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2016年01月21日
LEXUS IS 特別仕様車 F SPORT Mode Plusはお得かな!
レクサスの特別仕様車は今まであまりお買い得感のあるものはありませんでしたが、今回はベース車両からの価格アップが最小限に抑えられています。
IS300h・・・5,680,000円 (+108,000円)
IS200t・・・5,200,000円 (+108,000円)
要は、通常モデル+10万円(+消費税)という、とてもわかりやすい価格設定!
10万円で、以下の追加装備が手にはいりますが、これは久々の「お得」モデルといえます。
(F SPORTグレードしかないのが残念ですが、ISの場合はこれでも良いでしょう)
追加装備
■専用オート電動格納式ドアミラー(メタル調)
■専用インテリアカラー(ブラック&ホワイト)
■“F SPORT”専用L texスポーツシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付)
■電動チルト&テレスコピック(オートアウェイ&オートリターン&メモリー機構付)ステアリングコラム
■パワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)
■プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)
■レーンディパーチャーアラート(LDA)
■オートマチックハイビーム(AHB)
■レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
■後席SRSサイドエアバッグ
価格がわかるものから分析していくと・・・
・プリクラッシュセーフティシステムと、レーダークルーズコントロールのセットで「60,000円」
・レーン・ディパーチャー・アラートとオートマチックハイビームのセットで「50,000円」
・後席SRSサイドエアバッグ 「20,000円」
*価格は税抜きです。
これだけで、既に「130,000円」分の装備追加となりますので、既に値上げ分以上の装備がついていることになります。ここからさらに肝心の「シート」のレベルアップと、ドアミラーカラーの差別化が図られます。
ISの本革シートは他のレクサスと比べても割高に設定されており、通常のシート(L-tex&ファブリック)から本革シート(+追加装備)にレベルアップするために「275,000円*」もの高額なオプション代金が必要です。(*後席SRSエアバッグ相当分の20,000円を控除しています)
他の車種では、「F SPORT」グレードは、本革シートが標準のものが多いですがISはさらに追加の負担が必要となっているわけですね。
今回、IS 特別仕様車 F SPORT Mode Plus では、ISの本革シートセットオプションのうち、
■電動チルト&テレスコピック(オートアウェイ&オートリターン&メモリー機構付)ステアリングコラム
■パワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)
■運転席シートポジションメモリー
■運転席・助手席シートベンチレーション
を含んでいます。
これらの価格を推定するのは困難ですが、他社ブランドで上記装備を勘案すると少なくとも15万円は超えると思われます。(ブランドによってはシートベンチレーションだけでも15万ぐらいしますし・・・)
また、今回のIS特別仕様車 F SPORT Mode Plusではシートが「全面L-tex仕様」となっていますが、公開された画像を見る限り、LEXUS RCのような穴があいたパーフォレーション付きのシートになっているので一定の皮革の厚さも確保され、質感も良いものと推定されます。
(同じL-texでもNXに採用されている滑りやすく生地が若干薄い仕様のものもあります)
本革ではないにせよ、かなり近い風合いと考えれば、実質275,000円もの本革セットのオプションを選択しなくても「シートベンチレーション機能」、「パワーイージーアクセスシステム」、「運転席シートポジションメモリー」、「ステアリングのメモリー機能」などがついてくるわけですので、これはかなり訴求力がありまると思います。
ただ、注意すべき点として、正式アナウンスはされていませんが、本年度中には、ISのマイナーチェンジが行われるであろうこと。販売数が低迷していることもあり、大規模なマイナーチェンジが行われるとの噂もありますので、マイナーチェンジの情報が明らかになっても遅くないと思います。
また、各種安全装備が標準化されていますが、「LEXUS Safety System+」のような高精度のものではない、1世代前の旧タイプであることにも留意すべきです。(どれほどの違いがあるかはJNCAPでの比較動画でも明らかです。)
また、アクセントとなる、外観のドアミラーについては、ドアの根本がどのボディカラーでもブラックとなるなど少しアクの強いデザインになっていることなど。(この根本の部分のみの部品供給はない模様)
この根本、さすがにブラック部分は「塗装」されていると信じたいです。
まさかドアミラー内側のように無塗装樹脂ではないと信じたい・・・実物みてみたいですね。
そのほか、室内のオーナメントパネルがオプションで選択できませんが、実はこれ部品単体注文できて、メーカーオプションとほとんど同じ価格で入手出来てしまいますので、デメリットにはならないでしょう。
(一部純正部品通販ショップではMOP価格以下で手に入ります)
インテリアを分解できる人はメーカーオプションでなく、単体部品注文した方が、標準のパネルが手元に残る分、お得といえます。
全般的には価格も控えめであり、特別仕様車の名に恥じない仕様となっていると感じます。
IS300hの場合、諸費用・諸税込みでも約600万円程度に設定されたのはポイントが高いと思います。
ところで、IS350に F SPORT Mode Plus が設定されなかったのはなぜ?
今の2桁前半の販売台数では無理もありませんが、残念です。