2018年06月23日
新型クラウン 迷うグレード選び!
雑誌やweb媒体で、モータージャーナリストを中心としたクローズドコースを元にしたファーストインプレッションも次々公開されていますが、6月21日には、著名ジャーナリスト清水氏の動画も公開されました。
清水氏のインプレッションは豊富な知識と経験(そして過剰なカタカナ語?)に基づいたインプレッションは素人では太刀打ちできるものではなく、私的には非常に勉強になり、あっという間に動画の視聴が終了。
特にクラウンとは直接関係ないですが、動画中盤で話題に出る、「日本車のライトスイッチ」について述べている部分については、「なるほど!」って感じです。私的にもライト類のスイッチ(レバー)は欧州車のような回転式のスイッチ式にしたほうが良いとは思います。
レクサスも基本「AUTO」ですが、時折、ライトスイッチをOFFのままで走行していると思われる車もいますからね・・・
▼(youtube)15代目クラウンの第一印象
つぶやきながらですが、他の方と違う切り口のインプレは非常に参考になります。見応えあります。
しかし、今回のインプレッションでは、おすすめグレードは「2.5Lハイブリッドのノーマルグレード」という結論に。
次点は「2.0Lターボエンジン」搭載車という感じでしょうか・・・?
可変ダンパーを備えるスポーツ系の「RS」は乗り心地・振動面で少し評価が落ちるという感じですが「素」の足回りの完成度が高いということの裏返しと言えそうです。
うーん、これは早く公道で試乗してみたいものです。
減税等を考慮すれば、「2.5ハイブリッド」も、「2.0Lターボ」も乗り出し価格はほぼ同等程度になると思われるため、グレード選びは大変難しそうです。新型カムリの実燃費を考慮すると、燃費では圧倒的に2.5Lハイブリッドが優位なので、実際はハイブリッドを選択される方がかなり多いと思いますが、レクサスにも先行投入された「2.0Lターボ」(8AR-FTS)と8速ATの組み合わせは評判が良いようですね。
レクサスにターボが投入されたときはそれほど評判は高くなかったと記憶していますが(例えば、GS200t/GS300はGSシリーズで一番売れていない)、新プラットフォームと2.0Lターボの相性が良いのでしょうか?
しかし、ここでも「3.5L"マルチステージハイブリッド"」は選ばれませんでした(泣)
なお、3.5L「RS Advance」の本革+ウルトラスエード内装は従来のトヨタブランドらしくなく、とてもいい雰囲気ですね。(メーカーオプションのオーダーメイド内装と推測)
数々動画やweb媒体のインプレッションを見ましたが、ここまで誰一人としてベストバイに挙げていない(と思われる)3.5L"マルチステージハイブリッド"の設定が心配でしょうがありません。各メディアでも3.5Lモデルに割く時間や記事の量も圧倒的に他のモデルに比べ少なく、大抵は「2.5LHVか2Lターボか」「G系かRS系か」という論調になっていますね。
従来のマジェスタやGS450hオーナーからの代替も踏まえたものと考えられますが、やはり「クラウン」にはエンジンを主体的に回して走行することが前提の3.5L"マルチステージハイブリッド"はミスマッチ感が漂う印象です。タイヤも細いですしね・・・
スポーツカーにも造詣が深い清水氏を持ってしてもベストバイに選択されないのが残念です。
バーゲンプライスと思われる価格で新型クラウンに搭載したはいいものの、比較的中高速のクローズドコースでもこのような評価では、低速が中心の市街地走行ではではさらに「ギクシャク感」が目立と思われ、評判が高まらないともわれます。結局「搭載しないほうが良かった」ということにならなければいいのですが・・・
外観デザインはスポーティな「RS系」がかっこいい、しかし乗り心地はノーマル系(G,G,ex等)が優位、そしてパワートレーンはハイブリッドの燃費を取るか、ターボのドライバビリティを取るか?試乗してしまうとさらに悩みが深まりそうですね。
そして「コネクティッド」の全貌が明らかになるまでもあと僅か。レクサスへの展開も含め、非常に気になります。6月26日が待ち遠しくてしょうがありません。