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2016年09月13日
「CG」に見るジャイアントテスト夏〜レクサスGSのポジションは?
今回は、Eセグメントの車ということで、BMW5シリーズやアウディA6、メルセデス・ベンツEクラスのジャーマン3勢に加え、ジャガーXF、そして日本車からはレクサスGSとホンダ・レジェンドも参戦しています。
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各社ともこのクラスでは、多種多様なエンジン(過給器の有無)や装備グレードを準備していますので、当日メーカーから貸し出される広報車の種類やコンディションにより多少優劣はあるにせよ、なかなか興味深い結果が出ています。
詳細な内容は雑誌を参照いただくこととして、最近レクサスモデルで共通するのは、マイナーチェンジ後(いわゆる後期モデル)になると、モデル末期に近い欧州車勢と同等以上のパフォーマンスを発揮していることです。
今回はレクサスGS350 F SPORTが参戦していますが、従来レクサス車が比較的苦手としている、動力性能やハンドリング、ブレーキ性能といった部類においてはライバルを凌駕しています。
インプレッションによると、2015年秋に発売されたマイナーチェンジ後のGSは相当よくなっているとのこと。
実際、マイナーチェンジ後のGS350は新エンジン(2GR-FKS)に換装され、レーザースクリューウェルディングによるボディ剛性強化等も行われていますが、試乗車の配備も少なく、所有されている方も前期モデルに比べ圧倒的に少ないだけに、なかなかその良さが世間に伝わっていないのもあると思いますが、これは驚くべき結果と感じました。(ちなみに私も未試乗ですが・・・)
なお、飛び道具の一つとして知られるレクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)も更に洗練されているとか。
なお、新GS350は昨年の11月のデビュー以来、今年の6月まではGS全体(GSFは除く)の販売台数4281台中、「610台」(比率=約15%)を占めています。
ちなみにこの数値は、昨年11月に新登場したGSFの同期間販売台数の「762台」より少ないです。(つまり、街なかで新型GS350に出会う確率はGSFに合う確率より低いこととなりますね。)
なお、GS300hはGSシリーズ全体の49.8%を占めており、半数が300hと考えてよいでしょう。
しかし新GS350、エンジンが換装されたにもかかわらず、アイドリングストップ装置や気筒休止機能などが追加されなかったのは本当に残念。このジャイアントテストでもV6NAエンジンということもありますが、実燃費でも参加車中、最下位となっています。モード燃費は劣っていても実燃費は良いということであれば見る目も違ってくるのですが。
また、毎回のことながら、CG誌の各評論家が選ぶ1台(パーソナルチョイス)でレクサス車が選ばれる確率は非常に低いというのもまた事実・・・必ずしも評論家ウケするのが良いとも限らないと思いますが、自動車好きの琴線に触れるものが少ないということなのでしょう。
その流れを2017年に発売予定とされている「LC」、「LS」で変えることが果たしてできるでしょうか?楽しみにしたいと思います。