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2018年02月27日
いきなり実車公開!LEXUS UX(UX250h)
公開されたのはスポーティグレードである、「F SPORT」のもので、フォグランプベゼル周りの部分がアゴまでブラックのタイプ(この黒い部分がアゴまで続くデザインは個人的には好きではありませんが・・・)で、ちょっと好みが分かれそうです。
コンセプトカーとはだいぶ変わっちゃった感じで、マイナーチェンジした「NX」と区別が付かなそうです。
最初に目が行くのは「3眼LEDヘッドライト」ですが、形状自体は新IS(MC後)に似ています。
ランプ内にクリアランスランプが設けられているのはマイナーチェンジした「CT」と似ています。つまり、ISとCTのヘッドランプを合体させたような感じですが、CTと異なり、フルLEDのヘッドランプになっています。
ヘッドランプウォッシャーはLCやLSと同様の意匠で第3世代レクサスっぽいです。
ドアミラーは新型LCとLSと同様のタイプになっています。てっきりLS・LC専用で行くのかな、と思いましたがUXにも採用されるとは・・・このタイプはカッコいいのですが、ワイドなので狭い道や駐車場ではちょっと厳しいです。
第3世代レクサスはこのドアミラーを採用するのでしょうね。
インテリアは、LC、LSの流れを組んでおり、第3世代レクサスという感じがします。
モニターは10.3インチワイド型と思われ、自発光式のアナログクロックも装備されています。
シートは「F SPORT」らしいスポーツタイプのシートになっているようですで後ろから見るとLCのものにも似ています。
ドライブモードセレクトスイッチやVDIMの制御スイッチもメーターフード横についており、これもLC、LSと共通。
スピードメーターは「F SPORT」ということでIS,RC,LC,LSで使用されている「LFAインスアパイアタイプ」と共通のようですがそろそろ飽きたかな・・・?
なお、メーター内に「ロードサインアシスト」(RSA)の表示があるのは欧州仕様ということもありますが、日本でも採用される可能性は高そうです。その他、ステアリングスイッチの形状は「LS」と似ていますし、ステアリングパッドも樹脂むき出しでは無さそうで、全体的な質感は高そうです。
拡大してみると、エアコン操作パネルあたりは、LCの意匠とかなり似ています。
また、「プッシュスタートボタン」もLC、LSで採用された、高品質なものを使用していることがわかります。
また、左下には電動パーキングブレーキのスイッチがありますので、当然電動式ということがわかります。
流石に今時400−500万レンジの新型車で足踏み式パーキングブレーキの新車はありえないでしょうね。
また、LS・LCで不評のシートヒーター系のスイッチが新設されているようです。
レクサスでも最も廉価な位置づけとなるUXが、内装に関してはレクサスのフラッグシップクーペとセダンのデザインを受け継いでいるのはブランド的には正解と思います。
第2世代レクサスでは車種ごとに「操作系」が異なりブランドとしての統一が行われていませんでしたが、第3世代では揃えてくる可能性が高まりました。今後登場する「ES」も同傾向と予想されます。
絶対的な質感はまだわかりませんが、各種パーツについてはLCとLSのパーツや意匠を受け継いでおり、結構気合が入っている印象です。
さて、今回先行公開されたレクサスUX、正直なところインパクトはあまりないように思いますが、無難にまとめてきた印象があります。
他のレクサス車のデザインを組み合わせたようなデザインは、レクサスファンには受け入れやすいと思いますし、スピンドルグリルが好みでない方には引き続き受け入れがたいものになっているでしょう。
ということで、UXが少し早めにアンヴェールしたところで、日本車でジュネーブショー当日までのお楽しみは、新型「オーリス」&復活する「スープラ」、というところでしょうか?
LC初オイル交換〜エンジンオイルで相当変わりますね!
LC500hでは説明書によると、工場出荷時から、「0W-20」の低燃費車・ハイブリッドカーなどに使用されている比較的サラサラしているエンジンオイルが充填されているようです。
今回のレクサスケアでも同じタイプのエンジンオイルに交換されていますので、粘度の違いはありません。
まず、エンジンがかかった際のエンジンからのサウンド(ノイズ)がずいぶん小さくなっていると感じました。
LC500hは最近の新型ハイブリッドカーと異なり、駐車場からクルマを出すだけですぐエンジンがかかる仕様ですが、その時のエンジンサウンド(ノイズ)や回転フィーリングは決してよくありませんでした。しかし、これが大幅に改善され、室内が静かになった印象を受けます。この感覚は、有償アップグレード交換できる、「mobil1」等の化学合成オイルに交換したのと似ている印象です。
ただし、エンジンがかかった際のボディの振動については特に変化がないように思いました。
LC500hの「8GR-FXS エンジン+マルチステージハイブリッド」でどうしても好きになれないのが、低速度域で走り始めたにもかかわらず「EVモード」→「エンジンが始動」→「エンジンがうなる」→「EVモード」といったように、「静」と「動」の切り替えが煩雑で、その時のエンジンノイズと、アクセルペダルに伝わってくる微振動が私的には好みではありませんでしたが、「動」の部分のノイズがマイルドになったことにより、それほど気にならなくなりました。
EVモード走行時に速度が落ちてエンジンが再始動する際のエンジン振動や踏み足したときの違和感が軽減されました。
また、高速道路でのETCレーン通過後に加速する際や、上り坂での急なアクセルオンなど負荷が比較的高い際の、アクセルレスポンスの向上が感じられたことや、その際のエンジンノイズが「すっきり」とした印象で、気持ちよく加速する感が増した印象です。
特に私はテストの際、中央道下りの「談合坂SA」へ向かう際の長い登坂車線(空いている)でフィーリングを確かめるのですが、ここでは以前と違いエンジンの伸びやサウンドがすっきりして、気持ちよく運転することができました。
特に、4000rpm付近のサウンドは、エンジンのガラガラといったノイズや唸りが幾分小さくなり、代わりにスピーカーから出力されている擬似サウンドが目立つようになり、結果として高音寄りのサウンドが聞こえることで、私的には印象が良くなりました。
今までのレクサス車で、純正オイルに交換後、ここまで違いを感じたのは初めてです。
まだ走行距離は4000kmほどですので、それほど新車時のエンジンオイルが劣化していたとも思えないため、純正オイルが鉱物油ベースから、化学合成オイルに変わったことが主要因と考えられます。
なお、同じLC500hでも、製造自体が昨年の秋頃のものは工場出荷時に最初から化学合成オイルが充填されている可能性もあり、その場合は体感できないかもしれません。当方のように初夏〜夏頃に納車となった個体では、工場出荷時には旧タイプの鉱物油ベースのオイルが充填されていると思われますので、その場合は違いが感じられると思います。
なお、V8エンジンのLC500に関しては「5W-30」タイプのエンジンオイルが使用されていますが、ニュースリリースによると「0W-16」と「0W-20」のタイプしか刷新されていないようなので、「5w-30」タイプは鉱物油タイプのままと思われます。この場合は、「mobil1」等の高性能な化学合成タイプのオイルに変更するとやはり違いを感じることができると思います。
エンジンにとって、エンジンオイルは「血液」と言われることもありますが、あらためて、エンジンオイルの重要性を感じたととに、純正オイルの「進化」を感じることができました。しばらく使用してみて、次は「mobil1」等に変更してさらなる違いを体感してみたいと思います。