新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2015年01月01日
新年初走り!普段使いも問題なし〜RCF
初詣はちょっとマイナーな神社に行っているのですが、さすがに元旦ということもあって、都内の道路もガラガラで、気持ちの良いドライブができました。
そんな都心のガラガラの一般道を走行していてあらためて感じたレクサス RCFの良いところは、とにかく快適性に優れるというところでしょう。
ライバル車とも比べると確かに刺激は少ないように思いますし、いたって普通に乗れてしまい特別なスキルもなくイージードライブできるところはクルマ好きな方からは賛否両論あると思いますが、本当に快適で、これこそがこのブランドの味なのではと思うぐらいです。
残念ながらスカイライン(インフィニティ)Q50・オールージュは発売計画が中止されたとの噂ですので、当面RCFのような日本車は存在しないという面でも所有感・貴重性のある車となりますね。
本日は、出発してすぐ小雪がちらついていてとても寒かったのですが、シートヒーターに加え、ステアリングヒーターが標準装備されているのが何よりうれしいと感じました。
ステアリングヒーターは、輸入車でも珍しくない装備ですが、実際はオプションであることが多く、値引きが期待できる在庫車ではついてない車両がほとんどではないでしょうか?(Audiは設定すらない車種がほとんど)RC系はレクサスLSと同様、ステアリングヒーターが標準装備されているので、12月に入ってからはほぼ毎回利用しています。地味ながら、とても快適な装備です。
今回は、ちょっと狭めのコインパーキングに駐車したのですが、(実はRCFに乗り換えてから、コインパーキングへの駐車は今回が初でした)RCFはボディサイズも185cm程度であり、最小半径も5.4メートルとコインパーキングへの駐車やパーキング内での方向転換についても特段問題ありません。
前者のAudi A7は幅が190cm超、さらにホイールをツライチに換装していたので大抵のパーキングは停めることが困難でしたので、ボディサイズの小ささと、最小回転半径の小ささのありがたさを感じます。
元旦で道路がとにかく空いているので、気持ちよくドライブできますので久々に「M」モードへ。
ATモードでは少々不満に感じる変速の遅さ(特にシフトダウン)もまったく感じず、走る愉しさが増します。
ただ、変速時にショックが出るので、楽しいのは本人だけで家族には不評ですね(笑)
アウディやBMWのDCTは、確かに変速のダイレクト感はありますが、冷寒時や低速度のショックは結構気になるところですので、イージードライブができるトルコンATの良さもしみじみと感じました。
また、私の場合は、シフトノブの位置が非常にしっくりきます。走行中も無意識に左手はシフトノブの位置にあることが多く、質感の高く小気味よい動作をするシフトノブは満足度が高いです。冬はシフトノブにもヒーターが欲しくなるぐらいです(笑)
さて、RCFはかなり順調に納車が進んでいるようで、HDN上でも、すでに420台以上が登録されているようです。燃費についてもRCFはかなり優秀で、私自身も約1100km走行して、一般道主体にもかかわらず、通算燃費は「7.9km/L」とカタログ値に近い数値となっています。
ISFと比べても特に進化しているのは、低負荷時の燃費制御ではないかと思います。
今時「ブレーキホールド機能」がないのが本当に残念ではありますが、アイドリング時にエンジン回転数を500rpm〜600rpmに落とすようになっているのがかなり利いているように思います。
ISFの際は、信号待ち等でもドコドコ燃料を消費している感があり、時には自己嫌悪に陥るときもあったのですが(あの時の周囲の経済状況もあり…)一方、RCFは、燃費計を見ていてもそれほど大きく燃費が落ち込むこともなく、エンジン回転数が低く抑えられているため、低振動ですし、アイドリングストップ機構がないことからアクセルオン時のスタートも速いので快適です。これでブレーキホールドさえあればアイドリングストップ機構は不要ではないかと思ってしまいます。
あとはドライブ時にはオーディオなどを楽しむことが多いですが、現ISでは評判が良くなかった標準オーディオがRCではずいぶん改善されています。フロントへのツイーターの追加が利いているようです。
暖かくなればドア内貼り内のデッドニング程度は行おうと思いますが、標準オーディオとしてはとても良くできているのではと思います。個人差はあると思いますが、少なくとも圧縮音源を聞いている限りではそれほどの不満は無いように思います。
また、他のブランドと比べても地デジ画像がクリアできれいなのが良いですね。画面の小ささは本当に残念ですので、ISのマイナーチェンジと合わせてせめて8インチ後半のワイド型にはしてほしいところです。
本日、ガラガラの都内でRCFを乗ってみて、実に乗りやすく、楽しく、快適にドライブできる。スタイリングも独自性があり、かつ所有感もあるとても素晴らしい車と感じました。
しかし、では価格に見合った性能か?といわれるとそこは冷静に考える必要があると思います。
内外装の仕上げや装備を見ると、日本でのRCFの価格はちょっと高すぎるように思います。
日本ではほとんどの方が乗り出し1050〜1150万円レンジで購入されていると思いますが、北米ではオプションをいろいろつけても税抜き価格は、70,000ドル程度で購入できますし、特に最近正式発表された「TVD」の単品オプション価格がわずか「1750ドル」なのには驚きました。(つまり、GS等の"LDH”と価格がほぼ同じ)
日本ではTVDは税抜40万円もするのですが・・・その他のオプション価格は日本とそれほど違いませんが、TVDとマークレビンソンの価格差はちょっと残念です。
しかし、RCFは、2ドアクーペでかつ装備的にもそれほど目新しいものがない状態にもかかわらず、初期受注は好評であり、現時点ではRC350よりも販売数が多く、RC300hと比べてもそん色ない販売数をマークしており、販売的には成功しているように思いますので、この価格設定は正解だったということなんでしょう。これでは4ドア版の「GS F」もかなり売れるのではないでしょうか。
しかし、カービューのSNS「みんカラ」でRCFを選択されたオーナーさんのクルマ歴を見ても意外なほどISFからの乗り換えが少ないようです。
つまり、「4ドア」つまり普段使いできる家族4人が無理なく乗車できるセダン型の「F」モデルの需要は相当高いようなので、既存のISFオーナーをいかにGSFに取り込むような魅力ある車に仕上げ、移行を促すかというところが「GS F」の使命でもあると思います。
そのためには、ISFの販売価格からあまりかけ離れた価格にしないことがなにより重要と思いますので、スぺックもそうですが、価格設定にも注目したいと思います。
デトロイトショーまであと約2週間。例年のことですと10日前後にはリーク画像が出回ると思いますので、より進化した「F」モデルの登場が待ち遠しいです。