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2017年07月05日
レクサス国内販売台数が減少傾向に!
4月、5月それぞれ、昨年とくらべての販売(登録)台数は以下のとおり。
昨年秋にマイナーチェンジした「IS」と新型車「LC」以外はほぼすべて前年割れ。(6月はHSとRC系が若干増加していますが、誤差の範囲でしょう)
目立つのは2015年秋のマイナーチェンジ効果が一巡化した「GS」の販売数の減少。
特に、4気筒エンジンはやはり力不足なのか「GS200t」の販売数は「GSF」と同程度となっており、物足りません。これは前モデルの「GS250」と同傾向であり、ターボモデルを追加してもGSオーナー層には響かなかった模様。
そして昨年爆発的に売れていた「RX」、「LX」の販売が落ち着いたことによる減少も目立ちます。RXは特にハイブリッドの「RX450h」の販売比率が減少傾向にあります。
また、スポーツモデルの「RCF」・「GSF」の販売数が激減しているのが分かります。(ただし、過去を見ても、こういった高額なスポーツモデルはおおむね月15〜20台前後で下げ止まるようですが)
一方、「HS」や「RC」は減少幅が少なく、一定台数の需要があるものと思われます。
さて、その他注目なのは新型車「LC」です。
納期が遅いことで知られていますが、販売台数からもディーラーの試乗車が中心でオーナー向け納車がほとんど行われていないことが分かります。
LC500hについては2月(フライング?登録)、3月、4月で合計「185台」が登録されており、ほぼ国内のディーラー数と合致しています。LC500hの試乗車が配備されていないディーラーはありませんので、4月登録分までがディーラーの試乗車と思われます。つまり、一般オーナー向け納車は4月まではほぼゼロであり、5月の「9台」のうち一部と推定されます。
一方、ガソリンモデルの「LC500」はディーラーへの配備自体がハイブリッドモデルよりずいぶん遅れたことがよくわかります。LC500の発売日は4月13日でしたが、4月中に登録されたのはわずか「83台」。ディーラー数の半分位も行き渡らなかった模様。また、5月に登録されたのが「53台」ですので、この時点でもまだ全ディーラーに配備されていません。
よって、ガソリンモデルのLC500については特殊事例を除き、おそらく4月、5月にユーザー割り当て分はほぼゼロと思われますし、6月の登録台数についてもおよそ50台はディーラー配車分と推測されます。
さて、今後のレクサス国内販売台数ですが、8月24日に予定されている「CT200h」のマイナーチェンジで販売数が増えても月500台程度と思われ、秋のNXのマイナーチェンジに効果も2ヶ月程度しか算入されないこと(最大で月/1500台程度)、フルモデルチェンジされるLS500/LS500hの実質的な納車は12月からと考えると今年度のレクサス販売台数は前年割れ(5万台未達)となることは確実となっています。