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2018年04月17日
2018年モデルの LEXUS RCF/RCには待望のアレ?が装備されていた!
RC系はベースがセダンの「IS」であるにもかかわらず削除された機能が幾つかあります。
その一つが「パワーイージーアクセスシステム」でした。(エンジンオフでステアリングが上部に跳ね上がると同時にシートが後ろにスライドし、乗降をサポートする機能)
初期モデルのオーナーなら誰しも「欲しい!」と感じたであろう、この「パワーイージーアクセスシステム」がなんと2018年モデルから標準採用されています。しかし、ニュースリリースにも無かったですし、2018年モデルの試乗車もかなり少ないのでほとんど知られていないのではと思います。
クーペの場合、後席が狭いので、後席に人がいると脚が後退してきたシートに挟まれるから、と言った理由で非対応だった(という苦しい言い訳)でしたが、これはやはり便利です!(というか、LCにもぜひ付けて下さい!)
新規にモーターを組み込む必要はなく、プログラムの変更だけで対応できると思うので、こういう点は「ソフトウェア・アップデート」で対応して欲しいところ。不要であれば設定でON-OFFすればいいだけですしね。
(しかし、シートが動作する際のモーター音がかなり大きく感じます・・・LSとLCには動作音の小さいモーターが採用されているようで、比べるとだいぶ異なります。)
また、スピードメーター内の割り込み表示されるナビゲーション案内が少し変更され、新型LCやLSなどと同様のものになりました。(ちょっと文字や絵が大きすぎて、従来の方が良いように思います。)
なお、メーター&リングは相変わらずかっこいいのですが、他ブランドでもスピードメーターの全面液晶が珍しくなったため、「表示領域」が狭く感じますね。
その他、有名なところでは「リモートタッチパッド」の面積拡大が行われていますが、質感的にはLCやLSのものとは相当差があります。雰囲気重視のクーペなので、もう少し「見栄え」などでコストをかけて欲しい印象。しかし、操作性はかなり良くなりました。
一番要望が強かったと思われる「ナビゲーション画面の拡大」はやはり嬉しいのですが、画質・精細感という点では少し劣る印象です。LCやLSはクリアパネルの奥にモニターがあるせいか非常に画質が良く見えます。そのため印象が違うのかもしれません。
着実に改良が行われているとはいえ、最大のネックはやはり「足踏み式パーキングブレーキ」ということになると思います。「600万円超〜」の価格帯の車でパーキングブレーキが足踏み式のままの車はかなり少なくなってきており、自動車マニアだけでなく、ごく一般的なオーナーでも気になるポイントになってきているとの話も聞きます。
現時点ではRCFのマイナーチェンジは少し先送り、RC系のみ今夏にマイナーチェンジが行われるとか。
このままでは安全装備、快適装備全般的に今冬発売の「UX」よりも劣ることになってしまいますので、ぜひ前向きなマイナーチェンジをお願いしたいところです。