2018年03月01日
レクサス UX パワートレーンも新開発?
まもなくジュネーブモーターショーで発表されるのは、ハイブリッドシステムの「UX250h」と言われていますが、今までのレクサスの命名方式によると、「2.5Lより小さいエンジンにハイブリッドシステムを付加して、自然吸気2.5Lエンジン車相当のパワーを得た」ものですので、先日トヨタがニュースリリースした新パワートレーンである、新型無段変速機(CVT)「Direct Shift-CVT」と、2.0Lトヨタハイブリッドシステム(THSU)のレクサス版である、2.0Lレクサスハイブリッドシステムを組み合わせたものが「UX250h」として導入されると考えられます。
■新型無段変速機(CVT)「Direct Shift-CVT」
従来のCVTに発進用のギヤを備えたものとのこと。発進・加速時のフィーリングの向上が期待できます。「現行比+6%の優れた燃費性能」とあるので、環境性能も高くなるようです。
■2.0Lトヨタハイブリッドシステム(THSU)
カムリで採用された2.5Lエンジンの排気量を2.0Lとしたものに(レクサス)ハイブリッドシステムを組み合わせたもので、熱効率を41%にまで向上させたとのこと。これが「UX250h」となると思われます。
■新型直列4気筒2.0L直噴エンジン「Dynamic Force Engine(2.0L)」
カムリで採用された2.5Lエンジンの排気量を2.0Lとしたもので、熱効率を40%にまで向上させたとのこと。
これが「UX200」となると思われます。
日本国内では、こちらが2018年10月に先行発売との噂。
その他、AWDシステムも刷新するようで、「Dynamic Torque Vectoring AWD(ダイナミックトルクベクタリングAWD)がニュースリリースされています。
こちらはエンジン車のみとのことですので、「UX200」にはこの新型AWDの設定があるかもしれません。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/21164620.html
新型UXは、レクサス第3世代のLC、LSと共用部品を使用し、インテリアのイメージも比較的近くなっていて、兄貴分のNXやRXより先進的な部分も多くなると思われます。
しかし一方で日本国内におけるパワートレーンは以下のとおり明確に分離することで差別化を図るものと考えられます。
UX・・・2.0L 直4自然吸気エンジン 、 2.0L 直4エンジン+ハイブリッドシステム
NX・・・2.0L 直4ターボエンジン 、 2.5L 直4エンジン+ハイブリッドシステム
RX・・・2.0L 直4ターボエンジン 、 3.5L V6エンジン+ハイブリッドシステム 、 3.5L V6自然吸気エンジン(海外向け)
現時点でのデザインや内装の質感などから考えて、CTやHSのオーナー層の買い替え需要としても「UX」はその役割を果たすと考えられます。特にUX250hに関してはモード燃費もリッター30km/Lは超えてくると思われ、続報に期待しましょう!