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2015年10月04日
レクサス GS Fも情報解禁&概要判明!
車両価格は価格は予定通り、1100万円でリリース。
RCFの標準グレードにTVD(トルクベクタリングディファレンシャル)を装備した場合、約1000万円となりますので、その他追加装備等を考慮するととおおむね同額程度となります。
重量、スペックともにほぼ同様ですので、ドアの枚数が「2枚か4枚か」、というふうに考えるとわかりやすいです。もちろん室内の快適装備や居住性、Lexus Safety System+などではGSFが優位となります。
外観では、ドアミラーがグレーになっていたり、ブレーキキャリパーがオレンジになっているところが初期型のRCFとは違うところですが、写真だとかなり似てますね!
GSFについてはスタッフマニュアル等で内容が知られていましたが、前ブログで最後に追記したように、私的には非常に驚いたことがあります。
それは以下の3点。
・レーダークルーズコントロールが「全車速追従型」ではない。
・ブレーキホールドがない。
・ドアトリムの素材がセミアニリン本革から「L-tex」へ変更
私は、Lexus Safety System+の標準装備として、全車速追従型レーダークルーズは「標準装備」と思っていましたが、(ちなみに新型プリウスでも全車速追従型です)GSFではブレーキ制御型、つまり、時速40km/h以下ではキャンセルされる、信頼性が落ちる旧型仕様となります。
最初は「誤植か?」と思ったのですが、装備一覧に「ブレーキホールド」がないことに気が付き、合点が行きました。GSオーナーの方ならご存知と思いますが、改良前のGS350/GS250にもブレーキホールドがなく、全車速追従型レーダークルーズではありませんでした。
今回、新型GS350/GS250では、ブレーキホールド機能が装備され、レーダークルーズも全車速追従型になりましたので、なぜ「GSFだけ?」という疑問が残ります。
また、RCFと同様、レーンキーピングアシスト(LKA)がありません。これから推測されるのは、5Lの2URエンジン搭載車については、ステアリングやブレーキの制御上の問題で何らかの問題があるのかもしれません。
もしくは、ソフトウェアも含め多くの部分を先行発売した「RCF」と共有しているとかんがえられるため、GSFでも対応しなかったのか?
RCFやGSFの2URエンジンは再始動時の燃料消費も大きく、アイドリングストップ装置がなく、そのかわりアイドリング時の回転数を下げて実燃費を向上しているのは評価していますし、理解できるのですが、GSFにはブレーキホールド機能がと全車速追従型のレーダークルーズが装備されなかったのは本当に残念です。
コミコミ1200万円を超えるクラスの車としては残念な仕様と感じます。
このあたりは自動車評論家先生方にぜひ突っ込んで開発陣に確認していただきたいところです。
室内の装備はGS系の改良とあわせ、RCFのパーツを装着しているイメージです。
メーター、ステアリング、シフトノブはおそらく同一、シートとアルミペダルは近似形状となります。
リーフレットには記載されていませんが、ダッシュボード、センターアームレスト、リモートタッチ本体はアルカンターラ仕上げとなっており、ダッシュボード等にはLFAのボルトが埋め込まれているなど質感が高められています。
インテリアカラーでは、RCFで好評だった、「ブラック×アクセントオレンジ」がより派手になって登場。
RCFと同様、これは国内のみの仕様となると思われますので、今回も人気が高そうですが、法人需要ではNGですかね?
標準のインテリアパネルはGSシリーズにMOP設定される、なぐり調本アルミ。ここは差別化してほしかったところですね〜
ドアトリムの素材がセミアニリン本革からL-texに変更されたのは予想通りです。
現行GSやLSの特別仕様車などでもそうでしたし・・・ただ、肌触りではL-texとセミアニリン本革の差は圧倒的に違いますので残念ですね。ライバルの欧州車はドアトリムにもいい素材を使用していますので、アルカンターラを使用しているとはいえ、GSFのドアトリムがフェイクレザーなのは残念!
なお、RCFのシートも秀逸ですが、GSFではRCFと同じく一般的な8wayの調整式なのが残念。
クッション長を調整できたり、サイドの張り出し部分を調整したりする機能がほしいところです。
ボディーカラーは既報どおり定番のブラック(212)が廃止されており、レッド系が定番のレッドマイカクリスタルシャインに変更されており、GSF専用カラーはありません。
ブレーキシステムでは、RCFと同じでブレンボのF:6pod、R:4podキャリパーに「F」ロゴいりと、スリットが入った大口径ローターの組み合わせで、残念ながら、他メーカのライバル車のようにさらなる制動力を強化したセラミックやカーボンブレーキなどの設定はありません。
オレンジ塗装キャリパーは、RCFと同様、40,000円+税なので、装着率は高そうです。
その他、新たな情報としては以下の嬉しい物が装備される模様です。
・助手席シートポジションメモリー。
・ラゲージイージークローザー(多くの方がパワートランクリッド装備すると思うのであまり意味ないかも?)
・パッドウェアインジケーター(ブレーキ摩耗を警告してくれる模様)
なお、主要メーカーオプション価格は以下のとおりです。(価格はすべて税抜き)
どれもレクサス定番価格なので、妥当な価格です。
なお、カーボン、フォージドコンポジットカーボンパネルはRCFより面積は2倍以上(後席もあるし)なので、価格もちょうど2倍になっています。
・F専用オレンジブレーキキャリパー 40,000円
・BBS製鍛造ホイールポリッシュ仕上げ 85,000円
・後席灰皿 0円
・ムーンルーフ 100,000円
・パワートランクリッド 50,000円
・セルフパワーサイレン 10,000円
・クリアランスソナー 40,000円
・ブラインドスポットモニター 50,000円
・マークレビンソン 267,000円
・寒冷地仕様 18,000円
・セミアニリン本革シート&シートベンチレーション 145,000円
(+カーボンインテリアパネル +100,000円)
(+フォージドコンポジットカーボンパネル +200,000円)
GSFは実質的なISF後継車となりると思いますので、ISFオーナーの方からの乗り換えや、ドアの枚数、後席の狭さ、室内クオリティの乏しさ等の面でRCFを見送られた方の琴線に触れた仕様になっているのかが非常に気になります。
RCFのように想定以上の販売台数が記録できればレクサスブランドの魅力も更に増すと思います。今後の「F」モデル拡大のためにも、ぜひ好調なセールスとなることを期待したいです。