対応してほしいところ。
■GS(GS450h/GS350/GS300h/GS300)
GSは全グレード「11,000円」の値上げとなっています。
値上げ分は、セキュリティ関係費用と推測。
改良点は以下の通り。
・ヘルプネット (D-Call Net対応)
・セキュリティ機能強化(セルフパワーサイレン標準化)
[概要]
モデル存続が危ぶまれているGSですが、予想通り、改良はごく小規模。
トヨタがほとんどのモデルに導入を進めると宣言し、トヨタブランドでも順次装備が進む、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)などや「コネクティッドカー」に備わる、「ハイブリッドナビ」、「ITS connect」の対応が進まなかったことから、GSに関してはすでに現行モデルの「改良を放棄」した、といっても過言ではないでしょう。
ただ、基本装備・質感は新型クラウン以上に充実していることはGSの強みといえます。
■IS(IS350/IS300h/IS300)
IS300h,IS300は全グレード「14,000円」の値上げとなっています。
IS350は全グレード「35,000円」の値上げとなっています。
うち、11,000円はセキュリティ関係費用。残り3,000円がアナログクロックのGPS関係と推測。
(IS350シリーズはなぜ値上げ幅が大きいのでしょうか?見えないところに手が入ったのでしょうか?)
なお、細かいですが、”F SPORT”の本革シートセットオプションの価格が「20,000円」引き下げられているほか、IS350”versionL”と”標準”の寒冷地仕様のメーカーオプション価格も「5,000円」引き下げられているようです。
改良点は以下の通り。
・ヘルプネット (D-Call Net対応)
・セキュリティ機能強化(セルフパワーサイレン標準化)
・アナログクロックにGPS時刻補正機能追加 (ようやく!)
・「ターボエンジン(IS300)」のアクセルレスポンス改良
*これによりJC08モード燃費が「13.2km/L」→「12.8km/L」へ低下
・「インテリアパネル」の追加 “F SPORT”専用ダークグレーヘアライン
*既存の「ウェッジメタル」は廃止
・ボディカラーに「ソニックシルバー」の追加
[概要]
正直なところ、他のレクサス車と比べても手の入らなさには驚くしかありません。
「NX」のマイナーチェンジで対応したことのみならず、昨年年次改良した「RC」で対応したこともアップデートされないのは手抜きとしか言いようがありません。とても500〜650万レンジの車とは思えない内容で、そもそもコストダウンが目立つ車にもかかわらずここまで長期間装備がアップデートされないのは残念です。GSと同様、メーカーも「現行IS」にはこれ以上改良コストを掛けられないと宣言している内容で、もうこのままモデル廃止(また次モデル)までの延命措置でしょうか。
<残念なポイント>
・安全装備「LSS+」のアップデートなし (「LKA・LTA」非対応、レーダークルーズは全車速追従に非対応)
・「ハイブリッドナビ」へのアップデートなし
・「ハイレゾ再生&Miracast再生」対応なし
・「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」装備なし
・「ITS connect」設定なし
・室内主要照明のLED化 非対応
・当然、足踏み式パーキングブレーキ。
なお、3車種共通して、ディーラーオプションとして、「新型ドライブレコーダー」が2種類追加されています。(UX,ESにも設定あり)
注目すべきは、カメラ/本体別体型タイプ。約2万円ほどアップしていますが、なんとツインカメラになっています!
また今回、「スマートフォン再生機能」が追加されたこと、ツインカメラにより、室内側の撮影も可能になったことが大きなトピックスです。ただ、室内側はダッシュボード上にカメラを設置するとのことで、ここが見栄え的にはかなり問題となりそうです
また、価格高価ですが、駐車時監視機能も備えていると思われ、セキュリティ的にも、かなり良い感じがします。
(スマホの他、「ナビゲーション」でも再生できるとの記載もあり、あとは画質次第では決定版となりそう?SDカードの最大容量など気になる点はありますが・・・)メーカーはおそらく「DENSO」製と思われますが、後日調査したいと思います。
以上のように、今回の年次改良第1弾ランナップはは非常に小規模なものでしたが、特に今後のモデル自体の存続が危ぶまれる「GS」と「IS」に関しては、ほとんど追加では手が入っておらず、開発自体が停止していることが伺えます。
特にISに関しては先進装備関係が車両価格が半額以下の「カローラスポーツ」にも及んでいないのはいかがなものかと思います。
これであと2年ほど持たせるのは相当に厳しいと思われます。このままISはどうなってしまうのでしょうか・・・?
※LSやLCの年次改良モデルに関してはもう少しだけ大きな改良が施され、後日発表になると思われます。
※「レクサスES(ES300h)」の車両本体価格(予定価格)に関しては後日レポート予定です。
北米価格に基づく予想は以下のブログで記載しましたが・・・果たしてどうでしょうか?
https://fanblogs.jp/namax/archive/853/0?1535129574
(標準:550万前後 ”F SPORT” 630万〜 ”version.L” 700万前後)